秋の陽殖園

  • 2018.09.23 Sunday
  • 06:00
先週西興部まで行ったので、素通りして帰る訳にもいかず、一山越えて滝上の陽殖園に寄ってきました。いつもの受付の小屋ではなく、右手にある自宅にいたようで、あわてて出てきたのでカメラを構えて待ち構えていました。すると殺気を感じて出てきません。武市つぁん 出てきていいよ〜と声をかけると、照れたような顔をしてようやく現れました〜(笑)
武市さん

毎度この時期に3年連続だなぁと、しばし話してから、初めて来た同行のIさんと園内に入っていきました。この季節、ハギのシャワーが歓迎してくれるので、Iさんも感激していました。ここで咲いているのが、「シラハギモドキ」(または「白花ミヤギノハギモドキ」)なんです。本ものの「白花ミヤギノハギ」を昨年植えたので、来年くらいには違いが分かってくるでしょう。
ハギのシャワー

その中に、ヒロハヒルガオが咲いていると思ったら、葉を見ると全くヒルガオでした。白花のヒルガオは初めて見たのですが、何でもありの陽殖園だからなぁ…武市さんがどこかで見つけてきたのかもしれません。
白花ヒルガオ

エリカ山には来春に咲くつぼみがびっしりと付いていたけれど、少し除草しないとせっかくの富士山型が崩れてしまいそう。春先だと草が目立たないのかもしれません。隣の小さなカルーナ山が、満開になってきれいでした。
カルーナ山

今年はカンボクの実付きがとてもいいようで、どの木にもびっしりと赤い実が付いています。テマリカンボクよりも断然カンボクの方が鑑賞価値は高いと思います。どうしてもっと出回らないのでしょうか。
カンボク

造成中の小島池に、斑入りの「片葉の葦」が。片葉の葦とは、風の強いところに生えているアシは、本来両側に対生に着く葉が片方に寄ってしまっただけだとも言うけれど、風のないところでも形質が固定してしまっているものがあります。あちこちに見られるので、様々な謂われや怪談が知られており、調べてみるとけっこう怖いです…
斑入片葉葦

この時期花は少なくなっているけれど、まだ十分に楽しめます。ヤマアジサイの‘クレナイ’は、咲いた時の花は真っ白なのに、この時期になると真っ赤に色づいて、本当に見飽きない花です。
クレナイ

最近あちこちでトドマツなどを伐採し、明るくなったところにたくさんの苗を植えています。武市さんがチェンソーなんて持っている訳ないので、すべてノコでこれを伐り出しているのです。もう80近くなっているんだから、無理すんじゃないよ!といつも言っているけれど、まだまだ夢を持って造り続ける武市さんを、素直に応援していきたいと思います。
丸太

西興部の花夢

  • 2018.09.18 Tuesday
  • 05:56
西興部村には、ホテル森夢(りむ)、森の美術館木夢(こむ)、道の駅花夢(かむ)、マルチメディア館IT夢(あとむ)など、夢が付く施設がずらり。今回の調査の目的は、森夢の裏にある日本庭園「興楽園」の現地確認でしたが、以前からつきあいのある「夢邑(ゆめむら)森のガーデン」や道の駅に付設されているフラワーパークにも寄ってきました。

道の駅花夢の前にあるコスモス畑は、強い西風のため花が建物に背を向けていましたが、写真映りにはちょうどよかったです。この辺りは台風の影響もなく、地震もほとんどの方は気がつかなかったそうで、目が醒めて停電しているので、初めて何かあったことに気付いたのだそう。
花夢

このガーデンの管理をやっているAさんの案内で、ガーデンを一回り見学してきました。ガーデンに入ったところには、全面を花壇にすると除草が追いつかなくなるので、植栽部分を限ってしまい、残りは防草シートを敷いてから細かい砕石で押さえていました。ここにはデスカンプシアやカラマグロスティス‘カール・フォースター’などのグラス類がたくさん植えられており、堅く育っているのか、しっかりとした姿が美しかった。ごちゃごちゃしたところに植えているものより、このようにすっきり見せた方が、グラスのよさが発揮されるようです。
グラス

ロサ・グラウカのローズヒップが真っ赤に色付き、秋の深まりを感じます。先日の寒さの時には、マイナスにはならなかったのでコスモスも助かったよう。たった一晩で台無しにされたら悲劇ですからねぇ。
ローズヒップ

四阿の裏に積まれている石垣の上から、なんと桃花のミヤギノハギが二株咲いていました。いつどこから植えられたものか全く分からないとのことだけど、この時期に来たことがなかったので、見つけてラッキーでした。
桃花ミヤギノハギ

少し離れた所に咲いている白花のハギも、陽殖園に植えられているものと同じで、白花ミヤギノハギでも、シラハギでもない、いわば「シラハギモドキ」です。いったいどこから、この二つはやって来たのでしょうねぇ…?
シラハギもどき

ここは入園料100円を取る有料施設だけど、当然入園者数は大苦戦。このため人員配置もAさんと季節のパート一人では、管理もままなりません。とってもきれいに管理されているけれど、「売り」がないとなかなか集客には繋がらないので、今あるハギに加えて、赤白のミヤギノハギを石垣の上やこの階段の両側に植えれば?とけしかけておきました。ハギなら土壌改良も最小限で済むし、苗代も安いので、魅力づくりにはいいと思うんだけどなぁ…(^^;)
階段脇

ここは植栽基盤がきちんと造られていないので、植物がなかなかうまく育たないそう。でもこのカライトソウや先ほどのグラス類のように、堅くがっちり育っているので、だらしない姿しか知らないカライトソウが、支柱をしなくてもこんな姿になるのですから、悪いことばかりでもなさそうです。
カライトソウ

名寄、下川から峠を越えてオホーツク側に入ると、すぐ左手に道の駅花夢があります。小さいながらきちっと管理されているので、通りがけの際には是非お立ち寄り下さい〜

旭山三浦庭園

  • 2018.09.17 Monday
  • 06:02
まだまだ余震が続き、今朝も3時前に起こされてしまいました。余震にしては長く揺れが続くので、また大きくなるのかと身構えてしまいます。早く落ち着いてほしいものです。

旭川では、公園や緑地、街路樹などのうち、造園遺産にふさわしいかを一つずつ調査をしていきました。三浦綾子記念館のある外国樹種見本林、神楽岡公園と上川神社、神楽岡通のプラタナス並木などを見たあと、最後に旭山三浦庭園に行きました。私も全く行ったことがなかったけれど、いろんなところに紹介されるので行ってみたかったのです。でもなかなか行きにくかった。旭山動物園の駐車場に入らずに、そのすき間にある細い道路に右折して上っていくと、砂利敷きの20台くらい入れる駐車場があります。
三浦庭園

