贅沢な時間・空間

  • 2020.06.19 Friday
  • 05:57
アルフレスコの伸びやかなローンから、スモークツリーのトンネルを抜けるとローズガーデンがあります。木立の中から明るいバラやクレマチスが見えてくると、私的にはちょっとドキドキ。というのは、昨年は少雪のためかなり厳しく凍害を受けてしまい、夏のバラをあきらめて株の再生に努めることになりました。いろいろ工夫して臨んだ今年は、それほどでもなかったと報告を受けていたものの、実際に見るまで不安でした。
ローズガーデン

既にちらほらバラが咲き始め、どの株も元気な葉を繁らせています。今年は雨が少ないため、黒星病などの病害もなく、艶々した葉が繁っていて心底ホッとしました。昨年ご覧に入れられなかった分、今年のバラは十二分に堪能していただきたいです。
バラの様子

バラ園の一角には、珍しいものが咲いています。ガレガ(Galega officinalis)は、20年ほど前に旧ソ連圏から導入されたマメ科牧草で、ルーサン(アルファルファ)よりもさらに大柄になり、永続性の強い牧草として近年かなり普及しているようです。牧草なので当然刈り取りにも強く、花後に刈り取ると再び繁って花を見ることができます。狭い庭には不向きですが、このような広いガーデンではその特徴が活かせるのです。
ガレガ

一番奥にある「アニーカの庭」は、妖精アニーカの潜む空間として、ピンク色の花でデザインされたエリアです。昨年アイランドボーダーに置かれていた妖精が、どうもアニーカらしいというので、ちゃんとエリアの真ん中に置いてあげようと、石積みの上に据えてみました。これならフォトスポットとして機能できそうです。
アニーカ

トンボ池のスイレンが真っ盛りに咲いてきて、その名の通りトンボが乱舞し始めました。まだオニヤンマはいませんが、小さなルリイトトンボが無数に飛び回り、本当に見飽きないです。道内では珍しいアサザが少しずつ増えてきて、岸近くでも見られるようになってきました。
トンボ池

平坦な園内では、この部分だけが少し低くなっており、セイヨウシロヤナギの足元に造っているレストスペースからの眺めはすばらしく、園内では最も気持ちのいいスポットになっています。仕事で来ていると、いつもせかせかと歩かなければならないのが本当にもったいないです…(>_<)
見晴らし

お昼は、カフェのランチボックスを用意していただきました。どうせならと、無料で貸し出しているピクニックセットをお借りしてアルフレスコへ。テーブルとベンチを木陰に移動して、とっても贅沢なランチタイムになりました。
ランチ

ちゃんと十勝産の野菜や肉で丁寧に作られたセットには、ビオラやチャイブなどのエディブルフラワーもちりばめられて、少食の私にはちょうどよいボリュウム感。心地よい風に吹かれて、とっても気持ちよかったです。
ランチボックス

街でテイクアウトしたランチを持ち込んでもよく、年パスを使えば使い勝手のあるランチにすることができます。まだお客さんはちらほらですが、今だからこそ独り占めできる贅沢な空間を、是非お楽しみ下さい〜

十勝ヒルズの初仕事

  • 2020.06.18 Thursday
  • 05:55
昨日は今年初の十勝へ。本当は4月に行く予定でしたが、緊急事態宣言のために移動ができず、ようやく峠を越すことができました。JRはまだ減便が続いているので、6時48分発のおおぞら1号で行かなければならず、思い切り早起きして朝から大変でした。客席はガラガラかと思いきや、そこそこ埋まってはいましたが、まだ本来の人の動きではないようです。

久しぶりの十勝ヒルズに着くと、アプローチのフリーマニーカエデが一回り大きくなっていました。不要枝の剪定も既に終えているので、あとはすくすくと特徴的な並木道を造ってくれることでしょう。
フリーマニーカエデ

ショップ前の植え込みのアメリカテマリシモツケやシラタマミズキが、想定のの大きさに生長してくれたので、ほどよい遮蔽効果と草花の引き立て役になっています。積雪があまりないところでは、低木本来の樹形が作られてうらやましい限りです。
ショップ入り口

荷物を置いて園内に入ると、ポタジェの真ん中に植えられたエスパリエ仕立てのリンゴが、今年もたくさんの実を付けていました。まだ仕立て方がいまいちだけど、安定してこれだけの実が付くようになれば、見どころの一つになってくれることでしょう。
エスパリエ

今年は‘釧路八重’の花着きがひときわよく、見事な桜並木だったそうです。宿根ボーダーもほぼ落ち着いてきており、半日陰の環境になじんできているようです。
釧路八重並木

