猫の肖像

  • 2017.01.26 Thursday
  • 05:55
お年玉切手などが入った整理箱をひっくり返していたら、思わぬものが出てきました。1996年に発行された「ふみの日」の葉書と切手です。元の絵はもちろん山城隆一さん。こんなものがあったなんて、すっかり忘れていました。切手も11枚残っています。
  ふみの日

山城隆一さんの『猫の肖像』は、私が最も大切にしている本で、うちにいる生の「こまめ」よりかわいがっているかもしれません…(笑) この本が出てしばらくして、パルコの上にあったパルコブックセンターで、この絵はがきが売られているのにびっくりして、あったものすべて買い求めていました。もちろんもったいなくて使っておりませんが。
はがき
 (パルコ発行の絵葉書  1986)

『猫の肖像』の中身は、本当に全部紹介したいくらいかわいい猫ばかり出てきます。最後に載っているこの絵皿は、一番弟子Y氏の、結婚式の引き出物に描いた絵皿だそう。なんと200枚も、伊豆の窯元のところに缶詰になって描いたとあります。「センセの腕なら3日もあれば200枚くらいアッという間にできますよ」と、これをそそのかしたのが、かつての部下だった長友啓典氏だったとありました。ビズのアートディレクションをずっとやっていた長友さんです。絵付けの絵の具はザラザラしてとても大変だったとありますが、その出来映えは本当に素晴らしい。
  絵皿0
 (『猫の肖像』  山城隆一著、求龍堂刊、1984 より)

変な干支の切手作るより、毎年この猫の切手にしてくれた方がはるかに面白いのになぁ… ネコ年のない恨みは深いです〜(^^;)
絵皿2
 (『猫の肖像』  山城隆一著、求龍堂刊、1984 より)

鳥瞰図の魅力

  • 2017.01.16 Monday
  • 05:57
先週チ・カ・ホで、鳥瞰図のフェアをやっているというので、あわてて行ってきました。これらの鳥瞰図は、大正から昭和にかけて約三千点もの鳥瞰図を遺している吉田初三郎のものです。札幌グランドホテルのロビーに、これを拡大した大きなパネルがあり、いつも見飽きないで眺めていました。(写真が見つからなくて残念…)
鳥瞰図
 (フェアを企画した総合技研のパンフレットより)

これを見てビックリしたのは、道内の主要都市くらいしか作られていなかったのかと思いきや、ほとんどの市町村や国立公園、道立自然公園など、200点近くもあったのでした。でも印刷の精度が低く、とても細部まで読めません。折り込み地図仕立てになっていた札幌、函館、旭川、小樽の4都市にしても、函館と旭川はかなり画質が粗く、文字が読めないので断念し、精度のよかった札幌と小樽だけ手に入れてきました。
札幌・小樽

鳥瞰図は醍醐味は、限られた空間にぎっしり情報を詰め込むため、真ん中あたりはいいけれど、両端になるとものすごくゆがんで、よくもこんなにデフォルメできるものだと思うくらいの形になるところ。でもちゃんと分かるところが面白いのです。札幌の右の方にはすぐに小樽があり、その先に気渡島半島が伸びて函館があり、なんと青森まで描き込まれて笑ってしまいます。
札幌部分

札幌は格子状の街区だから全然面白味がないのに対して、小樽は港を囲むように町が広がっているので、とても鳥瞰図に向いています。これは昭和6年製作となっているので、小樽が最も隆盛を極めていた頃の絵図になるでしょう。手宮の高架桟橋から盛んに石炭を積み込んでいたことがよく分かります。運河の沖にたくさんの船が浮かんでおり、当時ははしけに積んで陸揚げしていたものでしょう。
小樽手宮

水天宮や小樽公園、住吉神社など、小樽の町は地形に変化が多く、ブラタモリでもこのあたりを歩き回って昔の痕跡を探していたわけです。左上の松が枝町には遊郭があり、市街地から隔離されたところに作られていた様子がよく分かりますが、こんな所にまで出かけていたのにはびっくりさせられます。今では普通の住宅地になっていますが、この手前には洗心橋というのが残っていて、当時を偲ぶよすがなんだそうです。
小樽山の手

吉田初三郎(1884〜1955)は京都に生まれ、
友禅染の図案工を経て商業美術に転じ、鉄道沿線の名所図や観光案内を手がけて有名になっていったそうです。その絵心も素晴らしいのですが、ちょっとひねった遊び心がそこかしこに感じられて面白いのです。デジタル時代には絶対に描けない絵だけに、道内各地の作品については、もっとしっかりとした公開が待たれるところです。
  あとがき

カイ

  • 2016.12.17 Saturday
  • 05:48
『カイ』という雑誌がありました。2008(H20)年秋に創刊され、今年の春まで季刊誌として発行され、30号まで出ていたのです。「カイ」とは、アイヌ語で「この地に生まれし者」。松浦武四郎がアイヌの古老から教わった言葉で、のちに開拓判官として、蝦夷地に代わる名前の候補の選定を行ったときに、「北加伊道」として提案した名前でもありました。
  カイ01