そこから動物園のフェンスに沿って2〜300m歩くとようやく入口が見えてきます。あとは動物園との共通券を買って、連絡通路から入るしかアプローチがないのです。これはちょっと行きにくいかも。
入り口

この庭園は、三浦さんという方が独力で造りあげたもので、ここに自宅があったわけではなかったのだそうです。その方が亡くなられ、家族ではもてあましてしまうので市に寄贈し、動物園などと共に旭山公園の一部になりました。4年前にアプローチなどを整備して、有料庭園として公開されたものでした。
マップ

ここの見どころの一つがスイレンです。もう花はちらほらになっていましたが、まん丸くなった株が池の中に点在しています。あとで聞いたら、形が崩れないよう毎度手入れしているのだそう。
スイレン池

池の縁にはカキツバタがずっと植えられ、狂い咲きした花が一輪咲いていました。ハナショウブも少しあるそうです。
カキツバタ

胴長を履いて池の中でなにかすくっていたので聞いてみると、タニシが増えて困っているのだそう。本州から持ち込まれたツチガエルもたくさんいるのだそうです。この方は北方野草園でしばらく管理に携わっていて、野草にはかなり詳しくなったけれど、一年だけ北彩都にもいたそうです。あそこは園芸種が多すぎて名前が覚えられず、ここに来てホッとしていると笑っておりました。
タニシ

まだ整備が十分でなく、外周園路もみんなが安心して歩けるレベルではありませんでしたが、雰囲気はいいところでした。まだまだ植栽に力を入れて、春から秋まで楽しめるようになれば、もっと魅力的な空間になりそうです。一回りして入口に戻ってきたら、受付の方がコイのエサを少し持ってきてくれました。ぱらぱら水面に落とすと、錦鯉やマゴイ、フナがあちこちから湧いてきて、こんなにたくさんいるんだとびっくり。やり過ぎるとメタボになるので、一般の方には出さないのだそうです〜
魚

北国の野草ガーデン

  • 2018.08.28 Tuesday
  • 05:16
日曜の夜に、武市(ぶいち)さんから嬉しそうな声で電話がありました。また何かの本に紹介されたな!と思って聞いていたら、やっぱり。今出てる『まいろふぇ』の表紙も特集もうちなんだわ!

まいろふぇ1

武市さんの嬉しそうな顔が写っているけれど、「協力/滝上町商工観光課」となっているので、町で撮した写真を使っているようです。なにせ武市さんは自分では写真を撮さないので、こんな鮮やかな写真を持っているはずもありません。今は町との関係がすごくいいので、昨年の学会に呼んだ時にも、町の係長が随行してたくさんの写真を提供してくれました。特集表紙の2ページを占めているいる、紫や白のエゾクガイソウがくねくねと踊っている写真なんか、傑作といってもいいでしょう。
まいろふぇ2

「参考にしたい観光庭園の野草の庭」では、北彩都ガーデンが3ページも紹介されていました。来月初めに見に行くので、ここで紹介されているメドゥガーデンが、一番キラキラしている姿を見られそうです。

まいろふぇ3

その次には、上野ファームや大雪森のガーデン、風のガーデン、太四郎の森と続いています。森のガーデンでは、秋の見どころというので、「癒やしの谷」の写真がセレクトされているけれど、何がなんだか分からないぞ!もっと明るい「森の絨毯」にすればよかったのに〜(^^;)

まいろふぇ4

地元のみなさんが選ぶ「十勝・おすすめの花スポット」では、1番に十勝ヒルズが紹介されていました。ページの面積も一番広いので、ヒルズが一番人気だったのかな? と、勝手に解釈していますが…(^^;) 今年は花いっぱいの時に行けなくて残念だけど、秋のガーデンが実は一番かも。ぜひお立ち寄り下さい〜

まいろふぇ-5
『まいろふぇ』はたいていの本屋さんに売られているはず。今回の9-10月号はとりわけ見どころ満載なので、立ち読みしないで是非お買い求め下さい。道内唯一のガーデン専門誌なので、しっかり支えていきましょう〜!

風のふらのジャム園

  • 2018.08.27 Monday
  • 05:48
土曜のバスツアー。午後バスに乗った時はまだ小雨が降っていましたが、麓郷にあるふらのジャム園に移動しているうちに雨が上がりました。久しぶりに行きますからと、先週連絡を入れておいたところ、すぐに電話が。今年の夏の天候があまりにも不順で、展望台周辺に植えている花たちの生育がめちゃくちゃ悪いので、そんな状態を見ていただくのは本当に申し訳ありませんと… どこもみんな似たようなものですからと、返事をしたものの、どんな状態なのか不安でした。到着してみると、確かに株の生育が悪く花数も少ないけれど、このくらいなら全然大丈夫です〜と、なぐさめておきました。
虹の広場

雨が上がって眺望がかなりきくようになりましたが、ものすごい風が山から吹き下りてきて、薄着の人は縮こまっていました。合羽着ている人は、みんなフード被って強風に耐え、周りを見回していましたが、こりやダメだと退散することに。
麓郷展望台

ふと横を見ると、「こもれびの散歩道」の看板が。そういえば、このカラマツ林を抜けて散策路を設定し、林の向こうにある「モノローグの木」という謂われのある木の所に行くのだったなぁと。思い出しました。富良野近郊は、○○○の木とかいう謂われの付いたものがあちこちにあるように思います。
こもれびの散歩道

再び入り口に戻り、ジャムなどの売店のあるジャム工房に逃げ込みました。建物前の植え込みが、ヤマアジサイ‘クレナイ’で、真っ赤な装飾花が印象的。建物は、ずいぶんきれいになったような気がします〜
ジャム園

温かい珈琲や紅茶に、お菓子まで付けていただき恐縮至極。みなさんすっかり暖まり、せっせと土産物を品定めしてました。ジャムだけで38種類もあり、ミニサイズ瓶もあるので、目移りがしてなかなか決められません。本当によくこれだけのジャムを作れるものです。
ジャム

小川を挟んで右隣には、やなせたかし先生が生前建てたアンパンマンショップが。孫たちがみんな好きなので、何か買って行こうと中に入ってびっくり。何から何までアンパンマンなんです。あんまりびっくりしたので写真を撮し忘れたけれど、いやー迫力満点でしたねぇ。
アンパンマンショップ

予定どおりの時間に出発し、帰途につきました。帰りも岩見沢SAでトイレタイムを取るので、早速ハイウェイガーデンを見に行きました。上り線側にはリトルロックヒルズが監修した、かなり凝ったガーデンができたばかりと聞いていたのです。なるほど、一体いくら掛けたのかなぁ…と心配になるほどの構成でした。
ハイウェイガーデン