屋外トイレへのアプローチには、園内にたくさんあったアナベルとネペタを移植してきて、さらに今年はアリウムの‘グローブマスター’をずらりと植えてくれました。行き先がトイレというのがちょっともったいないくらいですが、左にあるジャクモンティシラカンバと合わせた景観がうまく収まってくれました。
トイレアプローチ

2年前の9月の台風で折れてしまった本園のシンボルツリーであるシラカンバは、ほとんどそっくりな木が見つかって昨年春に植え替えが行われました。無事に冬を越して葉が広がったので、完全活着にはもう一息ですが、来年の春も大丈夫であれば、ワイヤー支柱もはずしてよさそうです。
スカイミラー

十勝はまとまった雨が全く降らず、芝生がそろそろ干からび始めていて、ちょっと心配。私が雨雲を持ってきてくれることを期待していたようですが、途中ぱらぱらっと来ただけで、ちょっと力不足でした…(>_<) アイランドボーダーには、造成に関わったK造園から寄贈を受けたオベリスクが。何か特徴的なつるものを絡ませてくれることでしょう。
オベリスク

ローズガーデンへの入り口は、スモークツリーの並木だけでは印象が薄いことから、黄金葉の彩りが特徴的なノルウェーカエデの‘プリンストンゴールド’を両側に植え、銅葉のスモークツリーを足元に配しています。ところが右側の木が枯れてしまい、シンメトリーな景観が崩れてしまいました。これは秋に補植してほしいですねぇ。(つづく)
ローズ入り口

雨中の作業

  • 2020.06.17 Wednesday
  • 05:34
昨日は創成川公園のボランティア指導。ライラックの花後剪定は、必ず実地指導を行ってきました。でも私が行くと必ず雨が…予報でも10時から12時に傘マークが付いているのです。事務所を出る時からポツポツと降り始めていたので、迷わず長靴を履いて出掛けました。3ヶ月ぶりにバスに乗って町中へ。北の端から見ていこうとしたら、パラパラ雨が降ってきたので、さっそくカッパを着ることになりました。
北端部

大通の手前では、擁壁の上になにが咲いているのかと思ったら、ツルアジサイでした。本当は全線に植えたはずなのに、生き残ったのはこの一株のみ。苗が悪いのか植え方が悪いのか、あきれるばかりです。今からでも枝を切って挿しておけば簡単に根付くので、ずっとこんな風になればいいと思うのですがねぇ。
ツルアジサイ

信号待ちしながら眺めていると、ずいぶんと木が大きくなったなぁと感心して見とれてしまいました、あと5年もすれば両側のビルが見えなくなりそうです。その頃に孫6人引き連れて、ここはじぃじが造ったんじゃ!と遊びに来たいですねぇ…(^^;)
樹林景観

遅咲きのライラックもほとんど終わり、いよいよジャパニーズライラックであるハシドイの出番のようです。これは例年より少し早いのではないかなぁ?
ハシドイ

こんな雨降りでも私が来るというので、完全武装でボランティアのみなさんが参加してくれました。私が来ると雨降りになるのは織り込み済みなんだそう… まずは一つの木を取り囲んで、どの枝をどのように剪定するのか、しっかりと目慣らしをしてもらいました。
目慣らし

今年は随分と花着きがよかったようですが、木によっては樹勢に無理がかかるほど花が咲いているものがあり、いったん切り戻して強い枝を出させる必要があります。ただ花がらを取るだけだと、枝が先細りになってしまうのですが、なかなか強い剪定はビビってしまうようで、叱咤激励しながら作業を進めていきました。
剪定前 剪定後

幸い強い雨にはならず、狸二条広場から大通りまでの両側の区間の剪定を終えることができました。ここに植えるまでの2年間、私一人で200本のライラックの剪定を年2回やっていたのですから、今思えばかなり無茶なことをやっていたものだと思います。でもあの経験があるので、なにも考えずにハサミが勝手に動いて剪定ができるようになりました。何ごとも経験を無にしないでしっかりと糧にしなければならないのです。
雨中の作業

作業を終えて狸二条広場に戻る頃には、雨が上がって薄日が差してきました。雨男の面目躍如というところでしょうか…(^^;)

現地立会

  • 2020.06.16 Tuesday
  • 05:45
コロナ禍も終息に向かいつつあるようですが、まだしぶとく感染者が発生しているようです。戸外での作業は順次再開しているので、厚別区の熊の沢公園での作業について、今後の進め方を現地で打ち合わせることに。コロナ禍で立ち入り禁止になっていたのに、親切心から草刈りをした人がいて、ミズバショウとキショウブ以外はすべて刈られていました。そんな作業は何の役にも立たないばかりか、弱効果になるとしつこく言っておいたのにねぇ…(>_<)
草刈り跡

