オホーツク公園

  • 2017.11.15 Wednesday
  • 05:48
盤渓峠を少し越えたところで、ウサギ(エゾノユキウサギ)が道端にいるのに気付きました。既に冬毛になっているため、あんな真っ白な姿では、真っ暗闇の中でもすぐに見つかってしまいます。これまでシカやキツネ、タヌキ、テン、エゾリスなどに出くわしましたが、ウサギは初めてでした。こんな身近なところにもいるのですねぇ。

昨日の泊まりは、網走で最も新しいホテル。最近のビジネスホテルでは、朝食が無料は当たり前。さらにここでは平日のみですが、18時から先着限定30食に限り、夕食の提供までありました。まだあります! 21時半から23時までの間「夜泣きそば」の提供があり、23時から25時の間はカップ麺版夜泣きそばの提供まであるのです。あんまり至れり尽くせりなので、予約がほとんど取れないそう。びっくりでした。夜が明けると、眼下には網走川が雨上がりの朝日を浴びて輝いておりました。
網走川

飛行機の時間までに少しあったので、天都山の上にある道立公園を見てくることに。すると公園内施設である道立民族博物館の前にある立派なプンゲンストウヒが、軒並み頭をちょん切られておりました。なんでこんな無茶な剪定が平気で行われるのでしょうか…
ぶつ切り剪定

道立オホーツク公園は、キャンプ場やパークゴルフの営業は既に終わり、宿根草花壇もきれいに刈り取られておりました。展望台からふと足元を見ると、ここでもニオイヒバの生垣が、強く切り詰められて白骨化してました。こんな無残な姿を晒しているのは、却って逆効果ではないのかなぁ…
生垣の白骨

前日と違って、もやっとして展望はききませんでしたが、右手の斜里岳、左の海別(うなべつ)岳を起点に知床連山がずらりと連なっておりました。
知床半島

冬季間は、4月にセンターハウスに増築整備されたばかりの室内遊戯施設「ころころひろば」がメインの利用施設になります。寒冷地では、室内遊戯施設は不可欠のようで、平日でもかなりの利用率だそうです。
室内公園

これはボーネルンドの製品。エアーの力で跳ね上がるように走れるので、一番の人気になっているそうです。
ボーネルンド

球ころ遊具は幼児には大人気。うちの孫たちもみんな一歳を過ぎたので、そろそろこういうところにデビューできるのでしょうか。
球ころ

飛行機はボンバルディア製のプロペラ機。昔よく乗ったYS11より少しだけ長い程度で、中の感じはそっくりです。日高山脈を越えてから降下を始めてまもなく、強い雨雲に突入し、久しぶりにメチャクチャ揺れました。足を踏んばり、肘掛けをつかんでいないと体が動くほどで、ようやく地面が見えてホッとしました。これは千歳川遊水池の一つである根志越(ねしこし)遊水池のようです。地元の方は、やがて遊水池にタンチョウが引っ越してくることを願っているのですが、うまく定着してくれるでしょうか。
遊水池

見どころ探訪ツアー

  • 2017.10.19 Thursday
  • 05:54
日曜日には、中島公園での見どころ探訪ツアーが予定されていました。通夜に出るには予定をキャンセルしなければならないけれど、定員をオーバーする方が申し込まれているので中止は忍びなく、通夜には遅参することにしました。南9条入り口から伸びるイチョウ並木は、ものによっては真っ黄色、雌の木には鈴生りに銀杏がなっていました。
イチョウ並木

パークホテルの庭園は、日曜なのでウェディングがあり、入ることができませんでした。このため菖蒲池のほとりからこの公園の設計意図をお話しすることにしました。スカッと晴れていれば、園内の木々と池越しの借景になる藻岩山のコントラストがもっと素敵に映ったでしょう。
借景

この寒空の中、定員を超える24名もの方が早くから集まりました。何度も来ている方がいるので、そんなに来られても同じ話だよ〜といっても、大丈夫!家に帰ったら忘れてるから…と言われてもねぇ…(>_<)
参加者

いつものように時計回りに回ろうと、ボート乗り場からハウチワカエデの ‘舞孔雀’を経由して、木下成太郎像のところに。木々の葉が少し落ちて明るくなり、ちょうどいい雰囲気になっていました。
木下成太郎像

旧百花園を通り、中島球場跡地に広がる芝生広場の中には、ケヤキがたくさん植えられています。近寄ってみると、ケヤキフシアブラムシは既に樹皮にしがみついたまま死んでいました。例年よりもかなり早いようです。雪虫は北国の風物詩になっているのに、同じ生活史を持っているケヤキフシアブラムシは見向きもされず、気持ち悪る〜と嫌われてばかりなのはかわいそうかも。
ケヤキ

彌彦(いやひこ)神社の横手には、伊藤組の開祖である伊藤亀太郎が植えた、株立のケヤキの大木があります。そのすぐ横に、なぜかホウキ立ちのケヤキの品種である ‘むさしの1号’があります。誰がいつここに植えたのか、全く不明の木なんですが、隣にある普通のケヤキとのコントラストが面白いので、近くを通った際にはよく見比べて下さい。
むさしの1号

Kitaraの裏手を通って鴨々川沿いに出ると、ウルシの木が真っ赤に紅葉し始めていました。これも誰が何のためにここに植えたものか分からない、不思議な木です。屯田兵村まで遡るほど太くはないので、岡田花園時代としても、なんの目的でと疑問符が付きます。この時期には鮮やかな紅葉が目立つので、かぶれないよう遠目にお楽しみ下さい。
ウルシ

天文台の前にもなぜかクコが二株。いくつか真っ赤な実が付いているけれど、ナス科特有の花がまだ無数に開花していました。市内でも時折見かけはするけれど、公園の中にわざわざ植えるものでもなく、全く不思議なものが多い公園なんですねぇ。
クコ

紅葉輝く

  • 2017.10.18 Wednesday
  • 06:30
15日に通夜、16日に葬儀告別式。そして火葬、お骨上げを済ませ、夜の特急で戻ってきました。身近な人の死は、ただ悲しいだけでなく、いろんなことを考えさせられるものです。なんとなく鼻がぐずぐずしていたものが、この数日の間に本格的な風邪になってしまったようで、帰りの車内では咳が止まらず、大変苦しい思いをしました。車内ががらがらだったのが幸いでしたが…(>_<)

