引っ越し

  • 2019.06.11 Tuesday
  • 05:42
日曜は、終日引っ越しに追われていました。といっても私ではなく、近くのサービス付き高齢者住宅にいる母の引っ越しです。先月で96歳になり、さすがに肉体的には衰えが目立つようになりました。認知機能はそれほどではないにしても、とんちんかんなことをやることもあり、同じ施設内でもより手厚く生活支援ができるよう、フロアを変えることになったのです。同じ間取りながら、1Kからキッチンがなくなるので、部屋は広くなりました。

一間とはいえ、よくもこんなに物が入りましたねぇ…と言われたほどの荷物持ち。几帳面な人なので、棚の中の写真を撮しておいて、そのまま復元するようにしました。
棚の中身

荷物の引っ越しそのものは、午前中で終わったのですが、大変だったのがベッドの解体でした。何度も転がり落ちたので、今度は介護用のベッドをレンタルすることになり、不要になったベッドは解体して、大型ゴミの日に出すことになります。ところが、ベッド下の引き出しを抜かないと解体ができないのに、何をやっても引き出しが抜けないのです。30分くらい格闘したけれどだめなので、いったん事務所に戻ってネットで検索すると、家具屋さんのページにフルスライドレールのはずし方が載っていたのです。初めてのことなので、こんなに面倒だったとは…(>_<)
スライドレール

結局夕方までかかってベッド以外の物はすべて片付け、ヘトヘトになって家に帰りました。昨日は、流しの下にあった収納場所がなくなったので、小さな棚を買ってきて組み立てたり、不用品の整理をしたりと、半日かけてようやく引っ越し完了。あとは大型ゴミの日にベッドの残骸を出すだけになりました。
ベッド

松山から連れてきて早や三年。私が忙しすぎてあんまり連れ出す機会がないけれど、平穏に過ごせるようにできるだけのことはしなければなりません。

北海道生活

  • 2019.06.10 Monday
  • 05:56
数日前に、陽殖園の武市(ぶいち)さんから電話がありました。声が嬉しそうなら、たいてい何かの本に紹介されたので見てくれや〜というので、聞いてみたらピンポ〜ンでした。「出たばかりの北海道生活に、大きく取り上げてもらったんだわ。」
陽殖園

さっそく本屋に走って広げて見ると、『花めぐり北海道』という特集の、プロローグとして陽殖園が取りあげられていました。「うちだけ3ページも取ってくれてるので、他のみなさんに申し訳なくて…」と、相変わらず謙虚な武市さんでした。道内のガーデンがもりもりなので、是非お買い求め下さい〜
武市さん

表紙がまたど派手で、美瑛の色彩の丘というところだそうで、いつからやっているんだろう?こういう景観は、きっと外国からのお客さんには好評なんでしょうね…
表紙

道内各地を取りあげている中で、やはり富良野や美瑛はこの時期別格なんでしょうか。富田さんとケンカしながらでも植えさせてもらったポプラが、こんな風景を作り出しているのは、作者冥利に尽きるとでもいうのでしょうか。感慨深いものがあります。
左ページ右ページ

大雪森のガーデンは、6月1日からシャトルバスの運行が始まっています。2回の週末を迎えていますが、利用状況が気になるところです。森のガーデンは、どちらかというと春よりも夏から秋の方が特色があると思っているので、是非計画に入れていただきたいと思っています。

森のガーデン

十勝ヒルズのシンボル的な景観はこのスカイミラーですが、このシラカンバは昨年9月の台風で折れてしまいました。この写真は一体いつ撮したものでしょうか?今年春に植え直したので、ちゃんと育っているのか心配でしたが、無事活着して葉を広げているようです。葉がしっかり茂るには数年かかりますが、とりあえず難関を乗り越えられてホッとしました。今年も紫の濃いサルビア‘ミスティック・スパイヤーズブルー’を植えたので、夏にはしっとりとしたカーペットになることでしょう。
十勝ヒルズ

よみがえった芝生

  • 2019.06.09 Sunday
  • 05:45
昨日は北大の圃場整備。いつも閉まっている正門が開いていると思ったら、大学祭をやっていました。中央通りが通行止めになっているので、農学部裏のルートから圃場にたどり着くと、小屋の前にあるバイカウツギが満開で、頭が痛くなるほどの甘ったるい香りに満ちていました。
バイカウツギ