7月からようやく作業を再開することになり、その時に抜き取り対象のキショウブが分かるように、ピンクテープを付けておきました。
マーキング

この湿地の一角には、自生のものと思われるヒオウギアヤメが生えています。来月になると花がなくなってしまうので、外来種のキショウブとは全く区別がつかなくなるのです。
ヒオウギアヤメ

ミズバショウのタネ播きもやりたいのだけれど、まだ完熟していない果実が何ものかに囓られていました。ネズミにしては派手に食い散らかしているので、アライグマかなぁ…
ミズバショウの果実

国道12号を戻っていると、よく信号で止まるところに、謎のビルがあります。看板からすると保険代理店のようだけど、見事なまでにツタに覆われていて窓も塞がっているようです。カーポート部にはフジが絡まり、まさにグリーンモンスター状態。地球温暖化対策には、かなり貢献しているようです。
ツタ屋敷

来週は渡島大島の調査が入っているので、白石駅花壇管理のお手伝いには行けそうもありません。せっかくなので花壇の様子を見てみることに。南口花壇は日当たりがいいので、つるバラが満開に。白花の ‘アイスバーグ’と真っ赤な ‘カクテル’がもりもりと咲き誇り、素晴らしい花壇風景になっていました。
南口花壇

南口花壇の土壌は乾燥がひどく、クレマチスの生育が今一つよくないので、堆肥マルチを厚くやっておいたら、ようやく元気が出てきたようで、トレリスの上までつるが到達していました。最初に植えたのは‘マーゴットマスター’ですが、あとから花の大きな品種も補植もしているので、少しずつにぎやかになっていくことでしょう。
クレマチス

北口花壇も ‘カクテル’は満開でしたが、 ‘ポルカ’はまだまだの様子。草花は相変わらずもりもり咲いており、さぞやバス待ちの人の目を引くことでしょう。
北口花壇

アルテ 草 木 の学校

  • 2020.06.15 Monday
  • 05:57
昨日はアルテピアッツァ美唄での「アルテ○○の学校」。ライブ配信の案内では、アップしてすぐに締め切られたそうで、大変失礼しました…m(__)m
前回ひと月前に下見をしてから園内の様子も変わっているので、10時半に到着してすぐに確認に歩きました。薄曇りでそれほど暑くもなく、雨が降らなくてなによりでした。
下見開始

トドマツの幹に大きな傷が付いているので、クマかっ!と焦りましたが、クマの爪なら指先が揃って傷が付くはずなので、シカの角とぎ跡のようでした。クマも時々出没するようなので、決して油断はできません。
シカの角研ぎ

ササ藪の中の道を上っていくと、湿った場所にコナスビの花が。じっくり探せばいろんな野草が生えていそうです。
コナスビ

園内には、たくさんの家族連れがあちこちでのんびり過ごしている様子で、ある意味とっても贅沢な時間・空間の使い方です。札幌にもっと近かったら、うるさくなりすぎて雰囲気台無しになっていることでしょう。
家族連れ

お昼には、なんと「おかず付き 中村のとりめし弁当」を取ってくれていました。前回は田植え時のため販売していなかったので、とってもありがたかったです。本当に美味しかった♪
とりめし弁当

参加定員は10名と少なく、スタッフ2名にライブ配信用カメラマン1名でスタートしました。アウトドアでのガイドツアーとしては、この規模はちょうどよく、間が空かなくてとても話しやすかったです。
挨拶

いつも使っているイボ竹の指し棒が昨日も大活躍。先っぽにピンクテープを付けているので、多分ライブ配信を見ていても、どこの何の話をしているのか分かりやすかったのでは。
解説風景

あれやこれやとしゃべっていると結構時間を食ってしまい、外周部の植栽木は少しはしょりながら、ブナのシンボルツリーまで来たところでちょうど2時間。途中水分補給はしていたものの、さすがに声が涸れてしまい、ガラガラ声で出発点まで戻りました。
ラスト

アルテピアッツァは、素晴らしいアートの空間ですが、かつての小学校などの施設回りには、それぞれの歴史を背負った植栽もされています。周囲の豊かな自然も含めて、多様な植物に囲まれているので、このような取り組みによって新たな魅力に気付いてくれればありがたいです。楽しい刺激的な機会を与えていただき、ありがとうございました。