視線止めのレンガ壁は立ち入り禁止のコーンに囲まれていたけれど、まだできたばかりなのかな?好みは別として、一見の価値はありますから、上りの岩見沢SAに立ち寄る際には、トイレとソフトクリームだけでなく、ガーデンもぜひご覧になって下さい〜
リトルロックヒルズ

雨の風のガーデン

  • 2018.08.26 Sunday
  • 06:06
昨日は札幌商工会議所の、ガーデニングマイスターに対するスキルアップ研修バスツアー。今年はなかなか行きにくい富良野方面のガーデン(風のガーデンとふらのジャム園)を目指しました。札幌は朝から土砂降り。雨天決行で集合場所の時計台裏に行ったところ、キャンセルは1名だけとのこと。みなさんの熱意のほどが窺えます。道央道岩見沢SAでのトイレタイムでは、いつも素通りして見ていなかったハイウェイガーデンを見学。こんな雨なので誰も外にはおりませんでした。
岩見沢SA

ここは上野ファームが監修なので、上野さんらしい色使いが随所に見られます。樹木系はカラーリーフだし、草花の色使いがパキッとしてきれいでした。
上野ファーム監修

雨脚は途中で強くなったり弱くなったりで、ガーデンを見て歩けるのかと心配になるほどでしたが、新富良野プリンスホテルに近づくに連れて、やや小やみになってきました。合羽に長靴を用意している方も結構いたけれど、普通の雨具で大丈夫かと恐る恐るガーデンに入りました。園路のチップが入れられたばかりで、足元がぬかるまなかったので、それほど難儀はしなかった様子。
風のガーデン

雨がかなり小降りになったので、行けるうちにと「薔薇の庭」と「野の花の散歩道」の方に降りていきました。遠目に見ても、結構バラの花がた咲いているのが分かりました。
薔薇の庭

ローズヒップはまだあまり色付いておらず、むしろポイントにたくさん植えられているカンボクが、たくさんの実を鈴なりに付けているのが印象的。真っ赤からオレンジまで幅があり、艶々と光り輝いて本当に見事でした。
カンボク

食事の時間が決まっているため、雨が小止みなのをいいことに、再びガーデンに戻って、建物を一つずつ見ていくことに。グリーンハウスへの階段では、チップがかなり流されており、朝方に相当の雨が降ったようです。
チップ園路

白鳥夫人の押し花工房では、とっても素敵な押し花が飾られているけれど、小屋の中ではかなりの雨漏りが。どんな屋根なんだろうと外に出てみると、土屋根に草を生やしていました。勾配がかなり緩い屋根なので、シート防水のすき間から逆流しているのでしょう。作品にも雨だれが落ちているので、何だかもったいない。
押し花工房

なんとかガーデン巡りを終えて、ホテルまで戻ってくると、入り口脇にエアスプレーが設置されていました。私たち長靴組はもちろん、みなさんも靴をきれいにして、ホテルの食事会場に入ることができて何より。毎日長靴履くことばかりなので、こんなのが家にあるといいなぁ。(つづく)
エアスプレー

バスツアーのご案内

  • 2018.08.02 Thursday
  • 06:01
風邪は治ったのに鼻水が止まらず、しかも左の鼻水が真っ黄色なので、こりゃやられたと耳鼻科に行って来ました。予想通り急性副鼻腔炎でしたが、左は細菌感染性、右はウイルス感染性なんだそう… 左の炎症がひどいので、完治には時間がかかりそうです〜といわれてしまいました。これまで鼻風邪は全く引いたことがなかったのに、こんどの風邪でティッシュ2箱半くらい使ってしまったので、一生分の鼻水を垂らしたのかもしれません…(^^;)

今年も、北海道ガーデニングマイスターを対象とした、スキルアップ研修会としてのバスツアーが実施されます。昨年は近場をねらおうと、イコロの森、K'sガーデン、銀河庭園の三つを回るという、超豪華版でした。今年は、風のガーデンともう一つ、近くにどこかないでしょうか?と聞かれたので、8月末じゃファーム富田はないだろうし、ふらのジャム園なんて誰も知らないだろうから、どうだい?ということに。
研修-1
行程

風のガーデンも、最近行ったことがある人は意外と少ないので、すっかり風景に溶けこんでいる植物の変化を見るのには最適です。また新しく拡張したエリアには、原種系のバラがたくさん植えられているため、花よりもローズヒップを見るのには面白い時期かも。
風のガーデン

ふらのジャム園は、今から13年前に相談を受け、主として花修景の仕方のアドバイスを行いました。それまではただサルビア、ポピー、ヒマワリなどが、何の工夫もなく植えられているだけなので、これではせっかくの花がもったいない。花は単なる鑑賞対象ではなく、麓郷展望台にふさわしい花風景を作ってこそ、回りの景観がより生きてくることを分かってもらいました。(2006.7.19)
ふらのジャム園

それよりも何よりも、畑の水処理や動線計画など、基盤整備に一番手間がかかったかもしれません。(この写真も2006.7.19)直接関わったのは2年だけでしたが、その後の様子をHPでいつも見ていると、本当に素晴らしい空間に生まれ変わっていることがよく分かります。その後全然行っていないので、私自身が最もわくわくしているかもしれませんね。もちろんここのメインは多彩なジャムです。小瓶もあるので、いろんな種類を味わうことができるのも楽しみです。
水処理

今回私がスルーガイドとして同乗していても、あんまり気の効いた説明ができそうもありません。どうなるかは乞うご期待として、興味のある方は下記の申し込みフォームに習って申し込んで下さい。
申し込み1
申し込み2

庭めぐり2018

  • 2018.07.17 Tuesday
  • 05:58
毎日どんよりと曇っているせいもあるけれど、夜明けがかなり遅くなってきました。夏至から間もなく一ヶ月経つのですから、そりゃそうだよねぇ…と納得するけれど、夏らしい天気がさっぱり戻ってこないので、今一つ意気も上がりません。
函館のお盆に帰っていたかみさんが、バスターミナルこんなものが置いてあったよ〜と、NEXCO東日本が出している、タブロイド判の情報誌を持ってきてくれました。『庭めぐり2018』です。NEXCOがこんな気の効いたものを出すんだとびっくりしたら、企画・発行が道新サービスセンターとなっていたので、なぁんだKさんの仕事だと納得。
庭めぐり2018

まず紹介されているのが「北海道ガーデン街道」。大雪森のガーデンと十勝ヒルズには仕事で行くけれど、他はなかなか行けないもの。来月北海道ガーデニングマイスターのスキルアップツアーで風のガーデンに行くし、滝野公園の研修ツアーで上野ファームと、このページに広告を出している北彩都ガーデンに行くので、なんとか半分はクリア予定。紫竹さんは30周年だし、千年の森も10周年なので、なんとか行きたいところです。
ガーデン街道

