青柳庵日記
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笠 康三郎が、日々感じたことを記した日記です。
ja
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初現場
昨日は朝一の特急で十勝ヒルズへ。今年初めての現場です。7時前の特急に乗るためには、5時半には家を出て事務所経由で札幌駅に行くことになり、途中のコンビニも開いていないので、前日に朝食を買っておいて正解でした。
ヒルズは意外と雪が多く、除雪している園路...
ヒルズは意外と雪が多く、除雪している園路以外はまだ真っ白。葉を落としたフリーマニーカエデの枝がとてもすっきりしていて気持ちよかったです。今年も素晴らしい並木景観を作ってくれることでしょう
今回の目的はリンゴの剪定。ここのリンゴはアーチに固定しているので、一種のエスパリエ仕立てです。あまり手をかけていなかったら枝が暴れてひどいことになり、3年前からこの時期に来て剪定をしています。まず私が説明しながら剪定を進め、そのあとでみなさんにやってもらいました。初めは戸惑ってなかなか進まなかったけれど、慣れてくるとスムーズに進むようになりました。
午前中は雪が締まって作業しやすかったのですが、午後からは気温が上がって雪がぬかりはじめ、ひざ丈までズボズボ埋まりながらの作業で難儀することに。今年はパートのスタッフも4人参加してくれたので、手数が多くなり、わいわいと賑やかに作業を進めることができました。
ショップの中は、オープン前の仕込み中で大忙し。頭の上からは、昨年刈りとったノリウツギやいろんな花がドライになっていて、なかなか壮観でした。結構売れたそうです。
午後からは気になっていたバラの様子を見に行きました。今年は全然雪が積もらず、かなり枝枯れしている可能性が高いと覚悟していましたが、品種によっては傷みの少ないものもあり、もう少し様子を見ていく必要がありそうです。
ヒルズは昨年予想以上のたくさんの来園者で賑わいました。何か目玉があるという訳ではなく、居心地のいい空間が広がっていることが評価されているのでしょう。ガーデンだけでなく、ショップやニワカラのスタッフのがんばりで、今年もいい結果が残せることを願っています。
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十勝ヒルズ
2024-03-28T05:44:00+09:00
こまめ
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こまめ
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少しずつ春に
日差しは暖かいものの、気温があまり上がらないので、手袋をしない手が冷たく感じます。それでも歩道の雪は少しずつですが融けてきました。ネコヤナギ(バッコヤナギ)のつぼみも少しふくらみ始めています。
昨日の午前中は、いろいろな用足しで円山をうろうろして...
昨日の午前中は、いろいろな用足しで円山をうろうろしていました。マメに雪かきしているところは雪も融けているけれど、無精な店の前は分厚い氷が残り、朝晩はまだ注意が必要です。この一角だけ円山の古い家並みが残されているけれど、あと何年残っているのでしょうか?土地が細切れになっていれば、意外としぶとく残っているのかもしれません。
この建物の一階には、旧円山市場の名残の店が入っているけれど、この三階に母がお世話になっていた施設があります。母が亡くなって二年経ち、ここを通ることもめったになくなりましたが、ちょっと懐かしく思ってしまいます。
スクランブル交差点で信号待ちしていたら、スーパーの壁と歩道のすき間にミチタネツケバナの花が咲いていました。在来のタネツケバナはやや湿った場所に生えているのに対し、帰化種の本種はこの様な場所でしぶとく生きています。誰も気が付かないでしょうが、開花確認第2号なのでちょっと嬉しくなりました。
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青柳庵
2024-03-26T18:14:00+09:00
こまめ
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ササの開花
昨年の6月に、R273を通って上川から滝上に向かっていると、道路から見える山の中のササが一面に開花して黄色っぽくなっていました。滝上の町中に入っても、至る所のササが開花しているのです。札幌近辺ではこんな咲き方はしたことがなく、ちょっとびっくりでした。
...
陽殖園に行き、武市さんにこんなにササが咲いたの見たことあるかい?と聞いたら、オラも初めてだから、70年以上は咲いていなかったんでないかい!とのこと。園内のササもすべてが開花しており、花茎の密度がまたすごいのです。あらゆる節から枝が伸び、一斉に開花しているのです。
この頃から、林業関係や植物関係の学者や研究者が一斉に調査に入っていたようで、8月14日の北海道新聞に、このような記事が載っていました。一面ササに覆われている宗谷丘陵まで、ササの開花によって真っ黄色になっているようでした。ササは数十年から百数十年の間隔で開花するといわれていますが、そんな昔のことを記録していないので、はっきりしたことは分かっていませんでした。日高などにも自生のあるスズタケが、120年周期で開花したことが最近分かったくらいで、今回のクマイザサの開花周期が分かるのは、百数十年後のことになるのでしょう。
(北海道新聞 2023.8.14 より拝借…m(__)m)
今回の開花について北海道の林業試験場が学会に報告した記事がありましたが、石狩や空知、胆振や日高などではほとんど開花しておらず、かなり偏りがあるようです。寡雪寒冷地の道東の平地にはクマイザサの分布は少ないので、この方面は白抜きになっています。これでササが枯れていれば、シカの越冬に必要な食べ物がなくなり、樹皮をかじられたりするものの、増えに増えたシカが飢え死にする可能性があるし、ササがなくなって明るくなった林床には、たくさんの稚樹が生育して森林が復活する可能性もあります。これからどんな報告が出てくるのか、本当に楽しみです。
(北海道新聞 2024.3.21 より拝借…m(__)m)
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植物一般
2024-03-26T05:28:03+09:00
こまめ
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ハナミズキ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その10 ハナミズキ
道内ではハナミズキは育たないので、ヤマボウシで我慢する…というのが定番でしたが、最近はそうでもなくなってきました。札幌ではハナミズキそのものは問題なく越冬していました。一番早く気付いたのは道庁赤れん...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その10 ハナミズキ
道内ではハナミズキは育たないので、ヤマボウシで我慢する…というのが定番でしたが、最近はそうでもなくなってきました。札幌ではハナミズキそのものは問題なく越冬していました。一番早く気付いたのは道庁赤れんが庁舎の前にあるもの。80年代に気付いて何度も見に行きましたが、いじけた花ばかりでなかなか4枚の苞葉がきれいに開きません。ハナミズキのつぼみは裸のため寒さに傷みやすく、苞葉がいじけてきれいな形に開かないのです。(1990.5.22)
これと同じタイプの木が北大の圃場にもあります。樹高は5m近くあり、毎年花か咲くのですが、まともに苞葉が開いたことがありません。ただ、3年前だけびっくりするほどたくさんの花が開きましたが、特に暖冬だったわけでもないのにどうしたのでしょう?(2021.5.21)
これに対して札幌市役所前にある株は、昔から紅白の木がちゃんと咲いてくれます。国旗掲揚台の横で、あまりいい場所ではないため木の勢いがありませんが、いじけないできれいな花を咲かせてくれています。早い年ならゴールデンウィーク中に開花していますが、普通なら5月の中旬が見ごろです。(2007.5.15)
ところが最近、事務所のある円山近辺や自宅のある宮の森の一番奥でも、普通に咲いているハナミズキを見かけるようになりました。この木は3m以上もある大きなものです。
ハナミズキの白花品種は ‘クラウド・ナイン’がポピュラーなので、こちらの木はこの可能性が高いのですが、まだピンクの株は市役所前以外では見かけません。でも最近はホームセンターでも苗木が売られているので、いずれ出回ってくることでしょう。地球温暖化の影響は、こんな身近なところからも実感されるようになりました。
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続・さっぽろ植物記
2024-03-25T05:29:59+09:00
こまめ
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道具の手入れ
いよいよ現場が始まるので、仕事道具の手入れを行いました。春の恒例行事です。剪定の道具類は、植木屋時代からずっと使っているもので、植木鋏のサックは4〜5年前に交換しましたが、剪定バサミとノコのサックとベルトは40年前から変わっていません。革製品は丈夫...
植木鋏は京都の河原町三条にある菊一文字のもので、普通の鋏よりかなり大きく重たいので、その分よく切れます。剪定鋏は岡恒の21cmで、普段使いは18cmを使っていますが、木の剪定だとこちらの出番です。これは刃こぼれしたので、途中で買い換えています。ノコはアルスのもので、三年くらいで刃を交換しなければなりません。
まずは真鍮のワイヤブラシで汚れを落とします。真鍮製だと傷がつかないで、汚れだけを落とすことができるのです。
以前は小さな砥石を使って研いでいましたが、ハサミをばらさないと刃の奥までうまく研げないので、今はダイヤモンド砥石を使っています。この方がはるかに楽だし、しっかり研ぐことができるのです。
剪定鋏で、柔らかいティッシュペーパーがサクサク切れるようになれば大丈夫。植木鋏だとちょっと怖いくらいの切れ味になります。
これらをストーブの前でしっかり乾かし、マシン油を薄く引いてよく磨けば完成。さっそく今週から出番があるので、いよいよ今年もシーズンが始まります。
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造園素材・道具類
2024-03-24T05:41:38+09:00
こまめ
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こまめ
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春の日差し
毎朝4時台はロードワークで一汗かき、戻ってシャワーを浴びてから、ブログの更新をやっています。ふと横から日差しを感じ、東の山を見ると朝日が上がり始めていました。ここは山の陰になるので日の出は町よりも遅くなるのですが、5時40分で朝日が拝めるようになったので...
5分もしないうちに完全に顔を出し、暖かい日差しが降り注ぎ始めました。外気温はまだ−5℃くらいですが、日差しがあれば暖かく感じます。
ブログの更新の後、朝食を食べながら新聞を読むのですが、もうブラインドを下ろさないと眩しくてかないません。冬の間にベンジャミンゴムノキの枝がかなり伸び、ブラインドが引っかかってしまうので、今度剪定してやらねば。
昼前に近くの病院でいつもの薬を出してもらいましたが、待合室で待っていると目の前の斜面も、ようやく幹の回りが凹み始め、根開けが始まってきたようです。
駐車場に出ると、奥三角の上には抜けるような青空が。気温はそんなに高くないけれど、しばらく日向ぼっこをしたいくらいの暖かい日差しです。このところ北海道を覆っていた寒気がようやく抜け、札幌の二週間予報から雪マークがなくなりました。これで遅れていた雪融けも進んでくれることでしょう。
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季節・時候・歳時
2024-03-23T05:42:00+09:00
こまめ
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面白半分
先日自宅のロフトにある本を探していたら、懐かしいものが出てきました。ロフトは物置代わりに使われていて、壁際の本棚はほとんど段ボール箱に埋まっていて、なかなか見ることができないのです。ここにあるのは70年〜80年代に読んだ本がほとんどのため、最近は日の...
この月刊誌は、72年〜80年にかけて発行され、半年おきに編集長が交代していきます。初代は吉行淳之介で、以降は野坂昭如、開高健、五木寛之、藤本義一、金子光晴、井上ひさし、遠藤周作、田辺聖子、筒井康隆、半村良、田村隆一と続いています。この創刊号はAmazonでは71,218円の値がついているけど、本当かなぁ…?
創刊号の目次を見ると、編集長に頼まれれば断れないのか、錚々たるメンバーが並んでいます。当然ながら、ほとんどの方が鬼籍に入り、時代の流れを感じてしまいます。
野坂や五木は数冊ありますが、なんといっても筒井康隆のものはすべてあります。本来半年で交代するはずが、馬鹿売れしたので12ヶ月編集長を務めて、傾きかけていた出版社が持ち直したとか。
執筆者は当然筒井の遊び仲間が中心なので、山下洋輔さんも「全冷中顛末記」を書いています。これはなぜ冷やし中華は夏しか出してくれないのか!一年中食べさせろ!という活動をしていた団体で、当然私もシンパの一人でした。坂田明さんが来た時には盛り上がったような記憶が…
この号には、2年前に洋輔さんが博多で『発掘』したタモリも文章を書いています。70年代はキワモノ芸人扱いでしたが、80年代になると徐々に裾野を広げていき、押しも押されぬ知性派芸能人になっていったのでした。今こんなのを読んだら目を背けることでしょう…(^^;)
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芸術・音楽・文化
2024-03-22T05:37:01+09:00
こまめ
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筒井康隆
年末の夕刊に、筒井康隆の「最後の作品集」の紹介記事がありました。まだ20台だった70年代には、夢中になって読みあさっていたけれど、81年の『美藝公』を最後に本は買っていませんでした。来年90歳になるという筒井さんの最後の作品なら…と、本だけは買っておいたのです...
(朝日新聞 2023.11.22 夕刊より)
仕事の目途が付き、ようやく本を読む気が出てきたので、最近ちらちらと読み進めています。新聞にも「長いのは書く気力がないし、短編もね、アイデアは思いつくんですが、よく考えたら、どれもこれも前に書いたものばーっかり。別の形で書く気にもならない。」と書いてあるけれど、これを読むと彼独特の躍動するような世界観がよみがえってきます。
今からちょうど50年前に出た『暗黒世界のオデッセイ 筒井康隆一人十人集 』は、何度も読み返してかなりボロボロになっています。これをエイトにあった旭屋書店で買って、当時行きつけだったエルフィンランドで飲みながら読んでいたら、山下洋輔さんが飲みに来ました。いろんなミュージシャンが出入りし始めていたのです。
洋輔さんが私の本を見て、「いつも飲んではドンチャンやっている仲だから、オレが代わってサインしておいてやる!」といってサインしてくれたのでした。あの頃はなんでも吸収することができて、何を読んでも何をやっても面白くて仕方がなかった毎日だったけれど、今はなかなかそうはいきません。せめて入り口だけは錆びつかないよう、意識的に刺激を与えていかなければならないようです。
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芸術・音楽・文化
2024-03-21T05:38:34+09:00
こまめ
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雪融けの遅れ
昨日も明け方に湿った雪が降り、事務所に着いてから重たい雪をよけて車を入れました。ところがその後また雪が降り続き、昼までにまた真っ白に。でももう雪雲が消えていたので、2回目の雪かきをしておきました。気温は上がらなかったけれど、日差しがあったので、事務所の...
