朝の盤渓

  • 2017.08.07 Monday
  • 05:51
月が変わってから、ますます日が短くなったように思います。起きる時間は変わらず、4時過ぎに家を出て盤渓に向かう時には、まだかなり暗くて街路灯も点いているようになりました。気温は高いものの、着実に秋になっていることが実感されます。
盤渓峠

盤渓側の途中に、以前は中央区の植木屋の看板が立っていた所が、所有者が変わったのか、きれいに草刈りがされました。そしてポツンと郵便受けが。この辺りは調整区域なので家は建てられないのに、なんで郵便受けだけが・・・?
郵便受け

夏休みに入った途端に、盤渓小では改修工事が始まっていました。今の工事は細かく分別が徹底し、それぞれ別の業者が引き取りに来るのです。こういうところは割と徹底しているようです。
分別

工事名が便所改修工事ほか になっていたので、洋式便所に改修でもするのかしらんと思っていたら、こんな物騒なものが。工事の本命はアスベストの撤去だったのですね。ほとんどの学校で使われていたようなので、全市的に工事が行われているのでしょう。
アスベスト

玄関脇に鎮座している校犬クロも、眼をぱちくりして工事の様子を見守っているようでした。
校犬クロ

校庭の奥に何か銅葉の木が植わっているのかと思ったら、ハンノキハムシに葉をすっかり舐め尽くされたケヤマハンノキでした。毎年のように発生するけれど、今年はかなりひどいようです。
ハンノキハムシ

この時期に咲いている花は、オオハンゴンソウとヨツバヒヨドリくらい。そんなにびっしりという訳ではないけれど、ちょっと抜き取りをやれるボリュウムではありません。もう少し範囲限定での取り組みをあちこちで進めるしかないでしょう。
オオハンゴンソウ

今年目立つのがアジサイの花。多分昨年末のドカ雪で、枝が雪の下に早く入ってしまったために、花芽が傷まなかったためでしょう。多湿に弱いラベンダーは傷んでしまったけれど、アジサイにとってはばっちりの環境だったようで、どこも見事な花を咲かせています。
アジサイ

とても残念なことが。路上に平気でゴミを捨てる輩があまりにも多いのです。先週末に一度拾ったら、40リットルの袋が盤渓側だけで一杯になってしまい、昨日も残りの宮の森側を同じくらい拾っておいたのです。そうしたら今日もゴミが散乱していました。毎度青いタバコの箱が入っているので同一犯の仕業のようですが、そういう親の姿を見て育ったのでしょうか。こんな悲しい負の連鎖が、次に続かないことを祈りたいです〜

ひたすら除草

  • 2017.08.06 Sunday
  • 06:01
昨日は北大の圃場整備。学生実習は前回で終わり、しばらくはOBだけの作業が続きます。明け方にパラッと来たので、そのあと強い日差しを受けて湿度が上がりました。気温自体がそれほどでもないからしのげるけれど、結構蒸し暑かったです。
そんな気候が大好きな南アフリカ原産のガルトニアが、力強く花茎を伸ばして花を咲かせてきました。同じ圃場内でも、砂質土壌になっている花壇に植えたものは花茎が伸びないのに、ここは粘質土なので最高にいい環境なのでしょう。
ガルトニア

やはり花壇に植えていたユリが、どの品種も次々と衰退して来たので、粘質土のエリアに植え替えを進めています。この‘ブラックビューティ’も本来もっと大きくなるけれど、こんなかわいいサイズに。昨年植え替えたばかりなので、少しずつ回復してくれるでしょう。これはキカノコユリとカノコユリを交雑して生まれた品種ですが、中にキカノコユリも一株混じっていました。今まで花を咲かせていなかったので、混じっていることに気付きませんでした。
ブラックビューティ

管理範囲ではないのですが、隣接しているバイオマス用のジャイアントミスカンサス(現在草高2.5m)が、ランナーでどんどん侵入してくるので、毎年阻止線を決めて刈り取っています。その脇はほったらかしになっているため、2m以上に成長したオオハンゴンソウやオオアワダチソウ、背丈ほどの巨大ゴボウが密生しているのです。
高茎草本

タネを振りまかれるのが嫌なので、毎年刈り取っていますが、これが大変な作業。ただでさえ草丈が高い上に、ガガイモやヤエムグラなどが絡んでいるので、なかなか前に進めません。巨大ゴボウの茎なんかバットくらいにも太くなっているので、刈払機がはね返されて大苦戦でした。
草刈り