そして昨日は創成川公園の作業指導の最終日。日程をずらすことができないので、咳き込みながら出かけましたが、予報では雨だったし、かなりの寒さだったので、参加人数は一ケタになりました。
ボランティア

今年から参加した方が二人いたので、ちょうど目の前にある満開のシラハギと、隣にまだ咲き残っている白花ミヤギノハギの違いや、このように紫の花が混じるソメワケハギのことなどを説明しておきました。
ソメワケハギ

前回の終わりは、北端を折り返したところだったので、そこまで歩いて行きました。途中に‘四季蘭’(Sijilan)が狂い咲きしていました。この品種は、93年に札幌に招いた、中国科学院植物研究所植物園の臧淑英(ざん しゅういん)先生が作出した品種です。
四季藍

この時期の剪定は、ライラックの無駄な枝を丁寧に取り除き、余計な花を咲かせないことにあります。爪楊枝程度の細い枝は徹底して落とし、つぼみのたくさん点いている枝は切り詰めて開花数を減らします。今年は雨が多くて生育がいいため、花芽の数が例年よりたくさん着いていると思います。全部咲かせると、花房が大きいために枝に負担がかかるのです。
ライラックの剪定

横では作業員の方が、咲き終わったハギの刈り取りをしていました。そういえば、ボランティア最初の7年前には、みなさんに刈り取りをやってもらいましたが、株が大きくなってしまったので、今では刈り取りもチェンソーで行っています。
ハギの刈り取り

創成橋のところまで来ると、シダレヤナギの剪定をやってほしいとのこと。かつてここにあったヤナギのうち、一番きれいに枝垂れるものから枝を取り、水挿しして保存していたものを育ててここに植え戻したものです。
整枝前

枝垂れものは、枝を上に上に伸ばしていかなければならないので、垂れ下がるムダ枝を透かしていきます。まだ高枝切り鋏で剪定できるけれど、だんだんしんどくなってきますねぇ。
整枝後

ライラックの剪定はまだ少し残ってしまったけれど、ボランティアのみなさんの作業はまだ続くので、あとを託して最後の作業指導を終えました。毎度熱心な作業をありがとうございました。事務所に帰ろうと大通公園を通ると、雲が吹き飛んで暖かい日差しが戻り、2丁目広場のサトウカエデが真っ赤に色づいていました。今年は見事な紅葉を、どこに行っても楽しめます。
サトウカエデ

目まぐるしい空模様

  • 2017.09.20 Wednesday
  • 05:58
台風一過、カラッと晴れるかと思いきや、何度も何度も突然のにわか雨…大変目まぐるしい空模様の中、創成川公園の作業指導に出かけました。いつものように北の端から見ていくと、なんだかハギの花がまばらな様子。北半分はミヤギノハギではなくニセモノのケハギがが植えられており、ミヤギノハギより少し早くこの時期には満開になっていいはずなんです。そういえば、一緒に陽殖園に行った岩見沢のHさんも、今年はミヤギノハギの花着きがよくないと言ってましたねぇ。
北1条

石垣に垂れる分にはいくら長くてもよいのですが、階段の両側に植えたものは、まともに歩けなくなってしまい、公園事務所で夏刈りを行っています。6月末から7月初めにかけて、完全に地際から刈り取ってしまうと、新たに伸びてくる茎は半分も伸びないうちに、放任しているものと時を同じくして花が咲いてきます。
刈り込みミヤギノハギ

川面を眺められるベンチも、ほとんど座れないくらいにぼうぼう伸びていて苦情が来ていたとか。それがこの刈り方により、ちょうどいいくらいの長さで花が咲いてきています。ミヤギノハギらしくないかもしれませんが、ご家庭で余している方は、是非この夏刈りを試してみて下さい。
ベンチ回り

大通りから南は本物のミヤギノハギが植えられており、紫と白花のコントラストが見事です。今月一杯見ごろが続きますので、ぜひお出かけ下さい〜
ミヤギノハギ

南端の南4条には東武ホテルがあり、いつもきれいに飾られています。ここは同じ東武系列のゆにガーデンが植栽を担当しています。手前のバラが、素晴らしいアクセントになっていました。
東武ホテル

入口周りは定番のホワイトガーデンに。アナベルが満開の頃には、きっと見事だったことでしょう。手入れにも由仁からやって来ているのでしょうか?
ホワイトガーデン

この頃から何度もにわか雨が。私が屋根の下に入ると晴れるのに、外に出るとぱらぱらと… 集まって来たボランティアのみなさんに、やっぱりねぇ…と言われてしまいました…(^^;)
この時期の作業は、ライラックのムダ枝を処理して、開花数をある程度減らす作業です。ハシくらいの太さの枝の蕾ならいいけれど、爪楊枝くらいの枝に花を咲かせるのは御法度。ムダ枝はどんどん落として負担を減らし、枝に勢いをつけてやるのです。みなさんだいぶ慣れてきたようでした。
剪定作業

作業を始めた5年前には、植えられたばかりのモンタナマツの芯止めをしつこくやって下さいね〜と言われて、なんでこんな面倒なことやるんだ…?と思っていた方がほとんどでした。でも見事にできあがった樹形を見ると、みなさん「きれいになったね〜♪」「きっと札幌一きれいなモンタナマツだから、胸を張ってもいいからね〜」と励ましています。
モンタナマツ

北2条で折り返したところで、かなり強い雨になり、急いで狸二条広場まで戻った頃にはかなり濡れしまいました。その後もずっと降ったり止んだり雷が落ちたりと、不安定な天気が夜まで続きました。今日もまた同じような天気が続くとか。すんなり通り抜けた台風でしたが、その余波はずいぶん長く引きずっています。

中島公園の探訪

  • 2017.07.08 Saturday
  • 05:48
なぜか連続して公園の探訪ツアーが。昨日は北海道立文学館主催の「公園の達人と巡る中島公園33の宝物」でした。文学館に向かう時には、車の温度計が35℃を指していて、棄権する人続出じゃないかな…と心配していたけれど、ほぼ予定どおりの方が集まっておられました。文学館から時計回りに一周するコースとしましたが、みなさんの疲労の具合と時間を見て、短縮するかを判断することに。
ガイドコース

予報では13時の32℃がピークで、少しずつ下がってくることになっており、14時スタートにしてよかったです。まずは室内で簡単に資料の説明と、中島公園が創生期の札幌でどのような位置づけになっていたのか、簡単にお話ししました。
オリエンテーション

