カタクリのタネ播き

  • 2017.06.16 Friday
  • 05:44
2年前から、稲穂ひだまり公園のイベントの一環に、カタクリのタネ播き会を行っています。6月中旬に設定しているけれど、早く咲いた2年前はタネが落ちてしまわないように、あらかじめタネ取りをしたことがありました。ところが今年は開花が遅く、先週下見に行ったときに、これじゃ来週までに熟さないので、あらかじめさく果を採取して室内で追熟させることにしました。ようやく当日朝にはタネがこぼれ始め、ぎりぎりセーフです。
追熟

何粒くらいのタネが採れたのか、数えてみることに。紙に広げて‘しいな’(未熟果)を除いて数えていくと、さく果20本ずつで、424粒と521粒の、計945粒ありました。一本あたり約24粒稔ったようです。
タネ

現地に向かおうとするとまた雨がぱらぱらと… 天気予報では朝のうちだけだったのにぃ。それでもぱらぱら程度ですんだので、林内にはほとんど落ちてきませんでした。園路際にクゲヌマランが何本か咲いていましたが、こんな暗いところで大丈夫かな?
対象地

林内のかなり暗いところに、サイハイランが一本だけ咲いていました。この時期になると葉が傷んでなくなっていることがあり、花だけが異様に目立ちます。
サイハイラン

オオハナウドが林内にもたくさん咲いているものの、明るいところの株に比べればとても貧弱。でも暗いだけに余計花が目立ちます。
オオハナウド

こんな天気で誰か来るかなぁ…?と待っていると、いつも来てくれる女性がわざわざバスでやって来てくれました。以前はすぐ近くに住んでいたけれど、数年前に区内の山口の方に引っ越されたのに、毎度参加してくれるのです。もう一人近くの方が完全装備で参加してくれました。場所が1m角×2箇所なので、私たち含めて4名がちょうどいい数でしょう。まずはツタウルシをバリバリとはぎ取ってから、落ち葉をすべて取り除き、土を露出させました。
地拵え

そこに約500粒ずつタネを播いていきました。これまで2年間の結果では、それぞれ10本くらいしか出ていないので、あんまり歩留まりはよくないようです。はたして来年はどうなるでしょうか。
タネ播き

ピーカンの十勝

  • 2017.06.15 Thursday
  • 05:53
昨日の十勝もピーカンに晴れていました。ヒルズに着くと、入り口に植えられているフリーマニーカエデの葉が、ちょっと赤みを帯びてすっかり出揃っていました。あと2〜3年して、この木が木陰を提供できるようになれば、ようやく完成形に近づきます。
入り口
ショップ前ボーダーは、春から夏への模様替え中。パンジーを抜いたあとにコリウスやアゲラタムなどの苗が植えられていたので、来月にはくっきりとした模様が浮き上がりそうです。
ショップ前

スカイミラーのパンジーは、今年の雨の多い天気のおかげで、まだしっかりと持ちこたえていました。4列分ある花壇の2列4列が空いており、その間に来週からブルーサルビアが植えられていきます。ピンチされた苗がしっかりと根を張り、花茎が上がってくるまでは、パンジーにがんばってもらわなければならないので、もう少し今のような天気が続いてほしいものです。
スカイミラー

バラのつぼみも順調に上がっており、花びらがのぞいているつぼみもあるので、あと半月もすればいよいよバラの季節の到来です。トンボ池に降りると、数え切れないほどのトンボが乱舞し、お目当てのルリイトトンボが盛んに交尾していました。スイレンやアサザも満開なので、一番気持ちのいい空間となっています。
スイレン

午後からはガーデナーのみなさんと、普段の管理で追いついていないところをつぶしていくことに。日々の仕事に追われていると、どうしても手が回らないところが出てしまうけれど、ガーデンでそれでは困る!というものも出てきます。これから見頃を迎えるバラ園を中心に、枯れ枝や雑草など、見映えの悪いところに手を入れていきました。
作業

アニーカからトンボ池の奥まで一回りして一段落。最後にビッグファームの子ブタちゃんを見てきました。するとまだ一ヶ月なのに既に離乳し、子ブタたちだけで走り回っておりました。秋には親ブタ近くまで大きくなるというのにびっくり。ついうちの孫達と比べてしまいました…(^^;)
子豚