手稲区の担当者から、星置緑地に下見に行ったら雪が全然融けてないので、4日に予定している大掃除をどうしましょう?と連絡が入りました。送られた写真を見ると、まだ一面雪に埋もれています。
ここ数年は、3月半ばから気温がグッと上がり、雪融けが急速に進んでいました。なので、この状態は本来の雪融けの進み具合と考えるしかありません。木道の上には、まだ50cm以上の雪が残っています。イベントの予定表にも、一週遅れの11日に予備日として入れてあるので、それならなんとかなるでしょうと答えておきました。
札幌市の雪対策のページを確認すると、星置緑地にほど近い手稲区土木センターに設置されているマルチセンサーのデータでは、累計降雪量は平年より少し多いですが、積雪深は今年は全然減っていないことが分かります。昨年の今頃にはほとんど消雪していたのに、今年はなんと71cmもあるのですから。いずれは融けるわけですから、辛抱強く待つしかありません。
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手稲区公園
2024-03-20T05:36:20+09:00
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あり方検討会
昨日は今年度最後の公務でしたが、その前に文房具等を買うためにセントラルへ。4丁目の交差点を渡ろうとしたら、函館の知り合いにバッタリ会ってびっくり。こんなところで出会うのも珍しいです。ふと見上げると、4プラ跡地にはもう新しい建物が着々と建ち上がり始めてい...
会場が中島公園横にあるホテルなので、地下鉄で中島公園まで行き、豊水通に向かって歩いて行くと、歩道が雪融けでドボドボになって歩きにくいこと。南10条西1丁目は札幌で一番小さな「町」で、この木下彌八郎顕彰碑とニオイヒバが数本立っているだけです。旧ミカド(→旧キリンビール園)跡地には、豪華ホテルが姿を現していました。
会場はライフォート札幌。ここはかつてホテルアカシヤだったところで、今から53年前の1971年3月に大学の受験で泊まったところです。できたばかりの地下鉄に乗って中島公園で降り、ここにたどり着くまでに10回くらい転びました。四国には冬靴というものがなかったので、ツルツルの革靴で来ていたのです。周りに誰も知り合いはおらず、3日間滑りっぱなしで受験もすべってしまった苦い経験があります。翌年は、現役で入った友人に札幌駅まで長靴を買ってきてもらい、無事にうかったのですが、この場所は苦い記憶がこびりついているのです。
「大通公園・中島公園あり方検討会」の第3回目。大通公園に2時間、中島公園に1時間半かかり、さすがにくたびれ果てました。この検討会は来年度も続くので、ようやく折り返しだけれど、落としどころがまだ全然見えてきません…
帰り道は少し遠回りになるけれど、パークホテルの向こう側を回って菖蒲池を見ながら帰りました。池はまだ真っ白だし、回りの雪もかなりのもの。今朝もまだ雪が降り続いているので、この調子だと雪融けは例年より遅くなってしまいそうです…
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公園・緑地・緑道
2024-03-19T05:36:15+09:00
こまめ
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緑のセンターの花
2週続けて豊平公園の緑のセンターに行きました。地下鉄の出入口から公園に入ると、暖かい日差しを浴びてハシドイの?果の殻が輝いていました。これによって「キンツクバネ」という別名が付けられています。
館内の展示スペースでは、アザレアがほとんど退場し、大株...
館内の展示スペースでは、アザレアがほとんど退場し、大株仕立てのオオムラサキ(大紫)とその八重咲品種‘センエオオムラサキ(千重大紫)’が満開になっていました。まるでヨドガワツツジのような花です。
アザレアの代わりに登場しているのがアマリリス。まだほとんどがつぼみの中に、怪しく美しい花を咲かせているのがこれ。なんとこれは園芸品種ではなく、ブラジル南部が原産のアマリリスの原種だそうです。1960年代に発見され、パピリオ(Hippeastrum papilio)という種小名が付けられています。
先週はつぼみだったエンゼルズトランペットは、オレンジ色の花をぶら下げていました。これは以前はダツラ属でしたが、現在はブルグマンシア属になっています。この花だとプルグマンシア・ウェルシコロール(Brugmansia versicolor)かな。
園内のウメやサクラの枝を水につけているものに、ちらほら花が開いてきました。剪定枝や雪折れした枝でしょうか。こういうのを見ると、本当に春が待ち遠しくなります。
売店に超豪華なコチョウランが!!選挙で当選した時や大臣になった時に使われるような豪華版で、値札を見ると7千円!!ここでこんなものが売れるのかなぁ…(^^;)
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公園・緑地・緑道
2024-03-18T05:14:28+09:00
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フラワーガイド研修会
昨日は滝野公園のフラワーガイドボランティアの研修会。当初は私の都合が付きそうもなかったので、意見交換会だけを予定していたのですが、参加予定者がほんのわずかしかありませんでした。なんとか仕事の目途が付いたことから、私から話題提供をすることにしたら、参加人...
私たちが活動している滝野公園のカントリーガーデンは、2000年7月にオープンしましたが、ここの整備を私が担当することになった経緯を中心にお話ししました。
私の滝野公園とのつきあいは、80年代の植木屋時代にさかのぼりますが、その時はそれほど深いつきあいではありませんでした。でもちょくちょく出入りはしていたので、80年代の古い写真がたくさん残っています。
当時のリバーサルフィルムによるスライド写真が、フィルムスキャナーを導入したことで簡単にデジタル化することができ、こうしてみなさんにも見ていただくことができたのです。
直接のきっかけは、96年に開催された全国「みどりの愛護」のつどいの会場整備を私が担当することになったことでした。この会場を当時皇太子妃だった雅子様が大変気に入られ、急遽私がカントリーガーデンの整備を担当することになったのです。
6月5日の会のために、雪融けから約2ヶ月、業者さん達と死に物狂いで会場を造り上げることができたのは、今思えばいい思い出ですが、本当に死ぬ思いで胃がキリキリと悲鳴を上げる毎日でした。あの経験があったので、その後は何があっても、必ず乗り越えられると自信がついたように思います。
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滝野公園
2024-03-17T09:28:01+09:00
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夕刊休止
朝日新聞の夕刊が、今月末で「休止」することになりました。毎日新聞はかなり以前から、道新は半年前からなので、いずれはと思っていたところです。そもそも夕刊は読むところが少ないし、これだけネットニュースがあふれていれば、わざわざ2回配達しなくても、その必要性...
以前は2ページあった道内版が、ずっと1ページになって中身が全然なくなっていたのを、また元に戻すようです。以前からデジタル契約しているので、こんなキャンペーンは用がないのですが、昔契約している金額からすると安すぎない?!と、こちらの方が頭にきます。
道新は紙版は取っていなくてデジタル版だけですが、朝日は朝食を食べながらじっくり紙版を読み、事務所に出てからは道新や他のネットニュースを幅広く読み込みます。でもデジタルニュースはあまり頭に残らないのに対し、紙版はやはり頭の中に付箋が付けられているような気がします。デジタル版のコンテンツはやたら多くて、とてもこんなの見ていたらいくら時間があっても足りなくなります。うまく使い分けしていかないと、時間の無駄遣いにならないよう気をつけなければ…
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社会・スポーツ
2024-03-16T05:36:38+09:00
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パールモンドール
毎年ホワイトデーには、パールモンドールのモンデリカを買っていました。でも南円山の本店は昨年夏に閉店してしまったので、やむなく24軒の店に行くことに。まぁご兄弟でやられていたので、味は変わらないでしょう。車で行くのもなんだから、運動不足解消に歩いて行きま...
こちらの店にはほとんど来たことがなく、十数年ぶりでしょうか。地下鉄駅の真上なので、便利のいい所にあるのですが。
店の感じはよく似ていて、同じ額に南円山はサックスですが、こちらはホルンが飾られています。
道悪なので帰りは一駅だけ地下鉄に乗ろうとしたら、ちょうど行ってしまいました。ここは駅を出るとほとんど直角に曲がるので、なかなか迫力のある後ろ姿です。
こんなちっちゃな箱ですが、来週は誕生日なので、前祝いとして受け取ってもらいました。来週もケーキを買いに来なくては。
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イベント
2024-03-15T05:40:00+09:00
こまめ
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マンサク開花
昨日は一転、雪がちらつく寒い日になりました。真向かいから吹き付ける冷たい西風の中、気になっていたマンサクを見に行くと、遠目にも黄色く花が開いているのが分かりました。
花弁はずっと見えていたので、数日前の暖かさで一気に開いたのでしょうか。真っ先に咲...
花弁はずっと見えていたので、数日前の暖かさで一気に開いたのでしょうか。真っ先に咲くので「まず咲く」から来たとも、花がたくさん咲くから「満咲き」からとも言われているそうですが、私は「まず咲く」でいいように思います。
日本のマンサクはこの様な小高木にならないので、これは‘アーノルド・プロミス’という園芸品種ではないかと思っています。これはアメリカのアーノルド植物園に植えられていた中国産と日本産のマンサクから、自然交雑によって生まれたといわれている品種です。国内に流通しているもので、似ているものはこれしか見当たらないのですが。
実は先週の水曜にも見に来たのですが、その時はまだ全然変化がありませんでした。その後の天気からすると、週末の9日〜10日頃に開花したものかと。まだ雪の世界での開花では、訪花昆虫もいないだろうに、ちょっと気の毒かもしれません。
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樹木
2024-03-14T05:37:53+09:00
こまめ
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クンシラン満開
先月の半ば、事務所にあるクンシランをふと見ると、葉の間につぼみが見えてきました。この時期に咲くのはクンシランとしては定番の時期ですが、これは四季咲きクンシランなので、前回咲いてから6ヶ月経っての開花です。
事務所内は、仕事をしている部屋にストーブが...
事務所内は、仕事をしている部屋にストーブがあり、本棚と打合せコーナーのある部屋にはパネルヒーターを弱く点けています。クンシランの置いてあるところは、日当たりはいいけれど火の気がなく、10℃くらいしかないため、開花までに半月以上かかりました。
そしてようやくすべてのつぼみが開き、満開宣言を出すことができました。花茎が光を求めて曲がってしまうため、2日おきに半回転しなければならないのが大変です。
このクンシランは、私の園芸の師であるSさんが屋久島で見つけてきた四季咲きクンシランで、葉性もダルマ系でがっちりしているし、花色も濃くてとてもいい形質を持っています。前回は7月と8月にほぼ同時に咲いているので、一年に3回は花芽ができていることになるのです。
自宅にあるのはこれの親株で、大株仕立てにしているため、始終どれかが咲いています。でもこの時期に咲くのが一番色も濃く、花が見応えがあるようで、ここより暖かいため半月早く満開になっていました。
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園芸植物
2024-03-13T05:32:16+09:00
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緑のセンター
土曜日の会場は豊平公園緑のセンターでした。ここのミーティングルームは、一時間230円なのでとても助かるし、ついでにいろんな花が見られるので、目の保養にもなってくれます。百合が原公園のような派手さはないけれど、地下鉄直結の便利さがありますから。
たくさ...
たくさんあるアザレアを見ていて、ひょっとしてとラベルを見ると、やはり‘ローズネット’でした。ここがオープンした45年前に導入したアザレアの1つで、とても花もちがいいのでよく覚えています。その株ではないけれど、今はもう出回っていないでしょうね…
二階に行くと、2鉢あるドンベヤの花は終わっていたけれど、今年は小降りの花がたくさん咲いたそう。温室の中では三尺バナナが実を付けていました。バナナは開花するとその株は枯れてしまうけれど、足元から小さな株が伸び始め、3年くらいすると開花結実します。最初の株からずっと続いているのかもしれません。
その足元にひっそりと咲いているのは、バナナの親戚でもあるチユウキンレン(地湧金連)(Musella lasiocarpa)。花といっても苞葉が黄色く色付いているもので、どこの温室でもたいてい植えられています。
背丈ほどもあるランは、西アフリカ原産のアンセリア・アフリカーナ(Ansellia africana)。花は地味だけど、とても存在感があります。
2階のフロアにはたくさんの鉢が並べられており、観葉植物が多い中に、花木類もパボニア、アカシア、ワックスフラワーなどが咲いていました。最初は気が付かなかった白い花が頭の高さくらいに一つ咲いており、白花のオオベニゴウカン(Caliandra haematocephala)でした。白ネムの名前で売られているようだけど、ネムより花が大きく、たぶん一日花ではないでしょう。つぼみがたくさん着いていたので、これから賑やかになりそうです。
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公園・緑地・緑道
2024-03-12T05:43:11+09:00
こまめ
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研修会
土曜日は、私が代表を務める緑関係の団体の研修会。この会が始まったのが、昭和から平成に変わって10日目なので、なんと35年も続いています。冬の研修会と夏の現地見学会を細々と続けてきているのですが、ちょうど80回目の会となりました。
話題提供の一つ目は、SOさ...