ローンの入り口のアーチに絡むランブラーローズは、さすがにまだ堅いつぼみでしたが、その手前のツキヌキニンドウが満開に。花暦はどんどん駆け足で進んでいきます。
ツキヌキニンドウ

月曜に緊急灌水し、その後木曜にちらっと雨が降ったお陰で、ローンの緑が回復し、しなびていたプリムラもピンと戻っていました。このあとまた好天が続くようなので、気の抜けない日々が続きそうです。
芝生

昨日はまさに除草デー。いろんな雑草などが生長のピークを迎え、どこもかしこも草に埋まっていました。ガルトニアの場所だけは、ていねいにやらなければならないので女性陣にお願いし、私は刈払機で圃場内のあらゆるところをひたすら刈りまくっていきました。
除草

花木コーナーも、木の下が雑草で埋まってしまっていたので、三人がかりでがりがり削ってくれ、ようやくすっきりしました。
除草

6人で1時間半がんばったお陰で、あんなに草に埋まっていた圃場がすっきりと。次回は学生実習での生垣刈りなので、もうひとがんばりしなければなりません。
完了

そろそろフキが堅くなってくるので、みなさんに持って帰っていただこうとフキ取りに。かつてのバラ園は、今は草ゴミの捨て場になっていますが、ここのフキが柔らかくて美味しいのです。カマを持って中に分け入っていくと、コロポックルの気分に。私の顔くらいの大きさに育っているのです。葉柄だけで1.5mもあるので、2,3本ずつ持ち帰っていただきました。
フキ取り

雨上がりの滝野

  • 2019.06.08 Saturday
  • 05:42
昨日もまた滝野公園の仕事。前日夕方には、町中は結局雨が全く降らなかったけれど、滝野公園ではかなりの雨が降ったそうです。あちこちに水溜まりが出来ているし、空気がしっとりとしていました。さっそくメコノプシスのところに行くと、次々と開花。チューリップが想定以上に早く終わってしまったため、目玉になるのはメコノプシスくらいしかありません。
メコノプシス

こもれびの庭では、メコノプシス以外ではエゾノレイジンソウやヤグルマソウくらいしか花がありませんが、目立たないところにあるサルメンエビネが、ちょうど満開になっていました。これは自生株で、園路の中に生えている珍しいものです。
サルメンエビネ

先日植えたコマクサの様子を見に行くと、そのあと雨がしっかり降ったこともあり、元からある株との区別がつかなくて、すっかり落ち着いてました。秋までに少し肥培して、ちゃんと越冬できる株にしなければ。
コマクサ

昨日は本来渓流ゾーンの作業日でしたが、急いでやる仕事がなく、こちらではメコノプシスが咲いて来ているので、受け入れ準備を早くしなければと振り替えてもらったのです。弱い花茎が折れないように支柱を添えてやると共に、株回りの除草や花ガラ取りを進めて行きました。
花ガラ取り

花人の隠れ家の奥に植えているメコノプシスは、回りがタンポポだらけになっていたので、しっかり除草しておきました。こちらも支柱を目立たないように添えてやり、受け入れ準備完了です。
すっきり

午後からは、前回打合せや立会や作業やらで、中途半端になっていた現場確認の続きを行いました。久しぶりにカントリーガーデンの全域を隅々まで歩いて行くと、いろんな発見があって面白かったです〜 林の中では、ベニバナイチヤクソウがたくさんの花を咲かせていました。
ベニバナイチヤクソウ

中央口の建物の柱には、ツルアジサイを植えていたのですが、なかなかうまく登ってくれません。そこで付着性の優れたナツヅタを植えて、どんどんつるを伸ばさせて石を覆い、それにつかまりながらツルアジサイが登っていけるようにしたのです。これが功を奏して、あちこちで今年は花が咲くほどツルが伸びてきています。石壁がツタに覆われる日も近いので、ツルアジサイにもがんばってもらいましょう。
ツルアジサイ2

今日8日と9日は、チューリップの掘り取り体験で、毎年たくさんの方が殺到するようです。天気もいいので賑わってくれるかな。

眩しい日差し

  • 2019.06.07 Friday
  • 05:46
5日の雨は、札幌では6.5mmしか降らず、ちょっとがっかり。20〜30mmくらいしっかりとした雨降りはもう来ないのかなぁ… でもこの雨のお陰で大気がきれいになったと見えて、日差しがやたら眩しい一日となりました。

昨日は星置緑地の作業日なので、ゴミを拾いながら緑地内の下見を。雪解け後の大掃除から約2ヶ月、やはりヒメジョオンなどの外来種が、歩道脇にはニョキニョキと伸びていました。
入り口