10時になるとOBが集まってきたので、日陰の涼しい作業を選びながら除草をお願いしました。この宿根ボーダーも昔はきちんと管理していたのですが、熱心なOBが引退してしまったので、今年中に主なものを中央の花壇に移植して、こちらは放棄することになりそうです。
雑草抜き

今回は、いつも芝刈りをやってくれるF氏の同期が、ちょうど札幌にやって来たので、飛び入り参加してくれました。こんなことがたまにあると、話も弾んで楽しく作業ができます。遠路はるばる来ていただき、作業を手伝ってくれてお疲れさまでした〜
作業終了

終了後は、毎度中央食道でお昼を食べて帰ります。今回はあんまり力仕事をしなかったので、ナメコおろしソバにしました。辛いものを食べて、暑さに負けないようにしなくては。これが今年の暑さのピークになるのでしょうか?
ソバ

ハルニレ苗木の状況

  • 2017.08.05 Saturday
  • 05:52
手稲区まで行ったついでに、ハルニレの苗の様子を見てきました。先日の大通高校でもニレチュウレンジによって丸坊主になりかけ、我が家の鉢植えにしている苗木にも発生したので、心配になったのです。我が家のは発見が早く、一枝だけで済みましたが、この時期は油断できません。
借りている畑に着くと、草一本生えていないみごとな管理状態。メンバーのMさんご夫婦が、毎度草取りをやってくれているのです。本当にありがとうございます。m(__)m
圃場全体

春の定植時から50cmほど成長し、大きなものでは背丈近くまで育ってきました。土用芽がもうひと伸びすれば、2m越えが出てくるかもしれません。
樹高測定

ぱっと見では被害がなさそうでしたが、一本一本じっくり見ていくと、やはり発生していました。まだほんの初期段階なので、短い枝2本で済みましたが、まだしばらくは要注意ですねぇ〜
ニレチュウレンジ

春に支柱にしばったひもが食い込み始めているものがあり、結束し直しながら、少しムダ枝を払っておきました。来年にはいろんなところに「嫁入り」させなければならないので、気を抜かないで管理していかなければならないようです。
整枝

先週朝日新聞の『北の文化』に投稿したものを(こっそり)公開しておきます。松浦や島が見上げたであろう由緒あるハルニレなので、来年にはあちこちに植えていきたいと考えています。いい場所があれば是非教えて下さい。よろしくお願いいたします〜

北の文化1
 (朝日新聞朝刊 2017年7月29日掲載『北の文化』より)

夏草刈り

  • 2017.08.04 Friday
  • 05:52
昨日は富丘西公園の作業日。気温は26℃くらいの予報で、公園に着いた頃は曇って涼しかったのに、昼近くになると結構な蒸し暑さに。いろいろ作業があるので、かなり早くに公園に着いたら、入り口付近のススキに穂が出ていました。
ススキ

着いてさっそく、スズランの生育調査をやっている方形区の刈り取りを行いました。この取り組みを始めた14年前から、方形区を作って株数と開花数の調査を行っています。さらに夏刈りを入れるとどう変わるかを観察しているのです。背丈ほどのススキをかき分けて調査区に着くと、オミナエシが咲いていました。これは栽培品の逸出ですが、珍しいので特に駆除はしていません。
オミナエシ

いったん木道に上がってもう一つの試験区に移動していると、今度はキキョウが。これも札幌には自生がなく、逸出したものですが、秋の七草風情なので残しています。
キキョウ

先月ススキの高刈りをやったエリアを見ていると、ヤブガラシがはびこってきているのにびっくり。5〜6年前から公園の隅の方にちらっとあったのが、だんだん勢いを増してきているようです。もともと札幌にはなかったはずだけど、最近ではいろんなところで出くわすようになりました。
ヤブガラシ

いつもの元気なボランティアのみなさんが集まってきて、早速このヤブガラシを見ていただきました。なかなか退治することは難しいけれど、手をこまねいている訳にはいかないので、見つけられるものをすべて抜き取っていただきました。これの対策は今後頭を悩ましそうです。
抜き取り作戦

メインの作業は、木道に被さって通行に支障が出ている草の刈り取りです。ススキ、エゾヤマハギ、ナワシロイチゴの三種がメインの刈り取り対象で、これから花の咲くものはなるべく残すようにお願いしています。
木道