木陰を選びながら、ゆっくりとアルフレスコを歩いて行くと、犬を連れた二人連れがのんびりと園内を散策していました。ここの芝生のある風景は、道内のどこのガーデンにもない伸びやかさを持っていると思います。ここが既存木を全くいじらず、ダンプ何十台も土を入れて作り直された場所だなんて、想像もつかないでしょう。
アルフレスコ

やがてスカイミラー脇の木陰に座り、そこでまたしばしくつろいでいました。そう、これなんだよ!こうやってゆったりとした時間を楽しめる空間なんだ!と、改めて実感した一時でした。
ベンチ

快晴の創成川公園

  • 2017.06.14 Wednesday
  • 05:41
昨日は創成川公園のボランティア作業の指導日。いつものように北の端から見ようと思ったら、バイパス管の吐出口からゴオゴオと音がするほど水が噴き出しておりました。水質浄化のために以前よりも水量を増やしているけれど、それにしてもかなりの水量です。このバイパス管は当初設計にはなくて、あまりに危険なので後から付けさせたものだけど、土木屋さんの感覚の鈍さにはびっくりでした。
吐出口

ここの公園整備は北の方から3年かけて施工が進んだので、この辺りの樹木は植栽後7〜8年ほど経ちました。主木のハルニレがしっかり根を張って大きくなり、だんだん存在感を発揮してくるのが楽しみです。
ハルニレ

今年はライラックの開花がかなり遅く、遅咲き系のライラックがちょうど見ごろでした。この‘メヌエット’は、ヨシフレクサ系‘レッドワイン’とプレストニエ系‘ドナルド・ワイマン’の交配種で、フレンチライラックが作れないカナダのカミングによって作出され、1972年に発表されたものです。
メヌエット

もう一つきれいな花を咲かせていたのが、チョウセンハシドイの血を引いている‘ミス・キム’。アメリカのイェーガーによって1963年に発表された品種で、濃緑の葉の中に大きな花穂を付けてよく目立ちます。王立園芸協会のガーデンメリット賞を受賞しており、樹形がコンパクトで場所を取らず、とてもいい品種だと思います。
ミスキム

狸二条広場に行くと、昨年4月に植樹したハルニレが勢いよく芽を吹いていたものの、あらゆる芽から枝を吹いてしまったようで、ひどいことになっていました。なんでこんなことになったんだろう?このくらいの苗木は、不要な枝を払って早く大きくしてやらなければならないので、作業が始まる前に整枝をやっておきました。時々面倒を見てやらなければ。
剪定前 剪定後

三々五々集まってくるボランティアのみなさんから、なんでこんなにいい天気なんでしょうねぇ…?と言われてしまいました。そんなに雨ばっかりじゃないんだけどなぁ…(^^;)
ボランティア

今年は春一番でムダ枝を落とす作業ができなかったため、花が咲きすぎてしまったことや、剪定が少しずつ甘くなって細い枝がやたら増えてきているので、ただ花ガラを落とすだけでなく、かなり強めに切り込んでいきました。2時間で半分くらいしかできなかったけれど、みなさんは来週もやってくれるので、あとはしっかり頼んだよ〜
剪定作業

朝の盤渓

  • 2017.06.13 Tuesday
  • 06:02
朝の盤渓通いも10年くらいになりました。今朝はいつもよりちょっと早く、ちょうど4時に出ていくと、峠の辺りはまだ薄暗く、まだ南の空には下弦の月が残っていました。所々で吐く息が白くなり、今朝もかなりの冷え込みになっていたようです。
お月様

盤渓スキー場には、今年草刈り大好きおじさんが入ったのか、道端の草がいつもきれいに刈られてしまうのです。ノビネチドリも今年はばっさり… 法面にオオハナウドが咲いているくらいで、つまらなくなってしまいました。
オオハナウド

ここから見る手稲山は、厚みがあってとても迫力があります。福井に下りてくる尾根がよく見えますが、先日499回目の登山に出かけたまんま行方不明になったご老人は、一体どこに行ったのでしょうか…
手稲山

ばんけい苑の駐車場回りには、数年前にいろんな宿根草が植えられて、珍しいことをするものだと思っていたら、誰も手入れしなくて草と一緒に刈られてしまい、ヤグルマソウ二株だけが生き残りました。丈夫だし存在感があってよかったね。
ヤグルマソウ

ばんけいワイナリー近くの道端に、ミツバアケビが生えています。実が成っているのは見たことがないのですが、これは自生なのか?いつも疑問に思っています。
ミツバアケビ

峠を越えて宮の森側に下りてくると、もう太陽がすっかり昇り、ぎらぎらと眩しいこと。たった30分で劇的に変化します。
峠

右側の山の中で、クマゲラのドラミングがいつも聞こえます。小別沢トンネル近くの自然歩道では、クマゲラを3mほどの至近で見たことがありますが、こんな所で棲息できているのも、自然が豊かだと言うことなのでしょう。
朝日

約50分で家まで戻ってきました。我が家のキングサリがちょうど満開。町中に比べれば半月近く遅れます。これは今から25年くらい前に、スウェーデンのエーテボリ植物園で取ってきたタネから育てたもの。房も短いし、花着きもよくないけれど、毎年初夏を告げる花になっています。
キングサリ

ツアーの案内

  • 2017.06.12 Monday
  • 05:51
今年は講演やらツアーガイドやら、取材やら原稿依頼やらがやたら多く、仕事をかなり圧迫されています。こういってはなんですが、いただける金額は決して労働力に比べてペイできるものではなく、全くのボランティアもありました…(>_<) でも声をかけていただけるというのはありがたいこと。自分の頭の中を整理していくいい機会なので、できる限り受けていこうと思います。
次のイベントは、なんと中島公園にある北海道立文学館からだったので、ちょっとびっくり。文学にはとんと縁の無い私に、一体なんの用かと思ったら、文学館の創立50周年に当たるので、「公園の達人と巡る中島公園33の宝物」と格好のいい名前を付けていただき、文学館の立地している中島公園のことをもっと知りたいということなのです。

文学館

文学館は、現在地にできたのが1995年なので約20年前、それ以前は資料館の中にひっそりとありました。今の建物は設計コンペで選ばれたもので、知り合いの事務所は佳作で次点になり、悔しがっていたことを覚えています。といっても私自身はあんまり縁がなくて、数年前に宮澤賢治展があった時にも、とうとう行けずじまいに終わってしまったなぁ…

申込みは14日からで、先着20名限定になっています。興味のある方はどうぞお申し込み下さい。どうせ私のことだから、また雨になる可能性が高く、少雨決行にしておりますが、ひどい場合は講堂内で室内ツアーに切り替えることになっています。(電話 011-511-7655)
案内

秋には、毎年やっている公園事務所主催のガイドツアー(10月15日の予定)もありますので、涼しくなってからという方はそちらにどうぞ。

北広島花の会

  • 2017.06.11 Sunday
  • 06:00
昨日は午後から、北広島花の会の20周年記念フォーラムに行ってきました。駅のラチ内の陽だまりには、花の駅長さんが管理する花が飾られていました。さすが北広島です。
花の駅長さん

駅の目の前にある芸術文化ホールへのアプローチには、通称花ホールと呼ばれているのだからと、花の会のみなさんが毎度花を飾って管理し続けています。このホールには、これまで何度お世話になったことか
花ホール

時間ギリギリになって会場に到着。会場内外にはたくさんの鉢花や生花が飾られていましたが、あれっ?今ころアザレア?と思ったらペチュニアでした。
花の会20周年

基調講演は吉谷桂子さん。銀河庭園のリニューアルを手がけているので、前日も終日現場で働いていたとのこと。吉谷さんらしくぐんと華やかになっていくことでしょうから、今年は楽しみですよ〜♪ 講演と言うより、講義といった方が適切な内容で、本当に最後まで引き込まれてしまいました。何度聞いても素晴らしいお話です。しかも最後に牧野富太郎のこれが出てきたので、じーんとしてしまいました。(無断拝借ごめんなさい…m(__)m)
吉谷さん

実は案内が届いた時に、日程的にかなり厳しいので遠慮しようかな…と思ってプログラムをよく見たら、吉谷さんの話だし、北海道デビュー元年なのでお祝いしなくちゃということが一つ。もう一つは、私にとって道内のガーデナーの東西の横綱?である、工藤さんと梅木さんがセットで出るなんて!!ということもあり、これはちゃんと話を聞かなくちゃと出席することにしたのです。目の前に座っていて、とてもやりにくかったと言われてしまいましたが…(^^;)
パネル

パネルで大いに盛り上がったあと、20周年のパーティーがあり、乾杯の音頭を振られてしまいました。この会とは、10周年記念フォーラムにも呼んでいただき、柳生真吾さんと楽しい夜を過ごしたことなど、またいろんなことが去来しながらの乾杯となりました。
乾杯

会の設立以来、白石前会長や松野現会長、熱心な役員のみなさんの努力で会員も百名以上になり、毎年たくさんの研修会や見学会を積み重ねてこられました。これだけ熱心な会は多分道内随一ではないかと思います。市長からも最大限の祝辞がありました。
パーティー

豊かな緑に恵まれ、その中にきれいな花が飾られているのですから、町がどんどん魅力的になっていくはずです。住みやすさナンバーワンを目指して、これからも発展していくことことでしょう。楽しく勉強になった一日をありがとうございました〜

束の間の晴れ間

  • 2017.06.10 Saturday
  • 05:58
昨日は再び滝野公園。今度は渓流ゾーンが現場です。朝からピーカンに晴れて、エゾハルゼミが大合唱となっておりました。鱒見口に車を置いて平成の森に入っていくと、新緑の滴るような緑に包まれ、セミの大合唱を聞きながら空を仰ぐと、時を忘れて神々しい気持ちになっていきます。少しでも俗世のごたごたから逃れられたような…(^^;)
ギャップ

渓流ゾーンにはかつてスズランが群植され、けっこうな名所になっていましたが、木もれ日のある疎林が完全に鬱閉(うっぺい)してしまい、日照条件が著しく悪くなってしまったので、見る影もなく衰退してしまいました。それでもわずかに残っていたものを数年前に調査していたら、なんとそれらが(日本)スズランだったのです。全部ドイツスズランだと公園も思い込んでいたけれど、今残っているものは日陰にも強いスズランだったのです。花茎が草高の半分もないけれど、ひっそりとしとやかな花はそれなりにいいものです。
スズラン

渓流ゾーンには、あちこちにクリンソウが植えられていますが、大部分は昔私が植えたものの名残です。これは今年木道も撤去されてしまった湿生植物コーナーのもので、植えられたものからこぼれダネでどんどん広がり、いろんな花色が混じっていい感じになっています。もう手入れされることもないので、自然に生き残っていくことでしょう。
クリンソウ

炊事遠足広場の拠点であるロッジ「ゆきざさ」の横には、このあたりの原風景の名残であるエゾマツの大木が一本残っています。左の木は植栽されたアカエゾマツで、樹高は同じくらいになっていますが、エゾマツの方がはるかに太いです。札幌近辺の開拓初期には、アシリベツの滝近く水車場が置かれ、札幌の町で使われる木材を製材していた頃の生き残りなのです。
エゾマツ

炊事遠足広場では、たくさんの若者が目一杯に広がって、バーベキューやジンギスカンで盛り上がっていました。あとで聞いたら市内の市立高校の遠足で、300人もいたとのこと。いい天気に当たってよかったねぇ。
炊事遠足

鱒見口に戻っていくと、保育園児の遠足と、小学生の遠足とがすれ違ってとてもにぎやかでした。かわいい子供たちが次々挨拶するので、ていねいに答えるのがけっこう大変でした…(^^;)
遠足

午後からはボランティアの作業を。通常の業者管理ではできないきめ細かい作業により、渓流ゾーンの見どころの強化と、帰化植物等の抜き取りなどによる環境保全を徹底しています。まずはカタクリの群生地に行き、タネ取りを行いました。
タネ取り

たくさん取れた朔果を室内で追熟させ、タネだけにしてみんなでタネ播きをするのです。カントリーガーデン内の林床に、毎年せっせとタネ播きを続けており、5〜6年もすれば開花し始めてくるので、春の見どころがだんだん増えていくのです。
カタクリのタネ

いろんなところで作業をしながら、厚別川沿いの植栽地の手入れを先月に続いて行いました。せっかくクリンソウが咲いているのに、クサヨシやエゾノギシギシなどに埋もれてしまい、悲惨な状態になっていたものです。完全には取り切れませんが、根気よく続けて行こうと思います。
除草作業

作業を終わり、駐車場まで上がってきたところで雨が降ってきました。また週末は悪天候だとか…どこも苦戦していることと思いますが、昨日のような晴れ間が一日でも続いてほしいものです〜

雨上がりの星置緑地

  • 2017.06.09 Friday
  • 05:51
こんなに雨に振り回される年も記憶にありません。昨日は星置緑地の作業日だけど、予報では9時まで雨で、その後上がる予報に。本当に上がるのかなぁ…と心配になるほどの降り方の中、手稲に向かいました。車を止めてカッパを着ていると、少し明るくなってきて雨が止んでくれたのです。ふと車の横の繁みに目をやると、ムラサキツメクサの四葉がありました!シロツメクサのは山ほど見つけましたが、これは初めてだったのでちょっとびっくり。とてもでかいので、いいことがあるかもしれません♪
よつ葉のアカツメクサ

湿地の道路際では、ヤナギトラノオの花が咲いてきました。まだ学生の頃、公園を作るための事前調査の手伝いでモエレ沼に行った時、不思議な花の付き方をしているのに感激し、以来忘れられない植物になりました。
ヤナギトラノオ

林内に入ると、ヤチダモの葉が繁ったので林内が薄暗くなり、ミズバショウの大きな葉だけが目立ってました。たっぷり水を吸って、なんと生き生きしていることか。
林内

緑地内ではこのバイケイソウの増殖が顕著です。ミズバショウのあるところとは棲み分けているのか、やや乾いた場所に何カ所かびっしりと群生し、豪快な花を咲かせています。今はまだなんとか見られるのですが、花が終わるとぐずぐずに倒れ始め、茶色に融けていくので、ひどく汚らしくなってしまいます。
バイケイソウ

ツルアジサイが清楚な花を開いてきました。アジサイと交雑して色のついたつる性アジサイを作りだしたら、世界中で大人気になるだろうなあと思っているのですが。じっくりそういうことをやれる日が、いつになったらやってくるのかなぁ…(>_<)
ツルアジサイ

こんな天気なので、せいぜい5名も来たらいい方かな、なんて話していたら、ちゃんと8名の参加がありました。このうち3名はJRやバスでわざわざやってくるのですから、本当に頭が下がります。今回は帰化植物の抜き取りをじっくりやろうと、いろんな植物を観察しながら、外周部から作業を進めていきました。
抜き取り作業

まれに新規出現種はあるものの、みなさん大体見分けがつくようになってきているので、ていねいに抜き取りを進めていくことができました。こんな作業の積み重ねで、緑地の内部からはほとんど外来種が見つからなくなっているのです。
クサヨシ

滝野の花

  • 2017.06.08 Thursday
  • 05:53
昨日紹介しきれなかった花をアップしておきましょう。疎林の小径でひっそり咲いていたのは、ツマトリソウ(Trientalis europaea)のかわいい花。「ツマトリ」とはなんだろうと調べてみると、「花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目(おどしいろめ)の一つである褄取りに似ているため。」(Wikiより)とあるけれど、余計意味が分かりません…(>_<) ようするに、白い糸で綴った鎧の縁に、一部赤い縁取りがあるということなのでしょう。でもそんな彩りの個体は見たことがなく、たいてい真っ白だとみなさん言っておりますが…(^^;) かつてはサクラソウ科、現在ではヤブコウジ科になっていました。これはここの自生ではなく、カントリーハウス前に列植している、ミズナラの大木の根元に咲いていたものを移植しました。幕別にある知り合いの山から下ろして、20年前に植えたものなので、あの辺りには咲いているのでしょう。
ツマトリソウ

富丘西公園などではクゲヌマランの方が多いけれど、滝野公園ではギンランばかり咲いていました。唇弁(しんべん)に距(きょ)と呼ばれる突起があるのがギンランで、クゲヌマランではつるっと丸くなっています。
ギンラン

園内のあちこちに群生しているのがベニバナイチヤクソウ。かつてはイチヤクソウ科でしたが、現在はツツジ科に統合されました。イチヤクソウの仲間は、葉の葉緑素だけでなく、菌従属栄養植物という共生菌から栄養分を摂取している特徴を持っています。特に本種は、カラマツ林の林床などに大きなコロニーを形成して、花の時期には見事です。昔千歳空港で、紅鈴蘭の名前でよく売られていたと聞きましたが、最近はそんなあこぎな商売はやられていないでしょう。地味なものが多いイチヤクソウ属の中では、ダントツによく目立ちます。
ベニバナイチヤクソウ

花のまきばの真ん中には、ここ数年秋咲きクロッカスが植えられていますが、その葉が枯れ始めているのでよく見ると、株の真ん中に大きな果実が上がってきていました。受精時は地中にあるのですが、熟してくるにつれて軸が伸び始め、間もなくすると10cmくらい地上に突き出してタネを散らします。普通のクロッカスもそんなことをやっているのですが、この時期には誰も気付かないのです。ぜひ観察してみて下さい。
クロッカスのタネ

スノーフレークは、通称スズランスイセン(鈴蘭水仙)なので、園内あちこちに植えられ始めています。葉の繁り方に対して、花茎の数や花のボリュウムが小さいので、今一つ目立たない花と言えるでしょうか。よ〜く見るとかわいい花なんですが。
スノーフレーク

これもあちこちに群生するマイヅルソウ。鶴が舞っている姿に似ているというのでこんな名前になりました。なので、ラベルが「マイズルソウ」になっていたのはボツにして、作り直してもらいました〜(笑)
マイヅルソウ

渓流ゾーンでは、園路際にユキザサの群生が数カ所見られます。道内ではアズキナの名で山菜取りにねらわれる草ですが、ここのは毎年よく取られないなぁ…と感心してしまいます。これだけ大きいと、違うものに見えるのでしょうか?今年も傷められることなく花が咲いておりました。
ユキザサ

カントリーガーデンには植えられていないサラサドウダンが、平成の森でちょうど満開。道内では恵山周辺に自生が集中しています。これも学生時代挿し木の対象にしていたので、なんとなく親しみのある花で、実に簡単に発根してくれました。決して目立つ花ではないけれど、よ〜く見るととてもお洒落な花だと思います。
サラサドウダン

初夏の到来

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 05:55
昨日は滝野公園。いつも自衛隊前駅過ぎてから裏道を通り。駒岡経由のルートで公園に向かいます。精進川の横を通る道は、緑のトンネルになっており、新緑のこの時期には本当にうっとりするほど。ここを通るたんびに思い出すのが、今からもう9年前になる、滝野公園のトークショーに呼んだ柳生真吾さんを、ホテルに迎えにいってここを走った時のことです。この雰囲気がいいと大はしゃぎで盛り上がっていました。亡くなられてもう2年になるのですねぇ…いかん!またぐっと来てしまった…(>_<)
精進川

公園に着くと、とにかくまぶしい日差しにエゾハルゼミの大合唱。こうなればやはり初夏と言ってもいいでしょう。といっても、チューリップは終わったけれど、まだライラックはちょうど見ごろ。町中とのギャップは相当なものがあります。
ライラック

ボランティア作業がないので、じっくりと全域を確認しようと、奥の方にある疎林の小径に行ってみました。ベニバナイチヤクソウがたくさん咲いており、ギンランもあちこちに見つかりました。そろそろかな?と思って注意深く地面の上に目を凝らすと、落ち葉の中からぽつぽつとギンリョウソウの妖しげな花が咲いていました。まだまだたくさん咲いてくるはずです。
ギンリョウソウ

メコノプシスのところに行くと、たっぷりと雨が降っているせいか、しっかり葉を広げた中に、早くも花茎が上がり始めていました。ここ2年補植出来ていませんが、なんとか120株ほど大株を維持しているので、間もなく青いケシの季節の到来です。
メコノプシス

ヤマシャクヤクがこれでも精一杯満開の花を咲かせており、見どころの少ないエリアの中で存在感を発揮しています。間もなくブルーベルも咲いてくるので、この辺りも賑やかになってくるでしょう。
ヤマシャクヤク

昨年植物園から分けていただいたグンネラ(オニブキ)は、水分をたくさん欲しがる草なので今年はとてもラッキー。しっかり活着して大きな葉を広げ始めていました。今年は背丈くらいまで育ってくれるかな?株元にはつぼみも付いていたので楽しみです。
グンネラ

肝心のスズランは、ちょうど見ごろになっているはずなのに、どうも調子が悪く、生育も花着きもよくありません。株も小さく、花の数も少ないのです。そろそろ抜本的に植え直しが必要になってきたようです。(これは数少ない、状態のいいところです〜)
スズラン

一日ピーカンに晴れていて、その間ずっとエゾハルゼミの大合唱の中にいると、このまま家に帰っても頭の中でシャワシャワ鳴いているんじゃないかと不安になってしまいまた。(本当に夜まで耳鳴りが…)四国にはこんなセミはいなかったので、いまだにびっくりな存在です。
エゾハルゼミ

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