トイレ近くのヤチダモの足元に、一角を開墾してなんとコルチカムが植えられていました。数年前にもコスモス畑が作られていて結局撤去したことがあったけれど、場所をわきまえてほしいです。この扱いは手稲区におまかせすることに。
コルチカム

緑地内は、ポンプアップしている水がたっぷり供給されているため、ミズバショウを初め湿生植物は生き生きと生育していました。例年は7月にポンプを止めるけれど、今年は雨が極端に少ないので、少しずつでも流さなければ干からびてしまうものが出そうです。ちょうどツルアジサイの花が開いてきてましたが、10年くらい前にもあった乾燥害で、緑地に一株あったイワガラミが枯れてしまったことを思い出しました。
ツルアジサイ

エゾノリュウキンカやバイケイソウの花が完全に終わり、チシマアザミやオニシモツケ、タチギボウシなどが咲き始めていました。やはり今年の花暦は、かなり前倒しになっているようです。
チシマアザミ

作業は、市営住宅側の除草を行うことに。抜き取らなければならない外来種を並べてみると、結構な種類がありました。みなさんなんとなく分かっていても、一つ一つ説明していくと、勘違いや間違って覚えていたものが多く、いやー勉強になったよと言っていただきました。
抜き取り植物

作業自体はみなさん慣れているので、さくさくと進めてくれます。ちゃんと在来種との区別がつくようになっているので、安心してお任せすることができるのです。
作業

歩専道の入り口付近には、アメリカスミレサイシン(Viola sororia)が広がり始めています。緑地内に侵入しないよう、毎度抜き取りをやって来ているにもかかわらず、なかなか根絶ができません。外来種のスミレは本当に危険です。
アメリカスミレサイシン

今年からは作業だけでなく、終了後に園内のミニツアーを行って、緑地の中の植物観察を行うことに。いつもJRに乗ってやって来る二人は、楽しかった〜と大喜びで帰っていきました。みなさんお疲れさまでした。
さっぱり

勇造ライブ2019

  • 2019.06.06 Thursday
  • 05:46
4日の夜には、昨年に引き続いて豊田勇造のライブがありました。夕方まで滝野公園にいたので、会場に着いたのは開演直前。ちょうど霧雨は上がっていました。
みんたる

バタバタしていて予約を入れてなかったら、前日の夜に勇造さんから電話があり、「りゅうくん!今年はきぃへんの?」と言われてしまいました。場所がよく知っている「みんたる」なので、そのうちと思っているうちに前日になってしまったのです。中に入るとほぼ一杯になっており、その中に懐かしい顔が。昔の呑み仲間でもあり、仕事も一緒にやっていたKさんが、現在住んでいる信州からやって来ていたのです。なんと27年振りの再会で、すぐに盛り上がってしまいました。
ちらし

前座には、主催者でもあるIさんが2曲歌い、勇造さんの登場です。最初の出合いから43年も経っているのが信じられないくらいで、昔からあんまり変わっていないように感じてしまいます。当然歌にも深みが加わっているだろうし、ギターも凄みが出ているのは間違いないけれど、勇造さんの歌は本当に体にしみ込んでいく感じ。

熱演

休憩を挟んで約2時間近くの熱演で、大いに盛り上がっていきました。初めてという方も結構いたとのことでしたが、勇造さんの歌は、時間や世代やいろんなものを超越していると感じます。アンコールをたっぷり2曲歌い上げ、終わったのは9時過ぎておりました。

アンコール

勇造さんは7月になんと70歳になります。60歳の時にも6時間60曲ライブをやったそうですが、今度は3時間半で70曲コンサートをやるとのこと。暑い京都なので体が心配ですが、いつまでも若々しい勇造さん、がんばってなぁ!