女性陣は割と丁寧に刈り残してくれますが、男性陣はなかなかそうはいかず・・・でもハギやツリガネニンジンなどは、今刈り取られても、また枝を伸ばしてちゃんと咲いてくるので、そんなに気にしなくても大丈夫。却って時期がずれて咲くので、見どころになるのです。
刈り取り作戦

作業をしていると、エゾヤマハギにセミがしがみついて離れません。まだとてもきれいな姿だったので、羽化してまもなくのため動けなかったのでしょうか。こんな間近にエゾゼミが観察できるなんて、もうけた気分になりました。
エゾゼミ

マメ科牧草の活用

  • 2017.08.03 Thursday
  • 05:54
森のガーデンでは、造成後に地面が露出する部分が多かったことから、いわばボロ隠しにマメ科牧草類をたくさん使っています。ガーデンへのアプローチの両側は、冬季間の積雪が半端ではなく、厚い氷に長期間閉ざされてしまうことから、植栽された植物の生育がいつまでも好転してくれません。そこでここにクラウンベッチとバーズフットトレフォイルという、二種のマメ科牧草を2年前に植え込みました。
アプローチ

ピンク色のかわいい花を咲かせるクラウンベッチ(Securigera varia)は、和名をタマザキクサフジ。いったん根付くと極めて旺盛な生育ぶりを見せてくれ、たちまち地面を覆い尽くします。昔からあるものですが、こういう利用は全くされませんでした。今まで見たことがあるのは、K'sガーデンのバラ園くらいでしょうか。本州からのお客さんは、こんなレンゲがあるのですか?とよく聞かれるそうで、確かにレンゲの花に似ています。クラウンベッチとは、「冠状に花を咲かせるカラスノエンドウ」という意味で、絶えず花を咲かせるのでとても魅力的です。
クラウンベッチ

これに混生させているのがバーズフットトレフォイル(通称バーズフット)。広場に出て、レストランへと上がる階段脇にも同じ組み合わせで植えられていますが、低木類を覆い尽くさんばかりに元気よく育っています。
入り口修景

先日行った時に、ここで花を見ていて何か変だな?と思ってしまいました。この名前は、豆のさやが鳥の足のようなのでこの名前があるのですが、鳥の足になっているものがかなり少なく、大半は花が1〜2個しか付いていないし、花もなんか地味だなぁ…と思ってしまいました。
地味

本来のバーズフットトレフォイルはセイヨウミヤコグサ(Lotus corniculatus)。花茎には3〜7個の大振りの花を着けるので見栄えがします。クラウンベッチと組み合わせて植えても、決して負けないくらい旺盛に生育してくれるのです。
バーズフット

これに対して地味な花を咲かせているのは、日本在来のミヤコグサ(L. japonicus)。町中などでは見つけるのが難しいですが、海岸地帯などでは意外によく見かけます。こちらは花も小さく、せいぜい1,2個の花を着けるので、確かに見栄えがしないのです。
ミヤコグサ

これらの苗は、天下のY種苗に委託して作ってもらったものでした。渡島大島の復元緑化を試験するために、島に自生するマメ科のムラサキモメンヅルを、ビート用ペーパーポットに育成する方法を考案していたのです。それを使ってここでもうまくいったと思ったのに… 大半が地味目のミヤコグサですが、あとは数で勝負してもらいましょうか。
2015年5月
(納入時のペーパーポット苗。下がクラウンベッチで、上がバーズフットでした。2015.5.16)

夏色の滝野公園

  • 2017.08.02 Wednesday
  • 05:59
8月最初の現場は滝野公園。昨日たっぷり雨が降ったので、朝からからりと晴れたものの、かなりむんむん水蒸気が立ち上ってきそうでした。雨のお陰で、夏色ガーデンの花ももりもり咲いており、ラベンダーからうまく見どころが移行できそうです。向こうのメドゥでは、梅木さんがたくさんの苗を植え込んでおりました。
花のまきば

私はラベンダーの後始末。ここもご多分にもれず傷みが激しい品種があり、その手当を早く決めなければなりません。一番傷みが激しかった‘ヒドコート’では、かなり回復してきているものの、見切りを付けなければならないものにスプレーでマーキングをしていきました。‘バイオレットメモリー’などではほとんど傷みがなかったのに対し、本種は半分近く植え替えることに。ヒドコートはどうしても残しておきたい品種なので、苗を補植してまた素敵な花を咲かせてほしいです。
ラベンダー

