地球温暖化?

  • 2013.09.03 Tuesday
  • 06:58
日曜日、余市の畑で作業していると、辺りがセミの鳴き声に包まれていました。余りにもうるさいので、どこにいるのかと思いきや、畑の中のワイン用ブドウに、たくさん留まって鳴いていたのです。それにしてもエゾゼミにしてはやたらうるさいと思ったら、なんとアブラゼミでした。
アブラゼミ
私の育った松山の田舎では、セミの主力はアブラゼミとニイニイゼミ。近くのお寺にたくさんいたので、この鳴き声は頭の中まで染みついています。それにしてもうるさい…{{{(^。^)}}}
道内でも南西部にいることになっており、実は札幌にもいることを今年の初めに知りました。この情報によれば、北大構内、円山公園、真駒内公園などで確認されているのです。

札幌市のセミ

近くのアブラゼミを黙らせて、少し静かになったと思ったら、隣の沢の木でなんとミンミンゼミが鳴き始めました。いやはや余市は、家からたった一時間の距離なのに、ずいぶんと違うものだと感心しました。「札幌市のセミ」情報によれば、ミンミンゼミは定山渓で鳴き声が確認されてますが、大倉山でも一度聞いたことがあります。これでツクツクボウシが鳴いたら、夏の終わりのセットが完了なんですが…
そういえば先週の朝早く、盤渓小学校の街灯の下で、大きな甲虫がひっくり返って足をばたつかせていると思ったら、つまんでみてびっくり。カブトムシの♀でした。カブトムシは、全道いたるところに広がってしまったようですね。温暖化の影響なのかよく分かりませんが、南方系の虫が広がってくるようになると、作物などへの影響も心配になってしまいます。

農機具小屋の入り口に見慣れない草が繁っており、よく見るとブタクサでした。
ブタクサ
最近はいろんなところで出くわすようになりましたが、昔はそんなになかった植物です。北海道ブルーリストによれば、全道市町村の1/3に出現しているので、急速に道内に広まっているのでしょう。シラカバや牧草類に加えて、ブタクサまで花粉症に加わるようになると、北国もだんだん居心地が悪くなってしまいそうです。

獣害あれこれ

  • 2013.04.15 Monday
  • 07:04
一昨日の記事に対するコメントをいただきましたが、雪融けと共に、雪害だけでなく獣害も目立ってきます。重複するようですが、再度整理してみます。

私たちの身の回りで、庭木に害を及ぼすものは、シカ、ウサギ、ネズミの3種です。
かつては考えられもしなかったシカ害ですが、全道的に増加の一途、しかもどんどん被害域が拡大しています。札幌市内の市街地でもよく目撃情報があるように、堂々と歩き回るようになっています。シカは大型獣ですから、積雪にもぐることはありません。雪を掘り返してササを食べることはあっても、基本的には積雪より上に出ている部分を食害します。森林内ではニレの仲間が特に被害を受けますが、身近なところではイチイやニオイヒバのような針葉樹の葉や樹皮が狙われます。
イチイの害
(新得の町中では、生垣のイチイが軒並み丸坊主に  2012.5.19)

先日盤渓で見つけたものは、ヤチダモの樹皮でしたが、近くに好物のハルニレがあるのに、こちらばかりかじっていました。地域によって好みの違いがあるのでしょうか。シカの食事は、下歯で下からこそぎ上げるように、樹皮を削っていくのだそうです。もちろん花壇の花も大好物ですから、今後は気を付けなければなりません。
シカのかじり痕
(シカの食事風景 「野生動物の痕跡を読む」 エコ・ネットワーク編、1994から)

小型獣であるエゾユキウサギも、雪の上をぴょんぴょん跳ねて歩き回るので、基本的には積雪より上の部分をかじられます。ウサギは大きな門歯でガリガリとかじるので、食痕はかなり荒々しくなります。滝野公園のカントリーガーデンでは、オープン以来かなりこいつにやられており、収穫の谷の果樹類やマンサクなどが、集中的に食害を受けて衰弱してしまいました。
ウサギ2
(樹皮を食害されたサトザクラ 2004.4.15 滝野公園)

ウサギの食害では、鉛筆くらいの枝であれば、かじり折ってしまうので、割とよく分かります。滝野公園では、まわりをフェンスで囲っているので、天敵のキツネとかが少ないのでしょうか、毎年のように被害が発生します。これも足が速いので、捕まえる訳にはいかないですが、町中にまでは出没しないでしょう。
ウサギ1
(枝先をかじられているプルーン 2004.4.15 滝野公園)

これに対して野ネズミ(エゾヤチネズミ)は、大変臆病なため、積雪の下にトンネルを張り巡らせて移動し、樹木の地際の樹皮をかじります。ヤチと名前についているくらい、湿った側溝や法面の草にトンネルを掘って庭にも侵入してきます。山に近い我が家でも、数年おきにシロヤマブキやネムノキがかじられることがあります。
野鼠害
(地際を繰り返し食害されているイタヤカエデ 2014.4.14)

ただし、低木などでは積雪に掴まれて、雪の中にすっぽりと埋まってしまうことがありますが、そうすると細かい枝先まで、きれいに樹皮が剥かれてしまうことがあります。当然歯も小さいので、かじり痕は大変細かい傷になります。
野鼠害2
(積雪下になって、ネズミにきれいにかじられたヤマグワ 2014.4.14)