知り合いが何人もエッセーを書いていたこともありますが、テーマ選びがなかなか素晴らしかったのです。この号なんか、私の大切な本の一つになりました。ライターもセンスのいい方を使っているので、とにかく面白く、目からうろこが落ちっぱなしになるほどでした。
  カイ08

この号なんて、思わずなんじゃこれは!と、叫びそうに。誰がこんな企画を作ったのかと思ったら、主なライターは元花新聞編集長の○藤さんだったのです。その他にも素晴らしい特集が満載で、これも手放せない本になりました。
  カイ11

楽園周遊では、真鍋さん、紫竹さん、そして武市さんなどなど。これをすべて掲載したいくらいです。
陽殖園

そんな思い出話をしようとしたのではなく、この『カイ』が、この春からWEBマガジンに模様替えして公開されました。残念ながら、バックナンバーは公開されておりませんが、内容は以前と同じく、じっくりと北海道の魅力を掘り下げてる、とてもいい企画が満載です。紙ベースからWEBに移行するというのは、私のような人間にはとても寂しいのですが、こうやって出し続けてくれることに感謝したいです。

運営は主にまちづくりのコンサルタント「ノーザンクロス」。いろんなところでお世話になっている、渋くていい会社です。ぜひごひいきに読んでみて下さい。(メルマガに登録しておくと、新しい記事が掲載されるたびに知らせてくれます。)

北海道主要樹木圖譜

  • 2016.12.06 Tuesday
  • 05:48
須藤忠助氏を甦らせたので、最高傑作である『北海道主要樹木圖譜』も紹介しておかなければなりません。これは、1913(T2)年に北海道庁が主要樹木の選定及び図譜の作成を宮部金吾博士に委嘱し、宮部の片腕であった工藤祐舜助教授と、道庁技手の須崎忠助のコンビで、86枚の図譜が描き上げられています。これらは1920(T9)年から1931(S6)年まで、28回に分かれて発行されましたが、当時最高の「写真彫刻石版術」をもって刷り上げられ、我が国はもちろんのこと、海外でも高く評価されるものとなったのです。

私もその現物を若い頃に一度見たことがありますが、ものすごく感激をする出来映えでした。それが、1986(S61)年に、北大植物園開園百周年記念事業として覆刻されたのです。原画は関東大震災で烏有に帰したため、残されているものの一番いい状態のものから版を起こし、特注の紙に印刷されたものです。その時はまだ植木屋時代の貧乏暮らしでしたから、54,000円の復刻版はさすがに買うことができず、4,800円の普及版で我慢することに。その普及版でも、私の宝物の一つになっています。
圖譜表紙

1枚の紙の中に、枝葉から花、果実まで実に細密に描かれており、特に分類上の決め手になる花器については、かなり詳細なところまで描かれています。そして何よりもこの構図が素晴らしい。1枚の中にすべて詰め込むのですが、そのバランスがピタリと収まっているのです。パソコン内でペタペタ貼り付けていくのとは訳が違いますから。
トドマツ

この会社を作って間もないころ、印刷所に残っていた復刻版の図版の余りを、北大生協が放出するという話が入って来ました。その日にはちょうど行くことができず、当時在学していた娘に行ってもらい、10枚ほどの図版を手に入れることが出来ました。B4版ほどの図版は、フレームに入れて一度滝野公園で展示したことがありましたが、これも私の宝物の一つです〜
ヤチダモ

須崎忠助氏のもう一つの作品が、『北海道薬用植物圖彙(ずい)』です。これは工藤祐舜との共著の形ですが、須崎の書いた序によると、樹木図譜の作成のため、新鮮な材料を求めて山間僻地に宿泊している時に、「疫害虫に襲われること数次、急に医薬を求めんとするも能わず、里人俗用の草根木皮に救われたり。」当時の医療体制が僻地では全く不備であったため、何かよい図書はないかと探したけれどなかったので、自分で描くことにしたのです。ちょうど工藤が道庁の依頼で道内の薬草の調査をしていたため、それらを合わせて図書にまとめ、樹木図譜よりも早く出版されています。(これも復刻版が出版されています。)
薬用植物圖彙

こちらは口絵にヌルデ、カタクリ、ウスアカリンドウ(ユウパリリンドウ)の3枚だけがカラーで、あとはモノクロの線画となっています。多分出版を急いだこともあったのでしょうが、シンプルだけど、素人でも簡単に見分けやすいように描かれており、アイヌ名やその用途なども整理されているので、とても役に立った本ではないでしょうか。
スズラン

大雪山植物其他

  • 2016.12.05 Monday
  • 05:54
金曜日の夜中、ようやく家にたどり着いた机の上に、レターパックが届いてました。さっそく開けてみると、一冊の本が。実は以前本屋で見つけて、いずれ買わなくちゃいけないなぁ…と思っていた本だっのでちょっとびっくり。著者の一人から贈っていただいたのでした。書名は『須崎忠助植物画集 [大雪山植物其他]』というものです。
表紙

昨年の春、永らく行方不明だった植物画の原画が見つかり、苫小牧の演習林で展示されるという記事を見つけました。でも公開されたのはたったの二日。これではとても行くことができません。すっかり忘れていたところ、これが画集としてまとめられたのを見つけたのでした。
新聞記事
  (※ 朝日新聞道内版 2015.4.22 朝刊より)

須崎忠助は、明治から大正にかけて北海道庁技手として勤務し、その間に宮部金吾・工藤祐舜両博士のもとで、わが国最高の植物画集といわれる『北海道主要樹木圖譜』の植物画を一人で描き上げた人です。人となりはほとんど伝わっておらず、『樹木圖譜』普及版出版に際して、その解説を書いた辻井先生によって、いくらか関係者から聞き取られたのみのようです。なので、どこでこのような素晴らしい絵が描けるように勉強したものか、肝心の情報はほとんど見当たりません。
  ミネズオウ
  (大変不粋ですが、絵の性質上斜線を付けさせていただきました…m(__)m)

でも樹木圖譜では、工藤博士による極めて厳しいチェックのもとに描かれており、正確極まりないのはもちろんですが、かなり印象としては堅い植物画であるのに対し、この高山植物の絵図は、肩の力が抜けているというか、実に生き生きとした筆致で描かれています。これらの植物画は、出版を目的として描かれたものかも全く分からず、原画がいったん北大に納められながらも、外部に流出した経緯も全く不明です。
  ミヤマキンバイ

絵に添えられているメモから、すでに道庁を退職した後で描かれていることは間違いなく、舘脇操博士による注意書きも散見されることから、何らかの依頼で短期間に描かれたもののようです。里に下ろされているものを描いたものと、実際に大雪などの山に登ってスケッチしたものとがあるようで、回りの石や岩まで描かれているものがいくつもあります。とにかく、楽しみながら描いたことだけは間違いない、これらの絵図がまとめられたのは大変幸運なことです。本屋で見かけたら、ぜひご覧になっていただきたいと思います。

アルフォンス・ミュシャ

  • 2016.11.25 Friday
  • 05:10
事務所の玄関は暗くて殺風景なので、ドライフラワーと植物のいろんなポスターを飾っていましたが、今年の春からはアルフォンス・ミュシャの額絵に変わりました。朝日新聞の読者サービスでは、これまでいろんな額絵がありましたが、浮世絵のようにそれほどいいもではなかったのに、昨年からなんとミュシャの額絵シリーズが始まったのです。
玄関
昨年は「美しきアールヌーボーの世界」シリーズが2枚ずつ12回、今年も「スラブの誇りと祖国への思い」シリーズが続いています。額絵はもちろんただですが、専用ファイルと額縁は有料ながらこれはとてもお得で、玄関にさっそく飾りました。

アールヌーボーには昔から興味があったので、ミュシャのことは当然ながら好きな作家でした。ここまで精緻に、植物をデザイン化している作家はなかったからです。大規模な展覧会は、1989年4月から1992年6月まで、なんと丸3年かけて全国24箇所で連続して行われました。札幌展は89年6月に行われていますが、ちょうど転職して間もなく、翌年の花博の準備でてんてこ舞いしていたため行くことができず、92年4月の函館展をようやく見ることができました。ちょうど仕事で出張する機会があり、かなり駆け足ながら五稜郭の美術館で感激の対面を果たし、厚さ2cmもある超重たい図録を買うこともできたのです。
92ミュシャ展

今回の頒布では、主だった代表作が網羅されているし、印刷の質もよくなっているので、図録に比べればその差は歴然としています。出世作である「ジスモンダ」も、色違いの作品かと思うくらいでした。女優であるサラ・ベルナールの、戯曲ジスモンダのために描かれたポスターですが、その出来映えを気に入られてサラの専属になった作品です。そりゃ本人よりも美人に描かれていたでしょうからねぇ…(^^;)

ジスモンダ

ミュシャの作品はほとんどリトグラフなので、完成するまでにかなりの下絵が作られています。図録の方にはそれが併記されているので、制作過程が分かって面白いのです。これだけの植物をデザインに取り込んでいるのですから、日常的にかなりのデッサンを続けてきたのではないでしょうか。この花はなんだろうな?とあれこれ考えて見るだけでも時間は尽きません。

夢想

実は先日から風邪を引き込み、頭が二日ほどもうろうとして仕事もなかなか進みませんでした。気分転換にずいぶん役に立ってくれ、ようやく頭もすっきりと。そうかこの風邪は、土曜日に内倉さんからバトンタッチされたものだったのですねぇ…(>_<)

焼け跡の煉瓦で作った炉端

  • 2016.10.07 Friday
  • 06:00
炉端

(「美しい暮しの手帖」 第二号、昭和24年1月1日発行 の冒頭グラビア)

植物微視

  • 2016.08.07 Sunday
  • 05:55
日差しはとてもきついけれど、昼間の湿度は30%台まで下がっているので、日陰にいて風が吹けば暑さを感じなくなりました。そりゃ先日みたいなべたべたした暑さからすれば天国みたいなものですが、夏も終わりに近づいてきたと思えば、ちょっとしんみりしてきます。

仕事は一段落していないけれど、現場の数が少し減っているので、すっかり楽になったような錯覚に陥ってしまいます。そんな土曜日、ようやく孫田(そんだ)さんの個展を見に行くことができました。7月21日からすぐ近くでやっていたのです。
植物微視1