久しぶりの作業

  • 2020.06.14 Sunday
  • 05:55
昨日自宅を出る時に、頭の真上でいきなりシャワシャワ鳴き始めたので、ネムノキを見上げたところ、手が届きそうなくらいの近さでエゾハルゼミが鳴いていました。そろそろ道路にボタボタ落ち始めているので、間もなく静寂が訪れるでしょう。
エゾハルゼミ

6月1日から、北大の行動指針レベルが一つ下げられたことを受け、圃場整備のボランティアも活動を再開することになりました。これまで芝刈りだけやってきたけれど、花壇の除草や周辺の草刈りなどには手が回らなかったので、周りがボウボウになっていました。予定の2時間ではとても片付きそうもないし、暑くなりそうなので8時半に圃場に到着。入り口の足元では、ビレネーフウロ(Geranium pyrenaicum)のピンクと白花が入り交じって咲いていました。本種は「北大雑草」の一つで、昔から農学部周辺にだけ生えていました。腊葉標本から逃げ出したのかもしれません。
ピレネーフウロ

小屋の前にあるバイカウツギの高生垣は、昨年丁寧に整枝を行った甲斐がありました。日当たりのよい東側が満開で、西側はまだ三分咲き。一番いい時に見ることができました。
バイカウツギ

ランブラーの ‘ドロシー・パーキンス’は、今年は傷みが全くなく、勢いがよすぎるほどのたくさんの枝を伸ばしていました。二週間後の次回にはちょうど見ごろになってくれそうです。
ランブラー

学生・院生は、前期は原則オンライン授業のため、ほとんど登校しておりません。次回は学生実習のため、3年生とM1は参加することになっているので、次回に密にならないよう、M2の留学生が手伝ってくれました。みんなにほとんど会えなくて寂しいとのこと。いつになったら平穏な日々が戻るのでしょうか…
除草

病み上がりのS氏は、暑い日向で仕事させるわけにはいかないので、木陰のカツラ生垣の刈り込みをやってもらいました。涼しくて天国天国と喜んでおりました。
カツラ生垣

私は刈払機でちょうど2時間、圃場の周りをすべて刈り払いました。そのあとは、ユリやガルトニアの周りの除草を頑張りましたが、下を向いていると汗がしたたり落ちて眼が痛いこと。あとで確認したらこの頃に気温が30℃になっていたのでした。どうりで。
ガルトニア

みなさんがんばってくれたので、久しぶりに圃場がすっきりとして気持ちよかったです。平均年齢は70歳越えですが、まだまだがんばれそうです〜
完了

現場の確認

  • 2020.06.13 Saturday
  • 05:55
昨日はニセコへ。植栽設計のお手伝いをした現場の、仕上がり具合を確認に行きました。ホテル入り口の車廻しには、立派なハルニレが。ここはいわば屋上緑化なので、根系の空間制限と重量制限との関係から、ぎりぎりの大きさの樹木が植えられています。せっかくがんばって残してくれた下枝ですが、車廻しは見通しが必要なので、落とした方がいいような気がします。
車廻し

ウェディングの会場となるチャペルがある建物。右側は水が張られた広場で、左側がシンボリックな植栽空間となっています。
チャペル

ここの植栽をどうするのか、外国人である施主や設計者の意向が今一つよくつかめず、ええい!勝手にせい!と手を引きました。するとここには本格的な日本庭園が!本州の業者の施工とのことでしたが、南国の方の意向で、本州の業者が造っても、ここは我が国有数の豪雪地帯。今冬は記録的な少雪に恵まれたものの、本来屋根まで雪に埋まる積雪圧に耐えられるのでしょうか…
日本庭園

コンドミニアムの庭園部に、ちょうど植栽工事が入っていました。ここもずいぶんとすったもんだした場所でしたが、樹木が入ると落ち着いてくるものです。
庭園

足元に植える草本類が搬入され、一気ににぎやかになってくることでしょう。ここもオーナーは外国の方が多いので、どんな風に感じるのか気になるところです。
草本植栽

ゲレンデに直結するエントランスには、大空間に相応しい大径木が収まっていました。思ったほど枝枯れも少なく、施工時の苦労が偲ばれます。
ゲレンデ入り口

スキーをしない私にとっては、ここにお客として来ることはないでしょうが、5年後10年後には落ち着いた植栽景観が展開され、正面の羊蹄山の眺望に負けない存在感が生まれていることでしょう。緑が濃くなる季節にこっそり覗きに来るかな。
羊蹄山

星置緑地で作業

  • 2020.06.12 Friday
  • 05:52
手稲の3公園では、自然観察会はすべて中止になったけれど、作業の方は解禁されたので、まずは星置緑地から。歩道脇の草はかなり伸びているけれど、湿地内のヤナギトラノオが見ごろになっていました。三対の花房が90度ずれて付くという不思議さです。
ヤナギトラノオ

