開かずの図鑑類
- 2019.10.28 Monday
- 05:43
床が沈むほど溜め込んでしまった図書類には、そういえば最近あんまり開いたことがないよなぁ…という本がたくさんあります。昔はインターネットなどなかったので、このような図鑑が頼りだったのに、ちょっと寂しくなってしまいます。一番下の段にある『Hortus Third』(ホルタス サード)は、学生の時に植物を調べていると、先生から「植物の名前や原産地、性質などは、必ずこれで確認しなければいけないからな!」と厳命されました。それほど信頼性の高い基準的な図鑑でした。
この本を購入したのは1987年10月末のこと。10月1日に植木屋からコンサルに転職し、植物園の辻井先生のところに挨拶に伺ったところ、いきなり花博の仕事をやることになってしまいました。それであわててこの本を丸善で注文して取り寄せたものです。それがなかったら買うことはなかったかもしれませんが、その後滝野のカントリーガーデンの設計でも役に立った懐かしい本です。
『Modern Roses 10』は、購入したのが1995年1月となっていました。大通公園西12丁目のバラ園を作ったのが1993年なので、その時は9版を使っていて、10版がその後出たので買い換えたような記憶があります。バラの戸籍簿なので、いつ、誰が、何と何をかけ合わせて作出したのか、正確な情報が得られるので、必ず確認をしていました。丸善の値札が付いていて、12,650円もしたのですねぇ。
RHS(英国王立園芸協会)の『PLANT FINDER』は、滝野公園のカントリーガーデンを設計している時に、宿根草はオランダから輸入することになったことから、品種名の正確さを期するためによく使いました。どの植物や品種が、イギリス国内のどこのナーセリーで売られているかをまとめたものです。こんなそら恐ろしい本をまとめるのも大変だけど、それに対応できるナーセリーのレベルの高さもすごいと思います。何年かおきに買っていたけれど、これで更新を止めています。
『The World Checklist of Conifers』は、やはりカントリーガーデンに植えるたくさんのコニファー(針葉樹)の品種名を確定するために使いました。日本の業者のカタログだと、その人なりの読み方をするため、何を指しているのかが分からなくなることが多いのです。ヒリアーの「Trees & Shrubs」も同様で、ナーセリーがこんな本を出せるというのが驚異的だと思いました。コニファーが96年、ヒリアーが97年の購入でした。
こんな本は、私が死んだらすべてゴミになってしまうので、早く始末すればいいのでしょうが、なかなか捨てられないものです。ネットで調べると、その植物のことがピンポイントで分かるけれど、図鑑を調べるというのは、いろんな寄り道をしながらさまようことになるので、派生的なことまで分かったり、大局的な植物の見方が自然にできていくと思います。結局死ぬまで抱え込んでいくのでしょうかねぇ…(^^;)
この本を購入したのは1987年10月末のこと。10月1日に植木屋からコンサルに転職し、植物園の辻井先生のところに挨拶に伺ったところ、いきなり花博の仕事をやることになってしまいました。それであわててこの本を丸善で注文して取り寄せたものです。それがなかったら買うことはなかったかもしれませんが、その後滝野のカントリーガーデンの設計でも役に立った懐かしい本です。
『Modern Roses 10』は、購入したのが1995年1月となっていました。大通公園西12丁目のバラ園を作ったのが1993年なので、その時は9版を使っていて、10版がその後出たので買い換えたような記憶があります。バラの戸籍簿なので、いつ、誰が、何と何をかけ合わせて作出したのか、正確な情報が得られるので、必ず確認をしていました。丸善の値札が付いていて、12,650円もしたのですねぇ。
RHS(英国王立園芸協会)の『PLANT FINDER』は、滝野公園のカントリーガーデンを設計している時に、宿根草はオランダから輸入することになったことから、品種名の正確さを期するためによく使いました。どの植物や品種が、イギリス国内のどこのナーセリーで売られているかをまとめたものです。こんなそら恐ろしい本をまとめるのも大変だけど、それに対応できるナーセリーのレベルの高さもすごいと思います。何年かおきに買っていたけれど、これで更新を止めています。
『The World Checklist of Conifers』は、やはりカントリーガーデンに植えるたくさんのコニファー(針葉樹)の品種名を確定するために使いました。日本の業者のカタログだと、その人なりの読み方をするため、何を指しているのかが分からなくなることが多いのです。ヒリアーの「Trees & Shrubs」も同様で、ナーセリーがこんな本を出せるというのが驚異的だと思いました。コニファーが96年、ヒリアーが97年の購入でした。
こんな本は、私が死んだらすべてゴミになってしまうので、早く始末すればいいのでしょうが、なかなか捨てられないものです。ネットで調べると、その植物のことがピンポイントで分かるけれど、図鑑を調べるというのは、いろんな寄り道をしながらさまようことになるので、派生的なことまで分かったり、大局的な植物の見方が自然にできていくと思います。結局死ぬまで抱え込んでいくのでしょうかねぇ…(^^;)