植物をスキャナーで取り込むという、独特の切り口で身近な植物の違う表情を見せてくれます。真ん中にあるヘラオオバコの花なんて、こんな近くで見たことがなかったし、ツクシから胞子が吹き出している様子なんてものもありますよ。
植物微視2

場所は事務所のすぐ近く、CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス)です。入場はもちろん無料ですが、喫茶店のため何かオーダーして、ゆっくりと店内の作品をご覧になって下さい。丁寧に落とされた、とても美味しいコーヒーです。14日までやってますので、お近くを通る方はぜひどうぞ。
カフェエスキス

土日は孫田さんも出ているとのことで、しばらく話し込んでしまいました。昔孫田さんとはしばらく一緒に仕事をやり、私は最近ガーデン関係の仕事の比率が高くなっていますが、二人ともに緑化関係の仕事に関わってきた身としては、自然とこの業界の将来のことが気になってしまうのです。
中から

ふと外を見ると、日が陰ってきていました。もうすぐお盆なので、秋は一気にやってきます。

北海道の風景

  • 2016.03.21 Monday
  • 05:49
天神山アートスタジオで行われている「アートとリサーチ」ワークショップに参加しているアーティストが、ちょっとご相談とやって来ました。北海道の景観をどの角度から捉えたらよいのか?調べれば調べるほど見えなくなってしまったようです。いろいろ調べた結果、針葉樹と広葉樹が入り交じった針広混交林の景観こそが北海道の基調をなすのではないかと思ったようです。すごいところを突いているのでびっくりですが、本州の方であれば確かにそう見えるのかもしれません。

でも私たち住んでいる者にとって、針広混交林なんて意識する人は皆無でしょう。私たちの生活空間にそんなものは目に入らないし、よほど山奥にでも行かないと目にすることはできません。北海道の住民も観光客としてやってくる方達も、北海道らしい風景として意識するのはどんなものなのか、一つの例を見せてあげました。前田真三さんが写した美瑛の風景です。
カラマツ林
(「拓真館」前田真三写真事務所の案内資料、前田さんに頂いたものより、91.10.26)

原始林を切り拓き、アメリカから導入された畑作農業によって作り上げられてきた耕地景観は、それまで誰も気付かなかった「北海道らしい景観」を見事に切り取って見せたのです。おまけに耕地を取り囲む防風林の多くは信州から取り寄せたカラマツだし、草っ原に生えているのはアメリカからやって来たオオハンゴンソウとくれば、北海道の景観がかくも多国籍な要素から成り立っているのに、しっかりと北海道の顔をしているのが不思議なところです。
オオハンゴンソウ

もう一つの例として、道内で最も意識される観光地となった富良野では、誰がなんといおうとラベンダーがなければ富良野じゃなくなってしまいます。南ヨーロッパ原産のラベンダーが、単に景観作物として植えられているところと違い、ファーム富田ではしっかり農作物として栽培されているからこそ、生き生きとした景観要素となってくるわけです。
ラベンダー刈り
(「風の記憶」ラベンダークラブ、富田さんに頂いたものより、2000.5.17)

北海道は、植生や地理的な把握からすれば「北の大地」という、どっしりとしたイメージが持たれるかもしれませんが、そこで繰り広げられてきた人間の活動の歴史をたどっていけば、もっと細やかなやさしい姿が見えてくると思います。一度リセットして、もう一度見つめ直していけば、きっと面白い北海道が見えてくることでしょう。
ラベンダー畑

ミレス・ガーデン

  • 2016.03.02 Wednesday
  • 06:02
久しぶりに昔の海外研修編の続きを。しばらくフィンランドをさまよっておりましたが、そろそろスウェーデンに移動しなければ。1990年9月11日に、ヘルシンキ市内の見学を市役所の案内でみっちりと行ったあと、タクシーでフェリーターミナルに行き、シリアラインというフェリーでストックホルムに向かいました。夜行のフェリーで、明け方外を見ると島の間を航行しており、瀬戸内海を進んでいるような感じでした。9時にストックホルム港に到着してホテルに荷物を預けたあと、近くの王様公園というところを見学しています。人が動かす大きなチェス盤があり、子供が遊んでいる横でおじさんたちがチェスに興じておりました。
王様公園

地下鉄でRapstan駅まで行き、郊外電車に乗り換えてミレスガーデンへ。ヨーロッパの地下鉄が深いところを走っているのは、戦争体験があるのでしょうか。
地下鉄

カール・ミレス(1875-1955)はスウェーデン生まれの彫刻家で、ロダンの助手を務めたあと、アメリカで20年過ごして国籍を取得したものの、晩年はスウェーデンに戻って作品を造り続けたとあります。彼の住んでいた邸宅が、国立の彫刻庭園として公開されているので見学に行きました。
ミレス2