とにかく日陰を歩かなきゃと、豊水通沿いに列植してあるイチョウの木陰を歩いていると、そのうちの一本から、まだそんな大木でもないのに「乳」が伸び始めているのを見つけました。これは気根とのことですが、かなりの大木にならないと垂れてこないので、かなり早熟なのかもしれません〜(笑)
イチョウの乳

とにかく木陰を歩き、舗装は避けてできるだけ芝生の上を歩いて行くと、なんとかしのげる暑さでした。私より詳しい方もいるので、助けてもらいながらほぼ予定どおりのコースを時間内に回ることができました。文学館の館長以下スタッフの方達も一緒に回りましたが、せっかく公園内にあるのに、あまり詳しいことを知らなかったのでよかったですといわれ、ホッとしました。いくら解説本や資料を読んでも、現地と対照して確認していくと、理解度が全然違うので、このようなガイドは必要なのでしょう。でも2時間しゃべりっぱなしは、さすがにきつかったですぅ〜(>_<)
ガイド風景

今日は午後から美幌に移動。日曜はフラワーマスターの講習会です。宿にネット環境がなさそうで、更新できないかもしれません。その節はよろしくです〜(ちゃんと言っておかないと、また入院騒ぎになりかねないので…(^^;))

円山公園の探訪

  • 2017.07.06 Thursday
  • 06:00
昨日の昼は、十日ぶりくらいに「おかだ」のうどんを食べに行きました。ようやく大島調査前後のごたごたが片付きつつあります。夏の間はよほどの雨でもない限り、中庭で食べることに。しっとり落ち着いた緑の空間に、飾られた花が素敵なアクセントになっていました。
おかだ

午後から、緑化樹木や山林種苗を生産している団体の研修会で、円山公園を案内してほしいとの依頼がありました。ここには1880(M13)年に、開拓使によって円山養樹園が開設され、様々な有用樹木の生産がスタートした場所でもあり、この業界の原点とも言える場所です。チャリをこいで北側から園内に入ると、岩村通俊像にほどよい日差しが入っていました。この像はかなり鬱蒼とした林内にあるため、快晴だとコントラストが強すぎて全く写らず、雨の日とか暗すぎるとぼけた写真にしかなりません。久しぶりに、ほどよい光線の中でいい写真が写せました。
岩村像

スタートは管理事務所前。普段歩き慣れない方もいらっしゃるようで、二時間がんばって歩いてね〜と脅しておきました〜(笑)
スタート

まず初めには、やはりカラマツのことから話しなければなりません。北海道の林業は、道南を除いてカラマツの植林から始まり、その苗木はここから出荷されているからです。道内で最も古いカラマツとお墨付きをいただいているので、安心して紹介することができました。
カラマツ

北海道神宮を抜けて動物園方面のスギ林に入り、カツラの巨木を見て、坂下グラウンドに下りて来るコースです。ふだんいろんな樹木を扱っている方達ですから、話はすぐに伝わるし、こういう反応のいいガイドは、歩いていてもとても面白いです。
スギ林

約2時間でコースを一回り。そんなに暑くならなくてなによりでした。そういえば水も飲まずにしゃべり続けてのどがカラカラに… 公園入口で一息ついてから、北側に続く広い園路を望むと、とてもぜいたくな風景がありました。円山ならではのこの眺めは、本当に素晴らしいと思います。
緑陰

もみじ台

  • 2017.06.17 Saturday
  • 05:39
厚別区の土木センターから、ミズバショウの生えている公園があるのだけれど、生育がよくないので一度見てほしいとの話がありました。場所はもみじ台の真ん中にある熊の沢公園。多分30数年前の植木屋時代、この近くで庭を造った時以来の訪問のような気がします。
熊ノ沢公園

団地の真ん中に一山残されているので、そこからしみ出る水があちこちの沢を潤しています。かなりミズバショウの葉が見えているのですが、それを覆い尽くすようにアシやガマ、そして問題のクサヨシがわんさか生えていて、湿地を一面覆い尽くしています。
日向のミズバショウ

ヤチダモやハンノキは点在する程度なので、生育地にはかなりの日照が当たります。山際の日陰になると、ガマやクサヨシなどはあんまり生えておらず、スゲ群落になってミズバショウと共生できているようです。やはりここでもクサヨシが問題のようでした。
日陰のミズバショウ

幹線園路をくぐって水を引き、湿性植物園のようなものが作られていたところには、割と丈夫なヒオウギアヤメとキショウブの花が咲いておりました。よく見ると、すぐ脇は一面のクサヨシとオオアワダチソウで埋め尽くされており、キショウブはもはや退場してもらう草種なので、あれこれ問題が多そうです。星置緑地のように、全体が日陰であればまだやりようもあるのですが、こんなに日当たりがよくてクサヨシがはびこってしまうと、一筋縄ではいかないような気がしました。
湿性植物園

せっかくもみじ台まで行ったので、帰りに白石駅の花壇を見てきました。今月は日程が合わず、作業指導に行けないのです。南口の花壇は、この時期いつも乾いて水やりが大変なのですが、今年はたっぷり雨が降ったことや、土壌改良材(テンポロン)の効果がめきめきと出てきて、これまでになく旺盛な生育ぶりをしていました。
南口花壇

ちょうど‘カクテル’が満開。ようやくツルが胸の高さくらいまで伸びてきており、これも土改効果が出てきたようです。
カクテル

北口に回ってみると、こちらは相変わらずの盛り盛り状態。隣のコロニーに覆い被さるものが続出しているので、メールで情報を流しておかなければならないようです。
北口花壇

枝が暴れて困っていたスモークツリーが、ようやく落ち着きを見せ、花もたくさん着いてきていました。これでもう見苦しくなくなるでしょう。
スモークツリー

ツアーの案内

  • 2017.06.12 Monday
  • 05:51
今年は講演やらツアーガイドやら、取材やら原稿依頼やらがやたら多く、仕事をかなり圧迫されています。こういってはなんですが、いただける金額は決して労働力に比べてペイできるものではなく、全くのボランティアもありました…(>_<) でも声をかけていただけるというのはありがたいこと。自分の頭の中を整理していくいい機会なので、できる限り受けていこうと思います。
次のイベントは、なんと中島公園にある北海道立文学館からだったので、ちょっとびっくり。文学にはとんと縁の無い私に、一体なんの用かと思ったら、文学館の創立50周年に当たるので、「公園の達人と巡る中島公園33の宝物」と格好のいい名前を付けていただき、文学館の立地している中島公園のことをもっと知りたいということなのです。