次のページは、道央圏の四つのガーデンで出している「コサージチケット」。いつもは9月の終わり頃にあわてて一回りすることが多いので、今年は予定を組んでおかないと逃してしまいそう。近い所こそ危ないのです。滝上の香りの里ハーブガーデンも載っているけれど、陽殖園にも行かないと武市さんにまた叱られるなぁ…(^^;)

コサージチケット

最後はNEXCOらしく、ハイウェイガーデンの特集でした。高速は、いつもぶっ飛ばして走っているので、なかなか寄ることができません。今年見たのは占冠PAの帯広方向のみですねぇ。輪厚PA(札幌方向のみ)、岩見沢SA(旭川方向)、砂川SA(旭川方向のみ)は上野ファームが監修。岩見沢SA(札幌方向)はリトルロックヒルズが監修。占冠PAと十勝平原SAの両方向は紫竹ガーデンが監修。由仁PAの両方向はゆにガーデンが監修しています。有珠山SAの両方向にもあるけれど、どこが監修とは書いてありませんねぇ。
ハイウェイガーデン

ガーデンもバラの季節が終われば一段落。本当は今が一番なんだけど、この時期なかなか時間を作ることができません…(>_<) 短いシーズンなので、みなさんもがんばって回って下さいね〜

羊蹄山麓花めぐり

  • 2018.07.12 Thursday
  • 05:51
松前はとっても遠いので、息抜きを兼ねてあちこち見て歩きます。最短距離となると、R230を中山峠から豊浦に抜けて高速に乗るのが一番のはずですが、ただ走るだけではもったいないので、いつも別の道を。喜茂別から真狩、ニセコを経由してR5に入り、蘭越を抜けて黒松内新道から高速に乗ることにしています。今回は私一人だったのでガーデン系とし、まず真狩へ。出る時にメールしておいたのに気付かなかったらしく、ガーデナーSがびっくりして迎えてくれました。玄関先におかれている、かわいくてユニークなプランター?です。
プランター?

このあたりも全く晴れ間がなく、毎日どんよりしているため、植物の生育そのものはとてもいいそう。いつもやや乾き気味のボーダーも、しっとりといい感じになっていました。
宿根ボーダー

ボスが手入れに来ているバラ達は、どうだ!これが本物の姿だ!とでも言いたげに、どぉ〜んと咲き誇っていました。ハイブリッド・ルゴサの ‘F.J.グルーテンドルスト’が、私の背丈よりも大きいのですから、迫力満点です。積雪が半端ないだけに、一応縛ってます〜とのこと。棘だらけの枝なので、かなり大変な作業でしょう…(^^;)
ルゴサ

ガーデンは、現在は非公開なので、ちょっともったいない気もしますが、地元の方にはもう少し見に来ていただきたいようです。目の前の羊蹄山が見えなくても、年々よくなっていくガーデンを見ることができて大満足でした。
ガーデン

真狩から車を走らせて、15分くらいでニセコです。駅前に車を置いて駅舎周りを見に行くと、外国人を含む観光客がいろんな花を見ていました。ここも10数年前から変化を見ているので、いろんな工夫や苦労がよく分かります。
ニセコ駅

Mさんがやっているヌプリは、いつも日曜の移動のため満員御礼であきらめていましたが、先日は月曜だったので比較的空いていました。ミシンを使ったテーブルは、足を置くとカタカタとつい踏んでしまいます。
テーブル

ちょうど婦人画報を見ていたところだと、特集ページに十勝ヒルズのヴィーズが大きく取り上げられていました。次のページが森のガーデンのフラテッロ・ディ・ミクニで、そのあとにも函館大沼 鶴雅リゾート エプイが。レストランメインの記事だけど、これだけ取りあげてもらえると嬉しくなります。ここのお奨めカレーで元気を付けさせてもらいました。
カレー

最近飼い始めた秋田犬が、店の前に繋がれていました。ちょうど近所にいる左側の「弟」が会いに来て、嬉しそうにじゃれ合っていましたが、3年前に予約してようやく手に入ったのだそう。今はものすごいブームになっているため、入手も困難だし、価格も跳ね上がっているそうです。来月にはニセコ駅の『駅長』さんに任命されるので、特注の帽子も作ってくれているとか。看板犬として、ますます人気が出そうですね。
秋田犬

ガイドツアー 二日目

  • 2018.07.02 Monday
  • 05:52
ガイドツアーの二日目は、初日の快晴から一転、朝から雨模様でした。そんなにひどくはならないだろうと、札幌駅前に行ってみると、傘がいるかいらないか、微妙なくらいの雨で、西の方は少し明るいのでなんとかなりそうでした。
駅前

天気が悪いと地上を歩く人が少なくなると見えて、駅前通から北3条広場にかけては、あまり人波を気にしなくて歩けました。赤れんが庁舎前には、毎年派手な花壇が設置されていましたが、その会社が不祥事を起こしてしまったので、北海道命名150年という節目の年だというのに、肝心の花壇修景を自粛したのだとか。なんとも殺風景な広場となってしまいました。
道庁前

南門から出ようとふと右側を見ると道議会棟が。そうか!これも数年後には新庁舎に引っ越すので、これが見納めかと、一枚写真を撮っておきました。一度も中に入ることはないだろうなぁ。
道議会

旧道立図書館の建物を活用した、北菓楼の店舗前では、バラが満開に。西側の花壇ではラベンダーが咲き始めており、道管理時代の荒れ放題から見ると、きれいになったものだと思います。
北菓楼

大通公園の花フェスタも昨日が最終日。あいにくの天気のため訪れる方もちらほらで、ガーデニング甲子園の開かれている4丁目広場も、かわいそうなくらい閑散としてました。
大通公園

STVの取材が入っていたので、冒頭の10分くらいかな?と思っていたら、なんと最後までずっと付き合ってくれました。終わってから、こんなに延々と収録しても、ニュースには使えないよね?と聞いたら、毎週土曜日の昼前(11時54分〜11時59分)に放送している「ふるさと再発見」で紹介するのだとか。これは14日に放送予定で、「その中でちらっと出るだけですからね!」と念を押されました〜(笑)
市役所前

市役所前のプランター修景から、ハルニレの前を通り、最後に市民ホール前の「北海道の開拓を支えた農作物」のプランターのところでガイドを終了。二日目も5分オーバーくらいで終わることができました。最後まで傘を差さずに終わったねぇと言ったとたんに雨脚が強くなり、本当にぎりぎりセーフに。私にしては珍しいこともあるものです。
事務局スタッフと昼食を食べに行こうかと、五島軒に行って久しぶりにカレーライスを食べました。でも本店の方が美味しかったなぁ…
五島軒