70歳記念ライブ

滝野公園で作業

  • 2019.06.05 Wednesday
  • 06:00
昨日は滝野公園。先日は割りとしっかりとした雨だったようで、そんなに乾いた感じでもありませんでした。朝からどんよりした雲に覆われ、いつ降ってもおかしくない空模様。先日悪天候で順延したボランティアの作業日で、峠の庭のコマクサの補植を行うことにしました。数年前に一度しっかり礫をふるって微塵を抜いたけれど、どうも株の定着率がよくなくて、すっかり寂しくなっていたのです。
峠の庭

やっぱり高山植物の女王がないと寂しいので、株を購入してもらいました。秋植えにすると苗の定着率が低いので、今回から春植えに切り替えたのです。
コマクサの苗

みんなで手分けして、そおっと植え込んでいきました。40株あるとかなりの密度のように感じますが、株が小さいので、それほどでもありません。
植え込み

植え終わってきれいに周りを整地すると、ずっと育っていたような雰囲気に。ちょうど岡山から見えられていたご夫婦が、熱心に見ていかれました。樽前山など、あちこちの山にも登ってきたそうです。
完成

意外と作業が早く終わったので、ちょうどメコノプシスが咲き始めてきたこともあり、株回りの雑草をきれいに抜き取ったり、園路に溜まったヤナギの花ガラの掃除をしたり、お客様をお迎えする準備をバッチリ済ませることができました。先日の道新に、梅沢さんがなんと滝野公園の紹介記事を書いてくれました。いつもこの時期はブータンに行っているので、滝野公園のメコノプシスは見たことがないのです。その記事のお陰で、昨日も様子を見に来たと、結構たくさんお客さんが見えられていました。
除草

私は朝から別の場所での作業も。収穫の谷の一番下の畑は、斜面から水が湧くのか、なにを植えてもうまく育ちません。今年は何も植える予定がないというので、ワインブドウを植えればよいのでは?と提案したのです。20m弱しかありませんが、収穫の谷のシンボルとして、ワインブドウがどういう風に育っているのかを、みなさんにも見ていただきたかったのです。
支柱立て

朝いちで柱の場所決めをして、柱を立ててもらっておきました。昼に見に行くと、太い柱が5本立ち、あとはワイヤーを張るばかりになっていました。
棚作り

植えるワインブドウの品種は、赤白2種類に。この時期だと接ぎ木苗はもう植えられてないので、娘達が自分で挿し木して作る自根苗を分けてもらいました。赤ワイン用は、ピノ・ノワール(Pinot Noir)。白ワイン用はゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)です。2年後には。ここでブドウが実るのをお楽しみに。
自根苗

今日の札幌は終日雨の予報に。ようやく待望の、しっかりした雨になってくれそうです。地中深くまでどれだけ沁みてくれるでしょうか。龍神様よろしくね〜m(__)m

旱害

  • 2019.06.04 Tuesday
  • 05:47
昨日もどんどん気温が上がり、札幌の最高気温は29.4℃もありました。ギラギラ照りつけるだけでなく、風がかなり強く、植物にとってはどんどん水分を奪われる地獄の風でしょう。予報も見ても、今週もまとまった雨は期待できそうもありません。北大の圃場ではそろそろ被害が出始めるので、昼過ぎに行ってみました。

圃場の東側の端は、もともと川が流れていたとのことで、少し掘るとサラサラの砂地が広がっています。このような干天が続くと、このあたりから植物が干からびてしまうのです。生垣のイボタはなんとか緑を保っていましたが、芝生や花壇の植物はかなりぐったり。
圃場

中でもプリムラ類は完全にダウン寸前。まさに干からびる寸前の様子でした。ここに植えるのは気の毒だったかなぁ…
プリムラ

さっそくガルデナのスプリンクラーをセットしました。私が学生の頃からよく使っていたけれど、構造がシンプルなので、全く問題なく作動してくれます。
ガルデナ

蛇口がもう一つあるので、こちらのホースは芝生に垂れ流して水を出しておき、もう1箇所別の場所にも蛇口があるので、そちらと行き来しながら、乾燥に弱い植物に灌水していきました。
ホース

ここまで黄色くなってしまうと、水をやっても回復できないところまで行ってしまった可能性があります。土曜の作業日まで放置していたら、芝生全体が真っ赤になっていたかもしれません。農場の水道は管径が太く、水圧も強いので、かなりの量を短時間にやることができます。1時間半ほど灌水したら、厳しい部分はなんとかカバーできたようです。
枯死寸前

帰り際に、木陰に植えられている3倍体スズランを見に行くと、さすが乾燥には強いスズランなので、葉はピンとしてました。
3倍体スズラン

在来種なので、花が咲いているかは上から見ても分かりません。葉をかき分けると、ちゃんと花が咲いておりました。今年はここでも、花序に付く輪数がかなり少ないようで、春先からの乾燥の影響でしょうか。
開花状況

3倍体スズランの花は、普通のスズランの2倍はある巨大輪なので、ブーケにすると見応えがあります。営利栽培すると結構話題になるのになぁ…と思うのですが、どんなものでしょうか?
ブーケ