着いたのがお昼近くだったので、先に昼食を食べようとオープンカフェで食べ始めたところ、いきなり回りからイエスズメの大群に襲われてしまいました。噂には聞いていたものの、こんなにすごいとは予想外でした。スズメより一回り大きく、ユーラシア全域に分布しており、日本にも稀に迷い込んでくることがあるそうです。馴れ馴れしいというか、ずうずうしいというか、人間のことなんか全く関知せずに我先に皿のパンをつつきに来るのです。野鳥が人を恐れないのはどこの国でも共通していましたが、ネコも襲わないのかなぁ…
スズメ

フィンランドから来ると、かなり暖かい感じがして樹種や草種が豊富になり、花壇もきれいに見えました。バラもたくさん栽培され、ガーデンとしても一級品といえるでしょう。
ミレス1

私のメモには次のように書かれていました。「肝心の彫刻は、具象としてみる限りでは日展作家の喜びそうなものばかりで、それほどインパクトがあるとは思えなかった。しかしそのスケール感は完全に脱帽もので、この庭園全体が彼の彫刻であるとすれば、一つ一つの彫刻の出来映えはさして意味をなさなくなる。我が国の彫刻の数々が、その場を自ら設定し得ないでいることに、スケールの違いを見てしまったような気がする。」確かに日本の彫刻の置かれている場所のひどさは、目を覆いたくなりますからねぇ… その思いは今もずっと持ち続けています。
ミレス3

それほど広くはなかったと思いますが、すぐ目の前に海が見えたり、建物との関係性が上手なのか、ずいぶんと広く感じました。今改めて図面を見てちょっとびっくり。ガーデンの造りも上手なのでよけいそう思ったのかなぁ。もう一度行ってみたくなりました。
プランター

札幌芸術賞

  • 2015.12.25 Friday
  • 05:47
23日には、角(かど)幸博先生の「札幌芸術賞」の受賞を祝う会がありました。角先生は、永らく北大の建築史意匠学研究室で研究生活を送られ、退職された現在は「れきけん」(NPO法人歴史的地域資産研究機構)の代表理事として、かえって忙しく活動されています。建築の専門なのに、なんで芸術賞なの?という気もしますが、受賞理由にもある通り、「歴史的建造物の価値について市民理解の向上を図る活動」を続けてきたことが評価されたものです。
芸術賞

先生とのつきあいも長くなったもので、30年ほど前の植木屋時代に、先生の家の建て替えに伴って、庭木の移動や新しい敷地への庭づくりを行いました。お母さんがお茶をやる方なので、露地(茶庭)として再構成したものです。久しぶりに昔の写真を取りだして、懐かしく眺めてしまいました。(1985年5月)
角邸

祝う会にはなんと120人以上もの方が集まり、やや狭い会場に立錐の余地もないくらい。大半は建築関係の方ですが、幅広い活動を反映して様々なジャンルの方達の集まりになったのです。10年振り20年振りなんて方とも会うことができて楽しい時間を過ごすことができました。会の中では先生によるミニレクチャーも。
ミニ講演

記念品には、既に解体されたカトリック北一条教会の聖堂の窓枠から造られたブックエンド。ものすごく目の詰まったセンノキ(ハリギリ)材でした。先生にふさわしいものをみなさんよく考えるものです。
記念品

会の中締めに登場したのは、同じく建築家の圓山さん。植木屋時代には、圓さんの住宅の庭を一手に引き受けており、なので私の家の設計もお願いしました。やはり建築家では数少ない芸術賞の受賞者です。角圓(かどまる)コンビでいつも一緒に活動していただけに、とてもいいスピーチと中締めになりました。
中締め

先生の言葉の中にも、こつこつと自分の目指すものを続けて行くと、やがて道は開けていくもの、回りから評価されるもの。富田さんの「念ずれば花開く」と同じく、自分の信念をしっかりと曲げないでやり遂げないといけないのだなぁと改めて思ってしまいました。

ランの王国

  • 2015.10.22 Thursday
  • 05:54
ボタニカルアートのグループである「flos society」を主宰するHさんから、先日素敵なポスターが送られてきました。でも植物園ではなく北海道大学総合博物館主催?、しかも<プレ小展示機笋箸覆辰討い襪里如∨楝里あるのかな?兇あるのかな?と思ってしまいました。
ポスター

現在北大総合博物館は、改修中で休館になっています。なので、すぐ近くのファカルティハウスでやるのは分かるけれど、どういうことなんだろうと博物館のHPを覗いてみました。
ランの王国
なるほど。リニューアルオープン後の来年夏に『ランの王国』の展示があるので、そのプレ企画として植物画などの展示を何度かやるようです。

ランの王国といえば、荒俣宏さんの名著である『花の王国』シリーズの「園芸植物」では、ランとバラは別格で数ページ紹介されていました。世界各地に特異な種類がたくさん自生しているランの魅力は、狭く植生の貧弱なヨーロッパの世界から見れば、ものすごいインパクトのある植物だったのです。
花の王国
(『花の王国』 園芸植物、荒俣 宏著、平凡社、1990 より)