事務所に戻ろうと市役所横を歩いていたら、完成したばかりの創世スクエアの壁面に変なものが。そういえば、9月にここに引っ越してくるHTVのマスコット onちゃんが、壁に挟まっていると話題になってましたねぇ。このことかとかいな…
onちゃん

ガイドツアーの初日

  • 2018.07.01 Sunday
  • 06:00
昨日は予想以上に晴れて暑くなりました。でも今日は、また雨の予報… 晴れ間が2日と続かなくなりました。先日お知らせした、都心の花と緑を見ながら散策するガイドツアーの初日でした。応募人数が少なかったので、土日各一回にまとめてくれたので、とても助かりました〜♪ でも時間を間違えて10時に行くと誰もおらず、10時30分スタートだったので、しばし日陰のベンチで休息。駅前にある本郷さんの「牧歌」を、こんな間近で眺めたのは初めてだったので、とても新鮮でした。
牧歌

定員いっぱいのが10名に、事務局入れて15名ほど。町中を歩くガイドツアーとしては、このくらいが限界の人数でしょうか。みなさん予想以上に暑い暑いと集まって来ました。
スタート

駅前には、札幌市のタウンガーデナーと、ガーデニング検定合格者の北海道ガーデニングマイスターのみなさんが作成した、ハンギングバスケットを組み込んだコンテナが、ずらりと飾られていました。回りが超無機質なために、鮮やかな花が映えています。
コンテナ

駅前通の真っ正面には、昨年からSAPP‿RO(サッポロスマイル)ロゴをモチーフにした花壇が設置されています。これは複雑な立体花壇なので、業者さんが植え込んだものです。多肉も組み込まれているし、よく目立つので、旅行者が自撮りしている姿がひっきりなしでした。
札幌スマイル

この両側に屹立しているのは、市立大の教授である上遠野 敏(かとおの さとし)さんの作品の一部です。芸術の森にある砂澤ビッキさんの「四つの風」の1本が倒れた時、朽ち果てるまでそのままにしておくことになったと聞きました。しかし、ここは人通りが多いので、倒れること自体がとても危険だし、どうやって管理していくのか、やはり気になってしまいます。
   上遠野敏

駅前通を歩きながら、ここになぜニセアカシアを復植したのか、それに当たってどんな検討や試験をやったのか、そして植えられているのは、棘のないトゲナシニセアカシアであることなどを説明していきました。
トゲナシニセアカシア

駅前通を渡って、北3条広場に入ろうとして振り返ると、植えられたオオバボダイジュがまた一回り大きくなったなぁと、しばし眺めてしまいました。今年は春から雨が多いので、例年以上に伸びる勢いが強いようです。こんなに早く立派な街路樹になるとはと、嬉しくなってしまいました。
オオバボダイジュ

今日はSTVの取材も入るとか。何とか雨に当たらず、歩けるといいなぁ… (つづく)

バラの季節

  • 2018.06.27 Wednesday
  • 06:00
先週の土曜日には、翌日の松前移動がなくなったので、大通公園を行きつ戻りつ、結局12丁目のバラ園まで行きました。やはり自分の作品というのは気になるものです。瀋陽友好コーナーの‘玖瑰(まいかい)’はもう盛りを過ぎていましたが、それでもたくさんの花を咲かせていました。
玖瑰

このバラ園を造ったのは93〜94年のこと。大通公園の再整備の最後のところで、普通のバラ園じゃなくてなにか目新しいもの考えてよ、と市の担当者に頼まれました。特にバラが好きだった訳ではないけれど、やはり最も存在感のある花だけに、いろんなところのバラ園はそれなりに見てきました。そこで思っていたのが、ハイブリッドティーを排して、フロリバンダだけでバラ園を造りたい!!ということでした。もう一つ、6丁目のサンクンガーデン(沈床園)を止めた替わりに、ここに再現するという条件が。そこで採用したのが、六花亭工場で使った北見黄鉄平(今は北黄石(ほっこうせき)というらしいですが)で、札幌では初登場でした。
サンクンガーデン

バラのセレクトは、当然工藤さんに。ようやく出回り始めたアンジェラや、ハイブリッド・パーペチュアルの古典的銘花‘フラウ カール ドルシュキー(不二)’など、素晴らしいバラが揃えられたのでした。フラウ カール ドルシュキーの白は、本当に「真っ白」という言葉がぴったりです。
不二

デザイン的には、単に花を観賞するのではなく、花の重なりによって、狭いバラ園がどこまでも続くように感じられるよう、斜めのラインにベッド(花床)を配列しました。これはとてもうまくいったと自賛しています。
実施設計図

2009年に、瀋陽友好コーナーをここに造ることになり、また私が担当することに。その際、既に植え傷みがひどくなってきたバラを、一気に入れ替えようと作戦を練りました。そこで、瀋陽と同じくバラがシンボルのポートランドとミュンヘンのコーナーをここに盛り込み、南側にドイツで育成された品種を、北側にアメリカで育成された品種を導入することを提案して、まんまと予算を勝ち取ったのです。そこで再び工藤さんにお願いし、現在の品種を導入することができました。
斜めのライン

ちょうどその翌年から、大通・中島・円山の3公園の魅力アップ計画をやることになり、これまでのような管理事務所の職員ではとても維持できないと、ボランティアの育成を始めたのです。以来、ボランティアのみなさんの熱心な作業のお陰で、バラの花も見事に咲くようになりました。今年は特に状態がいいそうで、人目を引く独特な赤い花の‘シンコ デ マヨ’(Cinco De Mayo スペイン語で5月5日の意味だそうです。)は、本当に素晴らしい。しばらくぐずついた天気が続きますが、かえってしっとりとしたバラの花が楽しめます。雨の合間にぜひご覧になって下さい。
シンコデマヨ

昨日は北大の圃場で、どうしてもやっておきたい仕事をやって来ました。私たちの管理区域ではないところに、植えっぱなしほったらかしになっているバラがあります。最低限の管理しかしていないけれど、2本ある‘クイーン エリザベス’は樹勢が強いので、毎年たくさん花を着けてくれます。いろんな草に包まれていたので、きれいに刈り取って助け出してやりました。
クイーンエリザベス

このままじゃ誰にも見てもらえず、散るばかりなので、数本枝を切ってきました。2,3日しか楽しめそうもありませんが、バラの季節を室内でも堪能させてもらいます。
切り花

札幌フラワーウィーク

  • 2018.06.26 Tuesday
  • 05:50
この時期は、花フェスタやフラワーカーペットなど、花を使った修景が一斉に始まります。天候の方は一進一退ですが、週末にはもう7月が始まるのですからね。札幌の都心部のあちこちで行われている花修景を、一つに束ねて「札幌フラワーウィーク」として盛り上げていこうと、ガーデンアイランド北海道が今年から企画を提案しています。