文学館

文学館は、現在地にできたのが1995年なので約20年前、それ以前は資料館の中にひっそりとありました。今の建物は設計コンペで選ばれたもので、知り合いの事務所は佳作で次点になり、悔しがっていたことを覚えています。といっても私自身はあんまり縁がなくて、数年前に宮澤賢治展があった時にも、とうとう行けずじまいに終わってしまったなぁ…

申込みは14日からで、先着20名限定になっています。興味のある方はどうぞお申し込み下さい。どうせ私のことだから、また雨になる可能性が高く、少雨決行にしておりますが、ひどい場合は講堂内で室内ツアーに切り替えることになっています。(電話 011-511-7655)
案内

秋には、毎年やっている公園事務所主催のガイドツアー(10月15日の予定)もありますので、涼しくなってからという方はそちらにどうぞ。

ワンデーマーチ

  • 2017.06.05 Monday
  • 05:51
昨日は隔年実施の4公園ワンデーマーチ。円山公園を一回りしてから、てくてくと大通まで歩き、6丁目で昼食。午後はそこから創成川公園を経由して、すすきのの裏を抜けて中島公園に入り、園内を軽く回って終了というコースです。毎度雨に当たるので、秋にしたり春にしたりしているけれど、今年もまた外れ…なんで週末になると崩れるのかなぁと、恨めしくなってしまいます。しかも歩いている10時から15時までが傘マークになるのですから。
予報

さすがにキャンセルが数名出て、22名でスタートしました。前回も参加された84歳の女性もいて、平均年齢が高い割にはみなさん元気そうでした。
出発

傘を差すほどでもなく、時折ぱらぱら来る程度の天気がずっと続きましたが、とうとう最後まで晴れ間は見えませんでした。岩村通俊像のところは、葉が繁ってくると薄暗くなってしまいます。
岩村像

円山から大通公園までは南大通をひたすら歩き、13丁目から再びガイドを再開して、12時ちょうどに管理事務所に到着。雨除けのテントを用意してくれていたので、その中でお昼をいただきました。ロシアから来ている留学生が参加していたので、日本語大丈夫?と聞いたら、5年間語学学校に通っていたのでバッチリですと。ウラジオストック出身で、漢字もたいてい読めるし、ちょっとびっくりでした。
大通

これまで4回のワンデーマーチで、好天は一回だけ、それだけに弁当の中身は最大の関心事になります。今回のお弁当は、だし巻き卵がウリだとのこと。見た目は地味だけど、ふわふわで出汁も効いていて、みなさんにも好評でした。
弁当

こんな天気だと、あの大通に人っ子一人いなくて気味悪いほど。お陰でガイドはスムーズに歩くことができて、とてもやりやすかったです。この時横のビルの温度計を見ると11℃。汗だくになるよりはいいけれど、せめて15℃くらいだとみなさんもよかったでしょうに、よけい寒く感じてしまいました。
泉

創成川公園のライラックは、フレンチがだいたい終わり、遅咲きのものが咲き始めていました。ドイツスズランも少し黄色くなり始めで、この気温では香りもかぐことはできません。
スズラン

みなさん疲れ始めて来ているので、寄り道しないでまっすぐ中島公園に入り、池を時計回りに回ることに。池の向こう側にあるハウチワカエデ‘舞孔雀’の葉が、大きくなった真っ赤なタネとのコントラストが美しく、しばし見とれてしまいました。
舞孔雀

天文台の前に記念植樹で植えられたオオヤマレンゲが満開で、あまり見られない花だけに、みなさんも喜んでおりました。
オオヤマレンゲ

日本庭園内の四阿で、完歩賞の判子を押して無事に行程を終了。ひどい雨にはならなかったのがせめてもの救いでしたが、寒い中本当にお疲れさまでした〜

大通公園ガイド研修

  • 2017.05.27 Saturday
  • 05:53
昨日は、大通公園ガイドボランティアの実地研修会。毎年新たに参加される方がいるので、その方達が本来対象ですが、何度も聞いている方も参加するらしい…(^^;) バスを降りて、その前に創成川公園を少し覗いてきました。ライラックの咲きっぷりを確認しておきたかったのです。品種間のばらつきが大きくて、なかなか落ち着いてくれないのが困りもの。全体的にはいい感じで咲いておりました。
ライラック

ドイツスズランはまだ満開にはなっていないものが多く、いつもの年に比べてかなり遅れています。明日は富丘西公園の自然観察会だけど、ようやく咲き始めくらいかなぁ。
ドイツスズラン

研修のスタート地点は、テレビ塔下にあるバークガイドのブース前。途中から加わった人もいたけれど、約20名相手なので、研修にはちょうどよかったです。
スタート地点

ライラック祭りの期間なので、あちこちで飲食のブースが並んでおり、6〜8丁目は通り抜けるのも大変でした。
ケヤキ

9時半スタートで、12丁目にたどり着いてちょうどお昼に。結構暑くなった中、2時間半しゃべりっぱなしで声が涸れました。1時から折り返しは、バラ園の中に植えられている4種のライラックの解説から始めました。
12丁目

開道百周年を記念して造られた顕彰の像は、全部で4体。10丁目にはケプロンと黒田清隆像があり、岩村通俊像は円山公園に、永山武四郎像は旭川の常盤公園にあります。150周年では、松浦武四郎像でも造るのかな?
ケプロン像

南側には彫刻なども少なく、帰り道は割と早く戻ってくることができました。3丁目の『泉』は、新緑の中でひときわ美しく収まっておりました。さすが本郷さんのモニュマンは、周囲の景観になじみやすいです。
泉

朝から四時間しゃべり続けて無事に帰還。大変ではありますが、これからのみなさんのガイドに、少しでも役に立つようであればうれしい限りです。今年からは日曜を除く毎日活動をしておりますので、都心にお出かけの際には、一度ガイドを体験してみてはいかがでしょうか。
  チラシ

創成川公園の春

  • 2017.05.03 Wednesday
  • 05:55
昨日は創成川公園のボランティア作業日。本当は二週間前の予定だったけれど、あいにくの大嵐になって中止になってしまいました。みなさん、やっぱり…と思ったことでしょうねぇ…(^^;) 時計台前でバスを降り、いつものように北2条の北端から歩いて行くことに。創成川通角のホテル敷地にあるエゾヤマザクラは、かつて市内で一番早く咲く桜として知られていましたが、老木化してすっかり小さくなってしまいました。ここは戦前、帝室林野局の局長官舎の庭だったところです。
森林管理局跡