山林では忌避剤や殺鼠剤を散布しますが、家庭では地面の草などをきれいに掃除する、ワラムシロを冬囲いに使わない、かじられやすい木には、地際に金網やトリカルネットのような硬質のプラスチック製のネットを巻く、などの方法で被害を防ぐようにします。
コメントにあった、ナツツバキやウメの被害状況がどんなものか分かりませんが、鳥の場合にはこのように面で樹皮がむけることはないと思います。もう一度被害状況を確認してみて下さい〜

札幌のセミ

  • 2013.01.29 Tuesday
  • 07:00
先週滝野公園に行った時に、パンフレットコーナーに「札幌市のセミ」というのを見つけました。とてもきれいで、ていねいに作られているのです。
表紙

札幌に生息するセミを、市民参加型の調査によって脱け殻を採集し、専門家の調査も平行させて、それぞれの分布図を調べていったものです。主催は「札幌市博物館活動センター」で、地味ながらとてもすばらしい成果だと思いました。
これを見ると、2008年〜2010年の3カ年で、市内では10種ものセミが確認されているのです。6月からシャワシャワうるさいエゾハルゼミや、夏のエゾゼミ、コエゾゼミとかの北方系種はともかくも、アブラゼミやニイニイゼミ、ミンミンゼミからヒグラシ、ツクツクボウシなどの南方系の種まで見つかっているのには、とてもびっくりしてしまいました。
セミの種類

10年ほど前に、うちのすぐ近くにある荒井山緑地の調査をやった時に、ミンミンゼミが鳴いているのを確認したことがあります。ミンミンゼミは、小樽付近までは分布が確認されており、あとは思い切り飛んで、屈斜路湖畔の和琴半島の発生地が北限として、国指定の天然記念物に指定されています。この調査では、定山渓温泉で脱け殻が二つ確認されているそうですが、ここも温泉地なので、地熱が高いからなのでしょうか。

分布図1

アブラゼミが、市内でこんなにいるのにもびっくりでした。故郷の松山では、アブラゼミとニイニイゼミが圧倒的に多く、庭から出てくるのもアブラゼミが一番多かったですからね。

分布図2

ツクツクボウシが真駒内公園近くの豊平川河畔林でとか、ニイニイゼミが北海道神宮と北大構内で、ヒグラシが神宮と円山公園で確認されているとか。うーーん。
少なくとも、ニイニイゼミとヒグラシは自然分布ではないのでは?と思いました。北海道神宮の境内には、献木と称して大量の樹木が植えられています。特にサクラ類が多いのですが、ここに多いソメイヨシノは、本州から苗木が持ち込まれてくるので、その根鉢の中にセミの幼虫が紛れ込んできたのでは?と思ったのです。セミのライフサイクルは長いので、たまたま孵化して鳴いていたとしても、ちゃんと卵を産むことができたかどうかは分かりません。円山ではこれまで、植物ばかり気にして歩いていましたが、これからはセミの鳴き声にも注意して歩かねば。これでまた、円山散策の楽しみが一つ増えました〜

ピーちゃん

  • 2013.01.28 Monday
  • 06:59
大通西19丁目にある保健所の前に、1本のナナカマドがあり、小さな木の割にはたくさんの実が付いていました。その実も大体食べ尽くされてきたのですが、そこに一羽のヒヨドリがぽつんと止まったまま、目を半開きにしてうつらうつらしていました。こんな近くでのんびり昼寝する野鳥も珍しいです。
保健所前

もう10年以上になりますが、冬になると窓の外にリンゴとザルを吊し、パンの耳を小さくしたものを入れておきます。この木は小春が生まれた翌年の春に、たまたま簾舞の山に行った時、小さなエゾヤマザクラの苗を取ってきて、誕生祝いに植えたものです。それが今では屋根よりも高くなり、つまり樹高が15mにもなってしまったのです。その枝が、ちょうど2階の窓の目の前にあるため、そこにひょいと吊すことができるのです。

やってくるのは圧倒的にヒヨドリが多く、年によっては大群で押し寄せて、怖いくらい集まることもありました。よく来るのには名前をつけて、ピーちゃんとかピーコとか、数が少ない時には、毛の生え方などで区別ができることもありましたが、こんなに集まるとねぇ…
大群

昔はミヤマカケスがよく来て、ヒヨドリを追い払ってガツガツと食べあさることもありましたが、ここ数年は全く寄りつかなくなりました。
カケス

ツグミもよく来るのですが、ある年のツグミは、食後にいつもザルの中にうずくまり、風にしばらく揺れているのがおかしかったです。野鳥にも個性があるのでしょうね。
ツグミ

それが今年はやめてしまいました。いつも通り餌をくれると思って、ヒヨドリが窓の外でおねだりに来るのですが、こまめがそれを見て半狂乱になって飛びかかろうとするのです。窓際に置いてある物を蹴散らして、何度もわやくちゃにされてしまったので、今年は餌をあげるのをやめてしまいました。しばらくはおねだりに来ていた鳥たちも、ようやくあきらめて、他のところに餌場を見つけてくれたようですが、やはり寂しいですねぇ…

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM