ハンギングバスケット協会の展示

  • 2018.08.16 Thursday
  • 05:55
日本ハンギングバスケット協会北海道支部が、滝野公園で活動を始めて、そろそろ15年くらいになるのでしょうか?年々修景のレベルが高くなり、以前支部の会報に『ハンギングバスケットの聖地』誕生!なんて書いたこともありましたねぇ…(^^;)

東口に設置されたウェルカム花壇は、それぞれ東西に向いているので、午前中は東向き、午後からは西向きを使うと逆光にならないようになっています。来園する家族連れは、必ずといっていいほどここで写真を撮すことになりました。手入れのやりやすいコンテナが設置されているので、花ガラ取りや水やりも格段にやりやすくなったようです。
ウェルカム花壇

それらに挟まれた真ん中には、北海道命名150年記念のミニチュア庭園が。道庁赤れんが庁舎の精巧なミニチュアに、マスターのAさんが庭園を造ってくれました。こんなジャングルにしていいんかい?というくらい、もりもりと植物が植えられました〜(笑)
赤れんが庁舎

裏庭にはひっそりとたたずむ男女がいるけれど、いったいこれは誰なんでしょうね?今度聞いてみなくては。
裏庭

いつもハンギングが飾られるカントリーハウス横では、今年は石貼りテラスにコンテナが8セット飾られています。
カントリーハウス横

四角のコンテナを3個を組み合わせ、それぞれ製作者と使用植物リストが回覧されてきました。じっくり比較しながら見ていくと面白いですよ〜
コンテナ

ハンギングの方は、それぞれ違う内容で特徴あるものになっているけれど、例年貼り出される製作者や植物リストの表示がありません。なんでしょうね?
ハンギング

今年はさらに、中央口ゲートの回廊にもハンギングが飾られています。オープン当初はここにもハンギングバスケットが飾られていましたが、直射日光の照り返しが強く、環境条件が厳しすぎていつしか止めてしまいました。石貼りの柱があまりにも殺風景なので、北大の圃場からナツヅタの苗を集めて来ては、足元に植え込んでいきました。ようやくナツヅタが柱を包み込むようになったので、ハンギングバスケットも落ち着くようになったのです。こちらには製作者とテーマ、植栽植物リストがそれぞれ表示されています。
中央口

来年には、日本ハンギングバスケット協会の全国大会が、滝野公園で開かれます。前回開催が2008年7月だったので、ちょうど10年振りになるのですね。こちらも是非お楽しみに〜

霧雨の滝野公園

  • 2018.08.15 Wednesday
  • 05:43
ようやく干害から解放されたと思ったら、どこまで行っても傘マーク。お盆に合わせて、商店街などでは盆踊りなどのイベントが行われているのに、こんなに雨ではかわいそう… 昨日は滝野公園でしたが、例年滝野霊園帰りの家族連れで大賑わいするはずだったのに、連日の雨ですっかり肩すかし… なんとももったいないです。傘を差して早速園内に出ると、こもれびの庭ではレンゲショウマがいい感じで咲いて来ました。本当に、雨が似合う花だと思います。
レンゲショウマ

ヤマユリは、産地によって開花期が大きく違うようで、遅咲きのものが見ごろになっていました。鼻風邪で鼻が詰まっていても、この香りはつーんと鼻に突き刺さってきます。
ヤマユリ

そのすぐ前には、樹高が4mくらいになり、たくさんの花を咲かせているクサギがあります。これは家の近くにあるものからタネを取り、自宅で苗木を作っていたものを、10年くらい前にこっそりとここに植えておいたものです。ミヤマカラスアゲハが早速飛来してましたが、夏〜秋の見どころには最高の樹木です。
クサギ

メコノプシスの様子を見てびっくり。メインの植栽地が半分くらいツリフネソウに覆い尽くされて、メコノプシスの株が見えないくらいになっていたのです。このままではメコノプシスがすべて融けてしまうので、一刻も早く抜き取らなければなりません。
ツリフネソウ

ちょっと立ち止まると回りに蚊柱が立つほどなので、車に戻って蚊取り線香を用意し、作業モードに切り替えて抜き取っていきました。キツリフネが少し混じっていたけれど、大部分はツリフネソウで、大きなフゴにぎゅう詰めで山盛りになるほどの量でした。
除草

2週間前の前回確認した時には、まだそんなに大きくなっていなかったので、連日の雨を受けて急速に大きくなったようです。大きな株は根生葉がややモヤシになっていたものの、なんとか夏を越すことが出来そうですが、この時点で既に根生葉が融けてしまっているものは、夏を越すことが出来ません。最近は一年目の株が開花しても、ほとんどが夏を越していたので油断してしまいましたが、今年のように高温の期間が長く続くと、たちまち傷んでしまうようです。反省反省。
メコノプシスの様子

この時期唯一の見どころであるアナベルの丘に、今年初めて行ってみました。連日の雨を受けて、せっかく咲いた花が折れたり倒れたりと、花茎の弱さという弱点をさらけ出しておりました。やっぱりこの間に、ノリウツギ系の品種を植えていかなければ、本当の見どころにならないなぁ…と、改めて思ってしまいました。
アナベル

花人の隠れ家の方に下りていくと、四阿の屋根にオニユリの花が満開に。これもまきばのせせらぎにあった株からムカゴを集め、おまじないを唱えながら屋根の上に放り上げたものが定着したものです。こうしてみると、いろんな所でいたずらをやってきたものだなぁ…(^^;)
四阿の屋根

蒸し蒸し

  • 2018.08.11 Saturday
  • 05:51
一昨日から待望の雨が降ったものの、札幌ではその量はほんのわずか。もっと降ってくれないかなぁ…と思いながら滝野公園に向かって走ると、出がけには結構な雨降りだったのに、鱒見口に着いた頃にはほとんど上がってしまいました。一応カッパに長靴姿で園内のチェックを始めましたが、ムンムン蒸れ蒸れの暑さでした。平成の森のレンゲショウマがちらほら咲き始め。でもこんな天気では、カメラを持った方も誰一人寄りつきませんでした。
レンゲショウマ

ここ数年、ここのシラネアオイ群落では、結実してきた果実をエゾシカにすべて食い尽くされていました。このためタネが落ちて株元に子株が発生し、どんどん群落を大きくしてきたサイクルが断たれてしまい、群落の維持に黄色信号が灯っていたのです。ところが今年は全く被害がなし。シカって、そんなに気まぐれなんでしょうか?
シラネアオイ

すぐ隣のアジサイは、今まで食害なんてなかったのに、今年はきれいに頭を囓られていました。エゾアジサイにはほとんど被害がなく、アジサイばかり食べるというのもなぁ…?
アジサイ

かつての渓流ゾーンでは、園路脇にかなり豊かな自然が残されており、自然観察会をやってもとても楽しかったのが、今は全く単調になり、アキタブキとウマノミツバ、オオバコなど少数の草種に占拠されてしまっています。多分夏の生育期に、草刈りを続けたのが原因ですが、もう元には戻すことができないでしょう。そんな中、クサレダマが一群かろうじて咲いているところがあります。こういう見どころが、少しでも回復してくれればいいのですが。
クサレダマ

昼近くになると、雨は完全に上がって晴れ間が見えてきました。予報では夕方からまた雨模様になるとのことなので、なんとかそれに期待するしかないとあきらめました。
雨が上がる

午後からはボランティアのみなさんが作業をやってくれるので、手の回りそうもないところだけ、一人で片付けることに。ミズバショウの群落のある湿地の両側は、ほとんどスゲに覆われているのですが、その中にかなりの数のオオアワダチソウが侵入しているのです。これまで何回も抜き取りをやって来たのですが、なかなか徹底できてなかったので、今回はじっくりと何度も往復しながら、ランナーをちぎらないようにていねいに抜き取っていきました。来年もう一度これをやれば、ほぼ根絶できそうです。
オオアワダチソウ抜き取り

午後からは、私含めて7名で、昨年から続けているカタクリエリアの植生管理。抜き取るもの残すものをしっかり見極めていくので、こういった作業は業者さんには任せられないのです。蒸し暑い悪条件の中、みなさんの力強い手であっという間にきれいになっていきました。
カタクリエリア

最後にレンゲショウマのエリアで、最近増えてきているヤブマメの抜き取りを。これは根気よく続けるしかないので、しばし根比べが続きます。
レンゲショウマエリア

夜半には雷が鳴って、かなりの雨降りになり、今朝までに32mmの降水がありました。昨日は土の表面しか濡れていなかったけれど、これで芯までしっかりしみ込んでくれたかな。ようやく一安心できました。

夏休みモード

  • 2018.08.01 Wednesday
  • 06:03
この時期の滝野公園は、完全に夏休みモード。この暑さではのんびり花を見る気にもならないですからね… 体調が万全ではないので、カントリーの仕事は午前中で済ませようと、むわっと暑い園内に出ると、作業員のみなさんはこの暑さの中でも黙々と作業をやっておりました。今年のコスモスは、きっと例年になくきれいに咲いてくれるでしょう。
コスモス畑

真っ先に向かったのはラベンダーのところ。前回ここですったもんだしたのは、何列かずつ異なっているはずの品種が、どれも同じ花を咲かせていたので、ラベル管理を疑ってしまったのです。植え替えた時の写真や図面と照合した上で、あくまで今年の花の咲き方が異常だということになりました。本当に不思議なことが起きるものです。
ラベンダー

今年出回った、画期的に多花性のヒマワリである‘サンフィニティ’。いろんなところに試験的に植えられているのが、どれだけ咲き続けてくれるのか?本当に興味津々です。ここに来てようやくヒマワリらしい生育ぶりを示してきました。開花はお盆前になりそうだけど、次回に来るのが楽しみです〜
サンフィニティ

庭木担当が、果樹や花木類の剪定をほぼマスターしてくれたので、それぞれが安定して花を咲かせ、実物も実付きがよくなりました。ノリウツギの剪定なんて、昔は誰もやってくれませんでしたから。
ノリウツギ

ジューンベリーの実が、木に着いたまま干しぶどうのように水分が抜けてきて、今ジャムにすればいいジャムになりそう。グスベリだって、剪定されずにいじけていたものを、毎年ちゃんと枝をすかしながら剪定を続けた結果、とっても甘い実が鈴生りに。これまであまりいい印象を持っていなかったけれど、これはいいジャムになりそうです。
グスベリ

木陰に入ると少し暑さが和らぐものの、風がないので暑さにはあまり変わりありません。ブラジル原産のグンネラは、故郷を思い出しているかもしれません。今年は根のところを少しいじり、横を流れるせせらぎの水が根のところに常時しみ込むようにしてあります。そのせいか、今年は一段と葉が大きくなり、1.5mほどになりました。目標2mなので、来年には届くかな?
グンネラ

この時期は園内の見どころも少なくなり、まとまって見られるのはアナベルの丘くらい。西日は当たるし坂がきついので、この時期高齢者をご案内するのは気が引けてしまいます。
アナベル

午後からは渓流ゾーンでの仕事。木陰だと涼しいのかと思いきや、風が全くないので、むわっと熱気に包まれてました。貸し自転車があるので、利用者がちらほらいる程度で、本当に利用する人がいなくなってしまいました。数年前の豪雨災害で、甚大な被害が発生しましたが、その復旧に際しては、これまでのように川で水遊びをすることができなくなるような工法が取られてしまいました。このため、川に入れるのは、末端の50mだけとなってしまったのです。ここで数家族が川遊びをしていましたが、昔の賑わいを知る者にとっては、寂しい限りです…
厚別川

橋のたもとの温度計を見ると、33.7〜9℃をいったり来たり。どうりで暑いはずです。町中と暑さは変わらなくなってしまったのですね。病み上がりの体にはとてもこたえるので、早くふつーの夏に戻ってほしいです〜
温度計

滝野の花たち

  • 2018.07.19 Thursday
  • 05:58
この時期の滝野公園は、ちょっと目玉不足。メコノプシスは終わってしまったし、ラベンダーは咲き始めているけれど、まだ更新中なので迫力に欠けています。それを補ってくれているのが、花のまきばの真ん中に造られた「天の川ガーデン」でしょう。夕方ようやくたどり着いたところで、ちょっとドタバタがあり、写真を撮し忘れてしまいましたが…(^^;) この時期たくさん訪れている台湾からのお客さんたちも、わいわいと写真を撮しております。(その様子は次回に紹介させて下さい…m(__)m)

花のテラスから花人の隠れ家に抜ける園路は、本来「クレマチスの小径」としていたのですが、どうにもクレマチスが育ってくれません。担当するコテージGが、いろんな土壌改良をやってもだめなので、今年は鉢植えにしてそれを埋め込む方式にしていました。今年の雨の多い天気も幸いし、これまでになくたくさんの花が咲いています。間もなくアナベルなど、アメリカアジサイ類も咲いてくるので、ガイドのみなさんも堂々と案内できそうです。
クレマチス

花人の隠れ家には、誰が植えたのかが分からないバイカウツギが。昨年あたりからようやく花が咲いてきたら、‘ベル・エトワール’(Philadelphus 'Belle Etoile')らしい底紅の花でした。まだ1mくらいなので、雪折れしないよう大切に育てていかなければ。
ベルエトワール

ドライウォールでは、ロックローズ‘アマビレ・プレヌム’(Helianthemum ‘Amabile Plenum’)が咲いて来ました。オープン時には4種入れたのですが、いまはこれと濃いオレンジの‘ブロンゼ・テピッヒ’の2種のみが生き残っています。このような乾燥する場所には最適な植物です。
アマビレプレヌム

収穫の谷では、ジューンベリーがたわわに実っていました。ブルーベリーが、枝の更新のためほとんどお休みになり、その代わりにジューンベリーがたくさんの実を付けてくれたようです。今年はシナノキも異常なくらいの花着きだし、樹木の花着き実着きはとてもいいようです。
ジューンベリー

ヘーゼルナッツも、剪定の工夫を続けて四年目になり、ようやくたくさんの実を着けるようになりました。今年の秋には、煎ってナッツを食べようともくろんでいます。
ヘーゼルナッツ

水の広場のボーダーは、夏花に花が移ってきており、ヘレニウムやアストランチアなどと共に、ヘリオプシスの‘旭’が咲いて来ていました。市場では「姫ヒマワリ」として流通しているのは、この花の作出者である陽殖園の武市さんが、キクイモモドキの品種であることをガンと認めないことも影響しているのかも…(^^;)
旭

そのあと花のまきばを通って、東口に戻ってきたのは5時近く。少し薄暗くなっていました。パンジー・ビオラ類がなくなって寂しかった広場に、どぉ〜んと見事な撮影スポットが出現していたのです。朝からバタバタしていてよく見ていなかったけれど、よ〜く見るとすごく手の込んだ細工が施されていました。TAKINOPARKの文字の回りは、コンパネをジグソーで細かく切り抜いており、このまま取っておきたいくらい。日本ハンギングバスケット協会北海道支部による作品です。
撮影台

両側に台が向い合っているので、撮影時に逆光にならないようになっており、真ん中にはなんと、道庁赤れんが庁舎のミニチュアが。一応『北海道命名150年事業』に協賛しているようです。今はまだ回りが殺風景だけど、これから庁舎の周りにガーデンを造成していくのだそうです。これは見逃せませんねぇ。
赤れんが庁舎

現在はまだ造成工事の真っ最中。土木的な造成が片付き次第、造園工事や植栽が入っていくそうです。担当するAさん、がんばって下さいね〜
土木工事

雨の恩恵

  • 2018.07.18 Wednesday
  • 06:01
昨日は滝野公園。久しぶりにお日様が出て、ちょっと蒸し暑く感じましたが、それでも23℃前後なので、本州の方には申し訳ないくらい。午前中にボランティアの作業があるので現場を確認に行く途中、まずは一番近いくらしの花園を覗いてみました。昨年リニューアルしてすべて植え替えたので、今年はその成果がはっきりと分かる年となり、生育ぶりが気になっていたのです。中に入ってびっくり。植えられた植物がすべてもりもりとよく育ち、想定の倍くらい大きく育っているものも。ラベルも充実させたので、とても人気が出て嬉しい限りです。
くらしの花園

花のテラスへの小径も、かつてはリーガルリリーやデルフィニウム、ムラサキセンダイハギなど、いろんなものを植えてきたのですが、ブッドレアとノリウツギの品種ものをメインにして、足元にネペタ‘シックスヒルズジャイアント’を植えてようやく落ち着きました。ネペタは雨ばかりの時に満開になり、今年はもったいなかったですが、切り戻してもう一度咲いてもらいます。
ネペタ

一番気になるメコノプシスのところに行くと、花がまだ数輪咲いていました。なによりびっくりしたのが、その根生葉の大きさと枚数です。低い気温のまま雨がたくさん降ったので、メコノプシスにとっては最高のシーズンになったようです。最近は夏越し率も9割を超えており、これだけ根生葉が付けば、しっかりと夏を越してくれそうです。
メコノプシス

もう一箇所、昨年秋に導入したヤマアジサイを見に行くと、既に花が咲いている株が。焼き鳥の串のような茎しかなくて、花が咲くのに2、3年かかるかなぁ…と思っていたのに、嬉しい誤算です。この天気は、アジサイ類にとっても大いに味方してくれたようです。新たに30品種導入したので、これからの季節の魅力になってくれるでしょう。
ヤマアジサイ

ボランティアの作業は、だいたいメンバーが固定されてきていたのですが、昨日は初めての方の参加もあり、私を入れて10名での作業に。こもれびの庭へのアプローチには、先月植えた苗がしっかりと活着し、既にたくさんの花を咲かせてきていました。多花性のゲラニウム‘ロザンヌ’と、ガウラですから、秋までずっと楽しめるはずです。
アプローチ

ここには4年くらい前に、北大からギボウシの‘トクダマ’を持ってきてました。ようやくその株がしっかり根を張り、今年初めてたくさんの花を咲かせてくれたのです。ネットで調べても、こんなに花茎もコンパクトになるトクダマは見当たらないので、ちょっと困っています。昔からこれはトクダマとして教えられていたので…(^^;)
トクダマ

レンゲショウマも、たっぷり水分を吸って生き生きして、たくさんの花茎を伸ばしています。強光線に弱いので、本当に今年の天候に恵まれました。半月くらいすれば、たくさんのカメラマンが押しかけてくることでしょう。草ボウボウだった階段も、きれいに除草しておきました。
レンゲショウマ

10人いると、いろいろ手分けして作業が進められるし、みなさん慣れているのでどんどんきれいになっていきました。アジサイのコーナーは、今年もさらにリニューアルをかけていくので、さらに魅力アップを図っていきたいです。
こもれびの庭

久しぶりの滝野

  • 2018.07.04 Wednesday
  • 05:46
先月末に行われた野外コンサートのため、こちらの仕事も変則日程になってしまい、二十日ぶりの滝野公園でした。この時期なので、咲いている花はすっかり変わっており、雨ばかり降るので、緑が滴っておりました。気になっていたメコノプシスの様子を見に行くと、既に見ごろが過ぎていたけれど、まだかなりの花が残っていました。でも前日に降った土砂降りに叩かれて、ちょっと哀れな姿ではありましたが。
グランディス

開花株を再度数え直してみると、前回より少し増えて140株ありました。豊富の五千本にはかないませんが、札幌でこれだけ維持できているのは、本当にぎりぎりですが、この蒸し暑さはかなり怖いですね…(>_<) 今年の開花率は75%近くになり、これまででは最高の花数になりました。ただ、かなりの大株になっているのに一本しか花茎がないものや、全く花がないものが多数あり、これを解決するのが今後の大きな課題です。
メコノプシス

私がずっと目標にしているのが、昔手に入れたカレンダーの写真で、イギリスのガーデンのものだったかと。どうしてこんなに花茎が上がってくるのか?不思議でならないのです。また来年チャレンジしてみなくては。
イギリス

さいわい午前中は雨にはならなかったけれど、汗が噴き出してくる蒸し暑さ。午後から雨になる予報なので、急いで園内のチェックを進めて行きました。するとあちこちでハッとさせられたのが、見事なヤマボウシの咲きっぷりです。滝野公園に植えているのは、すべて赤花のヤマボウシ‘サトミ’です。町中でも今年は花着きがいいなと思っていたけれど、滝野公園はもっといいかも。
棚田