ラベンダーとのにらめっこを終え、中央口に下りていくと、広場や池の中にいろいろデコレーションが置かれ、様子が違っています。今年初めての試みである「サマーイルミネーション」が先週金曜から始まっていたのでした。池の水もバスクリンを入れたような色に…(^^;) これを入れると照明に映えて幻想的な雰囲気になるのだとか。せっかくだから、夜だけでなく昼間も水を流しておけば面白いのに。
水の広場

宿根ボーダーも今が一番賑やかな季節。生垣をきれいに刈り込んだので、とっても見栄えがよくなりました。こういうところで盛り上がっているのは、ほとんどが外国からの観光客。特に中央口から入ってくるのは、1/3から平日だと1/2近くが外国人になる時もあるそうです。
中央口

まきばのせせらぎをゆっくり登っていくと、‘カナダ レッド’(Padus(Prunus) virginiana 'Canada Red')が存在感を発揮しています。滝野公園に来る途中、山の中のあちこちにこんな木がたくさんあったけれど、あれはハンノキハムシに葉をかじられたケヤマハンノキです〜
カナダレッド

花人の隠れ家の上の方にあるアナベルコーナーに久しぶりに行って見ると、以前は写真を撮すのに苦労するほど大きく育っていたのに、花もうんと小さく花数も少なくなってびっくり。そろそろ植え替えてやらなければならないようです。開園20年近くになると、あちこちこういう手直しが目白押しになってきます。
アナベル

花のテラスからくらしの花園を結ぶ連絡園路には、2年前にブッドレアとノリウツギを導入しました。昨年はそこそこだったのに、今年は一気に大きく育ち、ブッドレアは背丈を超えるほどに成長して、たくさんの花を咲かせ始めました。今年はいろんな種類のチョウがたくさん発生しているので、しばらく賑やかな花風景が楽しめます。
ブッドレア

カントリーハウスの庭園には、恒例のハンギングバスケットが展示されています。流木を使った一点以外は、額縁タイプとなっているのが特徴でしょう。パレット花壇のダリアも咲き始めたので、夏のガーデンもけっこうにぎやかになってきました。
ハンギング

もう8月です〜

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 05:53
今年の7月は、上中旬があんまり暑かったものだから、平年並みに戻ってしまうと、なんだか秋風が吹いているように感じてしまいます。おまけにどんどん日が短くなり、朝盤渓に向かう道すがらの街灯が、まだ煌々と点いている始末。長期予報では8月9月も暑くなるって言ってたけれど、本当かなぁ。このままずるずると夏が終わってしまうのでしょうか。

藤川さんも、相変わらず忙しく各地のガーデンを回っている様子。今週末5〜6日は、旭川北彩都ガーデンのガーデンフェスタで展示会とイラスト教室があるそうです。ガーデンの全面開園から二年。植えられた花も見頃を迎え、中でもメドゥガーデンがお奨めです。気持ちよく花めぐりが出来そうです〜 
野菜カレンダー

野菜カレンダーはトマトづくし。花カレンダーは夏花づくし。野菜も花も、残り少ない北国の夏を、精いっぱい育ちきってくれることでしょう。
花カレンダー

植原さんの『ガーデニングの花』カレンダーは、清々しい‘カサブランカ’でした。まるでむせ返る香りが漂ってくるような写真です。山梨県北杜市の、花パーク フィオーレ小淵沢というところだそうです。本州にはこのような施設がごまんとあるのでしょうね。圏域の人口規模がメチャでかいけれど、施設間の競争はきっと熾烈なものがあるのでしょう。HPを見ていると、いろんなことを考えてしまいます。
ガーデニングの花

花卉圃場

  • 2017.07.31 Monday
  • 06:00
農場を横切る形で北野通が出来たので、ポプラ並木は真ん中から二つに分かれてしまいました。花卉(かき)圃場は北側にあるので、ポプラ並木の北半分をどんどん下っていくと、もう花が終わっている花菖蒲園を通り抜け、今がちょうど真っ盛りのヘメロカリス園に着きました。百種近くある中からは、滝野公園や道南四季の杜公園には30種くらいずつ導入されています。
ヘメロカリス類