話題提供の一つ目は、SOさんによる「視点 樹も観る、森も観る」というテーマです。来月アート系のレクチャープログラムで講義をすることになり、その予行演習とのこと。私たちが扱う植物の成り立ちから始まり、樹の見方、森の見方、把握の仕方、等を系統立てて紹介してくれました。
二つ目は、SUさんから「スゲでしめ縄づくりを進めるプロジェクトについて」。自然と共に受け継がれてきた文化に触れることで、大切な自然環境と文化を未来に繋いでいく活動を進めており、その一環としてスゲを栽培し、今はほとんどがプラスチック製になっているしめ縄をスゲで作ってみたそうです。正月に売られている注連飾りのスゲでさえ、材料はほとんど中国産とのこと!!びっくりでした。
三つ目は私から「富丘西公園における植生管理の20年」というテーマで、富丘西公園で進めてきた植生管理の作業の中で、刈り取ったススキを地元の工芸作家に活用していただき、葛布を織っていることを紹介しました。始めに聞いた時には??でしたが、捨ててしまうススキがこのような形で工芸作品の役に立っていることは、本当に素晴らしいことだと思っています。
最後には、初代の代表を務めたSAさんに一言いただきました。SAさんも94歳になり、年末には一月入院したにもかかわらず、不死鳥のようによみがえってきたそうです。毎年これが最後と言い続けてきましたが、きっと来年も来てくれることでしょう。
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講演会・講習会・連載
2024-03-11T05:41:20+09:00
こまめ
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ウワミズザクラ類
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その9 ウワミズザクラ類
バラ科の中には、かつてプルヌス(Prunus)属という大きなグループがありましたが、現在はバクチノキ属、ウワミズザクラ属、モモ属、スモモ属、アンズ属、サクラ属という6つのグループにに分けることが多く...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その9 ウワミズザクラ類
バラ科の中には、かつてプルヌス(Prunus)属という大きなグループがありましたが、現在はバクチノキ属、ウワミズザクラ属、モモ属、スモモ属、アンズ属、サクラ属という6つのグループにに分けることが多くなりました。このうち穂咲きのサクラとしてウワミズザクラ(Padus)属の樹木が、道内には3種あります。
ウワミズザクラ(Padus grayana)は主に石狩低地帯より南に分布し、5月の中下旬に開花します。3種の中では一番地味で、花もあまり目立ちません。
これに対してエゾノウワミズザクラ(P. avium)は、ユーラシア大陸北部に広く分布があり、道内では道北を除く道内に自生があります。5月の上中旬に開花する花は、花房が上向きにつき、花数は少ないけれどよく目立ちます。
展葉と共に無数の花が咲くため、遠目にもふわっと白く見え、車を運転していてもよく分かります。
シウリザクラ(P. ssiori)は、アイヌ語でシュ・ニ(苦い・木)から来ているといわれ、確かに枝を舐めるととても苦いです。この木は展葉が最も早い木で、しかも芽出しの時期には葉が赤く色付くことから、はっきり見分けがつきます。この場所は原野の中で陽当たりがよく、こんな色をしていますが、林の中ではここまでは赤くないにしても、他に葉がないのでやはり目立ちます。
開花は3種の中では最も遅く、6月の上中旬で、葉がすっかり繁ってから咲いてくるため、薄暗い中に妖艶さがあります。花房が大きいので、ダラリと垂れ下がるように咲いています。
滝野公園のカントリーガーデンを造った時に、ベニバスモモを設計に入れておいたところ、数年後に花が咲いてきたら全然違っていました。まさにウワミズザクラの仲間だったのです。
花後しばらくして見に行くと、あれっ??なんと葉が赤く色付いていたのです。いろいろ調べてみると、アメリカ産のバージニアウワミズザクラに‘カナダ・レッド’(P. virginiana 'Canada Red' )という葉が赤く色付く品種があることが分かりました。設計とは違っていたけれど、思わぬ品種が手に入ったのでよしとしています。
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続・さっぽろ植物記
2024-03-10T05:38:27+09:00
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健康診断
昨日は朝から晴れていたので、朝日が真横から差し込み始め、眩しくてブラインドを下ろしたくなるほどでした。これが6時半ですから、お彼岸には更に10分くらい早くなることでしょう。夏至の頃にはこの画面の左端くらいから日が昇るのですから、毎朝これを眺めつつ、これか...
この時期に毎年予定を入れている定期健康診断。今回は午前中でも遅い時間だったので、終わったのが昼過ぎになりました。年明けから一日中パソコンとにらめっこだったので、視力がかなり落ちているかと思っていたけれど、左が 1.2 右が 0.7 と、ほぼいつもどおりに踏み留まってくれました。いまだに老眼にもならないので、メガネなしで乗り切りたいです。
外に出ると、お昼過ぎの日差しの眩しいこと。先日の雪が汚れていないので、余計眩しいのです。来週は気温も上がる予報なので、雪融けが進むことでしょう。
マルクラの花屋を覗いて見ると、あれれ?ミモザがあふれているとか思ったら、意外なことにありませんでした。そこまで一般的ではなかったのかな?
でも暖かい色のチューリップがたくさんあって、目の保養になりました。
スーパーの花屋に行ってみると、こちらではちゃんとミモザが売られていたけれど、よく見ると花がしなび始めていて「これならいらないわ…」といわれてしまったので、ピンクのアルストロメリアを一束買ってきました。感謝の気持ちは、ミモザでなくても伝わってほしいです。
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健康
2024-03-09T05:51:11+09:00
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再び百合が原公園
北区に成果品の納品を済ませてから、せっかくなので再び百合が原公園へ。アザレア展が終わって少し寂しくなったものの、まだたくさんの花が咲いています。花持ちのよさはピカイチですね。
先週気になっていた‘浜の粧(よそおい)’の花が、一つだけポトリと落ちていま...
先週気になっていた‘浜の粧(よそおい)’の花が、一つだけポトリと落ちていました。よく見ると雄蕊がなくなっているので、雄蕊が花弁化したもののようです。それにしてもこんなにひらひらと化けるものです。
マーマレードブッシュも先週よりたくさん咲いてきて、賑やかになってきました。挿し木した株が売られていたので、きっとたくさん売れることでしょう。
大温室のツバキも、地植えのものがどんどん咲き進んできて、とても賑やかになってきました。
地植えの‘玉之浦’も、ちらほらと開花してきています。やはり鉢植えものよりも本来の花型と斑の入りようになってきて、とても品のある姿できました。
温室の真ん中あたりで、まっ赤な大きな花を咲かせているツバキが。セッコウベニバナユチャ(Camellia chekiangoleosa)という原種だそう。中国の浙江省あたりに自生があるので、漢字では「浙江紅花油茶」となるのでしょう。まだ出回って日が浅いようですが、ちゃんとコレクションしているのですね。
先週はまだつぼみだったクレマチス・アーマンディー‘アップルブロッサム’(Clematis armandii ‘Apple Blossom’)が一斉に咲いてきています。ただ、とても高いところで咲いているため、間近に見られないのが残念ですが。耐寒性は−15℃くらいとのことなので、道南では越冬できるのでしょうか?
そして今日は国際女性デー。シンボルのミモザが世界中で飛び回っていることでしょう。ここにもテレビの中継や取材が入るのかな?
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公園・緑地・緑道
2024-03-08T05:37:00+09:00
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海外研修(デンマーク編2)
海外研修編もいよいよ最後になりました。1990年9月18日。コペンハーゲンのホテルの朝食は野菜もなく、トーストとリンゴ1個にハムが少しで、今までで一番悪いとメモにありました、バスで港まで行き、歩いて人魚を目指しています。こういう建物は百年ではきかないくらい古...
「海岸に沿って新しいプロムナードができているが、結構遠い。人魚の像は、本当にたいしたことはない。」とあるので、始めから期待はしていなかったようです。
「そこから歩いて植物園に向かう。」とあってこの写真を撮していますが、花壇そのものはどこにでもある組み合わせだけど、たぶんタラノキが植えられていて写したものかと。夏から秋に大きな白い花を咲かせるので、鑑賞用にヨーロッパに持ち込まれていたようです。
植物園はコペンハーゲン大学の附属施設で、図面を見るとかなり小さい規模のようだけど全然記憶がなく、北欧4ヶ国目でそろそろ疲れが出てきたのかもしれません。「パームハウスは、外観は素晴らしいけれど中身はたいしたことはない。」とあるけれどその写真はなくて、ロックガーデンの写真が何枚か。このドライウォールは百合が原公園にあるものとそっくりです。
橋にアイビーゼラニウムのハンギングを付けるのが当時は流行っていたのか、いろんなところで見ています。大学の植物園でそこまでやるか…と感じますが。
フクシアのスタンダード作りを見て、私の恩師が農場の技官に作らせていたのを思い出しました。バラとローズアカシアとフクシアのスタンダード作りをたくさん作り、農場で払い下げ(販売)していたのです。ここでは露地で越冬できるのか、ずいぶん茎が太くなっていました。
「もう少し見たかったけれど、雨が強くなってきたのであわてて駅までバスで戻る。寒いのでホテルに戻ってセーターを取ってきて駅で昼食。オープンサンドでボリュウムは満点。」とありました。歩いて古い街並みが残されているストロイエへ。途中にこんな建物がありました。たぶんナツヅタのようだけど、どうやって剪定しているんだろう?
北欧の町もイギリスも、日本みたいに様々な建築物が乱雑にひしめいているような所はどこにもなく、古い建物を外観はそのままでちゃんと使いこなしています。文化の違いといえばそうなんでしょうが、こうして見返していくとなんか我が国の街並みは情けなくなってしまいます。
※ここからイギリスに移動しましたので、こちらに続きます。
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旅行・交通・地図
2024-03-07T05:40:03+09:00
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海外研修(デンマーク編1)
1990年のヨーロッパ研修旅行編は、あと一つデンマークが残っていました。オスロから夜のフェリーに乗り、翌日9月17日9時ににコペンハーゲンに入港。ホテルに荷物を置いてまずは王立大学へ行き、都市計画や公園計画、町の再開発など、一緒に行ったA先生のヒアリングを済ま...
目的はここにあるルイジアナ近代美術館。彫刻作品のコレクションが素晴らしいので、是非行ってみたかったのです。「駅前はのんびりした田舎町の雰囲気。サインを頼りに田舎道をポコポコ歩くと、手入れのいい庭が。」
前にヘンリー・ムーアのこんな作品がなかったら気が付かないほど、美術館の外観はひっそりした建物です。
なんでルイジアナなのかと思って調べてみたら、ここを造った富豪は3回結婚したけれど、奥さんの名前はみんなルイーズだったそう。今では『世界で一番美しい美術館』と言われているそうです。そんな美術館の入口がここだなんて!
「中に入ってびっくり。ムーア、サム・フランシス、ウォーホール、ジャコメッティーと、オールスターが勢揃い。とにかく開いた口が塞がらない。」とのメモが。
屋外にも彫刻が点在しているので、中と外の関係が実にうまく設計されているのです。オーナーなのか、設計者なのか分かりませんが、とにかく抜群のセンスだと思いました。
今パンフレットを読み返すと、なるほどこういう関係だったのかと改めて感心。回廊で繋ぐことにより、外の雰囲気をうまく取り込んでいたのです。たぶん行った時には興奮して、こんなものを見ていなかったのではないかと。
メモには「外がまた素晴らしく、海峡を前にゆったりとした庭園が広がり、マグノリア、ブナ、トウヒなどが豊かな樹林を作り、ムーアの作品がでーーんと座っている感じが素晴らしい。」と、かなり興奮していた様子。私もこの時は30台なので、感性がまだ錆び付いていなかったようです。
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旅行・交通・地図
2024-03-06T05:39:51+09:00
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お食い初め
日曜日は余市へ。土曜は大荒れでしたが、日曜は朝から晴れて移動も楽でした。孫8号は女の子で、3日で99日目。うまく日曜に当たったのでお食い初めをやることにしました。棚の上にはうちから行ったかわいいおひな様が。
次男は関東を点々としていたので、その時の...
次男は関東を点々としていたので、その時の二人はお食い初めをすることができませんでしたが、あとはちゃんと真鯛を買ってきています。昔娘が生まれた時に、折にふれて鯛を買ってくるのでかみさんには不思議がられていましたが、愛媛ではめでたい時には鯛が必ず登場するのです。しかもこのスーパーは愛媛から直送ルートがあるので、本当にありがたい。
本人にとっては迷惑でしょうが、儀式だから我慢してね〜とひとしきり撮影タイムを作り、あとはみんなで鯛をいただきました。赤飯にはとてもよく合うのです。
食後のデザートには、仁木のYさんがアップルパイを作ってきました。このリンゴは「国光」で、今では全く流通しませんが、酸味が強くて加工には最適です。ちびちゃん達もムシャムシャとあっという間に食べてしまいました。雪が融けたら農作業が始まるので、娘はこれからが試練の日々。でも農家の子供は、畑に転がされてもたくましく生きていけそうです。
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余市ランセッカ
2024-03-05T05:35:02+09:00
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いよいよ3月です
3月は年度末なので、なにかと慌ただしくなってしまいます。そう!バタバタしていると、あっという間に過ぎてしまうのです。今年の雪の融け具合はどうなっていくのでしょうか?
植原さんのガーデニングフラワーズの3月は、北海道でもなじみ深い落葉広葉樹の足元に広が...
植原さんのガーデニングフラワーズの3月は、北海道でもなじみ深い落葉広葉樹の足元に広がるスイセンです。場所は長野県茅野市にある蓼科高原バラクライングリッシュガーデン。「実際に写したのは4月下旬で、蓼科高原の春は遅い。そのかわり、サクラ、チューリップ、スイセン、マグノリアなど一斉に春の花が咲く。木も芽吹いて日に日に新緑が増えてくる。今まで寒さに我慢してきた植物が、エネルギーを爆発させるようだ。連休頃にいけば、2度目のお花見ができる。」
サカタのカレンダーの3月は、横浜市にある里山ガーデン。ここは植原さんの大のお気に入りで、ぜひ案内したいと言われているのですが、なかなかチャンスが作れないでいます。「表紙のガーデンは、コロナ禍が始まる前で、その後休園になった。他のガーデンも閉園が多かったが、やっと元通りになりつつある。このカットは2022年に再開してからで、コロナの終息はしていない。里山ガーデンはインターネットでも鑑賞できたが、実際に見るのとは天地の差がある。香りや空気が違うのだ。ぜひ訪れてほしい。」
藤川さんの花カレンダーは、パッと明るく春の花になりました。北海道ではまだ雪の世界だけれど、このカレンダーは全国に出回っているので、これが本来の季節感なんでしょう。白いものを見飽きてきているので、一つ一つの花を見ながら思いを巡らせてしまいます。
野菜カレンダーは、和のスパイス。ワサビやショウガ、サンショウなどは強烈だけど、シソやミツバ、ミョウガなどはほんわかして、日本独特のやさしい香りが持ち味です。エゴマはまだ食べたことがないけれど、シソとは同じ種なんだそう。今度播いてみようかな?