木道を一回り歩いてチェックしていくと、バイケイソウが終わるのに入れ替わってオニシモツケやチシマアザミが咲き始めていました。やはり春の花から夏の花へ、花暦は確実に進んでいます。
チシマアザミ

ここにはツルアジサイはたくさんあるものの、花を間近に見られるのは歩専道側入り口のこの木だけでしょうか。毎年のことながら、この株の装飾花はあんまりたくさん着いてくれません。個性があるのでしょう。
ツルアジサイ

天気も悪いので、そんなにたくさんの参加者は来ないだろうと、市営住宅側の草刈りだけに絞ることにしました。ここでは外来種だけを抜き取りながら、少しずつ在来種に入れ替えてきています。みなさん久しぶりなので、抜き取り対象となる外来種を確認できるよう、一通り抜いておきました。左から、フランスギク、ハルジオン、ヒメジョオン、カモガヤ、シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメスイバ、ブタナ、クサヨシ、エゾノギシギシ、ゴボウ、ワスレナグサです。
抜き取り対象種

参加者は4名でしたが、ベテランの方ばかりなので安心です。一通り抜き取り対象を確認してから、ソーシャルディスタンスを確保してもらいながら、一斉に抜き取りを始めました。
ソーシャルディスタンス

入り口より左側は、外来種の数がかなり少なくなってきているので、作業はどんどんはかどります。距離は倍以上あるけれど、時間は半分以下で片付きました。
作業

終わり近くになってパラパラと雨が降り始めましたが、作業は予定していた分はきちんと完了。晴れ女が参加してくれるといつもこんな感じになるのです。来月はもっとたくさん参加してくれるでしょうといいながら、お開きになりました。
完成形

滝野公園の見どころ

  • 2020.06.11 Thursday
  • 05:55
札幌は、夜温が20℃前後と寝苦しく、気温が下がらないために夜中エゾハルゼミがシャワシャワ鳴き続けていました。今日は一日中、頭の中で鳴り続けているのでしょうか…(^^;) 今年は気温の乱高下が激しすぎます。今シーズンは、いまだに開園できないでいる滝野公園。せっかくですので、現在の見どころを紹介しておきましょう。

今年はどこも木の花着きがいいように感じますが、滝野公園でもライラックやベニバナトチノキ、セイヨウサンザシなどがたくさんの花を咲かせています。花のテラスのアーチにしているキングサリは、木が大きくなるにつれて日当たりが悪くなるのか、このところずっと花着きが悪くて困っていました。昨年思い切って枝抜きしてよく日が当たるようにしてから、秋にアーチに誘引したところ、今年は以前のような感じに咲いてくれました。
キングサリ

昔小別沢の山中で偶然見つけた斑入りオオイタドリ。いつも作業員に誤って刈り取られ、なかなか大きくならないでいたけれど、今年は草刈りの回数も減ったこともあって、すくすくと大きくなって来ました。今の時期が一番彩りも鮮やかで、よく目立つのですがねぇ。
斑入りイタドリ

あちこちにたくさん植えているオオデマリも、今年は特に見事な花着きですが、その中に一株、間違って紛れ込んでいたのがオオデマリの原種であるヤブデマリ。カンボクとテマリカンボクの関係と同じで、こちらの方が却って風情があります。間違えなければ手に入ることのないものだけに、とてもラッキーでした。
ヤブデマリ

峠の庭では、春に補植したコマクサがたくさんの花を咲かせてきました。秋に補植するととても歩留まりが悪いので、昨年から春の補植にしたので、株が少し増えてきました。これでこぼれダネで増えてくれるようになればいいのですが。
コマクサ

エゾゴゼンタチバナは、かつてはヤマボウシやハナミズキと同じ属にされていたこともあり、同じ形の花を咲かせます。つまり白いのは花弁ではなく苞(ほう)で、中心に集まっているのが花です。ゴゼンタチバナの花は白っぽいのですが、エゾゴゼンタチバナは黒っぽいので見分けがつきます。
エゾゴゼンタチバナ

こもれびの庭に偶然自生していたサルメンエビネ。今年も3本の花茎を伸ばして、ちょうど満開になっていました。「唇弁が赤みを帯びてしわが寄っているのをサルの顔に見立てた」のでこの名があるそうですが、かなり無理があると思います。ここにあったということは、探せばまだあたりに生えているのでしょうね。
サルメンエビネ

一株見つけたのがギンラン。近縁のクゲヌマランとは、花の下に距(きょ)という突起があることで区別されます。葉も少し幅が広いようです。そんなにたくさんは生えないのですが、毎年どこかに見つけることができます。
ギンラン