花の中にブロッチが入っている品種は、昔は小輪のものばかりだったけれど、最近アメリカから入れたものはかなり大輪で、フリンジ付きの洒落たものがありました。こんなに豪華でも、たった一日でしぼんでしまうのですから、本当にもったいないです。
フリンジ1 フリンジ2

手の平くらいのものを大輪と呼んでいましたが、こうなると巨大輪と呼ばなければなりません。右の品種は草高も高いので、遠目からも存在感を放っていました。
パンクラチウム 巨大輪

仕切りの樹林の足元には、一体何品種あるのか見当もつかないほどのギボウシ類が。残念ながら札落ちになっているので、どこか植えつぶしを速攻で行いたい場合にはいいかもしれません。
ホスタ

ラウネナイ川を渡り、花卉圃場の最北端の広場では、今年で4回目の「フィールドトライアル2017」が行われています。これは国内の種苗会社がお奨めの品種を持ち寄り、同時に植え込んで品種の特製を実際に見ていただくものです。1平米に5〜9株を植え込み、霜の降りるまで一切灌水もせずに放置して、その生育ぶりを確認することができます。
フィールドトライアル

まだ植えられてから半月ほどですが、その生育にははっきりと差が付いてきており、これだけたくさんの品種の中では‘さくらさくら’が圧倒的な生育ぶりを誇っていました。
さくらさくら

この「サンちゅらか」は、こんな暑い時期に平気で株を繁らせているけれど、スベリヒユと一体どこが違うんだろう?と、悩んでしまいそうでした。みなさん違いが分かりますか?
サンちゅらか
 (右半分の、茎が赤みを帯びているのがスベリヒユです。)
秋までこのフィールドは無料で開放されていますので、違いを確認したい方は是非様子を見に行って下さい。北野通の途中、ポプラ並木のところに押しボタン信号があるので、そこから入って行けます。

歩き始めてちょうど3時間。さすがにのどがカラカラになってきたところで、「ツキサップじんぎすかんクラブ」に到着。夜は満席で予約できなかったたので、昼下がりのビールでのどを潤し、生マトンをじっくり焼き上げる元祖ジンギスカンを味わいました。みなさんもお疲れさまでした。
ジンギスカン

八紘学園

  • 2017.07.30 Sunday
  • 06:09
まもなく30年を迎えようとしている、花や緑をテーマにした研究会を主宰していますが、例年夏に現地見学会を行っています。今年の場所は、いろいろと噂に上っている月寒の八紘学園。ここの先生もメンバーに入っています。この場所は、元々は明治の初めに盛岡出身の吉田善太郎が開墾し、吉田牧場を設けていた場所にあたります。吉田の子孫はその後競走馬の育成に転じ、社台ファームやノーザンファームを経営している吉田三兄弟は、善太郎の曾孫に当たります。
八紘学園

善太郎が1909年(M42)年に建設した別荘は、その後八紘学園の創設者である栗林元二郎が買い取って保存し、栗林記念館(内部は非公開)となりました。札幌景観資産にも指定されています。
栗林記念館

栗林の趣味は、巨大オンコ、巨石、花菖蒲栽培だったといわれ、記念館の周囲には、樹齢千年ともいわれる巨大オンコが林立しているのです。でも植え方があまりよくなかったものが多く、生育が悪いものをどうするかが、今回の見学会のテーマでもありました。樹木医や緑化樹生産者、研究者、造園業者など多彩なメンバーがいるので、あーだこーだと一本ずつ見ていきました。
巨大イチイ

それにしても巨石群のすごいこと、数十トンクラスのものがごろごろと転がり、このブラジル産の水晶は1mもあります。
巨石群

道路を渡ったところにある、もう一つの景観資産が旧吉田牧場の畜舎・サイロです。(現:八紘学園資料館)東洋一を誇ったといわれる300トンサイロが二基あり、サイレージを仕込むのも大変な作業だったそうです。
記念館

中には古い農機具などがぎっしり保存されており、じっくり見ていくと面白いでしょう。学生時代に農場実習で乗らされた、青いフォードと赤いマッセイファーガソンのトラクターが、ここでも隣同士に保存それていて懐かしかった〜
トラクター