創成川公園の桜はほとんどがチシマザクラ。家具販売の某社より、造成に当たって公園に植える木を寄付するとの申し入れがあり、社長の好みのソメイヨシノをとの要望があったのを、断固拒否してチシマザクラにしたものです。いろんな色や樹形が入り交じっており、ようやくしっかりとした樹形になってきました。
チシマザクラ

法面にはチオノドクサ(ここはルキリエ種です。)をたくさん植え込んでいますが、よく踏まれるところはどうしても消えてしまい、ハギの足元などにはものすごく増えています。タネからもかなり増え始めているので、どんどん広がって行くことでしょう。
チオノドクサ

ボランティアは十名ちょっと。初めからずっと来ている方もいれば、今年から参加した方もおります。韓国から社会人留学で北大に来ている方も参加されており、いろんな植物事情を聞くことができました。
ボランティア

本来は芽が動かない時期にやる作業なので、剪定といっても本当のムダ枝を落とす程度。とはいえ、衰退木がかなり多いので、花数をかなり減らしたものがあります。いつも東から回るために、西側がおろそかになりがちになるため、昨日は2時間かかって、西側半分の手入れをやることが出来ました。ちゃんと落とす枝の見分け方を覚えてほしいものです。
剪定

終了後、テレビ塔下に植えられているソメイヨシノを見に行きました。町のど真ん中にあるのでもう満開かと思いきや、まだ5〜6分咲き程度。今日からの暖かさで一気に満開になりそうです。町中に行かれる方は、ちょっと足を伸ばして清々しい公園の雰囲気を味わってください〜
ソメイヨシノ

いわみざわ公園

  • 2017.04.18 Tuesday
  • 05:44
日曜日には、母を連れていわみざわ公園の色彩館にバラを見に行きました。母を松山からこちらに連れて来て一年、どこかに連れて行くことがあんまりできなかったので、今年はちゃんと時間を作ろうと思います。やたら風が強く、ハンドルとられないようにしっかりと握りしめていたので、着いた頃には肩が凝ってしまいました。色彩館に入ると、きれいに刈り込まれたゴールドクレストがお出迎え。数年に一度とは言え、この散髪は大変でしょうねぇ…
ゴールドクレスト

モッコウバラは終わりかけ、ランブラーは咲き始めくらいで、クライマーが花盛り。ふと後ろを見上げると、‘ピエール ドゥ ロンサール’の妖艶な花が開いてました。室内だけに花弁に傷みもなく、何とも言えないしっとり感が漂っています。
ピエールドロンサール

向こう側の回廊にはつるバラがずらりと満開になっており、最初にびっくりさせられたのがこの ‘カクテル’。こんなに長くツルが伸びるんだぁ〜とあきれるばかりです。こういうつるバラ本来の姿は、道内ではなかなか見られません。
カクテル

これらのつるバラの株元を見ると、びっくりするほどの大きな株になっており、植えられて十数年も経つのでしょうか、すくすくと枝を伸ばして温室ならではの成長ぶりを示しています。あんまりバランスよく花が付いているので、まるで造花を取り付けているように見えてしまいます。
つるバラ

冬の間に気合い入れて剪定しているだけに、すくすくと伸びたつるには、これ以上ないくらいの大きな花が咲いて花弁数もたっぷり。こんなぜいたくな花見はあり得ません。
ピンク

植物好きの母も、こんなきれいなバラを見たことがなかったようで、大変喜んでおりました。日曜だというのにお客さんはちらほら程度。これは本当にもったいないと思います。あと1〜2週間がこれらクライマーの見ごろで、それに被さるようにランブラーとの競演になるでしょう。
オレンジ

藤川志朗花のイラスト展が今年は一ヶ月遅れで開かれているので、うまくこの時期のバラに行き当たりました。ありがたいことです。去年は来ることができなかったので二年振り。どんどん作風が変わっていくのがよく分かり、見飽きない面白さが見つかります。
藤川志朗展

ロビー内のあちこちに展示されているので、藤川ワールドがひしと感じられないのがもったいない。車椅子に乗っていた母は、こんなところに飾られたら見えないじゃない!と言って、すたすた歩き始めました…(^^;)
本棚

藤川さんの作品展示は23日までですが、バラの方はゴールデンウィークあたりまで見ごろが続きそうです。こちらも必見の価値があります。是非お出かけ下さい〜

神代植物園

  • 2017.03.25 Saturday
  • 05:48
昨日は家である程度除雪し、なんとか腹をこすりながら下りて来て、事務所でまた除雪。こちらの方が多かったかもしれません。たっぷり水を含んだ雪と格闘し、40分もかかってようやくきれいに片付けました。その後も晴れたり降ってきたりの繰り返しでうんざりな一日。昨日は夜まで籠もりっきりで細かい仕事していたので、目の中で星が飛び始め、さしもの私も老眼になってしまったかと焦りました。いつまで続く年度末のドタバタぞ!!

そんな一日なので、なんにも報告することもなく、空けるのもなんだから昔の画像を見ていくと、ちょうど10年前の神代植物園の画像がありました。こちらはまた雪景色に逆戻りだけど、東京都心はもうサクラの開花宣言が出ているのですからね。そんな季節のギャップを示すものかもしれません。(写真はすべて2006年3月21日のもの)
なんで東京に行ったのかと思って手帳を見ると、駅前・創成デザイン検討委員会を東京でやっていました。委員長が東京なので、どうしても予定がつかない時には、委員二人と事務局が上京したことがありました。私もよくこんな時期に、2泊3日も予定を確保できたものです。一日で帰るものなんだから、その夜は友達と一杯やり、翌日午前中に神代植物園を見てから帰っていたのでした。

最初に撮していたのがキブシ。道内では上磯から木古内にかけての山中で見たことがあります。
キブシ

ミツマタは、その名の通り枝が三又になる不思議な木で、これも松前のお寺で咲いていました。
ミツマタ

こんなフクジュソウを見ると、思わず苦笑いしてしまいます。こんな風に葉が繁って咲いてしまうと、全然初々しさを感じません。やはりスプリングエフェメラルが見られる北国は、本当に素晴らしいところだと思います。
フクジュソウ