もともとは滝野公園に自生していなかったのがツマトリソウ。カントリーハウスの前に、開園時にミズナラの大木を十勝から運んできて植えたのですが、その根鉢にくっついていたものです。4弁5弁6弁はたくさんあるけれど、7弁というのは珍しい数です。かつてはサクラソウ科でしたが、新しい分類体系ではなんとヤブコウジ科に。なんだかピンと来ないなぁ…(^^;)
ツマトリソウ

滝野公園で初作業

  • 2020.06.10 Wednesday
  • 05:56
昨日は一転暑い日になりました。滝野公園では、コロナ禍に加えてクマ禍のため、ガイド活動は春からずっと休止状態ですが、ボランティアの作業はやってよいとのお許しが出ました。参加できたのは私含めて7名でしたが、久しぶりの顔合わせとなり、コロナ太りしたんじゃない?などといいながら作業の準備をやりました。私も2週間ぶりなので、様子がすっかり変わっていて、ベニバナトチノキやライラックが満開の中を現場に向かいました。
ボランティア

どうしてもやっておきたかった作業は、メコノプシスの回りの柵の設置です。メコノプシスが咲いてくるとたくさんの方がやって来ます。油断するといいアングルを求めて中に踏み込み、株を踏み荒らされることもしょっちゅうなので、材料がいくらでも手に入る根曲竹で柵を設置しています。現在はシカに踏み荒らされないように電柵を回していますが、開園されれば撤去される予定です。
青竹柵

メコノプシスの植え込み地には、キツリフネやムラサキケマンなどがわさわさ生えてくるので、これらもすべて抜き取り、縁取りに植えているヘレボルスの花ガラや、メコノプシスに被さる葉を切り取りました。
雑草取り

昨年新しい苗が手に入らなかったので、手持ちの株を株分けして植え直したため、あまり花が上がらないのは覚悟していました。数えてみると、小さな株を除いたものの24%の開花率でした。例年最低でも50%、多い年では70%くらい花が上がっていたので、やはり今年は寂しい年のようです。既に一番花が開いてきましたが、見ごろになるまでに開園してほしいものです。
一番花

もう一つの作業は、ワインブドウの植え替えとマルチングを行いました。この冬は積雪が年明けまで遅れたために、ラベンダーやヒペリカム類、ゴシキドクダミなどがかなり傷んでしまいました。昨年植えたブドウの苗もほとんど枯れてしまったので、娘のところから分けてもらい、植え替えを行いました。品種は ‘ピノ・ノワール’です。
葡萄苗

朝いちで植え込んでおいたものに、厚く落ち葉のマルチングをかけて、再度灌水しておきました。こんな猛暑になってしまったので、ぐったりしてしまいましたが、ブドウは性質が強いので、今度はうまく育ってくれることでしょう。
マルチング

今月中にもう一度作業を予定しており、ガイド活動も来月からは再開できるでしょうか。ソーシャルディスタンスを確保してガイド活動ができるのかなど、解決しなければならない課題はありますが、一日も早く通常の活動ができることを期待したいです。

庭園の出来映え

  • 2020.06.09 Tuesday
  • 05:54
昨日は厚別まで行ったので、昨年久しぶりに造った庭の様子を見てきました。積雪が遅くなり、土壌凍結もかなりあったので、植物の傷みが出てやしないかとドキドキでしたが、道路際のハウチワカエデはしっかりと根付き、足元のフッキソウもきれいにカバーできていました。
ハウチワカエデ

中庭に入ると、手前のノムラモミジも真ん中に植えたイロハモミジも、全く枝枯れを起こしておらず、すくすくと枝を伸ばしていてホッとしました。特にイロハモミジは、昨年本州から急遽持ってきただけに、多少の枝枯れは覚悟していたのです。植える前にムダ枝をきれいに透かし、木の活力を集中させることが大切なことがよく分かります。
モミジ類

デッキには、ファニチャーが置かれてガーデンライフを楽しんでいる様子。ソファーは買ったものですが、ほかの家具はすべてご主人の手づくりだとか。建築家だけに器用なものです。
ファニチャー

イロハモミジの足元には、ゲラニウム ‘ロザンヌ’を植えていますが、これもすべて活着してました。あと一月もすれば地面が見えないくらいもりもりになり、たくさんの花を咲かせてくれることでしょう。
ロザンヌ

苦労して据えた4.2トンの巨石は、半分以上埋め込んでいるので、どっしりと落ち着いています。周りの植物が伸びてくれば、昔からあった岩のように感じられることでしょう。
巨石