びっくりしたのがこのウヰスキー。デントコーンをサイロに詰めていてくと、茎から絞り出された当分タップリの水分が廃液となってしまいます。栗林はそれがもったいないと、サッポロビールと共同研究を行い、発酵させて蒸留し、代用ウヰスキーを作ったのです。戦後の物資のない時代、この「ミレー・ウヰスキー」は大人気となり、トリスバーならぬミレーバーがススキノにできるほどだったとか。その後だんだん世情が落ち着くに連れて代用品が売れなくなり、「アスパラ・ウヰスキー」と名を変えたりしたものの、昭和50年に工場を閉鎖したとありました。全然知らなかったなぁ。
ウヰスキー

広い農場の中には、1930年代に植栽されたというポプラ並木がありますが、北大のようなスマートな樹形でなく、シラカンバやケヤキが混植されて鬱蒼としています。これも枯れ枝の落枝や倒木の危険性があり、今後どうするかみんなで話し合いました。
並木道

北大農場と共に大都市内に残された広大な田園風景を、今後どうやって維持していくのか。例のボールパーク問題にも注視していかなければなりません。
牧場

作業三昧

  • 2017.07.29 Saturday
  • 06:02
上川の夜はかなり涼しく、窓を透かして寝ていたら寒いくらい。朝食が6時半に出るので、7時には宿を出ました。さっそくガーデンに行く前の一仕事。町中の街路樹に植えられているヤマボウシが、手入れされていないのでひどいことに。役場の人に一本見本作っておくので、その通りにやって下さいね〜と言ってあったのです。胴吹き枝や絡み枝を取るのがほとんどなので、15分ほどで出来てしまいましたが、この通りちゃんとやってくれるかなぁ…
剪定前 剪定後

開園前のガーデンは、しっとりしてとても気持ちがいいもの。野鳥のさえずりを聞きながら最初にやったのが、花の泉にあるカツラの生垣の刈り込みです。これは予定の高さが180cmなのに対して、場所がものすごく狭く、せいぜい30cm幅くらいに仕上げなければなりません。ただ狭く刈り続けるだけでは積雪圧に耐えられないので、細いけれども中身はがっちりした、スレンダーボディに仕上げていかなければならないのです。5mほど見本を作っておいたので、あとはがんばってもらいましょう。
カツラ生垣

高山植物コーナーの中にあるシナノキには、株元からたくさんの幹が萌芽してヤブになり、日陰を作って困ってました。切り詰めればまた吹いてくるので、半分くらいに間引くと共に、枝を払っておきました。これでどんどん上に伸びていけば、支障になりにくいでしょう。
剪定前 剪定後

午前中はガーデナーたちとエリアを一つずつ回り、課題と対処の方法を確認しながら、どんどん手入れも行っていきました。今あるものを活かしながら、少しずつ中身を替えていくためには、現場で同じものを見ながら確認していくことが大切です。花園と迎賓館の間に設けられたドレスガーデン・ツインは、宣伝があんまり行き届いていないので、ガーデナーにモデルになっていただき、見本用の写真を撮っておきました。確かに前のドレスのように見晴らしがいい訳ではないけれど、とってもきれいな花に囲まれているので、気持ちいいものですよ〜
ドレスガーデン

お昼になったので入り口に向かって歩いていくと、あれ!こんなにいいガーデンなのに誰もいないぞ!と焦りました。来園者に話を聞いてみると、とっても素晴らしかったとほめてくれる方ばかりなのに、その絶対数が少ないのです。自分で言うのもなんですが、ガーデンショーの時より何倍もいい状態になっています。是非ご来園いただけますよう、お願いします〜m(__)m
森の花園

カフェも苦戦しているので、毎度お昼はここでいただいてます。昨日はハヤシライスでした。窓の外のトリアシショウマやヤナギランにたくさんのハチやアブが訪れていました。
ハヤシライス

午後からは、外周に接するエリアでも除草などを行いました。帰化植物などはもうほとんどなくなり、自生植物の中からはびこりやすいものを選択しながら抜いていきます。今はヨツバヒヨドリが最大のターゲット。初めは少しでも花を増やそうとして植えていたものですが、猛烈に増えて回りを被圧しまくってきました。勝手言ってごめんね〜と心の中で謝りながらどんどん抜いていきました。二日続けていると、課題がどこにあるのかがよく分かり、対応がよく見えてきます。今年も半分終わったけれど、残りもがんばらなくては。
雑草取り

なお、本日の朝日新聞「北の文化」というコーナーに、『ハルニレに思いを込めて』というコラムを書いております。ハルニレプロジェクトの宣伝ですが、読んでいただければ幸いです〜

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