ヒュウガミズキやトサミズキは、札幌でも問題なく越冬するけれど、ほとんど普及しませんねぇ。きっとこういう寒々しい色が好まれないのでしょう。
ヒュウガミズキ

サンシュユも市内ではちらほら見かけるけれど、それほど人気がある訳ではないようです。確かにこの頃に咲く花は、いずれもこんな色ばかりですからねぇ。
サンシュユ

まだ侘助が少し残っていました。ツバキは、枝を切って茶室などにひっそり挿しておくと、とっても風情があるけれど、庭木としてたくさん咲かせると、ボタボタ汚い花が落ちまくるし、押しくらまんじゅうしながら咲く侘助では、 ‘侘び’など少しも感じられなくなってしまいます。
侘助

この時期人気があるのは、やはり梅林でしょう。道内ではほとんど紅梅が育たないので、どうしても色的に寒々しくなってしまいます。淡いピンクのものまで ‘紅梅’と呼ばなくてはならないですから。それにしてもよくこんな風に刈り込むものです。脚立だけでどうやって剪定するのか、一度見てみたい。
紅梅

先日哀れな「梅林」を見たばかりなので、こんな写真を見るとちょっと溜息。いつまで経っても技術が育たないのは、ちゃんとお金を掛けて樹木を手入れするという観念が育っていないからなのでしょう。残念なことです。
梅林

こんな花たちに出会えるのも、もう少しの辛抱です。もう一息がんばらなくては。

緑のセンターの花

  • 2017.02.24 Friday
  • 05:51
暴風雪警報の出ている札幌ですが、風もそこそこ、雪もさらっと5cmほどですみました。これで収まってくれるのでしょうか。

せっかくなので、アザレア以外の花も紹介しましょう。玄関の近くの片隅に、ビニールで囲われたコンニャクの花がありました。もう花が倒れかかっていたので、開花して少し時間がかかっていたようですが、とても怪しい姿です。ビニールの中なので、臭いはかげませんでしたが。
コンニャク

売店コーナーでは、エリカ・ケリントイデス(Erica cerinthoides)(ファイヤーエリカ)が売られていました。南アフリカ原産の、非耐寒性エリカの一つです。ケリントイデスとはケリンテモドキという意味で、確かにケリンテ(通称セリンセ)に似ているかも。
エリカ

その隣の、同じく蛍光色の派手な花は‘星咲きゼラニウム’だと。こんな咲き方もあるのですね。
星咲きゼラニウム

階段を上がって二階に行くと、最近はやりのストレプトカルブス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)がたくさん置かれているけれど、いっぱい咲いているのは白花一鉢だけで、青花は花のピークが過ぎたのか、パラパラとしか花がありませんでした。
ストレプトカーパス

その奥にある小さな部屋だけが、高温多湿環境を維持できる空間になっていて、洋ランやアナナス、コーヒーノキなどが置かれていました。一番豪華に咲いていたのが、かなり大型の洋ランであるアンセリア・アフリカーナ(Ansellia africana)。名前の通り熱帯アフリカに広く自生しているようです。
アンセリア

フロアの下から見上げたときに、おっ咲いてるじゃない!と思って見ていました。ところが近づいてみると、なんとちり紙細工です…あとで聞いたら、今年は咲きそうもないと、ボランティアの方がちり紙細工で花を作ってくれたのだそうです。よく似ているので、本物の花と勘違いする人続出だとか…(^^;)
ニセドンベヤ

その中に本物が一つだけ咲いていました。ここの名物の一つであるドンベヤ・ワリッキー(Dombeya wallichii)です。他にはつぼみが見えなかったけれど、まだ咲きそうだとのことでした。熱帯花木なので、ここで育つか心配でしたが、なんとか環境になじんできたようです。
ドンベヤ

ホールでは、イチゴノキ(Arbutus unedo)(Strawberry tree)にたくさん実がなっていました。イチゴと言ってもまるでヘビイチゴ。私的にはまるでヤマモモじゃん。これがやがて赤くなるというのですが、まだ赤くなった実を見たことがありません。矮性種がいわみざわ公園にありました。
アルブツス

規模は小さいけれど、緑のセンターにふさわしいいろんな花が見られるので、ここは絶対にお奨めですよ〜

豊平公園緑のセンター

  • 2017.02.23 Thursday
  • 05:49
昨日は、委員会が豊平公園緑のセンターで行われるので、午後から出かけてきました。東豊線の改札口を出て左に向かい、きたえーるに行かないで右側の1番出口から上がると、目の前に緑のセンターがあります。本当に便利になりました。
緑のセンター

玄関を入ると、風除室ではカメリア‘シナモン シンディー’が咲いていました。ツバキとヒメサザンカの交雑種だそうで、地味だけどとても品のある花です。このくらいの涼しさがちょうどいいのでしょう。
カメリア

室内に入ると、かわいいおひな様がお出迎え。ボランティアのみなさんが、園内の木の実などを使って手作りしたものです。なんとも微笑ましいものばかりです。
おひな様

受付の足元には、コキアで作った鶏が卵を温めていました。こういう施設には、この手作り感が空気を和ませてくれます。
コキアの鶏

こちらも現在アザレア展が開催中。(26日まで) 規模は百合が原公園にはかないませんが、暖かくて居心地のよさでは何倍もこちらの方がありがたい。ゆっくりと花を楽しむ余裕があります♪
アザレア展

古木のような‘ローズネット’は、私がいた初年度に入荷したものがまだ生き残っているみたいです。八重咲の暖かな花色が懐かしいです。
ローズネット

アザレアではありませんが、平戸ツツジの‘大紫’と共に、これの八重咲品種の‘千重大紫’が咲いていました。チョウセンヤマツツジとヨドガワツツジの関係と同じで、花もやや大きい程度、よく似ています。
千重大紫

この‘カメレオン’なんか、不思議な彩りになっています。こんな品種は昔はなかったなぁ。こんな奇抜なものよりも、しっとりとした暖かい色が、この時期一番うれしいです。
カメレオン

こちらでは、たくさんのアザレアや、観葉植物などが販売されております。入場無料なので、天気のいい日に散歩がてらお出かけ下さい。

百合が原公園の見どころ

  • 2017.02.20 Monday
  • 05:49
百合が原公園では、中温室のアザレア展と共に、大温室では雪割草展も開かれていました。(19日で終わりました) 自生地では3月から4月にかけて開花するものですが、加温して少し早く開花させたものでしょう。小さく地味な植物ながら、愛好者はかなり多いはずです。
雪割草