旧庭との接続部には、坪庭風に灯籠を置き、エゴノキを添えています。残念ながら今年は花が咲きませんでしたが、将来が楽しみです〜
坪庭

骨格の樹木には全く問題がなく、あとはヤマアジサイなどの低木や、根締めの草ものなどがしっかり葉を広げてくれば落ち着いてくることでしょう。時々見に来る楽しみができました。

自宅の改装

  • 2020.06.08 Monday
  • 06:00
先日から進めてきた自宅の改装が終わり、土曜日にようやく足場がなくなりました。ちょうど3週間足場に囲まれ、半分以上は外が全く見えなくなっていたので、久しぶりに外が見渡せると、一気に新緑になっているので新鮮に感じます。
先週の日曜には、足場があるうちにとバケツと雑巾を持って足場に上がり、窓をきれいに拭き取りました。室内からは届かない2階にあるフィックスの大窓がきれいになりました。
窓拭き

外装をすべて塗り替えると、周りに置いてあるものがみすぼらしくなってしまいます。このスノコは、冬に玄関周りに雪が吹き込まないように使うものだけど、気になるのでこれも塗り替えました。
スノコ

玄関脇においてあるスチールロッカーも、ペンキがハゲチョロになっていたので、先週の日曜にサビ止め塗装を塗り、外壁に使ったペンキを少し分けてもらい、同じ色に塗り替えました。
ロッカー

家の回りの植物を踏みつけられないように、大事なものが植えてあるところだけはしっかり養生してもらっていました。三週間も網がかかっていたので、モヤシになっているのかもしれませんが、ようやく今日撤去に来てくれます。
養生

久しぶりに家の回りを歩いてみると、ブロック塀にくっつかせているツルアジサイが咲き始めていました。この花も札幌まつりがちょうど見ごろになる植物です。
ツルアジサイ

我が家は築31年経ち、その年に生まれた末っ子が今日誕生日を迎えます。昔の写真を見て色を同じにして塗り替えたので、また振り出しに戻った気分。もうこれだけの改装をすることはないでしょうから、気持ちを新たに一歩一歩進んでいかなければなりません。
自宅全景

初夏の装い

  • 2020.06.07 Sunday
  • 05:39
昨日はポプラ通の植物確認。しばらく続いた暑さから、一転して肌寒い天気になりました。園路には、強風で折れたポプラの枝があちこちに。もうほとんど熟していたと見えて、果実が割れて綿毛がモクモクと出始めていました。来週にはポプラの綿毛が空に舞い始めることでしょう。
ポプラ

オオウバユリは順調に生育し、大きなものでは草高が1m近くになっているものも。開花まであと1ヶ月あまりなので、今年もたくさんの花を楽しむことが出来ることでしょう。
オオウバユリ

円山公園では、自然保護協会の主催でゴボウの抜き取りが行われていますが、ポプラ通ではとても抜き取りなんか出来ないくらいの、膨大なゴボウが広がっています。土地が肥沃で日当たりのいい場所では、1mを超すほどにも。ゴボウは二年草なので、花が咲いてしまえばその株は枯れるので、花を咲かせてからタネを落とさないように花茎をちょん切る作戦にしています。
ゴボウ

この時期一番目立つのがオオハナウド。日当たりのいい所だけでなく、かなり暗いところにもたくさん群生して、独特の花風景を作り出しています。オオウバユリと共に、ポプラ通を代表する植物といえるでしょう。
オオハナウド

その花序は普通平べったくなるのですが、池のほとりにあるこの株だけは、アメリカアジサイの ‘ホワイトドーム’そっくりの姿になっていました。はかない花だけれど、見飽きない面白さが詰まっています。
ホワイトドーム

イトススキが植えられているのかと思ったら、自生のスゲが密生して生えていました。なんというスゲなのかさっぱり分からないですが、十分オーナメンタルグラスとして使えそうです。でもスゲの仲間はランナーをむちゃくちゃ伸ばすので、はびこってしまいそうですが…(>_<)
カレックス

至る所に生えているミズヒキは、大半は普通の緑葉ですが、独特の焦げ茶色の模様が入るものがあり、それにも濃い薄いがありました。売られているものは、模様の濃いものを選抜しているのでしょう。
濃い模様 淡い模様

ノイバラはまだつぼみでしたが、クマイチゴの花が咲き始めていました。春の花が終わって、いよいよ夏の花の出番のようです〜
クマイチゴ

キングサリ

  • 2020.06.06 Saturday
  • 05:49
町中ではかなり前から咲いていましたが、我が家のキングサリがようやく咲いて来ました。こんなにたくさんの花が咲いたのは初めてで、どうしたんだろうとびっくりするほどです。
キングサリ