うめしゅんのエコ・カレンダー四季の花は、3月から始まる不思議なカレンダー。「初夏の花でしたよね。なのに4月に咲き出すこの頃。では春の花に変身した姿を見ながら地球沸騰化を憂うとしましょう。」私が初めてシラネアオイを見たのは、札幌に住み始めて3年目の春に藻岩山の山裾で見たもので、ちょうどゴールデンウィークだったかと。初夏に咲くのはもっと標高の高いところでしょうか。あのあたりも盗掘で消えてしまったことでしょう…(>_<)
※明日の更新はお休みさせていただきます。
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季節・時候・歳時
2024-03-03T05:36:10+09:00
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百合が原公園(続き)
せっかくなので大温室の様子も紹介しておきます。こちらは『ツバキ展 〜古典園芸、道内最大級のコレクション〜』として17日まで展示となっています。
圧倒的なアザレアのあとなので、大温室に入るとちょっと寂しく感じます。それでもミモザがだいぶん大きくなって来...
圧倒的なアザレアのあとなので、大温室に入るとちょっと寂しく感じます。それでもミモザがだいぶん大きくなって来たので、みなさんツバキの花なんか目に入らないのか、真っ先にミモザの下で写真を撮しています。今はほとんどの方がスマホで写しているでしょうか。
私は入口近くにある、ツバキで一番の銘花と言われる‘玉之浦’にしばし釘付けに。五島列島福江島の山中で見つかった、奇跡のような覆輪の品種です。地植えの大きな株はまだ堅いつぼみだけれど、鉢植えのものが咲き始めていました。
地植えのものもいくつかは満開になっているものがありますが、白い花ではさすがに存在感がありません。
一つ一つ見ていくと、本当にいろんなタイプの花があるものだと感心します。この‘夢’という品種は、寒椿と中国の原種との交雑によって得られた品種だとか。こうなると、ちょっとツバキらしさがなくなってしまいます。
この‘紅卜伴’(べにぼくはん)は、江戸時代に作られた古典品種で、唐子咲という独特な咲き方をしていて、いかにも茶花に似合いそう。こういう説明を付ければ面白いのでしょうが、管理する方は大変でしょうね…(^^;)
一番奥の壁際では、クレマチス・アーマンディーのつぼみがびっしり着いていて、来週には一気に見頃を迎えそう。その下ではヂンチョウゲや柑橘類が賑やかです。
3月8日は国際女性デーで、シンボルがミモザになっています。日頃お世話になっている女性に、ミモザを贈って感謝を伝えるのだそう。ここの売店でもいろいろ売られているようだし、町の花屋さんにもミモザがあふれているのかな?
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公園・緑地・緑道
2024-03-02T05:39:00+09:00
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百合が原公園
昨日は北区の土木センターでの打合せがありました。ポプラ通の取り組みの進め方は、今年と同じ感じで行くことに。ここもそろそろ撤退戦略を組み込まなければなりませんね…(^^;) そのあとせっかくここまで来たので、百合が原公園に寄ってきました。駐車場がほぼ満杯なのに...
アザレア展は3月3日まで。ほとんどの鉢がちょうど満開になっていて、暖かい色の競演に入館者がみなさん歓声を上げていました。まだ気温の低い日も多いのですが、日差しが暖かく感じる日にはみなさん出てくるのでしょう。大半が私のような無料入園者なので、売上げにはあまり貢献できませんが…(^。^;;
ものすごい数の品種がある中で、強烈な色と小降りの花型が目立ったのがこの品種。部屋に置きたいとは思わないけれど、これだけの群植の中ではアクセントになります。
これはあまり見慣れない花型でした。八重咲といってもラッパ型の花弁なので、どんな構造になっているのかむしってみたくなりました。いろいろな品種があるものです。
一世を風靡したエリーシェーム系の品種で、このタイプの花型と色が一番落ち着いて好みです。
いつもはまん中に置かれている大型のキンビジウム・トラキアヌム(Cymbidium tracyanum)は、アザレアに場所を譲って壁際に。でも巨大な草姿なので存在感があります。
ほんの少し小降りなのが、キンビジウム‘スリーピング ビューティ’(Cymbidium ‘Sleeping Beauty’)鮮やかすぎる黄色の花が印象的で、来週にはもう少し前に出してくれることでしょう。まだまだ見ごろは続きます。
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公園・緑地・緑道
2024-03-01T05:42:07+09:00
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春の日差し
先週のドカ雪からずっと天気が悪く、月も星も全く見えなかったけれど、ようやく昨日は拝むことができました。このところ結構冷え込んでいるけれど、月が見えると気持ちが軽くなります。(今朝はまた雪でしたが…)夜明けがどんどん早くなり、6時半にはもうこんなに部屋の...
この時期になると咲いてくるのがクンシラン。どちらも四季咲きクンシランなので、昨年9月に咲いた株から花茎が上がってきました。株が詰まっているしロクに肥料もあげないので、だいたい年に2回の開花です。
事務所に7時頃に着くように家を出るので、家から下りていくのは6時45分前後です。ついこの間まで暗くてライトが点いていたのに、昨日はピーカンに晴れて朝日の眩しいこと。神社山の陰になるので日の出は町中より遅くなりますが、こんなに明るいとは。
さすがに私が走っている4時台はまだ真っ暗ですが、お彼岸くらいになると白んでくることでしょう。いよいよシーズンが始まるかと思うと、なんだかむずむずとしてきますが、エンドレスの仕事の山は、いつまで続くのでしょうねぇ…(^^;)
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季節・時候・歳時
2024-02-29T05:36:00+09:00
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まんさくの花
「まんさくの花」といってもお酒ではなくて木の話。事務所の近くにあるマンサクが、何日頃から開花するのか、今年こそ確認しようと思っていたので、まだ早いかなと思いながら昨日見に行きました。ここは毎朝の通勤路ですが、先週ようやく排雪が入り、見通しがきくようにな...
事務所の近くにあるマンサクが、何日頃から開花するのか、今年こそ確認しようと思っていたので、まだ早いかなと思いながら昨日見に行きました。ここは毎朝の通勤路ですが、先週ようやく排雪が入り、見通しがきくようになってホッとしたところです。それにしてもこの銭湯、煙突が見当たらないし天然温泉でもなさそうだけど、熱源はなんだろう??
ここは昔、植木屋時代に庭の管理に来ていたところ。某銀行の元副社長宅で、今は六花亭円山店になっている社長宅と共に、時々手入れに来ていました。その後空き家になっていたと思ったら、知らぬ間に立派な家が建ち、庭もすっかり変わってしまったようです。こんなコンコロールモミなんか昔はなかったなぁ…
マンサクを植えている家に着くと、木の上にどっかりと雪が乗っかっていて枝が折れそう… でも雪落としするわけにもいかないので、そっと下から見上げてみると、なにやら黄色いものが見えています。
接写モードに切り替えて何枚か写していくと、所々に花弁が開き始めていました。どんな状態なら開花宣言出せるのか分かりませんが、この週末には花弁がかなり開きそうです。それにしても早いなぁ…こんな木をガーデンに植えても誰も見ることができませんからねぇ…(^^;)
帰り道、ちょっと寄り道して「謎の常緑広葉樹」を見に行くと、やはり寒風害を受けて枯れ始めていました。
そらみろ言わんこっちゃない!!と、横に見ていくと、なんと全然傷んでいない木もありました。今この状態であれば、冬を越せるかもしれません。がんばってもってほしいと思う気持ちと、こんなものが育つのは困るんだけど!!と思う気持ちが入り交じってしまいました。マンサク詣ででしばらく通うことになるので、また様子を見に来ることにしましょう。
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樹木
2024-02-28T05:42:26+09:00
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ブレインズの交流会
日曜日は4年ぶりの開催となるブレインズのガーデナーズ交流会。その前にちょうどパンがなくなってきたので、グランドホテルに寄り道を。ロビーの巨大な盛り花の啓翁桜はほとんど散っていましたが、オリエンタルリリーがまだがんばっていました。
北3条広場を通って...
北3条広場を通っていくと、中はガランとしています。雪まつりの時にはスケートリンクになっていたようだし、そのあとの暖気でほとんど融けてしまったのでは。ドカ雪のおかげで真っ白い雪が積もり、観光客には却ってよかったのかもしれませんが、中に入れないのはちょっともったいない。
会場はホテルポールスター。演壇の脇にはブリッタ作の素敵なアレンジメントが。暖かい色のモモにチューリップ、そしてずいぶんと花梗の長いヘレボルスが目を引きました。
第1部は、あゆまゆコンビによる「ブレインズの歴史を振り返る」として、この24年の間に起こったことを紹介していきました。内倉さんとは35年近く、梅木さんとも26年のつきあいになりました。
ブレインズによるオープンガーデンネットワークは、ただ庭を繋ぐ仕組みだけではなく、人や情報を紡ぎ出して、現在のような極めてレベルの高い園芸文化を創り出してきました。この交流会に全道から百名以上の方が集まるのですから、まだまだ続けていかなければならないでしょうね。
第2部は吉谷桂子さんによる「英国から日本のガーデンまで」というすばらしい講演。19世紀から現在まで、イギリスのガーデンが時代の変化によってどのように変わっていったのか、またその中でガーデナーたちが果たした役割をきめ細かく拾っているのです。
今思えば、90年代に地球環境サミットによって世界の仕組みが大きく転換し、我が国でも緑の果たす役割が強く認識されるようになりました。私はまだガーデンとは無縁の時期で、いろんな空間での緑づくり仕事に追われることになったのですが、ちょうどその時にイギリスのガーデンでも、同じ枠組みでの転換が行われていたという、まさに目からうろこの落ちる思いでした。本当に素晴らしい講演に感謝です。
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ガーデン・花めぐり
2024-02-27T05:34:48+09:00
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ハクウンボク・エゴノキ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その8 ハクウンボク・エゴノキ
6月中旬に、真っ白の小さな花を無数に咲かせるハクウンボク(Styrax obassia)は、その姿からこの名(白雲木)が付けられました。道内では宗谷地方や根釧地方を除いた地域に広く自生しています。街路...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その8 ハクウンボク・エゴノキ
6月中旬に、真っ白の小さな花を無数に咲かせるハクウンボク(Styrax obassia)は、その姿からこの名(白雲木)が付けられました。道内では宗谷地方や根釧地方を除いた地域に広く自生しています。街路樹として植えられることがあり、北5条通はとても見事な路線でしたが、電線地中化工事のあとは数が激減してみすぼらしくなってしまいました。白石駅の北側の通りに植えたものは、木が大きくなってたくさんの花が咲いて来ています。
ハクウンボクは細長く伸びる花序を作り、垂れ下がらないのでよく目立ちます。純白の花弁と黄色い葯のコントラストがとてもきれいです。
花後には種子が稔り、先がやや尖った種子が房の先の方に付くのでよく目立ち、大雪森のガーデンに植えているのを見て、このタネはなんですか?とよく聞かれます。
同じ属にはエゴノキ(Styrax japonica)があり、主に庭園樹として植えられます。こちらは長い房状にならず、びっしり咲いたらこちらの方が「白雲木」状態になります。エゴノキの方が少し花期が遅く、6月下旬〜7月にかけて開花しています。自宅の近所にも2本あり、大木にならないので庭園向きで、最近人気があるのでしょう。
こちらの種子は丸くなり、果皮にサポニンを含んでいるため、口に入れると「えぐい・えごい」ことからこの名になったそうです。
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続・さっぽろ植物記
2024-02-25T05:50:00+09:00
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ドカ雪
昨日の雪は予想外にひどいものでした。それでも家の前の雪はそれほどでもなく、30分ほどで片付けられるくらいでホッ。このまま融けてくれるかな?、という期待は見事に消し飛んでしまったけれど、あの暖気ですっかり沈んでくれたので、それほどでもなかったのです。
...
でも隣を見ると、一日置きっぱなしにしていた車は、すっかり雪に埋まっています。これでは掘り出すのも大変そう…
事務所までの道はきれいに除雪されていたので気が付きませんでしたが、事務所前の小路に入ってびっくり。前日にきれいに雪かきして帰ったのに、また完全に埋まっています。
離れた所に車を置いて事務所まで来てみると、駐車スペースは膝上くらいまで埋まっているので、北西の風で吹きだまってしまったようです。あとで見てみると、24時間に50cm近くの降雪だったので、吹き溜まればひざ丈になるはずです。
最近雪かきで汗をかくこともなかったので、久しぶりに汗だくになって、一時間以上の雪かきに。せっかく舗装面まできれいに融けていたのに、元の木阿弥になってしまいました。仕事が最後の追い込みに入っているので、しばらく雪は見たくないです…(>_<)
と思っていたのに、今朝はまた20cm近くの雪が積もり、しかも除雪車も来ませんでした。そろそろ予算が逼迫して渋ってきたのでしょうか?いささかうんざりです…
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天候
2024-02-24T05:35:57+09:00
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カレンダー
昨日は朝から雪がちらついていましたが、予報ではすぐに上がるとのことで、あまり気にしていませんでした。でも午後からもずっと降り続き、帰ろうと外に出てびっくり!車がすっぽり埋まっていたのです。せっかくきれいになった道路もまた逆戻りして、今朝までに札幌は40cm...