展示されているものは、白や青、濃紫、桃、赤など、実に様々な花色があるだけでなく、半八重、八重、万重、段咲きなど、花形にも様々な変異があります。
3段咲き 八重咲き

雪割草は、ミスミソウやスハマソウなどが複雑に交雑されて作出された園芸品種群ですが、自生地でもかなりの変異株が見つけられているようです。中心になるのが新潟を中心の裏日本に自生のあるオオミスミソウで、長岡の越後丘陵公園には、国際雪割草協会の事務局が置かれ、大規模な自生地と植栽地がありました。
分布図

庭植えだと、こんな小さな白い花はあまり目立たないと思いますが、こうやって鉢植えにして間近に眺めれば、確かにいい花だなぁと感心してしまいます。
なごり雪

名物のミモザはあと半月くらい経たないと開花しないし、ツバキもまだちらほら咲いている程度。鉢植えにされているものが少し咲いて来ていました。これは‘寒咲赤侘助’。赤い侘助がにぎやかにたくさん咲いていると、雰囲気が合わないような…(^^;)
寒咲き赤侘助

鉢植えや地植えもので大きな花を咲かせているのが、香港の九龍半島原産のカメリア・グランサミアーナ(グランサムツバキ)。こんな花がヤブの中に咲いていたら、びっくりしてしまうでしょう。
グランサムツバキ

右側にあるコテージの売店を覗いてみると、ラナンキュラスやハーデンベルギア、プリムラ類など春の花が満開に。これはプリムラ・ポリアンタの「ディスカバリング・ストライプス」というシリーズの品種のようです。何とも渋いというか、不思議な色合いをしています。
プリムラ

ミカン科のボロニア・ピンナータ(Boronia pinnata)がやさしい花を咲かせています。最初に入って来たのはボロニア・ヘテロフィルラ(B.heterophylla)(通称ピグミーランタン)でしたが、こちらの方が花が大きくで花弁が開くためか、最近はこれしか見かけなくなりました。
ボロニア

ここの花も少しずつ春めいてきたけれど、まだまだ寒さも厳しい日々が続きます。生の花を見て少し元気をもらったので、もう一息乗り切らなくては。

アザレア展

  • 2017.02.18 Saturday
  • 05:51
ちょっと息抜きに百合が原公園へ。まだ道路が濡れていて、車はドロドロになってしまったけれど、ツルツルに凍る前に行ってくることができました。相変わらず吐く息も白くなるほどの「温室」では、アザレア展が開催されています。
アザレア展

あいにくみぞれが屋根に溜まって薄暗く、ひっきりなしに雨漏りだか結露だかが落ちてくるので、あんまりいい雰囲気ではありませんでしたが、ホッとするような柔らかい彩りには癒されます。
彩り

いったい何年作り込んできたのかと思うほど、立木作りのような姿のアザレアがずらりと。栽培そのものはそれほど難しくはないけれど、これだけ大きな株を維持していくためには場所も取るし、灌水や植え替えの手間も大変でしょう。そういうところをもっとアピールしていかないともったいない。何鉢か市役所ロビーとか、チ・カ・ホとかに展示して、「今百合が原公園では、こんな見事なアザレアの株が見られます!」と宣伝すれば、メディアにもアピールできるのになぁ。
立木づくり

懐かしい品種から最近の品種まで色とりどり。そんな中に‘シャクナゲツツジ’という品種名?のアザレアがありました。サイズは少し小さいけれど、まるでクロフネツツジそっくりの花でした。でもこんな品種名なんて、本当にあるのかなぁ?
シャクナゲツツジ

アザレアは、タイワンツツジをベースにサツキなど様々な園芸品種を交雑して作られた品種群で、ベルギーで主に作り出されたことからベルギアンアザレア(Belgian Hybrid Azalea)と呼ばれます。一般的には豪華に見えるよう、大輪で八重咲の品種が多いけれど、まるでサツキのような小輪のものもひっそりと飾られています。この‘レジナ’は、とてもかわい花でした。
レジナ

アザレア展は3月5日まで行われています。緑や花に飢えてくるこの頃、しっかり防寒対策の上、ぜひ百合が原公園の温室にもお出かけ下さい。

バラ園の工事

  • 2017.02.15 Wednesday
  • 05:55
2月もはや折り返しました。春が近づくのはうれしいけれど、仕事が間に合わなくなるのがこの時期一番つらいところです。しかもこの時期、原稿書きやら講習やらが目白押しなので、合間をぬってそれらも進めなければなりません。一年で一番踏んばりどころの一ヶ月です。

昨日のバラ園について質問があったので、少し補足しておきましょう。
私がこのような植栽計画をする際には、必ず花の重なり具合に気を付けます。視点は固定されていないので、移動することによりその重なり具合も変化してきます。このバラ園のようにフォーマルな形状、しかも幅が狭いので、その視線をずらすためには斜めの線が重要になってきます。このため、バラのベッドを45度斜めに設定しているので、「花壇を斜めに重ねているところがミソだったのです。」と書きました。
平面図

前回の施工以来16〜7年経っていたので、ぜひ土の入れ替えをと頼まれたので、そっくり入れ替える設計にしてありました。翌2010年4月に現場に行ってみると、びっくりするほどみごとな穴が空いておりました。
掘り上げ

芝生があまり傷んでてないところを見ると、ミニユンボくらいは入れたようですが、かなりの部分は人力で施工したに違いありません。こんな丁寧な施工をしていただけるとは、思っても見なかったので、業者さんには感謝でした。
ちなみにここはサンクンガーデンとしたため、周囲を70cmほどの壁で区切らなければなりません。そこで使ったのが北見黄鉄平で、88年に帯広の六花亭で初めて使って以来、2件目の現場となったものです。このあとは滝野公園をはじめ、どんどん使っていくことになりました。
穴

両側の高い部分には、ポール仕立てのつるバラが植えられており、これらはそのままだったので、きれいに株を残して土が取り除かれておりました。ここまでしっかり入れ替えると、病害対策にはかなり効果的だったと思います。
サイド

土壁が崩れないうちに、新しい客土が満たされてホッ。客土はもちろん黒土ではなく、滝野産の火山灰性の赤土です。下部に10cmの排水層を確保し、客土は50センチ、それに熔リンと土壌改良材(完熟牛糞堆肥、バーク堆肥、ピートモス、腐葉土)をたっぷり混和したものです。
客土