富丘西公園の観察会

  • 2019.06.03 Monday
  • 05:41
土曜の夜中に2.5mmの雨が降ったようですが、土の湿った厚さはせいぜい2cm程度で、中の方は真っ白のままでした。植物に対してこんな雨の降り方は最悪で、早く芯までたっぷり浸み込む雨がほしいです…(>_<)

昨日は富丘西公園の自然観察会。朝からギラギラと照りつける朝日がまぶしく、下見の状況からどんな観察会になるのやらと、いささか気が重たく公園に向かいました。スズランの花はちょうど満開になった感じで、前回見た時よりは数も増えたように感じ、とりあえずホッとしました。
スズラン

集まった方は初めての人が多く、なんで知ったのですか?と聞いてみると新聞や市の広報が多かったです。毎度参加される常連も含めて、50人以上にもなりました。始めるに当たって、地元富丘丸山町内会の会長さんから一言いただきました。
挨拶

いつものように近藤先生と交互に解説を。私からは具体的な作業の内容やその目的などを説明し、先生からは、その意味するところの裏付け的な解説をいただき、ここの保全作業の全貌がよく分かっていただけたのではないでしょうか。
解説

自然観察会では、大人数では声が届かないので、全体を二つに分け、私は西側から時計回りに、先生は東側から反時計回りに回って解説していきました。保全区域ではシオデのつるが勢いよく伸びてきており、東北では幻の山菜として珍重され、「ヒデコ」の名で知られています。出張先でヒデコを食べたと言ったら、夫婦げんかになったという笑い話を披露したところです…(笑)
観察会

森の中に入るとひんやりして少しホッとしました。1954(S29)年に撮影された航空写真が残されており、この辺りは馬の放牧場だったようです。草原に木がぽつぽつとしかなく、このミズナラはそんな昔から残された大木の名残です。現在はこれだけの鬱蒼とした森になっているけれど、そのほとんどの木は私よりも若い訳で、樹木の成長が意外と早いことを知っていただけたでしょうか。
森の成り立ち

スズランの保全区域だって、毎年秋にきれいに刈り取っているから草原状態が維持されている訳で、手をかけなければたちまちこんな森になってしまうのでした。見どころになる植物がほとんどないため、大きく拡大した写真をパウチにしてご覧いただきながら、いろんな話題を取り混ぜて、精一杯の観察会となりました。なんとかご満足いただけたでしょうか。
ウダイカンバ

予定の時間を大幅にオーバーして、12時近くにようやく終了。いったん片付けてから、スズランの生育調査を行いました。この取り組みが始まって以来、16年間ずっと永久方形区内の生育数と開花数を調査しています。こういう地道な作業も、植生管理には必要になってくるのです。
スズラン調査

留学生ご案内

  • 2019.06.02 Sunday
  • 05:51
昨年滝野公園のガイドが使うパウチを、少し更新しました。すると使いやすいので、最近急増している中国からのお客さん用に、中国語に翻訳しようということに。ちょうど北大の研究室には、中国から二人、台湾から一人留学生がいるので、彼女たちに声をかけると、是非やってみたいということにになり、学業に支障がなければとの先生からのお許しも出たので、春休み期間を中心に、簡体字版と繁体字版の二通りの翻訳パウチを作ることができました。

三人のうち二人は滝野公園に行ったことがないというので、昨日三人を連れて滝野公園に行って来ました。東口ではそれぞれ誕生日のパンジーを探して盛り上がっていましたが、真ん中にあるピアノに気付くと、これ本物?まさかねぇ…と、半信半疑で触っておりました。
ピアノ

チューリップは残念ながらほとんど終わってしまっており、わずかに下の方で遠目ならなんとか…という程度。却ってこちらに気を使ってくれて、全然これで大丈夫です〜となぐさめてくれました。
チューリップ

三人とも日本語はペラペラで、文章を書くと少し変な言葉が混じる程度。圃場整備でも一所懸命に取り組んでくれるので、とても助かっています。特にHさんには、昨年中国からのお客さんを迎える機会が二回あったので、いろいろと助けてもらいました。日本で就職したいとの希望を持っているので、将来が楽しみです。
滝

さすが造園系の学校を出ているので、植物に対する興味はかなり持っていて、キッチンガーデンでは、これはどのように料理に使うのか?花を生で食べる習慣がないので、エディブルフラワーなんて大丈夫なの?とか、いろいろと質問攻めにあってしまいました。
キッチンガーデン