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事務所のトイレには、一枚の小さなカレンダーが貼られています。ある環境系のコンサルタントさんが、毎年送ってくれてもう20年近くになりました。社員が手描きで描いていて、専門家ならではの楽しい絵がびっしり描かれています。初めはA3一枚物でしたが、丸めて送ると郵送費がかかるのか、絵とカレンダーが半分ずつになって、折り畳まれて届くようになりました。
毎年テーマが変わり、今年は『かえる生きものたち 帰る、孵る、還る、換える、変える』とあります。ツバメは渡りをするので、春になると日本に帰ってきて子育てをするというのが分かりますが、「換える」というのがいまだにどの絵のことなのかが分かりません。
トイレはそんなに明るくないし、絵が細かいので、短い滞在時間ではよく分からないものが多いのですが、ひょっとして?と思ったものはあとで調べて納得!ということになります。サケとウナギ、ウミガメあたりだと分かりやすいのですが、アサギマダラは渡りをしてまた南に帰るということなのか。
ハクチョウなど渡り鳥はいいとしても、「狼御札」というおいぬ様信仰は、どこが かえる なんだろう?池に飛び込まされたカマキリのお尻からは、ハリガネムシが出てきているので、水に帰る ということなのか?
このあたりは私たちの生活域で、子供たちが学校から帰ってきたり、都会から帰省していたりしているようだけど、おばあちゃんがお盆に帰ってきているのはちょっと怖そうです…(>_<)
たぶんこの会社のHPに詳しく解説されているのでしょうが、それを見てしまうと面白味がなくなってしまうので、今しばらく思いを巡らせていこうと思います。
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緑花計画
2024-02-23T05:43:56+09:00
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海外研修(オスロ編2)
翌日は日曜日。夕方船でコペンハーゲンに行くので、フェリーターミナルのコインロッカーに荷物を預け、電車でホルメンコーレンへ。ジャンプ台へ登る道端は、ヨーロッパトウヒやシダレカンバなど極めて単調で、林床はカルーナとコケモモだらけ。こんな乾いたところにカルー...
ようやくジャンプ台の下に着くと、ランディングバーンは満々と水をたたえた池になっていてびっくり。しかも野外ステージまであるので、ここでコンサートでもやるのでしょうか?、
足元まで行くと、岩をくり抜いた中にスキー博物館があり、日本でも使えるアイデアだけど、こんな岩盤が果たしてあるだろうか?とメモにありました。それにしても怖いような構造です。
大倉山のようなリフトもなく、もちろんエレベーターも付けられないので、選手はみんな歩いて登るのでしょうか?「観覧席は手すりもなくただ段々になっているだけ。上まで上がったら眺めは抜群だが、足がガクガクになってしまった…」とあります。こんな細い斜路を滑り降りるのは怖いだろうなぁ…(>_<)
町中に戻り、お昼を食べようと歩いても、日曜日はすべての店が閉まっていて閑散としていました。「本当に日曜日は死の町で、一軒も開いていなくてうろうろしているのは観光客ばかり。ようやくマクドナルドで昼食にありつく。」とあります。今でもこうなんだろうか?
「午後からバスでバイキング博物館に行くが、建物は造りが面白いが、中身はたいしたものがない…」とありました。
隣の民族博物館は、開拓の村のように昔の建物がたくさん復元されていました。ここのスライドがごっそりなくなっていて残念。スライドを使ったらちゃんと元に戻さなければいけないのになぁ…屋根に白樺の皮を敷き詰めて防水層とし、断熱材代わりにピートのブロックをその上に敷き詰めて草を生やしていました。壁はログハウス造りなのでやはり断熱効果があり、同じ北方民族なのにアイヌの小屋よりは暖かそうに思いました。
この形の木柵は、ヨーロッパではどこにでも見かけました。動物を飼っているので、このようながっしりしたものが普及したのでしょうか。生きた木を使ったカントリーヘッジは、この時には見かけなかったです。
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旅行・交通・地図
2024-02-22T05:37:28+09:00
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海外研修(オスロ編1)
1990年9月15日。11時半にエーテボリの空港からプロペラ機に乗り込み、「氷河に削られた岩盤のすごさばかりが目に入る。降下時のゆれること…気分が悪くなりそう…マリーナ等とても美しい。」とありました。無数の別荘があり、すぐにヨットに乗り込めるようになっていました...
「2時過ぎにホテルにチェックインして市内へ。まず墓地を見るが、古すぎてあんまりきれいでない。」とあるけれど、なんで墓地を見に行ったものなのか??
「町をうろうろ歩いて中央駅に行き、マップやカタログを入手。オスロカードを買ってバスでフログネル公園へ。」この公園はヴィーゲラン自身が設計し、その一部がヴィーゲランの彫刻公園になっています。アプローチの雄大さには圧倒させられました。
この迫力にびっくり。やはり実物を目の当たりにしないと、彫刻は伝わらないものだと感激でした。メモにはいろいろと書かれていましたが、「日展作家に見せてやりたい!」とあって吹き出してしまいました。
こういうのは「もどき」の作品がたくさんあるけれど、やっぱのこれが本家なんだと納得。よくこれだけたくさんのの作品を残せたものです。
広大な公園の真ん中にある『モノリス』の入り口にある門。ガイドブックの表紙になっているほど素晴らしいデザインです。
モノリスといえば、映画「2001年宇宙の旅」では巨大な石板が出てきましたが、このような石柱やオベリスクなどを指すそうです。影響を受けて似たようなものがたくさんありますが、これほど迫力のある彫刻は他にはないでしょう。ここも再訪したいところの一つです。
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旅行・交通・地図
2024-02-21T05:47:58+09:00
こまめ
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暖気
まだ2月だというのに、気味悪いほどの暖気が何度もやってきます。全道的に2月の気温の新記録を作ったようですが、札幌も3時半くらいに13.9℃まで上がったとか。といってもまた寒気がやってきて、真冬に逆戻りするのは確実だけど、事務所前だけでも滑らないように氷を割っ...
前の道路は、道のまん中に10mおきくらいに雨水桝が入っています。この場所を覚えているので、先日排雪が入った後、さっそく建物前の桝を2個氷の中から出しておきました。すると融けた水が流れ込み、舗装が見えてくると暖かくなってまたどんどん融けていくのです。
隣の家の前は、建物の影が長いため、全然融けなくて完全なスケートリンクに。とても怖くて歩けないです。ここは誰も氷割りなんかしないからなぁ…
午後から外に出てみると、玄関前はすっかりきれいになっていました。舗装面が出ていれば、晴れた日には蓄熱されて雪が凍り付きにくくなります。もう2月下旬になるので、降ってもあと何回かでしょうか。
玄関から車のところまで、きれいに雪がなくなったので、私も安心して歩けます。ゴミステーションもあるので、みなさんも安心してゴミ捨てができることでしょう。雪かきも全部やっているので、かみさんからは大家から管理料をもらわないと!といわれてますが、運動不足解消にはちょうどいいのです。
先程から雪がちらつき始めたので、融けきれなかったところはツルツルに凍り付いてきます。転倒防止には細心の注意を払いましょう。
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天候
2024-02-20T05:26:16+09:00
こまめ
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ユリノキ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その7 ユリノキ
ユリノキ(Liriodendron tulipifera)は、存在感のある木ではあるけれど、日常あまりなじみはありません。あまりにも木が大きくて、出会ったとしても間近に花を見ることがないのです。大通公園には何本も植えられて...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その7 ユリノキ
ユリノキ(Liriodendron tulipifera)は、存在感のある木ではあるけれど、日常あまりなじみはありません。あまりにも木が大きくて、出会ったとしても間近に花を見ることがないのです。大通公園には何本も植えられていて、ちょうど花フェスタの時期に咲いてているのですが、下から見てもこんな状態なのでほとんど気が付きません。
昨年偶然垂れ下がった枝に咲いているのを見つけ、久しぶりに間近に花を見ることができました。クリーム色の花弁にオレンジ色の模様が入り、種小名が「チューリップのような花が咲く」とあるのがそのままです。でもなんで属名は「ユリの木」になったんだろう?
花が終わると、たくさんの鱗片状のタネが重なっている果実を作ります。同じモクレン科ですが、マグノリアの果実とは少し違います。和名の一つにハンテンボクというのがあり、葉の形が半纏に似ているというけれど、はたして分かるでしょうか…
ユリの木はアメリカ東部に広く自生があり、アパラチア山脈などの森林地帯では最も目立つ高木だそう。札幌にあるユリの木では植物園と円山公園の木が最も古くて大きいけれど、どちらも確かに巨木に育っています。北大構内にあったこの木は、どこも傷んでいなかったのに残念ながら伐採されて今はありませんが、今はなき跨道橋からよく見えました。ユリノキ属にはもう一種シナユリノキという中国に生えている仲間があり、こちらも同じように巨木になるようです。我が国には化石では見つかっていますが、寒冷期に絶滅してしまったそう。
ユリの木はきれいな黄色に色付いてくれます。この木は知事公館にあるものですが、色付く時期が少しずれて同じ色にならないのは木の個性なんでしょうか。
市内には、かつて街路樹として植えられたものがありました。これは西税務署前にあったもので、多分樹木好きだったIさんが植えたものだろうといわれていたものですが、今は伐られてしまいました。もう1ヶ所、北5条西24丁目から琴似、発寒、宮の沢に抜ける道路を整備した時に、中央分離帯に植えられたもののほとんど活着せず、今はイチョウに植え替えられています。
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続・さっぽろ植物記
2024-02-18T05:43:00+09:00
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春への一歩
昨日は待ちに待った排雪作業。車を置けないのでバスで下りて来ましたが、自宅の方は15cmくらい積もっていました。円山はそれほどでもなかったけれど、風がものすごく、一瞬ホワイトアウトするほどの大荒れでした。
予定どおり8時半から作業開始。9時過ぎくらいから...
予定どおり8時半から作業開始。9時過ぎくらいから風が収まって、作業する人達もホッとしたことでしょう。駐車スペースの車の前に氷の大きなコブが残っていました。タイヤの部分だけ氷割りしたので真ん中が残ってしまったのです。腹に着きそうなので、ツルハシで砕いて持っていってもらおうとしたら、タイヤショベルの刃でうまく引っかけてベロッと剥がしてくれました♪
前日にはドボドボになっていたので、削る必要もないくらいだったのか、あっという間に片付いてしまい、3時間からないくらいで作業完了。今までで一番早かったようです。
午後からZOOMで長い打合せのあと3時過ぎに外に出ると、見違えるように広くなっていました。このあとまた元に戻るくらい降る年もあったけれど、今年はなんとなくこのまま行くような気がしてなりません。
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季節・時候・歳時
2024-02-17T05:38:46+09:00
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切り抜き
昨日はそんなに暖かくなかったけれど、事務所前の道路はドボドボに。駐車スペースをきれいにしておいたので、私の車は難なく逃げ込みましたが、きっと大変だろうなと思っていました。そうしたら昼前に同じマンションの方からSOSが。二軒隣の奥さんが、玄関の目の前でス...
新聞の切り抜きは1980年から始めているので、もう44年目になります。最近は切り抜くことが目的ではなく、もう一度読み直したいものに付箋を付け、しっかり読み直してから切り抜いてスキャンし、pdf データで保管しています。この記事はサントリー美術館にある『武蔵野図屏風』という17世紀に描かれたものを紹介していました。文章もよかったけれど、これは絶対に実物を見てみたいと、強く思ってしまいました
これはなんで付箋を付けたのか、あまり記憶がありません。いろんな地方でこのような国際芸術祭は開かれていますが、特に奥能登に惹かれたわけでもなく、なにか虫の知らせがあったのでしょうか…ほとんどの作品は壊れてしまったと報道されていたし、崩れてしまった珠洲市にある見附島もちゃんと写っていました。
コモチレンゲ(Orostachys boehmeri)は、お雇い外国人のルイス・ベーマーが発見して報告したことから、学名にその名が残っている植物です。発見地は日本海側ですが、これは襟裳岬にあるものでした。ベーマー会員としては、見逃せない記事です。
コモチレンゲが載っている朝刊の一面を見てあらら…どこかで見たことのある奴が写っていました。この時には後ろめたく思っていなかったのか、その時の心境を是非聴かせてほしいものです。
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芸術・音楽・文化
2024-02-16T05:42:00+09:00
こまめ
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http://blog.sapporo-ryu.com/?eid=4341
氷割り
日曜日には、朝方の短時間に30cmものドカ雪に見舞われました。とても雪かきできないので、駐車場の雪はそのまま踏みつけてなんとか車を納めたのです。今年はまとまって降ることが少なく、ここの雪を出さなくてそのまま踏みつけることが多くなり、タイヤの下が20cmくらいの...
今週ようやくパートナーシップの排雪が入ることになり、このままだと駐車スペースが高いまま取り残されてしまうので、この暖気のうちに削ることに。10cmくらいつるはしで掘ったら、ようやく車止めが出てきました。建物側は全く陽が当たらないので、下までカチカチに凍り付き、火曜日は半分くらいで力尽きました。
昨日の昼休みにまた掘り始めると、ずっと暖かかったせいで氷がゆるみ、わりとサクサクと片付いてほっとしました。
車を入れ換えて反対側を掘ってみると、こちらはそんなに堅く凍っていなくて、ザクザクと掘ることができてラッキー。タイヤの間には氷が残っているけれど、これでスムースに出入りができそうです。
この道路は除雪が入らない路線なので、午後からは道路の雪がゆるんでドボドボになってしまいました。車が埋まりまくっていて助けにいったり、車が出られるように前をきれいにしたりと、重たい雪で腰が痛くなりました。でも車周りはきれいに融けて、一安心です。
割った氷やゆるんだ雪を、反対側に積み上げておきました。これだけゆるんでしまったら、排雪作業はとても楽に片付きそうです。このまま春になってくれるでしょうか。
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緑花計画
2024-02-15T05:38:38+09:00
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海外研修(エーテボリ編2)
植物園を見学後、園長の車で次の訪問地エーテボリ大学まで送っていただきました。ここではラルズ教授から、この町の都市計画や交通計画等を1時間半ほどヒアリング。北海道にも来たことがあり、とても世話好きな方で、午後から行くところの手配までしていただきました。大...