株元から生えてきたひこばえにも初めて花が咲き、その花が本体の花房の2倍もある豪華さ。これはキングサリ(Laburnum anagyroides)そのものなので、花房の長い‘ボッシー’などの品種に比べれば、かなり短いのです。こんなにきれいな花が咲くのはどうしてなんでしょう。
花房

上の方はまだ咲き始めなので、まだ花房も伸びきってはいませんが、1週間くらい楽しめそうです。この木は、植えてから30年近くになるなりますが、剪定したこともないのにこんな小さく収まっています。あまり場所を取らないのでいいのですが、これまで花着きも悪く、不思議なキングサリだと思っていました。
二階から

このキングサリは、スウェーデン生まれ。1990年に初めてヨーロッパに行ったときに、3番目の訪問地がスウェーデンのイェーテボリでした。ここの植物園はヨーロッパ最大級の規模を誇り、そこのゲストハウスに泊まって一日を過ごしました。9月中旬だったので、キングサリのさやがぶら下がっていたのを何個か失敬してきたのでした…(^^;) その時にいただいたTシャツは、あまり着ないで今も大切に取っています。
Tシャツ

このタネは百合が原公園にも分けており、そちらはぐんぐん大きくなって見事な花を着けていました。この画像は16年も前のものですが、今のうちの木よりもはるかに大きくなっています。根張りが悪くて強風に弱い木なので、今でも元気に咲いているのかなぁ。
百合が原公園

同じマメ科のニセアカシアも咲き始めててきました。例年札幌祭りの頃がニセアカシアの満開なので、いよいよ初夏に突入です。

パープルロード

  • 2020.06.05 Friday
  • 05:55
昨日さとらんどの前を通っていて、中央分離帯にフジが咲いているのを見つけました。いったん通り過ぎてからUターンし、改めて見直してしまいました。ここにフジを植えたのは私なのに、花が咲いたのを一度も見たことがなかったのです。
藤棚1

都市計画道路である伏古拓北通は、環状通から北24通までは緑道化され、さとらんどからモエレ沼公園の横を通ってあいの里の東側で国道337号に至る長い路線です。アイヌ語のフシコ(古い)に伏古や藤古の漢字が当てられたことから、伏古の中を通る伏古拓北通を「パープルロード」の名で、東区の事業としてフジを植えたものです。緑道区間は棚作りでもよかったのですが、そこから北の区間には、歩道に小さな藤棚を設置したら、収まりが悪いのでなんとかしてほしいと頼まれたのです。1995年のことでした。
歩道の藤棚
 (「パープルロード整備計画検討業務」報告書より、1995(H7)年12月)

雪の多いところでこんな棚作りは危ないので、立木作りにすべきとの方向性を示し、さとらんどの入り口などには円錐形のポールを、中央分離帯には細目の逆円錐になるようなポールを設置することにしました。
白藤

ちょうどこの頃はさとらんどの植栽設計を終えたばかりだし、モエレ沼公園ではそれまでの植栽の失敗をどう立て直すかという仕事をやっていて、厳しい環境での緑づくりを一手に引き受けていた頃です。伏古拓北通全体の植樹計画も翌年策定し、街路樹にはハルニレにしました。こんな厳しい環境でまともに育つのは、ハルニレしかなかったのです。あいの里までの長〜い区間に、何百本ものハルニレを植えることになりました。これだけ長いハルニレ並木は、日本中探してもここしかないでしょう。見事に育っていて、通るたびににんまりしてしまいます。
ハルニレ並木

フジが咲いている時には通ったことがなく、20数年経ってから初めてのことだったので、ちゃんと咲いているのを見て嬉しくなりました。
パープルロード

さとらんどの入り口脇には、バス停のようなものが設置されていますが、ここはバス通りではなく、サイクリングロードの休憩所として設置されたものです。ちょうどキングサリが咲いていましたが、これは私の設計ではなかったと思うのですが?
キングサリ

ちょうど十勝ヒルズから、フジが満開になったので見て下さいと画像が送られてきました。日新の丘時代に造られた藤棚が崩壊して、地面を這い回っていたフジがたくさんあったので、ローンの向こうに単管を用いて軽快な藤棚を造りました。手前から見るとよく分かりませんが、まっすぐではなくやるやかなアールが付いています。
ヒルズの藤

フジのつるの剪定と誘引を根気よく覚えてもらい、ようやく棚の上まで誘引して格好が付いてきました。白フジなど色の変化があればもっといいのですが、ようやく形が付いてホッとしました。
藤棚

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