花人の隠れ家でちょうど咲いているカラスビシャクのところでは、みんなヘビ嫌いなのでキャアキャア騒いでいましたが、漢方では半夏(はんげ)として球根が利用されてると教えたら、さすが本場、ちゃんと知ってました。「へそくり」の語源だとは知りませんでしたが。
カラスビシャク

小さな花がみんなかわいいと、峠の庭では這いつくばっていろんな花を撮していたけれど、中でもイワヒゲが一番だと、みなさん一致してました。確かに品があるしよく見るとかわいい花です。
イワヒゲ

その時山のお花畑の方から、秋田犬を5頭も連れたグループが下りて来て、たちまち周りのお客さんも大騒ぎに。まるで「わさお」そっくりなのもいるし、真っ白で50キロもある雌もいたりと、間近で見る秋田犬は大迫力。まさか滝野公園で会えるなんて、私も嬉しかったです。
秋田犬

昨日は市内の大半の小学校では運動会のためか、来園者もかなり少なく、わりと静かな状態でした。レストランを覗くと半分くらい空いていたので、ランチをいただくことに。私もここで食べることはめったにないので、久しぶりにおいしくいただきました。みなさんも伸び伸びした景観を十分に楽しんでくれたので、翻訳で苦労かけたお礼ができてよかったです。
ランチ

今日は運動会が終わって振替休日との連休初日、しかも滝野公園は無料入園日です。花の方はスズランくらいで、あまり見るものがありませんが、たくさんの来園者で賑わうことを期待したいです〜

水無月

  • 2019.06.01 Saturday
  • 05:42
旧暦の六月を「水無月」というのは、水が無い月ではなく、梅雨時なので「水の月」という意味だそうです。ところで札幌では、4月5月にまとまった雨が降らず、わずか月間30mmずつという少なさ。北海道に梅雨がないといっても、このまま水の無い月にならないでほしいです。夕方余市の娘から電話があり、ブドウの杭打ちが終わった途端に雨になり、結構降っているとのこと。雨雲を見ると、なんで札幌を避けるように雲に穴が空いてるんだ!とやるせなくなりました。

雨雲

さていよいよ今日から6月が始まります。一番ガーデンが輝く季節、いつも自分の持ち場から離れて見て歩けないのが寂しいけれど、なんとかすき間を見つけながらチャレンジしていきたいところです。植原さんのガーデニングの花カレンダーも、定番のツルバラとクレマチスです。場所は旭川の西野目さんのお宅。今年はクレマチスが5月20日くらいから咲いているので、これから真っ盛りになることでしょう。バラはいつから咲くのでしょうか。

ガーデニングの花

藤川さんの花カレンダーは、まるで植物図鑑の様相。あれやこれやとセレクトなんかしてられないということでしょう!百花繚乱の割りには色別に整然と並べられて、性格が出るのでしょう。
花カレンダー

野菜カレンダーは『ベリー』特集。ベリーは小果樹のイメージなので、ウメが混じっていると、ん?という感じかも。収穫に手間がかかるので、市場流通するものはブルーベリーやサクランボくらいで、やはり身近に植えておくものでしょう。余市の畑にいろんなベリー類を植えておくと、孫が食べてくれるかしらん?

野菜カレンダー

梅沢さんのカレンダーは、5月からエゾミヤマハンショウヅル。昔手稲山で一度見ただけで、それ以来対面していない花です。「雨が降っても訪花昆虫が濡れない‘雨傘植物’かな」とあります。
うめしゅんカレンダー

今日は、市内の小学校の大半で運動会があります。今朝も盤渓小には場所取りの父兄がたくさんやってきてました。昨日の雨はまた空振りになったけれど、ほこり止めくらいにはなったのかな。

昔の姿を振り返る

  • 2019.05.31 Friday
  • 06:00
富丘西公園の自然観察会の準備をしていて、いろんな植物の画像を探しながら、昔の様子に見入ってしまいました。取り組みを始めたのが2004年なので、もう16年も経っているのです。2004年6月の保全区域では、よく見るとスズランの葉がほとんど見えず、ススキの葉と枯れた茎ばかりのようです。秋に枯れたススキなどの残渣が厚く堆積して、スズランなどの背の低い草は、埋もれてしまっていたのでした。
2004年