園内を歩いていて何度もハッとさせられ、いや〜きれいだなあとしばし眺めてしまいました。‘サトミ’は岩手の山中から見出され、埼玉にある大手の園芸センターである「しばみち本店」が増殖して普及させたものだそうです。北日本のヤマボウシは丸弁が多く、西日本に行くと剣弁になってくるので、白いヤマボウシではそれらが混在していますが、サトミは品種が固定されているので、丸弁のふくよかな印象の花となっています。
水の広場

こんな天気なので、お客さんもちらほらだけど、ときおり家族連れでにぎやかな集団とすれ違うと、すべて海外からのお客さんでした。あとでゲートで聞いてみると、大部分が台湾からで、あとは香港と、韓国からも少し入園してきたと。日本人はほんの少しだったので、こういう時には本当にありがたいお客様です。あまり見栄えのする花は少なかったけれど、ちょうどネペタが満開になり、ラベンダーの替わりに大活躍をしてくれました。
ネペタ

肝心のラベンダーは、早生の濃紫早咲き3号が少し咲いている程度。これで天気が回復してくれば、一気に色付いてくれるでしょう。ここ数年植え替えを進めてきているメインの畑も、順調に株が大きくなって来ているので、来年には見栄えのする畑になっていると思います。
ラベンダー

昨年試験的に導入したアリウム‘グローブマスター’は、見栄えと花もちのよさが抜群だったので、今年はどっと植えられています。足元に植えられているグラス(ホルデウム・ユバツム)が、雨に叩かれてぐったりしているのがもったいないけれど、乾いてさわさわしてくれれば、素敵な雰囲気になってくれるでしょう。
アリウム

この雨も明日には上がる予報になっているけれど、その後もあまりお日様マークが見えません。旭川や北空知、留萌では大変な被害まで出ているようで、本当に心配な雨です。農作物の生育にもそろそろ黄色信号が出てくるので、一日も早い天候の回復を祈りたいです〜

雨に煙る滝野公園

  • 2018.06.14 Thursday
  • 06:00
滝野公園では、来週末に初めて有料ライブを行うため、準備のため来週初めからかなりの制限区域が設定されます。18日からは東口と東口駐車場が使えなくなり、来園者は中央口からの入園は可能です。23,24日の当日は、自家用車は渓流口や鱒見口からの入園はできなくなり、滝野の森口からのみ入園が可能で、カントリーガーデンに行くためには森口から園内シャトルバスを利用するしかありません。(バスは中央口までは行くようです。)このため、来週はガイド活動も中止になり、私の仕事もそれを避けて変則日程になってしまいました。

昨日は朝からしとしとと雨が降り、8時過ぎの入園時にはなんと7.4℃と、凍える寒さになりました。数日前に管理センターから、メコノプシスの花の色がまた濁っているようです〜と連絡が。真っ先にメコノプシスのところに行くと、全部ではありませんが、半分近くの花に濁りが出ていました。ピートマルチを秋にやり、春にはやらなかったのがまずかったのかなぁ…今からどうしようもないので、様子を見てもらうことに。それにしても一番いい時期に入園制限がかかってしまうのはもったいない…(>_<)
メコノプシスの色

花のテラスのキングサリは、いい感じに花が咲いてきていました。これで誘引をしっかりやれば、来年はもう少し見栄えのいい状態になってくれるでしょう。
キングサリ

こんな悪天候にもかかわらず、8名ものガイドさんが作業に参加してくれました。本当にいつも感謝です。前回土壌改良を行った、こもれびの庭へのアプローチ脇に、苗を植えていきます。2mおきに植えられているギボウシの‘トクダマ’の間に、ゲラニウム‘ロザンヌ’、ガウラ、黄斑フウチソウを植え込んでいきました。
苗植え

人数がいるのであっという間に作業は完了。霧雨の中での作業のため、園路がドロドロになりかけていたのも、みなさんが素早く掃除して、たちまちきれいになってしまいました。ゲラニウムの‘ロザンヌ’は、秋遅くまで咲き続けるので、これからとても楽しみです。
完成

午後からは、グンネラの基盤改良を。グンネラはとても水を好む植物なので、先日の乾燥が続いている間ずっと灌水してもらっていたのですが、どうも葉の伸びがよくありません。すぐ脇をせせらぎが流れているので、この水を根の回りに引き込むことにしたのです。作業員2人に手伝ってもらい、護岸の石を2個外し、向きを変えて据え付けて流れを少しせき止め、根の方に水がくるようにしました。石のすき間や水溜め空間には、ササの葉をぎっしりと詰め込んで土をかけておきました。これで途切れることなく水分が供給できるはずです。
グンネラ