冬の間には瀋陽から「玖瑰(まいかい)」の苗が到着しました。もちろんしっかり根を洗われて検疫を無事通過したもので、すぐにイコロの森で養生され、春まで某冷蔵庫で休眠してもらいました。
玖瑰

千本を超えるバラの苗が植えられ、苗はめきめきと成長を始めてくれました。玖瑰もほとんど枯れるものがなく、もちろん当年枝から夏にはかなり開花してくれました。工事の裏側でもいろんなことをやってきましたが、そんなことをいろいろと思い出させてくれる現場だったのです。
活着

大通のバラ園

  • 2017.02.14 Tuesday
  • 05:56
93年に大通のバラ園を造った時には、6丁目にあったサンクンガーデンをつぶすことになったので、こちらに取り入れてほしいという条件だけが付いていたけれど、あとはすべて任せてくれました。さてどんなバラ園にするか?という基本方針には、実は腹の中に決めていたことがあったのです。それはフロリバンダだけを植えたいと。
この規模のバラ園というと、東京の古河庭園とか、大阪の中の島バラ園とかがまず思い浮かびます。でも植えられているバラはやはりハイブリッド・ティー系がメインで、フロリバンダはほんの添え物でしかなかったのです。なんでフロリバンダでバラ園作らないんだろう?というのは長年疑問に思っていました。なので迷うことなくそんなセレクトを工藤さんにお願いしたのでした。

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できあがったバラ園は、想定通りの出来映えで、もりもりとたくさんの花が咲いてくれました。花壇を斜めに重ねているところがミソだったのです。

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以前にも書いた通り、本当は資料館との間の道路をつぶしたかったのだけれど、道警が絶対にだめだというので、仕方なく現在の姿になりました。今でも本当にもったいないロケーションだと思いますが。

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瀋陽の話が出た頃には、実はバラ園はボロボロになっていました。(写真は2009年6月) 品種の向き不向きもあるし、なによりも普通の公園管理の中で、これだけのバラを維持していくのは無理があったのです。滝野公園のカントリーガーデンを造ったときに、なんでバラを植えないんですか?とよく聞かれましたが、管理レベルを維持できないところに植えても仕方ないのです。
120629
このため、瀋陽コーナーの整備に併せて、既存のバラもすべて植え替えました。植え床を60センチすべて土も入れ替え、再度セレクトしてもらったフロリバンダ系のバラに植え替えることができましたが、管理体制にこれ以上要求できないので、ボランティアの育成をお願いしたのです。

120629
工藤さんには本当に負担をかけてしまったけれど、熱心なボランティアの方たちがしっかりと年間の管理を担うまでになってくれました。このバラの育ち具合は、土をすべて入れ替えたこともあるけれど、やはりしっかり手間をかけて面倒を見ている、まさにその成果なのです。

ボランティア
いつ横を通っても、花時には誰かが花ガラ取りをしています。もりもりと咲けば咲くほど大変になりますが、手塩にかけたバラをたくさんの人が訪れるようになっていることが、やはりうれしいのでしょう。そんなバラ園なので、ぜひご覧になっていただき、声をかけていただきたいと思います。

瀋陽友好コーナー

  • 2017.02.13 Monday
  • 05:50
駅前通や創成川通の計画を進めているときに、いきなり「瀋陽市との姉妹都市提携30周年を記念して、創成川公園に友好記念コーナーを造ってほしい。」という天の声が降ってきました。さすがにあの狭い創成川公園には、そんなスペースはとても造れないと断ったところ、今度は「西12丁目のバラ園の中に…」と二度目の声が降ってきたのです。大通公園の西12丁目にあるバラ園を設計したのは、1993年のことなので、その頃で15年も経っていたでしょうか。ここはとても思い入れがあるところなので、今さらそんなものと蹴飛ばそうかと思いましたが、整備に併せて植えたバラがかなり傷み始めてきていたので、これらのバラの植え替えをしてくれるならと、取引条件を付けることにしたのです。

姉妹都市のポートランドもミュンヘンも市の花はバラだし、なんと瀋陽も赤いバラだというので、カナールを挟んでアメリカとドイツのバラを集め、東の端に瀋陽のコーナーを造ることを提案したのです。それでバッチリ予算を付けてくれることになり、さて瀋陽のコーナーをどうしようかと考えあぐねてしまいました。もちろん行ったこともないので、ネットで瀋陽の街角の画像を探していくと、瀋陽故宮に二柱門というものがあり、その上に獅子像が置かれているのを見て、これだ!とピンと来たのです。
獅子像1 獅子像2
そういえば、札幌にもあちこち獅子像があるなぁと、○○ビルの前に必ず置かれているものや、偶然見つけた円山のあるお寺の前にあった獅子像を見せていただくと、昔北京の古道具屋で見つけて買ってきたものだとか、いろんなものがありました。そこで、こんなイメージのものを造りたいと市に説明し、OKをもらったのです。
二柱門

獅子像と狛犬は似て非なるもので、獅子像には雄雌があり、雄の獅子は玉を、雌の獅子は子供を押さえつけています。雄にはちゃんとおちんちんも付いているのです。石屋さんが気を効かしてレプリカを造ってくれ、縦横比を直すことができてなによりでした。このレプリカは今でも事務所の玄関で、来客に目を光らせております。
レプリカ

獅子像だけでなく、ベンチの台やサインなどのむ石材も中国での製作だし、床のレンガもあえて野幌産を使わずに中国製のものを使うことにして、計画をまとめました。
  計画平面図

翌2010年の雪解けから工事にかかり、6月までに『瀋陽友好ゾーン』が完成して無事にお披露目をすることができました。併せてポートランドとミュンヘンのゾーンのバラをすべて植え替えることができたので、現在のような姿になったわけです。
整備後

最初の整備の時から、バラの品種のセレクトは工藤さんにお願いしてきたので、この場所に合った素晴らしいパラが揃っているのです。瀋陽のバラは、どう見ても普通のバラではもたないのでいろいろ調べてみると、玖瑰(まいかい)らしいことが分かり、これを瀋陽市から贈っていただきました。一応ハマナスの変種扱いになっておりますが、かなり違うものだということが分かります。
玖瑰

実はこのバラ園自体、まだ知らない方が結構いるようなので、今年の夏(花フェスタ頃がバラのピーク)には、瀋陽の獅子たちとともに、あふれんばかりに咲き誇るバラたちを、じっくりと楽しんでいただきたいと思います。

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