最初の自然観察会は、2004年6月5日。初めから近藤先生に関わってもらったけれど、まだ課題が明確につかめていないので、なにから手を付けてよいものやら…状態でした。ただまず問題だと一致したのは、厚く堆積したリター(植物の残渣の堆積物)の存在だったので、参加者にはつかみ取れるだけの、主に枯れたススキの茎を出してもらいました。結局これでははかがいかないので、秋に業者さんに掻き出してもらうことになりましたが。
第1回の作業

その年の8月末の保全区域です。今一番スズランが密生しているエリアには、背の高さほどのススキが密生しています。手前の草丈の低いところは、7月にススキを試しに低く刈り取ってみたエリアで、夏の刈り取りがススキには効果的だということが分かったので、以降夏の刈り取りを進めて、スズランが劇的に回復することになったものです。
ススキ

2006年の写真を見ていてびっくりしたのが、園内から山が見えていたことでした。今は木が生い繁って、山なんか全く見えないのです。普段変化は全く分からないのですが、こうやって昔の写真を見ていくと、樹木の成長ぶりには、本当に驚かされます。
2006年

7年目の2011年には、追跡調査をしている方形区内でも、スズランの株が密生していることがよく分かります。こういう手応えが参加する方にもよく分かるので、この取り組みが長く続けられたことにも繋がったのでしょう。
2011年

木の成長ぶりがよく分かるのが、保全区域内にあるこのミズナラでしょう。昨年秋に、下枝が日陰を作るので、思い切り枝払いをしてもらいました。今では軽く10mを越えるほどの大木になっているのです。
枝払い

この木が16年前にどんなだったのか、2004年の画像の中から探してみました。するとこの右手に写っている、背丈くらいの木がこのミズナラだったのです。16年経てば、生まれた子どもが高校生になる訳ですから、確かにこのくらいの変化があってもおかしくないのですね。
16年前

焼け石に水

  • 2019.05.30 Thursday
  • 05:50
昨日の夕方、急に暗くなってパラパラと雨が。こんな予報だったかな?降るのならもっとしっかり降ってくれないかな?と思っているうちに、少しずつ西の空が明るくなってしまいました。せめて1mmくらいになったかな、と思ってアメダス見ると、0.5mmで焼け石に水の雨でした。それでも十勝の方には少しまとまった雨になったようで、帯広では25.5mm降っているので、農家さんも十勝の各ガーデンでも、ようやく一息つけたでしょうか。

2日の10時から富丘西公園で自然観察会をやるので、いつも道案内をお願いしているKさんSさんと待ち合わせ、園内のルート確認をやってきました。先日愕然としたスズランの花は、少ないながらもほぼ満開になっていました。今年は一本の花序に付く花の数が少なく、4〜5輪ほどのものばかり。これで満足していただけるでしょうか…
スズラン

保全区域内で最近急に増えているのがオオアマドコロで、ちょうど花が咲き始めていました。スズランは葉の陰になっていてよく見えないため、見に来た人はこれを見て「豪華なスズラン」だと思ってしまうようです。いっそセイタカスズランの別名でも付けてやろうかしらん。
オオアマドコロ

観察会で一番人気のあるのは、やはりランの仲間でしょう。園路脇にクゲヌマランが結構に生えているので、観察にも便利なのですが、今年はほとんど花が終わってしまい、一株だけベンチの下で満開になっていました。あと4日あるので、これも終わってしまいそうです。
クゲヌマラン

わりとあちこちに生えているサイハイランは、ちょうど花を開いてきたばかりなので、これはなんとか見せられそうです。
サイハイラン

実は三人だけが知っている秘密の場所に、ちょうど今こんな花が咲いているのですが、たった一株だけの希少な株なので、残念ながらご覧に入れることができません。サイハイランやコケイラン、ノビネチドリなどは、この10年で何株盗掘されたことか。心ない人があまりにも多いので、公開できないものもあるのです。
サルメンエビネ

林内を歩いていても、花が咲いているものが本当に少なく、ご案内する内容をかなり工夫しないと、飽きられてしまいそう…本当に参りました。いつもの場所のエゾタンポポはすべて終わっていたけれど、別の場所で一株だけ花が咲いていました。でも日曜までもってくれないだろうなぁ…
エゾタンポポ

こうなれば、外周部にたくさん花が咲いてきた帰化植物でも紹介しようかな。ハルジオンがあちこちで咲いているし、このキバナノコウリンタンポポなんか、よく見るととてもかわいい花なのです。これらも自然の一つと考えて、何とか乗り切らなければならないようです。
キバナノコウリンタンポポ