いろんな車輌が混在し、これが市電なの?というものまで入り交じって走っていました。これでマリーナのある海岸方面に向かったのですが、とても時間がかかるので、ちょうどコロニーガーデンが見えたところで下りることに。
これまで見てきたものより広く、手入れもいいし、中心の共同施設も立派とメモにありました。必ずリンゴなどの果樹が植えられ、野菜はほんの少しで花が充実しています。
ヘルシンキやストックホルムのコロニーでは、ちょっとした小屋程度の大きさでしたが、ここはちゃんと宿泊ができるほど立派な家という感じです。これなら週末はゆっくり過ごせるでしょう。
再び電車で町まで戻り、マクドナルドで昼食をとってパームハウスへ。ここは1842年創立のThe Garden Society(庭園協会)が、北国の人達に冬でも緑を楽しめるような空間を作ろうとし、ロンドンで開かれた万博の目玉施設のクリスタル・パレスに影響を受けて1878年に造られたものです。なので、キューガーデンのパームハウスのミニチュア版といった感じでしょうか。
ここでも前庭に植えられた花壇の見事なこと。フクシアとブルーサルビア、白い花は多分マーガレットの組み合わせですが、とにかく株がしっかり育っていて、霜の下りるまでずっと咲き続けることでしょう。
バラ園には3,500本ものバラが植えられているそうですが、この時期にはそれほど咲いていませんでした。案内してくれた市の公園課の女史は、かなりの巻き舌で私は聞き取りにくかった…そうです。棒がまっすぐ立っているけれど、これは日時計かな??
なかなか面白い建物で、左側の正面はギリシャ風だけど、庭園側には2階までエスパリエ仕立ての木が。(樹種が書かれていないけれど、果樹ではなかったような…)町のど真ん中にこんな空間があるのですから、住んでいる人達はゆったりとした時間を過ごせることでしょう。
ボルボの本社があり、町はどんどん発展していっているとお聞きしましたが、今でもこの空間はそのまま変わっていないようで、この町は是非もう一度訪問したいと思っています。
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旅行・交通・地図
2024-02-14T05:39:03+09:00
こまめ
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海外研修(エーテボリ編1)
1990年9月13日の午後には、ストックホルムから飛行機でスウェーデン第2の都市エーテボリへ。Göteborg を日本語ではヨーテボリやイェーテボリ等いろいろな読みがありますが、ここではエーテボリとしておきます。
ここでは辻井先生が手配してくれて、エーテボリ植...
ここでは辻井先生が手配してくれて、エーテボリ植物園のゲストルームに2泊泊めていただきました。正面を撮した肝心のスライドが見当たらないのですが、ゲートを入った広場の修景がとても素敵で、一年草でこんなボーダー風の植栽なのに感激でした。
もちろん食事は出ないので、歩いて町中へ。「歩いているとなんとセブンイレブンを発見。が、中身はたいしたことはなく、ビールとつまみ、朝食を買って帰る。」とのメモが。夕食は途中の店で、チキンとジャガイモなど…と書かれていました。
翌日の朝8時に正門で園長が待っていて、園内を案内してくれました。針葉樹の生育がとても素晴らしく、日本産のものは雰囲気がかなり違っていました。なんでもすくすくとまっすぐ伸びるので、同じ種類と思えないほどです。大陸性気候で風が弱いのかもしれません。
大学の施設ではないので、どちらかというとガーデン的な要素が強く、とても素晴らしい景観が続きます。町中でもそうですが、一年草の使い方が特に素晴らしかった。
ピート(泥炭)のブロックを組み合わせて、ボッグガーデンの造成中。日本ではピートのブロックが出回らないので、こんなことができませんが、昔の建物ではこれを屋根に敷き詰めて、断熱材としていたのです。
ロックガーデンは、地形を活かしてかなり大規模なものでした。後で行ったキューガーデンのロッケリーはいかにも作った感がありありでしたが、こちらの方が自然な雰囲気でよかったです。滝野公園で峠の庭を作った時には、かなりここを意識しています。
9月なのでほとんど花かはありませんが、唯一写真に写っていたのがこのエノテラ。マツヨイグサの仲間はほとんどが北アメリカ原産ですが、これもロッキー山地原産のエノテラ・ケスピトーサ(Oenothera caespitosa)のようです。
この植物園は北欧では最大規模で、開園してちょうど100年経っています。面積が170haですから、北大のキャンパスより少し小さいくらい。大部分は森林ですが、庭園部分の造りはどこも素晴らしく、日本でいえば神代植物園に感じが近いと思います。いろんな写真を見返しても、また行ってみたいと思ってしまいました。
このTシャツは、園長さんからお土産にいただいたもの。園のシンボルがアネモネ・ネモローサ(Anemonoides nemorosa)(ヤブイチゲ)なんです。私が着るとダボダボなので、ほとんど箪笥で眠っていますが、たまに出てくるとちょっと懐かしく思ってしまいます。
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旅行・交通・地図
2024-02-13T05:38:38+09:00
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トチノキ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その6 トチノキ
トチノキ(Aesculus turbinata)は、以前はトチノキ科に属していましたが、最新の分類体系ではモミジ・カエデ類やモクゲンジなどと共にムクロジ科になってしまいました。巨大な掌状複葉を広げた中に豪快な花序を咲か...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その6 トチノキ
トチノキ(Aesculus turbinata)は、以前はトチノキ科に属していましたが、最新の分類体系ではモミジ・カエデ類やモクゲンジなどと共にムクロジ科になってしまいました。巨大な掌状複葉を広げた中に豪快な花序を咲かせるので、とても目立ちます。日本全国に分布していますが、道内では石狩低地帯以南で、札幌市内にあるものはすべて植栽木。銭函までは自生があるというけれど、とうとう境界を越えられなかったようです。
世界各地にそれぞれ分布し、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキはフランスではマロニエと呼ばれ、立派な並木道が作られています。英名は horsechestnut なので、馬栗ですが、はたして馬が食べるかどうかは分かりません。かつては山間部では栃餅を作ったけれど、あく抜きがものすごく大変なので、どちらかというと救荒作物だったようです。
市内でもあちこちの街路樹に植えられているけれど、この実が落下すると車が凹むことがあり、できるだけ花が咲かないように強剪定をしているところもあるようです。これは南4条の幅の広い中央分離帯にあるトチノキで、自然樹形だとこんなに見事に咲いてくれるのですが…
最近よく見かけるようになったベニバナトチノキ(Aesculus × carnea)は、アメリカ原産で低木性のアカバナトチノキ(A.pavia)とセイヨウトチノキ(A.hippocastanum)の交雑によって作られた園芸品種です。トチノキより樹冠が小さいので、こちらの方が使いやすいのですが、トチノキに接ぎ木で増殖されているので、接ぎ木の不和合性が出ることがあり、滝野公園に植えたものは枝枯れがけっこうひどくて困っています。
北4条西20丁目から西に、見事なベニバナトチノキの並木があるのですが、年数を経て台木のトチノキに先祖返りしたものや、その途中のものなどがあちこちに混じっています。接ぎ木ものの管理は、しっかりやらないとこんなことになるという、悪しき前例になってしまいました。
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続・さっぽろ植物記
2024-02-11T05:23:00+09:00
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海外研修(スウェーデン編2)
この海外研修については、2016年に最初のフィンランドと、次に行ったスウェーデンの、ストックホルムに着いた午前中まで紹介していました。北欧はスウェーデンの残りと、ノルウェー、デンマークが残っているので、特に話題のない冬の間に、できるだけ紹介しておきます。
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2016年に最初のフィンランドと、次に行ったスウェーデンの、ストックホルムに着いた午前中まで紹介していました。北欧はスウェーデンの残りと、ノルウェー、デンマークが残っているので、特に話題のない冬の間に、できるだけ紹介しておきます。
ミレスガーデンからストックホルムの町中に戻り、地下鉄に乗って終点のバーガーモッセン地区を見学。この辺りのセレクトは一緒に行った北大のA先生が調べてくれたものです。札幌でいえば真駒内のようなところで、「駅前に商業施設があり、4層の集合住宅が広がっている。歩行者道路は完全に分離され、ゆったりとしたロケーションは素晴らしい!」と野帳メモにありました。
低層の小学校や幼稚園が点在し、遊び場の広いこと。遊具はさすが北欧スタイルで、これだけ緑に包まれてこそこの色が引き立つのであって、日本の砂ぼこりが舞う児童公園に置いても全然映えないです。
駐車場も緑に包まれていて、「木を剪定する」なんてことは夢にも考えないのでしょう。日本の街路樹をみたら、樹木への虐待だ!と怒られそうです。
街角のちょっとしたプランターは、置き方も植栽も本当にセンスがよく、ピタッと決まっているのです。ベコベコしたプラスチックのプランターなんか、どこにもありませんでした。
遠目にはイチイかと思ったけれど、広葉樹なので近寄って見たら、なんとセイヨウサンザシでした。樹種の使い方には、意表を突かれることが多々ありました。
町中に戻り、コロニーガーデンのことを知りたくて市のコロニーガーデン協会を探していたら、日本人に声をかけられました。協会は引っ越してここにはないから、私が案内してあげましょうとのこと。スウェーデン在住24年の方でした。余暇の多い国なので、時間を有効に使わないとノイローゼになるそう。ボートやヨット、キャンプやコロニーガーデンなど、あきれるほど遊ぶそうで、慣れるのに10年はかかりました…と。この辺りのコロニーガーデンは狭い方だとか。
ロシアのダーチャなどと同じく、短い夏に精一杯野菜や果樹を作り、保存食を貯えるようです。ヘルシンキでは土地は市の用地で、地上権を買っているとのことでした。ここはどうなっているのか分かりませんが、日本の市民農園とはえらい違いでしたねぇ…
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旅行・交通・地図
2024-02-10T05:46:42+09:00
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中華市場
毎朝煎れている烏龍茶は、3,4ヶ月おきに1kgの茶葉を買ってきています。そろそろ無くなってきたので、昼休みに買いに行きました。店は西25丁目通をまっすぐ北に500mほどのところにあります。この通りは旧国道だけあって幅員も広いのですが、数日前までは雪山で半分塞が...
途中にある銭湯は、この時間はまだ閉まっているけれど、ちゃんと営業を続けていました。裏に排パレットが山のように積み上がっていたので、これをバラして燃やしているようだけど、このご時世銭湯を維持するのも大変でしょうね。
雪混じりの北風でとても寒く感じましたが、ようやく着いたのに店が閉まっていてびっくり!!
中を覗いてみるとガランとして何もありません。ええっ!店をやめてしまったの…(>_<)
ここを経営している晋南貿易は、中華食材の卸屋さんでは大手のはず。裏に商品センターがあるので回ってみると、おじさんがタバコを吹かしていました。閉店してしまったの??と聞いたら、改装してまたやるみたいだよ。2階の事務所に行けば、商品あるはずだから行ってみて!と教えてくれました。
事務所に行って恐る恐る烏龍茶をわけてもらえますか?といったら、初めは素っ気なかったけれど、昔あった創成東の店の時から25年もここで買っているとか話していたら、少しえらい人がちゃんと探してあげなさいと言ってくれたので、無事にわけていただきました。やれやれ。
20年近く前に、ここの店ができた時に配付した袋を持っていたのが一番効いたみたいです。今回は烏龍茶しか買えなかったけれど。3月半ばには再オープンする予定なので、また来てみたいです。
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食べ物・飲み物
2024-02-09T05:46:03+09:00
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海外研修(イギリス編3)
先日の続きで、まだロンドンのデジタル化した画像が残っていました。ロンドン市内の移動はすべてバスと地下鉄です。地理感だけは誰にも負けなかったので、2週間の旅の移動はすべて私の役目でした。今思えば、たどたどしい英語力でもなんとかカバーできたものです。たいて...
バスはどこを通るのかが分からないので、なるべく地下鉄に乗りましたが、さすが最古の地下鉄だけあって、施設の古いのにはびっくりだし、トンネルぎりぎりのサイズの車輌が爆走するのは感激もの。イギリスでは表示は Subway ですが、普段は The Tube というのに納得です。
よく映画に出てくるロイヤルアルバートホールもちょっと感激。ハイドパークの横にあって、こういうのは完全にお上りさん感覚でした。
野帳のメモを見ると、「ハイドパークはあまりに広くてうんざり。風が冷たく消耗したのでバスに乗ってピカデリーサーカスで下車。タワーレコードを覗いたけれど、日本と変わらず同じものばかりだった。フォートナム&メイソンに入るが、女の子ばかりでたじたじになる。ものすごい人気があるんだ…」とありました。東京でいえば銀座みたいなものでしょうね。
翌日はいよいよ最終日。「午前中テムズ川の河畔を散策。タワーブリッジを寒風をついて渡り、エコロジーパークというところを見に行ったら、工事中で閉鎖されていた…」とありました。9月21日でもイギリスはかなり寒かったようです。「仕方なくバスでホテルに帰り、預けてあった荷物を持って地下鉄でヒースロー空港へ。」
このあとヘルシンキ経由でようやく成田へ帰ってきました。初めての海外旅行だったので、さすがにくたびれた感じがメモの端々に出ており、なかなか面白かったです。
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旅行・交通・地図
2024-02-08T05:35:21+09:00
こまめ
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家捜し
昨日は3時に仕事が一区切りついたので、いよいよ仕方なく、押し入れの奥から禁断の段ボール箱を引っ張り出しました。ここに事務所を構えて21年目、一度も出したことのない段ボール箱です。海外に行った時の資料がここにあるのは分かっていたのですが、超重たい段ボール箱...
1番目はもう捨ててもいいような資料でしたが、2番目の箱は、80年代の植木屋時代の資料でした。アルバムがたくさん入っており、六花亭の本社工場の庭園整備や、千歳のキリンガーデン温室整備の資料や写真などが入っていました。
温室に植えるガジュマルやヤシ類などを、沖縄まで探しに行った時のものです。この時に海洋博記念公園や東南植物楽園などを見て歩き、インブガーデンの普天間さんという植木屋さんの畑で、ヤシなどにマーキングしていた時のものです。懐かしい写真にしばし見入ってしまいました。
そして一番下が海外に行った時の資料類で、開発局の調査団として行ったアメリカが半分以上、先日から少し紹介していたヨーロッパ研修の資料がようやく出てきたのです。
写真付きの復命報告書が見当たりませんが、概略の日程表と野帳が出てきたので、これを見ればすべて分かるはずです。
野帳を開けてびっくり。いつこんなにマメにメモしたのか、野帳1冊分びっしりと書き込まれていました。これを読むと、先日のハイドパークやウェルウィンなどの感想が、ちゃんと書かれていました。これを元にもう少しましな紹介ができそうです。
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緑花計画
2024-02-07T05:36:11+09:00
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町中へ
雪まつりの時期に町中には行きたくなかったけれど、どうしても書類を取りに行かなければならなくなり、昼休みに出かけました。雪まつりの会場には入りたくなかったので、北大通の歩道から会場を見ると、白く輝いているけれど、夜の方がきれいなのかな?と思ってしまいます...
ピーカンに晴れて日差しは眩しく、暖かそうに見えて気温はまだマイナスです。でも駅前通の車道はすっかり融けていて、日差しの強さを感じました。でも夕方からはツルツルに凍ってしまうんだろうな…(>_<)
3丁目には市民雪像が。昼の時間はどこかでランチなのか、この時間には人通りはまばらでした。平日の昼間だとほとんどが観光客なんでしょう。子どもでもいないと、普通の市民は出てこないよねぇ…今年は気温が低く推移しているので、雪像にはいいコンディションなのかもしれません。
法務局のブランチオフィスは商工会議所のビル内にあるので、今は地下道が直結です。通り道にあるわしたショップを覗いて見たら、野菜類が大量にに入荷していました。白いトウキビが400円以上していたのは、完全に雪まつりの観光客目当てでしょうか。ゴーヤがたくさん売れ残って半額になっていたので、さっそくゲット。
アテモヤは森のアイスクリームと呼ばれて、とても美味しいと言われますが、まだ食べたことがありません。1,200円かぁ…ちょっと手が出なかったですねぇ…
宮古島からたくさんの野菜が入っていて、甘長とうがらしやハンダマ(水前寺菜)等を買ってきました。白いものにはすっかり飽きてきたので、亜熱帯の野菜を食べて、沖縄に思いを馳せることにしましょうか。
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町中巡り
2024-02-06T05:38:29+09:00
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節分&誕生日
金曜日にはパートナーシップの排雪作業が入り、家の前の道路はすっきりしました。今年は雪の山は大したことがないのですが、毎回除雪が入らないくらいの雪の量なので車で厚く踏み固められ、道路のまん中が20cm以上も高くなってかまぼこ状に。これをきれいに削ってくれたの...
3日は節分でこまめの誕生日だし、4日は立春なので、先日ホームセンターで啓翁桜の枝を買ってきました。その時はまだつぼみだったのに、一気に満開に。やっぱり部屋が明るくなります。
こまめは12歳になったので、いいおじさんになっているはず。このブログはこまめがやって来た時から始めたので、足かけ12年で4,315回目の記事になっています。よくもまぁ延々と書き続けてきたものです…(^^;)
相変わらず愛想のにないネコですが、ブログの更新をしてから新聞を読みながら朝食を食べている間、ずっと梁の上でうろうろしています。かまってほしいんだけど、私につかまると爪を切られるか毛玉の薬を口から入れられるので、用心して近寄らないのです。
6時半過ぎに家を出て事務所に着くと、まず iMac の電源を入れるのですが、この画面が出てパスワードを要求してきます。私のID画像はこまめにしているので、しばし会話してから1日の仕事が始まるのです。
節分の豆まきは、子供たちがいなくなってもずっと続けています。一年に一度出番がある古びた一升枡が、少しの間脚光を浴びる時間です。一族みんなの健康を祈って、寒空に向かって豆をまいておきました。
※明日の更新はお休みさせていただきます。
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こまめ
2024-02-04T05:37:44+09:00
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ウルシ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その5 ウルシ
1992年の秋に、中島公園を再整備するために現況の樹木調査をすることになりました。もっと早く発注すれば楽勝で終わったのに、葉が落ちかけている時期なのでけっこう大変で、私もずいぶんと通いました。鴨々川沿いに全...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その5 ウルシ
1992年の秋に、中島公園を再整備するために現況の樹木調査をすることになりました。もっと早く発注すれば楽勝で終わったのに、葉が落ちかけている時期なのでけっこう大変で、私もずいぶんと通いました。鴨々川沿いに全然検討がつかない樹があるというので行って見ると、確かに複葉だけれど樹種が思いつかないのです。
豆粒くらいの果実が房になっているので、一房事務所に持ち帰り、あれこれ図鑑と首っ引きで調べていました。日本のものではないかもしれないと、外国の図鑑を見ていると似たようなものがありました。この学名はなんだ?と調べたところ「ウルシ」(Toxicodendron vernicifluum)ではないか!その時既に遅し…当時の相棒は林学科の出身なのにウルシに極めて弱かったので、たちまち顔が腫れ上がり、数日会社を休んでしまいました。
なんでここにウルシが生えているのか?今でもこの謎は解けていません。たまたま鴨々川に枝を伸ばしているために、人に触れることがないので気が付かなかったのでしょう。現在ではキタラの車廻しの脇になりましたが、幹には手が届きますが、枝葉に触れることはありません。
現在の円山公園の平地部分は、明治の初めに開拓使が養樹園としたところで、国内だけでなく世界中から様々な有用樹のタネを取り寄せ、苗木を作って全道に出荷していました。その中で最も本数が多かったのが実はウルシだったのです。本当に45万本もの苗木が出ていったのか分かりませんが、道内にここから育ったウルシがあるという記録もないのです。私はこの苗木の一部が、何らかの理由でここに植えられたのではないかと推測しているのですが。(もう一本少し小さな木は、鴨々川を管理する河川課によって伐採され、今はありません。)
(「円山の歴史と自然」 田中潜著、1958 より)
ウルシは中国原産と言われていましたが、かなり古い遺跡からウルシが発掘されているので、我が国にも自生していたとされているようです。道内に自生しているのは同属のヤマウルシ(T.trichocarpum)。山野に普通に生えている小高木ですが、これでかぶれたという話は聞かないので、少し弱いのかもしれません。
もう一種強烈なのがツタウルシ(T.orientale)。これは私も油断するとかぶれることがあります。細いツルなので樹液を取るのが大変ですが、利用できないものでしょうか。紅葉はとてもきれいです。
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続・さっぽろ植物記
2024-02-03T05:44:00+09:00
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2月です
2月らしい寒い日になりました。でも確実に夜明けは早くなっているし、一歩一歩春に近づいていると信じたいです。植原さんの2月のカレンダーをめくり忘れて、あわててめくってみると、ウメ?モモ?と悩みましたが、しだれ梅でした。場所は浜松市にある『大草山昇竜しだれ...
もう一つ、サカタのカレンダーは雪をかぶったマンサクの花。「周りはまだ枯れているのでグレーな無色。早春の花は黄色が多いので際立って見える。前日の夜中に雪が降ったので撮影に行って見た。大雪だと積もり過ぎて行くのも大変だ。スノードロップの撮影が目的だったが、マンサクに帽子のように雪が積もってかわいいシーンになった。日差しが明るい。春はもうすぐだ。」場所は茅野市の蓼科高原バラクライングリッシュガーデンです。事務所近くにあるマンサクがいつころ咲き始めるのか?今年こそ確認に行かねば。
藤川さんの花カレンダーは、根開けが始まった明るい春の林です。樹種が学名でなく和名になったので、分かりやすくなりました。早くこんな林を歩いてみたいです。
野菜カレンダーは豆づくしです。そして明日は節分なので、思い切り豆をまかねば。豆類は世界各地で食用にされてきたようで、ダイズは中国原産、エンドウは西アジア原産、ソラマメは北アフリカからメソポタミア、インゲンマメやラッカセイは中南米からと、世界各地で独自の発達をしてきたとか。豆好きな私は豆問屋のガーデン(十勝ヒルズ)の仕事に携わって、大変幸せです〜
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季節・時候・歳時
2024-02-02T05:34:32+09:00
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目の保養
昨日は手稲区との打合せ。事務所を出て旧5号入れば一本道なのに、すぐに渋滞につかまり、信号一つ抜けるのに2回も3回もかかってしまいました。排雪されていなくてずっと2車線しかないのです。それが宮の沢で高速をくぐって国道になった途端に、雪山がなくなって4車線...
途中から遅れを取り戻し、ほぼ予定どおりに到着。手稲区の土木センターは除雪機械のセンターも併設されているので、広い構内はきれいに除雪されていました。幹線塘路の排雪が終わったら、すぐにパートナーシップの排雪だとか。でも苦情の電話が昨年の3割ほどなので、事務所内は殺伐とはしていないそうです。
帰り道、ホームセンターに寄ったついでに園芸コーナーで目の保養を。毎日引き籠もっているので、たまには色鮮やかな花を見たくなってしまいます。パッと目に入ったのはやはり温かみのあるシネラリア。
その隣には、思わず???となってしまったこの花が。ラナンキュラスの花弁が葉に戻ってしまった品種があるのです。こんなのはちょっといただけないですねぇ…(^^;)
ハーデンベルギアの鉢ものが売られていました。淡いピンクと白い花の2種類ですが、この時期だとパープルの方がいいなぁ。百合が原公園の温室でも咲いていることでしょうね。
セントポーリアはあまり好みではないけれど、ストレプトカーパスは栽培したいとずっと思っています。でも身の回りに栽培に適した環境を作ることができないのが残念。こんないろんな品種も出ているのになぁ…と恨めしく見てしまいました。いつまでも紺屋の白袴ではいけないのだけれど、なかなかそういうゆったりとした環境を作り出せませんねぇ…(>_<)
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園芸植物
2024-02-01T05:30:56+09:00
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昼の散歩
昨日は朝からピーカンに晴れて、気温も上がってきていました。こんな日に事務所に籠もっていてはもったいないと、昼休みに散歩に出かけると、日差しの眩しいこと。サングラスを持ってきて正解でした。環状通は排雪も進み、このところの暖かさですっかり雪も融けています。...
裏参道の角にある花屋さん。いつもウィンドウにいろんな花を飾っていますが、今回はわりと地味でした。仕事で余った材料を使っているのかもしれませんが、いつもセンスのいい修景をしているので楽しみです。
裏参道の入口は、かつての圓山養樹園の入口でもあります。明治13年に開設されてまもなく、左側にはヨーロッパクロマツ(Pinus nigra)が右側にはヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris)が植えられていて、この季節は特に存在感があります。
公園入り口に並んでいる針葉樹は、右からヨーロッパ原産のヨーロッパアカマツ、まん中が日本原産のスギ(Cryptomeria japonica)、左側が北米原産のバンクスマツ(Pinus banksiana)。圓山養樹園は、世界中から有用樹種を集めて苗木を作った場所なので、まさにその名残です。
坂下グラウンドの横では、イチイが横だわっていました。風倒なのか雪の重みで倒れたのか分かりませんが、こんな根系がしっかりしている木が倒れるなんて!きっと根の回りを踏まれて傷んでしまったのでしょう。地際で断根しているので、引き起こしてもだめでしょうね。
自由広場では、ずいぶん賑やかだと思ったら子供の声ではなく、観光客の一団がチューブ滑りを楽しんでいました。言葉的には韓国かな?と思いましたが、雪まつりになると一気に観光客が増えることでしょう。接触しないよう引き籠もらなくては。
花見コーナーの入り口にあるエゾヤマザクラを見上げると、気持ち悪いほどコブ病に侵されてコブだらけ。落葉期にテングスとコブ病をしっかり見つけて切除しなければならないけれど、これだけ蔓延していると伐採やむなしのレベルでしょうか…(>_<)
アカナラの大木の前には、札幌では珍しいアカマツ(Pinus densiflora)が群植されています。これはそんなに古くなくて、戦後植えられたもののようです。クロマツより耐寒性が強いので、わりと植えられていますが、これだけ群植しているところは珍しいでしょう。なんとなく「内地」の雰囲気を感じてしまいます。
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公園・緑地・緑道
2024-01-31T05:38:53+09:00
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雪とのつきあい
今年の雪は、時々ドッと来るものの、割とおとなしい積もり方をしていると感じます。どんな具合なのか、久しぶりに積雪情報を見てみると、量的にはまぁ平年並みというところのようです。でも総量からするとまだ半分くらいなので、今がちょうど折り返しというところでしょう...