これまたボタニカルアートの名著といえる、ボタニカルアートと花の名画シリーズ『ランの美術館』でも、ラン研究の第一人者である元広島市植物公園園長の唐澤耕司さんの解説による、ボタニカルアートで埋め尽くされています。そういえば30年くらい前、唐澤さんがまだ園長時代の植物公園に、ランを見に行ったことがありましたねぇ。ラン栽培には興味がなかったけれど、これがラン?という変異の多様さは、さすがに進化の極みを現しているラン科ならではの魅力です。
ランの美術館
(ボタニカルアートと花の名画シリーズ『ランの美術館』塚本洋太郎監修、集英社、1993 より)

フロスは北大植物園との関係が深く、繊細な植物画が得意なのでとても楽しみです。あわせてグループの展示会の案内も入ってきています。こちらもぜひご覧になっていただきたいです。
フロス展

藤川志朗大感謝祭

  • 2015.09.21 Monday
  • 08:40
バタバタしていてすっかり忘れていました。明日と明後日、藤川さんの大感謝祭が裏参道にあるデルガーデンコニファーさんであります。

案内1

ライブペインティングやトークショーなど盛りだくさん。古川さんと言えば、かつてまいろふぇ編集部にいた方ではありませんか!

案内2

案内3

たまには円山近辺を散歩しながら、素敵な店なので覗いてみてはいかがでしょうか。

サプライズ

  • 2015.08.17 Monday
  • 06:09
昨日の夜には、Kitaraで西高OBオケのコンサートがありました。演目はチャイコフスキーでしたが、最初に校歌の吹奏があります。その指揮は毎年めでたいことがあった人に回るというので、ひょっとしたら…と思っていると、すたすたと小春が指揮台に向かっていきました。
OBオケ

校歌は二つあり、昔の二中時代のものと西高のものと。さすが度胸あるだけあって、堂々たる指揮ぶりでした。
小春

朝起きたらテーブルにお花があるので、お祝いにもらったの?と聞いたら、二つもらったから一つあげるわ!といただいてきたものだとか…(^_^;) でもうれしそうでなによりでした。いい思い出になったことでしょう。
お祝い

孫田 敏写真展「植物走査」

  • 2015.08.13 Thursday
  • 07:53
お知らせを一つ。
本日から18日まで、下記の写真展があります。孫田さんは、昔一緒に仕事をしていた緑のプロです。忙しい仕事の合間にこんなことをやり始め、とうとう初の写真展を開くことになりました。ブログにもアップされているので、見に行けない方はこちらをご覧になって下さい。ふだん見慣れた植物が、違った表情を見せてくれると思います。


孫田敏(そんだ さとし) 写真展「植物走査」 Scan Botanica and …

身近な植物とのたわむれ。見慣れた植物たち、スキャナーやカメラのレンズ越しに見せる、いつもとは異なる横顔を切り取りました。
  日時:2015年8月13日(木)〜18日(火)10:00〜18:00(最終日は17:00)
  場所:大同ギャラリー(3階/展示室)
     札幌市中央区北3条西3丁目1番地 大同生命ビル
     ※札幌駅前通 地下歩行空間・1番出口直結

scan botanica

春の訪れ

  • 2015.03.13 Friday
  • 05:48
昨日は朝から、市内に住む息子の引っ越しの手伝いに行ってました。久しぶりに東区まで行くと、いつもなら雪に埋まっているはずなのにほとんど雪がない… 昔いた会社のすぐ近くのため、この時期の状態はよく知っているのですが、市内でも雪の多い東区でこんなに雪が少ないなんてびっくりです。引っ越し屋さんも、この時期こんなに楽なのは初めてで、とても助かってます〜と明るい顔をしていました。息子も春からは、仕事面でも生活面でも大きな変化が。春の訪れと共に、また新たな目標にめがけてがんばろうとしている姿を見て、ちょっとうらやましくなってしまいました。

来週末はもうお彼岸です。これから3ヶ月は昼間がどんどん長くなる成長の季節。ちょうどいいタイミングで、藤川さんの恒例の展示会がいわみざわ公園で始まります。今回は水彩画+食器展なので、また違った雰囲気が楽しめそうです。
藤川さん
このところ毎年これに合わせて色彩館に行っており、今年もハナミズキやモッコウバラを見に行かなくては。今年は岩見沢も雪が少ないので、安心してドライブができそうです。一足早く春を感じに、ぜひ色彩館に足を伸ばして下さい。

ちょうど21日からは、淡路花博2015も始まります。阪神淡路大震災からちょうど20年。みごとに復興した淡路での開催で、島全体にサテライト会場が散らばり、たくさんの催し物が2ヶ月あまりの期間繰り広げられます。その初日にはなんと、「北海道ガーデンショー2015大雪スペシャルトークイベント」も行われます。せっせと宣伝をして、こちらのガーデンショーにも来ていただこうと、上野さんたちががんばって宣伝をしてくるわけです〜

北口にある市民活動サポートセンターから、広報誌である「しみサポ」が送られてきました。昨年末に電話が来て、ぜひ次号で私たちの「札幌ハルニレプロジェクト」を紹介したいとのこと。登録団体が2,400団体もあるというのに、まだ登録したばかりの私たちに声がかかるなんて! プロフィールの書き方がうまかったのかな、なんて思いながら取材を受けてきました。
しみサポ