フラワーウィーク

その企画の一つとして、『さっぽろ都心花と緑のガイドツアー』を行うことになりました。今週末30日(土)、7月1日(日)の各2回ずつです。午前:10:30〜12:00、午後:13:30〜15:00
すべて私がガイドをやるのか、まだ決まっておりませんが、やらざるを得ないでしょうね…(^^;)

都心ガイドツアー

集合場所は札幌駅前のアピアドーム周辺で、下記の図のように駅前通を南下して、北3条広場に入り、道庁構内を通り抜けて、南門から旧道立図書館の横を通って大通公園へ。中央署の前は通りたくないですからねぇ… 西5丁目ではハンギングバスケットの展示をやっているので、それを見ながら大通公園を東進していき、市役所前のプランターを見て終点となる感じでしょうか。

経路

当日の天気予報は、当然のように(笑)曇りか小雨。参加いただける方は、雨対策をしっかりとやっていただく必要があります。定員は各10名ですが、15名くらいまでならなんとかなるでしょうか。雨の都心部を歩くことなんて滅多にないことなので、興味のある方はぜひご参加下さい。
(こちらのページから、申し込みが必要なことをお忘れなく。)

画像

大通花壇+花フェスタ

  • 2018.06.25 Monday
  • 06:00
大通公園のコンクール花壇審査員になってもう23年目。もう辞めたいとずっと言っているけれど、なかなか辞めさせてくれません。私の花壇に対する価値観は、みなさんとはかなりずれているからなぁ…(^^;)
審査風景

テーマの設定、植物名と株数の公表など、言い続けてきて実施されるようになったものはいくつかあります。3×5mの空間に、バブルの頃なら4千、5千もの株を、根をしごき葉をむしって詰め込んでいたものが、今年はこの花壇ともう一つが2,400株で最大になっています。
市川造園

こういう花壇を見ていると目も心も疲れてくるので、本郷さんの「泉」とその周りに造られている あるば・ろーず のみなさんの花壇を眺めて、一息入れなければなりません。ふぅっ。
アルバローズ

花フェスタが始まり、4丁目では道内の農業系の高校生たちが作り上げる『ガーデニング甲子園』の展示がありました。大賞の岩見沢農業高校の作品はできすぎくらい素晴らしかったけれど、新十津川農業高校の作品は、札沼線の廃線が決まった直後でもあり、哀愁を漂わせていて引き付けられてしまいました。こちらの審査の方がいいなぁ…
新十津川

審査基準は、デザインと使用材料が50点ずつ、そのデザインでは、・全体的な調和、・配植及び色彩、・葉と花の調和、・周囲の景観との調和の4つの視点から採点します。この作品のテーマは「森に棲む妖精の庭(夜にあらわれる)」とありますが、はたしてこの花壇が、大通公園の中にどのように収まっているのでしょうか。
サンコー緑化

その5丁目では、日本ハンギングバスケット協会北海道支部による、恒例の「ハンギングのある風景」の展示が。ここでの展示が始まったもう10数年。昔の写真を見返してみると、技術的にも格段のレベルアップがあることが分かります。こういう背景がないところの展示だけに、タブロータイプのものがしっかりと視線を受け止めてくれます。
ハンギング

これはなんというタイプなのか聞き忘れましたが、とてもかわいい作品です。ちょうど作者のYさんがいたので、作り方まで聞いてしまいました。どっしり重たそうに見えるけれど、意外に軽いのだとか。このようにじっくりと時間をかけて作られた作品など、素晴らしいハンギングやコンテナの展示がありますので、ぜひお出かけ下さい。
タブロー

本当なら、今頃松前港から渡島大島に向けて出港している時間ですが、このところずっと悪天候が続いて船が出せないし、今週もずっと時化が続くため、島に渡ることができません。例年6月最終週は大島に当てて、その前後に他の予定を振り分けているので、来週すぐに動けないのです。30年大島に通い続けていて、こんな年は初めて。作戦の練り直しをしなくては…

松前城の見学

  • 2018.05.07 Monday
  • 06:07
松前で泊まったのは、大島調査の時に利用する漁師民宿。獲れたてのヤリイカや板マスと呼ばれる巨大サクラマスの刺身、巨大マゾイの煮付けなど、様々な海鮮料理で満腹に。一緒に行ったかみさんは、ウニやアワビが解禁前で出なかったのが残念そうでしたが、充分満足してくれました。寝て間もなく、ものすごい雷雨や雹の襲来でびっくりしたそうですが、私は運転疲れでバタンキュー…全然気がつかなくてあきれられてしまいました。

二日目は8時に出発して役場のすぐ横に車を止め、馬坂という坂道からお城に上りました。既にほとんど散っていましたが、松前城資料館の右手にあるソメイヨシノが松前の標本木になっているとか。
城の入り口

今までお城の内部に入ったことがなかったので、入館料を払って中に入ると、いきなりコンクリートの地下トンネルになっていてびっくり。コンクリートで復元しているとはいえ、せめて板を貼るとか、あまりの愛想のなさにあきれてしまいました。
地下入り口

内部もコンクリートでがらんどうの壁に、展示スペースがぐるり並んでいるだけ。展示そのものは各種の絵図や古い写真など、面白いものが結構あったけれど、あまりの雰囲気のなさにがっかりしてしまいました。展望スペースも全くなく、これじゃお殿様が出入りする天守閣ではなくて、単なる高層の倉庫かいな?と思ってしまいました。
絵図

天守から外に出て、出口になっているのが本丸御門。これは国指定の重要文化財になっている本物の遺構で、天守に比べて立派すぎるほどの存在感を放っていました。なんかアンバランスだなぁ…(^^;)
大手門

本丸の外に出て一回りしていくと、ちっちゃな堀に桜が枝を伸ばし、みなさんが写真を撮しているスポットがありました。ここが観光パンフなどに使われているアングルのようです。
お堀

気温は10℃以下でものすごく寒く、強い海風が吹いて手もかじかんでしまいましたが、この頃から少し日が差すようになり、気持ち暖かくなりました。城の裏にある松前神社には、道内で見たツバキでは最大級のヤブツバキが、ぼとぼととたくさんの花を散らしておりました。こんなのを見ると、やっぱり松前は暖かいんだなぁと思ってしまいます。
ヤブツバキ

すぐ横にあるのが桜見本園。もともと江戸時代から伝わっていた品種に、浅利政俊さんが松城小学校の子供達と交配やタネ播きを繰り返して作り出された百種以上の品種などが植えられています。でも木が大きくなりすぎて、花が間近に見られないものが多く、ちょっと残念でした。切り戻しとかまではなかなかできないのでしょう。
桜見本園