園内確認にまきばの方に下りていくと、チューリップの掘り取り作業の真っ最中。土日に行われて抜き取り体験は、これまでになくたくさんの方が参加され、一番下のチューリップは全部抜き取られていったのだそうです。そりゃこのまま捨ててしまうよりはいいのですが、震災以降ずっと続けている東北への球根送付事業にも賛同し、たくさんの方が専用の箱に抜き取った球根を入れてくれたそうです。これらの球根は、ガイド活動の合間にきれいにクリーニングし、秋に被災地に送られます。
チューリップ

今年は木の花の花着きがいいように思います。町中ではすっかり終わっているハクウンボクが、園内にこんなにあったの?と思うくらい清楚な花を咲かせていました。花期は短いけれど、存在感のある花です。
ハクウンボク

カントリーガーデンを一回りして、峠の庭から霧雨に煙る園内をしばし眺めていました。ここに関わって20年以上。何もないところに植えられた木々がこんなに大きくなり、全く新たな風景ができてきたのだなぁと感慨深かったです。
峠から

恵みの雨

  • 2018.06.09 Saturday
  • 05:54
ようやくまとまった雨が降り、乾ききった大地に恵みの雨となりました。先日植えたばかりのブドウの苗も、これで一息つけたことでしょう。しっかり活着できることを祈りたいです。

昨日も朝から滝野公園。予報では午後から雨だったのに、行く途中から雨がぱらつき始めました。渓流ゾーンの現場なので鱒見口から入っていくと、人っ子一人いなくて静まりかえっている中に、まだ見ごろのレンゲツツジに囲まれて、ヒオウギアヤメが咲き始めていました。
レンゲツツジ

昨日は午後からボランティア作業を予定していたけれど、雨の中ではやりたくないので、午前中に予定を変更。最低限どんな作業ができるか、エリア内をチェックしていくと、思わずなにこれ?とびっくりしたのが、こんな巨大なノビネチドリです。普通の倍くらいのサイズでした。
ノビネチドリ

最近は管理費削減のため、だんだん手がかけられなくなったエリアが増えつつあります。するとたちまちササやフキに覆われて、園路がなくなってしまうのです。さすがにここはまずいと、カマを取りに戻って園路幅を確保しておきましたが、この先どうなることやらです。
刈り取り前 刈り取り後

こんな天気なので、参加人数が少ないだろうと、みなさんが来る前にできるだけ作業をしておくことに。これまでの作業で外来種の除去はかなり進んできたけれど、ヒメジョオンとオオアワダチソウだけはなかなか根絶できません。30分ほどの抜き取りで、たちまち草の山ができました。
外来種

直前の時間変更で参加できなくなった方もいたけれど、毎度参加して下さる方たちが完全武装で参加してくれました。幸い作業中は雨も降らず、予定したエリアを、一つずつしっかりと抜き取ることができました。
抜き取り作業

最後に、毎年カントリーガーデンの中に播いている、カタクリのタネの採取を行いました。こもれびの庭はもう十分すぎるくらいのカタクリが咲くようになり、最近はもっと上の疎林の小径に播いています。ここでもそろそろ花が咲きそうな株が育ってきています。
カタクリのタネ

予報通り、午後からは強い雨が降ったり止んだり。お客さんもほとんどいなかったので、雨の合間にカントリーガーデンの中を一回りしてこようと、ガイドのNさんと出かけました。カントリーハウスの横を歩いていて、石積みの前になにか赤い花がと思って近づいてみると、トドマツの足元にびっしり生えているベニバナイチヤクソウに、びっくりするくらいたくさんの花が咲いていました。こんな密度で咲くことは珍しいです。
ベニバナイチヤクソウ

ようやく雨が降ったので、水分がたっぷりほしいメコノプシスも喜んでいるだろうと行ってみると、何と一番花が咲いていました♪ こんな雨の中、花を見に来ていた女性の三人組も、素晴らしい花の色に大感激。
メコノプシス