毎号6団体が紹介され、一番目立つ左上に私たちの活動がありました。スペースは小さくても、こうやって取りあげていただけるのはありがたいことです。冬の間冬眠状態だった活動も、春の訪れと共にまたがんばらなければと、あらためて気を引き締め直しました。
ハルニレプロジェクト

歳のせいか、一年経つのが本当に早くなっていくように思います。この間雪が融けたと思ったら、もう夏かぁ…ならまだしも、あれ!いつの間にやら秋風が…と、シーズンが瞬く間に終わってしまうような感じがするのです。今年は昨年のメニューに輪をかけてガーデンショーがあるため、さてどんな年になることやらと案じられますが、過ぎゆく時間をしっかりと楽しみながら過ごしていきたいなぁ…と、今のところは思っています。

農民オケ 洞爺湖公演

  • 2015.02.23 Monday
  • 05:53
昨日は農民オケの洞爺湖公演があったので、二人で行って来ました。この時期に中山峠を越えるのは、それなりに覚悟がいるのですが、このところの安定した天気が続いているので少し気が楽に。日曜朝なので、藤野〜簾舞はそれなりに混んでいましたが、それを抜けるとすいすいと走れます。道路拡幅が定山渓の手前まで進んだので、とても走りやすくなりました。定山渓天狗岳がくっきりと。
天狗岳
峠のあたりで少しガスが出たくらいで、道路もすっかり乾いており、すんなりと峠を越えることができました。喜茂別あたりでは、やはり雪は多いものの、羊蹄山も穏やかに見えており、本当に楽な運転で助かりました。この時期にこんなこともあるのですねぇ。
羊蹄山

おかげで、想定していた時間よりも早くに洞爺に着いてしまったので、入り口にある道の駅「とうや湖」に。今どき超立派な道の駅ばかりの中では、一番地味な施設かもしれません。トイレは別棟で離れているし、道の駅も農産物の販売コーナーと小さな食堂があるばかり。ところが農産物のコーナーがとても充実しているので、お客さんもこれを目当てに切れ目なく入ってきます。イモや豆の種類がとても豊富なばかりか、ハウスものの葉菜類も結構並んでいました。
道の駅
珍しいヤマトイモがありました。(左は短いナガイモで、真ん中がヤマトイモ、右がサラダホウレンソウです。)昔本州ものをいただいたことがあったくらいで、スーパーでは見かけない珍しいイモです。粘りが強くて調理が大変ですが、海苔で巻いて揚げるととても美味しいので楽しみです〜
昼が近いし、洞爺湖周辺はたいした店もないので、ここの食堂で食べることに。ミニホタテのかき揚げの入った「ホたぬきそば」を頼んでみると、ちゃんとした手打ちの田舎そば。これで580円は安いし、とても美味しかった〜
そば

会場の洞爺湖文化センターに着いたものの、開場にはまだ一時間あまり、座るところもないので、近くの環境省のビジターセンターに行ってみたけれど、お客は誰もおらず、建物はばかでかいものの、展示はありきたりのものばかり。この手の施設はいくらお金をかけても、心のこもっていない施設ばかりですねぇ。
ビジターセンター

そこでわかさいも本舗でコーヒーでも飲むことに。店の内外は、外国人の団体であふれかえっておりました。湖岸で記念写真を撮していたり、カメラを持って歩いているのもほとんど外国人で、観光地は本当に外国人様々ですねぇ。
湖岸
ケーキは普通でしたが、揚げたてのいもてんがとても美味しかったです。

公演は地方なので集客が…と案じていたところ、ほぼ満員の盛況で何よりでした。天気がよかったことと、地元の方達がかなり来ていただいていたようです。ハイドンの交響曲はうとうとしてしまいましたが、メインの「白鳥の湖」はとても素晴らしかったです。ナレーションを地元の小学校の先生が担当し、その息がぴったりで、分かりやすかった〜 たった二日のすりあわせで、よくここまで仕上げたものです。
オケ
演奏も素晴らしくて、万雷の拍手で盛り上がりました。来年は1月31日に名寄での公演が予定されているとのこと。全道各地から参加されたオケのみなさん、本当にお疲れ様でした。

デル ガーデン コニファー

  • 2015.02.08 Sunday
  • 05:49
ようやく寒気も緩みましたが、午後からは雨の予報… この時期の雨は、イベント関係者泣かせですね。滝野公園の冬花火は、昨日はバッチリだったでしょうが、今日は大丈夫かなぁ。

昨日の昼に、いつもの店でうどんを食べたあと、藤川さんの作品が常設販売始めたことを思い出しました。デル ガーデン コニファー(DELL GARDEN CONIFER)という店は、裏参道の21丁目なのですぐ近くです。ここが花屋さんだったことは気付いていたけれど、中には入ったことがありませんでした。
入り口

店内に入り、きびきび働いていた女性に「藤川さんの展示を見に来たのですが…」と聞いたら、すぐに案内してくれました。入ってすぐの所に食器類が、階段を下りた半地下の奥の方に絵や葉書が展示されていました。
食器
食器は早速売れたんですよ〜とのことなので、幸先がいいようです♪