ちょっとルートから外れたところにある阿吽(あうん)寺は、このあたりの寺では最も古く創建された松前氏の祈願寺だったそうです。でも山門だけが立派で、あとは静まりかえって訪れる人もいない状態でした。案内もほとんどないので、なかなかこういうところまで見て歩く人もいないのでしょう〜
阿吽寺

松前の花見

  • 2018.05.06 Sunday
  • 06:17
昨日は更新できなくて申し訳ありませんでした。松前の桜を見てきたのです。渡島大島の調査を30年近くやって来ているので、松前の町にはしょっちゅう来ています。時化のため船が出ない時には、仕方なく松前の寺社のあたりをうろうろすることが多かったので、町中には精通しているのですが、調査が6月と9月のため、花の咲いている時に来たことがありませんでした。昨年『北の造園遺産』に松前の「桜見本園」を認定したこともあり、一度見に行かなくてはと思ったのです。

通い慣れた道なので、中山峠を抜けて喜茂別の町から真狩・ニセコ方面に抜けました。8時に出たので、定山渓の渋滞にも合わず、すいすい走れてラッキー。少し遠回りにはなるけれど、気持ちよく走れる国道5号を蘭越から黒松内に走って高速に入り、落部で下りて道道八雲厚沢部線を通ります。ちょうど12時過ぎに厚沢部町滝野を通ったので、久しぶりに茅葺きの『滝野庵』に。連休中なので激込みでしたが、タイミングよく入れて、『鴨せいろ』をいただくことができました。
滝野庵

松前の町には直接入らず、旧道から松前藩屋敷のあるカントリーパークに抜けようとしたら、昔の松前駅あたりの道に、ソメイヨシノの並木がありました。1994(H6)年にこの道路を造った時に植えたものだそうです。花のない時には気付かないものです。
記念碑

この道路は、大島漁港をいつも担当している大手ゼネコンが造ったもので、漁港工事だけでは食っていけないので、陸(おか)の仕事もやらないとねぇと、当時の所長が言っていたのを思い出します。それにしても、20年ほどでこんな見事な並木ができるのですねぇ。
桜並木

カントリーパークに車を置いて、奥の方から見ていきました。ソメイヨシノは散り始め、サトザクラの‘関山(かんざん)’や‘普賢象(ふげんぞう)’はまだつぼみ、松前では一番多い‘南殿(なでん)’や白花の‘雨宿(あまやどり)’がちょうど見ごろでした。
第2見本園

次に寺町の方に下りていき、龍雲院ではシロバナタンポポが満開でした。白花のタンポポは何種類もある中で、これは中四国に多いシロバナタンポポなので、私にとっては見慣れた姿。でもなんでここにあるのかは謎なんだとか。この寺以外には広がっていないのも不思議です。
シロバナタンポポ

ここには舘脇操先生が命名した‘蝦夷霞桜’があり、松前の三代名木の一つとされていました。
蝦夷霞桜

その隣の光善寺には、松前一の銘木と言われる『血脈桜(けちみゃくざくら)』があります。これは江戸時代の半ば、本堂を建て替えるためにこの木を切ろうとしたところ、その前夜住職の夢枕にこの木の精が現れて、「明日は死ぬ身なので、成仏できるよう血脈を書いて下さい」というので与えたところ、翌日桜を切ろうとしたら、木の枝に血脈が引っかかっていたので、あわてて切るのをやめたとの言い伝えがあるのです。
血脈桜

この桜から枝を取り、接ぎ木して殖やされたのが松前では最もたくさん植えられている‘南殿’です。花の中央がかなり濃くなり、手まり状になって咲く南殿を満喫することができました。でもその頃から天候が急変し、空が真っ暗になって冷たい風が吹いてきました。これは危ないと近道を通って車に飛び込んだ途端に、バケツをひっくり返すような雨になってしまいました。このため一日目の桜巡りはここまでに。
南殿

ガーデンオープン

  • 2018.04.21 Saturday
  • 06:01
滝野公園は、毎年20日が夏期開園日。といっても、年によっては園路脇に雪の壁があったことも… 今年は雪融けが早かったので、少しはましですが、この時期にはまだ花がほとんどなく、本格的にはGW明けになることでしょう。

あちこちからガーデンオープンの便りが。イコロの森は開園10周年。ちょっと読みにくいけれど、工藤さんはこう書いています。「どこまでもゆっくりの歩みかもしれない。けれど、確実に育っていく植物たち。それを見続ける楽しみ」
イコロの森1

10周年の記念企画は、『工藤敏博のローズトレーニング』。半日ずっと工藤さんの講義を聴いていると、頭がパンクしそうだけど…(笑) 得がたい話がたくさん聴けることでしょう。(詳細はこちら) イコロで育った植物をポット植えした苗の販売も始まります。

イコロの森2

もう一つ、レストランの運営が寿珈琲に変わったそうです。こだわりのガーデンで、こだわりの珈琲が飲めるようになるのですね。
チセ

上野ファームも本日オープン。28日だと、慣れないスタッフがいきなりの来客でパニックになるため、一週早めて慣らし運転することにしたそうです。射的山のエゾエンゴサクも咲き始めていることでしょう。パートさんが集まらなくて大変といってましたが、まだいくつか応募中になっているので、苦戦しているのかもしれません。どこも人手不足なんですね…
上野ファーム1上野ファーム2

オープンからGWにかけてはイベントが目白押し。上野さん、今年も張り切ってましたよ〜
上野ファーム3

先日チ・カ・ホを歩いていたら、ガーデン街道の宣伝をやっていました。誰が来てるんだろうと近寄ってみたら、全然知らないスーツ姿の男ばかり…あれは誰だったんだろう?でも今年の冊子をもらったら、無料入園券が入っていました。森のガーデンや十勝ヒルズで使うわけにもいかないので、どこで使おうかな?
ガーデン街道

色彩館の花

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 05:51
「バラ こぼれてます」というポスターが予告していたけれど、色彩館のバラの見頃は4月下旬〜5月の上旬にかけてて、昨年母を連れて行って感激しました。でも、咲き始めのこの時期もなかなかいいものです。まず咲いていたのはモッコウバラで、黄八重と白八重がやや満開を過ぎていました。黄八重の方が花の密度が少し高くて見栄えがしますが、白八重も清楚な美しさがあります。
モッコウバラ

その隣では、スブニール ドゥ ラ マルメゾン(Souvenir de la Malmaison)が、やはり盛りを過ぎた風情。あとは奥の方でカクテルが咲いて来ていましたが、壁際にはびっしりつぼみの付いたバラが満を持しているので、下旬はかなりの見物になることでしょう。
マルメゾン