私のブログをいつも見ていただいているというので、園内の穴場を2人案内することに。サルメンエビネやギンラン、ジンヨウイチヤクソウ、ギンリョウソウなどは、案内されなければ見つけることはできませんからね。時折強く降る中、あちこちの見どころをご案内することができました。

カントリーガーデンの花たち

  • 2018.06.07 Thursday
  • 05:47
現在のカントリーガーデンで目立つ花は、なんといってもベニバナトチノキ(Aesculus × carnea 'Briotii')です。今までになくたくさんの花を咲かせてくれ、遠目にもよく目立っています。カントリーハウス前に植えているトチノキにもたくさん花が見られるので、見比べるのに便利です。これはセイヨウトチノキ(マロニエ)に、アメリカ原産の赤い花を咲かせる低木性トチノキ(A.pavia)を交雑して作られた園芸品種です。北4条西20丁目以西にある龍谷高校前の街路樹も見事ですよ〜
ベニバナトチノキ

こもれびの庭では、クマガイソウ(Cypripedium japonicum)が満開に。7〜8年前に5株植えたものが、今年は25株に花を着けました。地下茎でどんどん増えていくので、そろそろ周りの植物を被圧し始めており、株分けしなければならないようです。
クマガイソウ

ヤマシャクヤク(Paeonia japonica)も満開(といってもこのくらいですが…)に。タネを播いたものからもどんどん株が増え、小さな株からもたくさん咲いてきています。ところが、この花茎に卵を産み付けて、花を咲かせることができなくしてしまう害虫が最近見つかったらしく、その研究者がこの日も採取にやって来ていたそうです。そう言われてみるとつぼみが途中で落ちてしまった株がたくさんあり、本来もっと咲いていたのですね。まだ苫小牧と滝野公園だけでしか見つかっていないとのこと。広がってほしくないです〜
ヤマシャクヤク

こもれびの庭では、園路になんとサルメンエビネ(Calanthe tricarinata)が咲いています。これは植えたものではなく自生していたもの。ここを造成して間もなく、園路の端っこに株があるのが見つかりました。厳重に囲われておりますが、さすがに滝野公園では盗掘されないようです。今年も3本の花が満開になっておりますが、そんなに猿の顔に似ているのかなぁ…?
サルメンエビネ

こもれびの庭よりさらに上には、「疎林の小径」と名付けられた自然林内の散策路があります。そのあたりではベニバナイチヤクソウ(Pyrola asarifolia subsp. incarnata)がちょうど満開になっていて見事でした。昔はイチヤクソウ科でしたが、現在はなんとツツジ科になっているのです!イチヤクソウやジンヨウイチヤクソウ、コイチヤクソウ、ウメガサソウなどの仲間も、これからあちこちで花を咲かせてきます。
ベニバナイチヤクソウ

ベニバナイチヤクソウの群生の中などに、小さな白い花を咲かせているギンラン(Cephalanthera erecta)がたくさん見つかります。今のところササバギンランやクゲヌマランは見当たらず、ギンランだけでした。一番下にある唇弁(しんべん)の底に距(きょ)と呼ばれる突起があるのが特徴です。
ギンラン

峠の庭も花盛りですが、兵庫から来ていた花好きのグループを案内していて、一番受けたのがこのサギナ・スブラータ(Sagina subulata)。「苔になにかもぐり込んで花が咲いとるわ!」というので、苔じゃなくてサギナそのものだよ!!といってもなかなか信じてもらえません。地面に這いつくばって花をじーーっと見つめてようやく納得していただけました。大島で繁殖しているアライドツメクサ(S. procumbens)など、サギナの仲間は本当に苔にそっくりで悩ましいのです。
サギナ

カントリーハウスの玄関先の、ミズナラの足元に咲いているのがツマトリソウ(Trientalis europaea)。Wikiによれば「和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目(おどしいろめ)の一つである褄取り(つまとり)に似ているため」とありますが、これは真っ白の花でした… これもサクラソウ科からヤブコウジ科に移されています。滝野公園周辺には自生がなく、この木を持ってきた幕別町の山に生えていたものが、根鉢と共に持ち込まれたものでしょう。玄関左手の牧柵の中にある、ミズナラの足元をぜひご覧になって下さい。
ツマトリソウ

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