店内に半地下があるなんて、外からは想像もできません。店自体はもう18年目というからたいしたもの。以前は隣にあったパスバイにいたそうなので、ここは飲食店でも入っていたのかな?珍しい造りです。
半地下
とにかくいろんなところに緑があふれんばかり。今の道内には、この様にたくさんの種類の観葉ものを見るところがなくなってしまったので、まるで植物園に来たようなわくわく感が湧いてきます。名前の分からない珍しい種類がずらりと並んでいるので、ちょっと興奮してしまいました。

気を取り直して藤川さんの展示コーナーへ。コンパクトだけれど、いろんなパターンの作品が並んでいるので、選びやすいかもしれません。
展示
湿気は大丈夫なのかな?と思いましたが、水やりをかなり控えているのか、そんなに湿度は高くなさそうでした。すぐ横には珍しいタイプのサンスベリアが。今どきの住宅やマンションでは、このようなさらっとした鉢物がピッタリ収まるのでしょう。
サンスベリア

おや!こんなところにベンガルボダイジュが。これがホノルルのあちこちでジャングルを作っていた木だなんて、誰も想像できないよなぁ…なんて思ってしまいました。
ベンガルボダイジュ

藤川さんの作品が、ようやく札幌市内で常設展示され、購入することができるようになりました。今年は大ブレークするかもしれませんよ〜 植物もいいものばかりなので、捜し物がある時には絶対のお奨めです。ぜひ一度覗いてみてください。

農民オケ 洞爺湖町公演

  • 2015.01.14 Wednesday
  • 05:26
娘が長らくホルンを吹いている農民オケの、今年の公演のチラシがようやくできました。今年は初めて胆振地方での演奏会。洞爺湖町の洞爺湖文化センターで行われるそうです。以前テレビの特集に取り上げられて、「あの笠さんて娘さんなの?」という話をたくさんいただきました。これが佐藤や田中であれば気がつかれないものを…(^。^;; 
なかなか札幌からどうぞ〜とは気軽にいえませんが、胆振周辺にお住まいの方で、興味のある方は是非お出かけ下さい。

 ◆第21回定期演奏会(洞爺湖公演)
【日 時】:2015年2月22日(日)開場13:30、開園14:00
【会 場】:洞爺湖文化センター
        北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉142 TEL0142-75-4400
【指 揮】:牧野時夫(当団代表)
【演 奏】:北海道農民管弦楽団
【曲 目】:リスト/ハンガリー狂詩曲第2番 ハ短調
      ハイドン/交響曲第94番 ト長調「驚愕」
      チャイコフスキー/バレエ組曲「白鳥の湖」より抜粋 (ナレーション付き)
【入場料】:一般 1,000円(前売)、1,200円(当日)、学生(高校生以下無料)

   農民オケ

さて、私はこれから松山へ。昨年はとうとう帰ることができませんでした。母も90歳を越えており、今のところボケも全くなく元気にやっていますが、歳が歳ですからねぇ。祖母の50回忌の法事もあるので、とんぼ返りではありますが帰省してきます。この時期なので植物的には期待できませんが、何かしら報告したいと思います〜

ボタニカルアートの印刷

  • 2014.11.25 Tuesday
  • 06:00
ブレインズ交流会で、カレンダーの展示をしていた藤川さんに、「やはり印刷かけると素晴らしくなりますねぇ!」と言ったら、「ここまで色を再現するのは結構大変だったんですよ〜」とおっしゃってました。淡いトーンの色調をきちんと拾えるスキャナーがなかなかなくて、結局出版社時代に付き合いのあったS製版にやってもらったんですよ〜と。それは大正解!ボタニカルアートの印刷をずっとやっていたところなので、そのあたりの技術はピカイチのはずだからです。

早速昔のカレンダーを引っ張り出してきました。札幌市内のいくつかの植物画グループが、合同で出した『植物画カレンダー2002』です。1999年から2001年にかけて、芸術の森にある植物の植物画を、この方たちに描いてもらったことがありました。そのことがこのカレンダーを作るきっかけになったのかもしれません。(合同で作ったのはこの年だけでした。)
ポインセチア
 (「ポインセチア」 林 美由紀さん)

これを印刷したのが、関係者がボタニカルアートを描いておられるS製版だったのです。微妙な色合いやかなり薄い線があるので、バランスよく製版・印刷するのが結構難しいということでした。なので、そこに頼んだのは大正解と思ったのです。
ミズバショウ
 (「ミズバショウ」 須田 靖子さん)

現在まで毎年カレンダーを作っている、安藤さんの作品も含まれています。
エゾノリュウキンカ
 (「エゾノリュウキンカ」 安藤 牧子さん)

札幌のボタニカルアート界のリーダー的存在の福澤さんは、ネイチャー誌にいくつも連載されています。
シモクレン
 (「シモクレン」 福澤 レイさん)

藤川さんの絵はボタニカルアートとは趣が異なりますが、原画で見るのと印刷で見るのとのギャップは、できるだけなくなった方がいいですからね。そんな意味でも、今年のカレンダーは楽しみなのです〜

  (植物画は、『植物画カレンダー2002』さっぽろ植物画同好会 より)

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