その足元で香り高い花を咲かせているのが、ミカン科のコイシア(Choisya ternata)です。広葉の黄葉品種である‘サンダンス(Sundance)’と細葉の花着きのいい品種‘アズテック パール(Aztec Pearl)’が咲いています。
コイシア

奥の方では、やや地味な常緑性のウィブルヌム(ビバーナム)であるダビディ(Viburnum davidii)が咲いていました。これは結実すると果柄(かへい)が真っ赤で果実が紫色になるそうですが、まだその時期に見ていません。温室内でうまく受粉して結実しているのでしょうか?
ダビディー

ハナミズキの足元では、セイヨウイワナンテンの斑入りである‘レインボー’(Leucothoe fontanesiana 'Rainbow')が満開になっていました。実はこの木、十勝ヒルズに植えられてます。昔のオーナーのコレクションに入っていたようで、私なら「こんな常緑もの絶対十勝では無理だよ!」と鼻にもかけないけれど、先入観のない人はなんでも入れていたのですね。こんな見事な花は咲かないし、常緑の葉はかなり傷んで見苦しいけれど、それなりにちゃんと生きているのですからびっくりです。札幌なら雪の中に入るので、全然平気かもしれません。
セイヨウイワナンテン

ハナミズキは、これまでに見た中でダントツに花の数が多く、木全体にびっしりと花芽が着きました。本当に見事です。
ハナミズキ

まだ2〜3分咲きといったところで、多くのつぼみが開きかけでこんな形になっていました。てっきり何か異常が起きて花被片が偏形しているのかと思ったら、徐々に開いて平たくなるとハナミズキらしくなるのでした…(^^;)
開きかけ 満開

通路にはクンシランの大鉢仕立てが満開に。その中で一際豪華に咲いているのは、葉性(はしょう)や花の付き方から、うちから4年前に株分けした四季咲きクンシランに間違いありません。こんな見事な咲き方になるなんてと、一人ほくそ笑んでしまいました。
クンシラン

いわみざわ公園

  • 2018.04.09 Monday
  • 06:00
昨日の雪にはびっくりでしたが、事務所に下りるとほとんど積もっていなくてまたびっくり。融けるのか融けないのか?ぎりぎりの温度差にあったのでしょう。こんな状態でした。
朝の風景

昨日は用事もあったので、いわみざわ公園まで行ってきました。こちらは全く雪も降っていなかったし、畑の雪も完全に消えていました。公園周辺に植えられているポプラ並木が、全部ではないけれどきれいに頭がカットされていました。農地にかかるところでは、日陰になると苦情でも来たのでしょうか?こんな切り方では、数年もすれば元に戻ってしまうだろうに…
ポプラ並木

花壇では、スノードロップがようやく咲き始め。むしろミニアイリスの方が早いくらいでした。今週は少し気温が上がりそうなので、花壇もにぎやかになってきそうです。
スノードロップ

色彩館に入ると、やはり暖かい♪たちまちカメラは結露してしまい、暖まるまでしばし一回りできました。巨大ゴールドクレストは、きれいに刈り込まれていたけれど、そろそろこの刈り込みも限界になってくるのでは?
色彩館

新聞にも載ったこともあって、ハナミズキ目当ての方がたくさん来ていたようです。花はまだ満開ではなかったけれど、今までにないくらいのたくさんの花が咲いておりました。(温室の花はまた別途紹介します。)
ハナミズキ

ちょうど工藤さんのバラの講習が、前日に続いての実施中で、基本の「き」のコースでした。温室内を見ているうちに外に出ていたので、バラ園に出かけてみました。寒空の中、完全装備の工藤さんを取り囲む、熱心な受講者のみなさん。実際に実物で説明してくれるのが一番ですが、それを自分の庭で再現できるか、これが一番難しいところです。
工藤さん

昨年は記録的な少雪のため、傷みの方も記録的だったそうですが、今年は割と残った方だとのこと。それでも系統によっては真っ黒けになっているので、これだけの本数を維持していくことの大変さが偲ばれました。ここにはバラを管理するボランティアの「トムテ」のみなさんがいるので、今年も熱心な活動を続けることでしょう。
バラの状態

ことりっぷ(つづき)

  • 2018.03.14 Wednesday
  • 06:00
今朝は今年一番の暖かさで、家の辺りでもプラスのままでした。昨日維持管理の業者さんが、前の道路の雪をきれいに片付けてくれたので、道路が広々として気持ちよくなりました。国会が炎上したお陰でこんなに暖かくなったのでしょうか…(^^;) 昼間も予報通りに暖かくなれば、雪融けも一気に進みそうです。

ことりっぷの続きをもう少し。北海道のガーデンには、残念ながら十勝ヒルズは入っていなかったけれど、大雪森のガーデンが入っていました。部分オープンなどを経てきたために、いつからというのがはっきりさせにくいのですが、管理指導が5年経過したので、初期の不具合の修正も終わり、ガーデンとしてはこれからというところ。部分的にリニューアルをかけていかなければならないので、まさに正念場となります。
森のガーデン

ガーデンだけでなく、花カフェの紹介もありました。千歳のMEONガーデンカフェ、上富良野の花七曜、恵庭のきゃろっとがあり、最後に SAPPORO FLOWER & CAFE がありました。すぐ近くなのでこの前はよく通るのですが、いつからカフェができたんだろう?と思っていたら、中はこんなになっていたのですね。今度行ってみなくては。(大通西24丁目のバス停のところです。)
札幌フラワー

実はちょっとショックを受けたページがあります。「行ってみたい花スポット 10選」。トップの国営ひたち海浜公園のネモフィラは、既に世界的な人気を博しているのでいいのですが、その他もなんだかすごいことになっているのです。
ひたち海浜

「とっとり花回廊」とか、フジで有名な「あしかがフラワーパーク」とかは、行ったことはないけれど、どんな所かは知っていました。ところがこの「世羅高原農場」は全くの初耳。チューリップまつり、ひまわりまつり、ダリア祭、大根まつりの期間中だけ開園するのだそう。日本最大級の花絵なんだとか。規模をどんどん大きくしないと差別化できないのでしょうか?それにしても大根まつりってなんだろう?
世羅高原

大分県の山の中にあるという「くじゅう花公園」もちょっとびっくりな規模です。九州は韓国や中国が近いので、こういったど派手な修景がやはり求められるのかなぁ・・と。ほかにもこの手の大規模花壇が目白押し。どかんと集客するには、このような方向に行かざるを得ないのでしょうが、ちょっと考えさせられました。
くじゅう

この後ろには、ターシャ・テューダーの特集ページもあります。実は武市さんとターシャは、どこか被るところがあるとずっと思っていました。同じ号にこのような紹介があるのも面白いかと思います。花スポット巡りには、とてもいい本だと思いますので、ぜひご覧になって下さい。
ターシャ

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