自宅前の雪は、歩道部分は庭の中に積み上げていましたが、いよいよ満杯になってきました。そこで日曜の午後から雪山を片付けることにして、早めに帰宅。二年間毎日曜には原稿書きに追われていたので、ずいぶんと気が楽になりました。日曜はピーカンに晴れていて、旧荒井山スキー場が真っ白に輝いています。何本かシュプールが見えたので、まだ滑る人がいるようです。
カーポートの上は1m以上積もっても大丈夫だけれど、だんだん雪庇が張り出してきました。この一週間は歩道にも雪を溜めていたので、かなりの量になりそうです。
私が雪山の上に上がり、スノーダンプで奥に運んでいきます。敷地が奥に行くに連れて下がっており、いくらでも運ぶことができるので、立地的にはとても助かります。向かいの山側だとこんな技が使えないので、ヒーティング入れるしかなかったかもしれません。
かみさんには、歩道に溜まった雪を上に跳ね上げる仕事を。踏み固めた重い雪ではないので、ゆっくりとがんばってもらいました。
初めは眩しいほどの日差しでしたが、2時を過ぎると山の陰になってしまい、少し寒くなってしまいます。それでも3時前にはきれいに片付きました。今週の金曜日には早くもパートナーシップの排雪が入るので、後半戦はあまり降らないでほしいです〜
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季節・時候・歳時
2024-01-30T05:35:40+09:00
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ナツツバキ
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その4 ナツツバキ
ナツツバキ(Stewartia pseudocamellia)(プセウドカメリアは偽の椿の意)はツバキ科の小高木で、我が国では福島県以南の山中に自生し、朝鮮半島まで分布しています。常緑樹のツバキは青森まで分布しているのに、...
笠 康三郎の 続・さっぽろ植物記 その4 ナツツバキ
ナツツバキ(Stewartia pseudocamellia)(プセウドカメリアは偽の椿の意)はツバキ科の小高木で、我が国では福島県以南の山中に自生し、朝鮮半島まで分布しています。常緑樹のツバキは青森まで分布しているのに、道内では渡島半島南部でないと大きく育たないのに対し、ナツツバキは落葉樹なので道内でもかなり広く植えられています。かつては茶庭に植えるものでしたが、和洋どちらの庭にも落ち着くので、大変人気の高い庭木となっています。一日花だというのがもったいないのですが…
十勝ヒルズには昔のオーナーが好きだったのか、たくさんのナツツバキが植えられていて、7月に入るとあちこちで花が咲いています。2020年のこと、一番奥のクリの木の隣に、ちょっとピンクがかった花を見つけました。花が終わりかけると赤くなるのかな?と思ったのです。
7月22日なので花はほとんど終わっていましたが、あれっ?と思ったのが花の終わった果実の様子です。ナツツバキであれば、球状の?果の中から突起が少し突き出ているだけですが、これはガク片(苞葉?)が開いて真っ赤に色付いているのです。戻ってから調べてみると、ピンクシャラなどの名前でも売られている‘夜明け前’という品種名で、中国系の品種とのこと。こんなものまで植えられているんだと感心しました。
ちょうど息子が家を建てたばかりで、新築祝いに庭木をプレゼントしてやるよと、次の週に東区にある園芸センターに見に行きました。玄関前の小さな植えますなので、ナツツバキがよさそうとみていたら、何と十数本の樹の中にまっ赤な果実が付いている株を見つけたのです。もちろん黙ってその木を買ってきましたが、本来なら何倍もしていたはずです…(^^;)
今回この記事を書くためにいろいろ調べていて、ナツツバキは日本中南部と朝鮮半島が分布域で、中国にはないことに気付きました。ナツツバキ属は東アジアとアメリカに隔離分布し、アメリカに2種、日本に3種、中国などに3種の計8種があるとのこと。一つずつ調べていくと、中国南東部が原産のステワルチア・ロストラータ(Stewartia rostrata)(ロストラータはくちばしのあるという意味で突起が長く伸びることから)という種に行き当たりました。なんとナツツバキの種内変異ではなく、まったくの別種だったのです!
(International Dendrology Society (国際樹木学会)のページから拝借…m(__)m)
いやはや思わぬ展開になってしまいましたが、ちゃんと調べてみるものです。果実以外の外見では区別がつかないけれど、そんな珍しいものが息子の家の玄関を飾っているのかとびっくりでした。
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続・さっぽろ植物記
2024-01-28T05:53:00+09:00
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海外研修(イギリス編2)
イギリス編の続きです。キューガーデンズから町中に帰り、夕方まで少しあるので、近くのリージェンツパークへ。面積が166haもある巨大な公園(モエレ沼公園が188ha)なので、ほんの一部をかすめたくらいしか見られませんでした。北欧もそうだったけれど、野鳥やリスなどが...
池に架かる橋には、びっしりとハンギングバスケットが取り付けられていて、誰が管理するんだろうと思ってしまいます。
至る所にある花壇は、どれも必ずシルバーリーフで縁取られていました。日本ではまだトウゴマなんか使っていなかったのでは?
翌日(1990.9.20)は、電車に乗って北の郊外にあるウェルウィンへ。エベネザー・ハワードが提唱したガーデンシティ(田園都市)の、実現した第1号はレッチワースで、その次がこのウェルウィンでした。ここのスライドがごっそりなくなっているのであまり紹介できませんが、これがその後のまちづくりのモデルになったので、恵庭の人達がニュージーランドのクライストチャーチで見てきたのは、こんな風景だったはずです。
我が国でもこの田園都市に影響を受け、大阪近郊の千里山や東京近郊の田園調布などは、ここをモデルに造られたのです。町には緑があふれ、至るところにこのような修景がされていました。今でもほとんど変わっていないのではないでしょうか。
午後にロンドンに戻り、今度はハイドパークへ。これも巨大な王立公園で、迷子になりそうな広さです。ここの花壇も見ての通り、黄色のマリーゴールド、白いゼラニウム、紫のブルーサルビアの補色関係を少し白で薄めています。
こちらを見てしばし唸ってしまいました。大通公園で造ろうとしたシロタエギクとヘリオトロープの組み合わせが、ちゃんとここでも造られていたのです。結構費用がかかりそうだけど、もう一度チャレンジして造ってみたいですねぇ…
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旅行・交通・地図
2024-01-27T05:35:46+09:00
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大荒れ
この冬一番大荒れの天気になりました。3時過ぎに除雪車が来たので目を覚ますと、行ったり来たりしているので丁寧に除けてくれている様子。いつもの4時に起床して、準備万端整えてから恐る恐る外に出てみると、玄関脇に立て掛けていたスノーダンプが吹き飛んでいました。...
この天気では、事務所まで車で下りると除雪が大変なので、始発のバスで下りることに。歩道除雪も入ったようですが、すっかり埋まっていて、長靴でなければ厳しい深さ。今の人は長靴なんか履かないからなぁ…
西28丁目で下りると、風はものすごいけれど雪はほとんど降っていなくて拍子抜け。北1条通は排雪が入ったので、広々としていました。
事務所前の小路も、隣のHさんがきれいに除雪してくれているのと、風が西から吹き抜けるので、道路にはほとんど溜まっていません。
私の駐車スペースを恐る恐る覗いて見ると、ブロック塀の影に少し溜まっている程度で、ちょっとびっくりでした。東風なら思い切り溜まるところだったのに…
その分玄関のドアのところに吹き溜まり、新聞配達が少しこじ開けただけで、重たい雪が吹き溜まり。こちら側の2台の車には、気の毒なくらい吹き溜まっていてあとで大汗かいていました。今回は楽をさせてもらってラッキーです。
風は夜にはかなり収まりましたが、なんと夜の9時に除雪が入り、家の前をきれいに除けていきました。北国の生活は除雪屋さんなしには成り立たないけれど、本当に頭が下がります。家の前もいよいよ雪が積めなくなってきたので、日曜には奥に押していかなければならないようです。
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天候
2024-01-26T05:42:36+09:00
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海外研修(イギリス編1)
以前(2016年)にも少し公開していたけれど、1990年に初めて海外に行った時のスライドが、キャビネットの一番手前にありました。会社に提出した報告書が行方不明なので、いまいち詳しいことが分かりませんが、スライドがカビたり変色しないうちにスキャンしておかねばなら...
以前(2016年)にも少し公開していたけれど、1990年に初めて海外に行った時のスライドが、キャビネットの一番手前にありました。会社に提出した報告書が行方不明なので、いまいち詳しいことが分かりませんが、スライドがカビたり変色しないうちにスキャンしておかねばならないので、仕事の合間の気分転換に、30枚ほどスキャンしてみました。
1990年9月8日に出発し、北欧4ヶ国を回って18日の夕方にロンドンに入っています。翌日朝一番に向かったのがキューガーデンズ。半日ではとても回れないので、主なところだけと意気込んでの入園でした。
まず向かったのはパームハウス。溜息が出るほど美しい温室で、1848年の建設とはとても思えません。現代だと耐震基準だとかでメチャごついものしかできないのかもしれませんが、世界最高の温室であることは間違いありません。
一緒に行った先生はスタスタと行ってしまいましたが、私は周りにある花壇に夢中でなかなか前に進めません。あとで嫌という程見せられましたが、シルバーを含むカラーリーフの使い方が見事なのと、パープルの花の使い方がうまいのには目を奪われました。実はこの数ヶ月前に、大通公園の再整備で生まれた帯状花壇の植栽を頼まれ、シロタエギクで縁取られた中にヘリオトロープを植えようとしたのですが、材料が手に入らず、白のスイートアリッサムに縁取られたゼラニウムミックスの花壇にしました。このあとそんな花壇があちこちにあるのを見て驚いた記憶があります。
最古の温室と言われるオランジェリーは、耐寒性の弱いオレンジ類を冬期間保護するために作られたものですが、この時は売店とカフェが入っていたかと。中を撮したスライドがごっそりなくなっているので、どこかで使ったまま戻さなかったものでしょう…(>_<)
ちょうどカルーナが見ごろになっていたヒースガーデン。これを見ると、この3年後に造ったさとらんどのヒースガーデンは、完全にこれに影響を受けていることが分かります。
園内あちこちにあるちょっとしたスペースが、きちんと修景されているのに感心しきりでしたが、カラーリーフの使い方がうまく、材料も多彩なのに驚かされました。これから34年経っているけれど、ようやくこのレベルに追いついてきているでしょうか。
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旅行・交通・地図
2024-01-25T05:33:56+09:00
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初スキャン
新たに導入したフィルムスキャナーを、昨日ようやく使ってみました。パソコンと繋ぐこともできますが、SDカードをセットしてそれに保管するのが一番楽なようです。説明書を見ながらやってみると、あっけなくスキャンできました。1枚のスキャンが2秒程度、解像度も十分...
さっそくスキャンしたのがこの写真。先日の記事に入れたかったキリの花で、場所は宮の森の北1条宮の沢通と十二軒通が交わるところ。今はここに中華系のチェーン店が建っています。ちょっと信じられませんが、昔はこんなところにも畑が広がっていたのです。(1983.5.17)
まだ植木屋にいた独身時代なので、冬は暇があり、除雪作業がなくなった3月にはよく旅行していました。松山に帰るついでなので、関西方面は特によく行っていて、これは神戸市役所前の東遊園地。なんか風景にも昭和の香りがします。(1981.3.19)
京都も友達がいたので、そこを根城にあちこち回っていました。まだ市電が走っていて、とても移動に便利でした。これは慈照寺の庭園で、銀沙灘(ぎんしゃだん)が広がる向こうに向月台(こうげつだい)が見えています。奥に見えるのが「銀閣」と呼ばれる観音殿です。(82.3.15)
これはだいぶ後の98年6月9日。月形監獄の水道施設の調査があり、温泉に泊まった早朝にカメラを下げて散歩に出かけました。国道を渡ったところに花屋?さんがあり、おっ!センスがいいじゃないとパチリと写したものです。まだ梅木さんに出会う半年前のことでした。こういうものが簡単にできるので、ネタのない時にはいろいろと発掘してみたいと思います。
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緑花計画
2024-01-24T05:38:06+09:00
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機器の更新
先週末、頼んでいたものが届きました。ネガフィルムやリバーサルフィルムをデジタル化するフィルムスキャナーです。今まで使っていたものがいよいよダメになり、色バランスが狂ってしまいました。もうこんな機械はないのかと思ったら、意外と安く出回っていたのです。
...
これまで使っていたのはニコン製の立派なもので、とても重たく場所を取ります。何よりも困るのが、これを動かすソフトが更新されていないために、今のパソコンに繋ぐことができません。このため、20年前に買った iBook を今でも繋いで使っていたのです。
この2つがかなり場所を取っていたので、これを取り外して机回りを整理することに。それにしてもこの機械は、本当に働いてくれました。iBook は無償でリサイクルセンターが引き取ってくれたけれど、スキャナーは小型家電のリサイクルに持っていかなければなりません。きれいに掃除してお別れです。
スライドを撮し始めたのは、緑のセンターを辞めて植木屋に入った1980年からで、2000年に滝野公園のカントリーガーデンがオープンしたのをきっかけにデジカメに移行したのでちょうど20年分。四段キャビネット4つ分あるので、ざっと計算すると3万5千枚前後あることに…!!これまでも随時デジタル化してきましたが、4回行った海外旅行や90年の大阪の花博、88年にコンサルに移籍して以来の現場写真など、デジタル化したいものは山ほどあります。でもいつやればいいのでしょうねぇ…(^^;)
この2つがなくなったので、大きなスペースが空きました。百均に行ってトレーなどをたくさん買い込んできて、机周りにごちゃごちゃになっていたものがすっきりと片付きました。忙しい最中ではありますが、これで気持ちよく仕事にかかれそうです。
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緑花計画
2024-01-23T05:42:50+09:00
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