気象害

  • 2019.05.29 Wednesday
  • 05:52
3日間続いた高温によって、紫竹ガーデンのチューリップ10万本がドライフラワーになってしまったと、全国ニュースで報じられていました。38.8℃の熱風に晒されていれば、チリチリと干からびてしまうでしょう。
紫竹さん

今年の十勝の冬は、記録的な少雪に見舞われて、秋播き小麦などにも被害が出たほどでした。十勝ヒルズは丘の上なので、ただでさえ雪が溜まらず吹き晒しになるため、今年の冬はバラに雪の布団が被せられなかったのです。このため、これまでになく大きな被害が出てしまいました。
雪解け直後

こんな状態でもちゃんと芽が出てくるからと言ったものの、どのくらいの割合になるのかとっても心配でした。2週間ほど経ってから、植栽エリアと品種ごとに、株の状態を調べてデータと画像を送ってもらうと、回復不能な株は全体の13%ほど。3割はだめかもと思っていたので、まずはホッとしました。
だめな株

全体の7割は、地際からたくさんの芽が吹いてきているのですが、すべての芽を伸ばさせてしまうと、肝心の骨格になる枝が充実しない恐れがあります。このため、いい芽だけを残して、余分なものを芽かきをしてもらいました。残した枝は花を咲かせないで、来年の骨格になってもらわなくてはいけません。本当は現地で一緒に作業したいけれど、それがかなわないので、画像に書き込みをしてこんな風にやってね〜と送ったのが20日のことでした。
バラの芽1

するとさっそく作業をやってくれて、四方にいい枝が伸びている画像が送られてきました。これから平年並みに気温が下がってくるし、雨が全然降らないので、却ってガッチリと育ってくれることでしょう。
28日

もちろんあまり被害のなかった株も2割近くあるので、これらは通常通りに花を咲かせることができるでしょう。例年のような花がもりもりとはいきませんが、なんとか寂しくない程度になれば嬉しいです。今度行くのが6月20日なので、またドキドキだなぁ…
正常株

ここにバラを植えられて7年目。本来少雪で土壌凍結ががっちり入るのが十勝の冬なので、むしろ異常なくらい例年より雪の多い年が続いていただけだったのかもしれません。いろんな試練を乗り越えながら、工夫を重ねてまたみなさんに素晴らしい景観を提供できるようがんばっているガーデナーたちを、これからも暖かく見守ってあげて下さい。

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ハルニレの取材

  • 2019.05.28 Tuesday
  • 05:51
先月20日、北区のあいの里・福移の森緑地で行われた「ハルニレの植樹&育樹祭」は、翌日の朝刊に写真入りで大きく紹介されました。ところが、この活動のシンボルであるハルニレの巨木が、そんな町中にあるのか?という問合せがずいぶんと来たそうです。そこで、改めてこの木のことを紹介したいとのことで、取材を受けることになりました。

道新記事

13日に大通公園のガイド研修の際に行った時に、回りの木がすっかり展葉しているのに、このハルニレだけがまだ枯れ木の様相をしているのでびっくり。雨不足で水を十分に吸い上げることができず、芽を開く力がなかったのでしょうか。万が一大きく枯れ込んでいたらどうしようと、地下から上っていく時にはドキドキしました。
13日のハルニレ

地上はムワッとした熱気に包まれていましたが、無事に葉が開いていてホッ。でもこの馬鹿陽気や雨不足で、木にはかなりのダメージが予想されます。一日も早く足元の舗装をはがし、草を植えて自然な環境に戻してやりたいです。
昨日のハルニレ

あんまり暑いので(この頃が最高気温で、34.2℃もあったそう)、写真撮りを先に済ませようということに。私と記者が話している間、女性のカメラマンがバシャバシャと撮してくれました。せっかくなので私のカメラでも撮してよと、同じようなアングルで撮してもらったのがこの写真。さてどんな写真になっているのかな?
取材のアングル

その後道新に場所を移して、いろいろと取材を受けました。このような形でハルニレのことを紹介していただけるのですから、本当にありがたいです。掲載は今週中とのことでした。

再び外に出ると相変わらずムッとする熱気。大通公園に面した温度計は32℃を指していました。この温度計の表示は、35℃までになっているけれど、5月でこんな暑さなんだから、そのうち目盛が足りなくなってしまうのでは…と思ってしまいました。今日からは気温も下がるようだけど、たっぷりの雨がほしいです〜
温度計

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