ハワイの樹木(その1)

  • 2015.01.09 Friday
  • 05:33
ようやくハワイの植物にたどり着きました。空港に降り立った時から、周りの植物を見て「こりゃ温室の中そのものだわ…」と感じるほど、温室で栽培されていた植物たちが普通に生えているのです。なので、全く見たことがない植物はそんなにありませんでした。ハワイのような絶海の孤島では、自生植物そのものはそれほど豊富ではなく、移り住んだ人達によって持ち込まれたものが、身近なところに定着しているのです。

日本人にとって、一番なじみのある木はなんといっても「日立の樹」でしょう。
日立の木
モアナルアガーデン(Moanalua Gardens)という、私有の公園の中にあるモンキーポッドが、例のコマーシャルの主役です。確かに間近で見るとその大きさは感動もの。樹高25mに対し、樹冠が40mもあるので、遠目にはそんなに大きく感じないのに、近づくにつれて、その巨大な樹冠や太い枝がよく折れないで支えいているなぁと感心してしまいました。訪れる人は100%日本人。この公園の維持管理費の大半を日立グループが出していると言われ、日本らしいのぼりの立った土産物屋までありました。
モンキーポッド
モンキーポッド(Albizia saman)は中南米原産のマメ科の樹木で、かつては独立したサマネア(Samanea)属とされていましたが、今はネムノキと同じくアルビジア属に入れられており、アメリカネムノキと呼ばれています。わずかに残っていた花を見ると、全くネムノキと同じですが、常緑の歯はしっかりとした肉厚で、ネムノキとは異なり一回羽状複葉となっていました。
花

もう一つ目立つ木がバニヤンツリー(Banyan Tree)と呼ばれるベンガルボダイジュ(Ficus benghalensis)。ガジュマルやベンジャミンゴムノキと同じ熱帯イチジクの仲間で、その名の通り熱帯アジアが原産です。とてもきれいな樹形のものはワイキキビーチのど真ん中にあり、ランドマークとしてはピカイチの存在感でした。
バニヤンツリー
この仲間はたくさんの気根を垂らし、着地するとそれが新しい幹になって巨大な樹冠を形成していきます。絞め殺し植物としても知られ、ここの木の回りにあった古い柵や金網が、この気根に次々と飲み込まれていました。
気根
イオラニ宮殿の周りにはたくさんのバニヤンツリーが植えられていますが、そのうち隣同士の樹と合体していくのでは?と思えるような生育ぶりで、ちょっと不気味さがあります。
イオラニ宮殿

ホテルの敷地内の、誰も気がつかないような所にあったのがソーセージノキ(Kigelia africana)。実物を見たのは初めてだったのでちょっと感激でした。アフリカ原産のノウゼンカズラ科の樹木で、名前からしても美味しそうですが、食べるのはヒヒやゾウ、カバなどだとか。
ソーセージの木

近くの公園にあったパンノキ(Artcarpus altilis)。ポリネシア原産で、果実は赤ん坊の頭くらいになり、デンプンを多く含むのでサツマイモに似ているそうです。この実が大きく熟した時に、誰が取るのか気になってしまいました。
パンノキ

町中で一本だけ見かけたのがイペー。ノウゼンカズラ科タベブイア(Tabebuia)属の植物で、たくさんある種類はピンクと黄色の花を咲かせます。南米原産でブラジルの国花となっており、黄色の花がカナリアイエローと同じなので、我が国の友好都市ではよく植えられているようです。ということは、種類によってはある程度耐寒性があるのでしょうか。アメリカ産熱帯材の代表的なもので、一時は公園の木道や遊具などにもよく用いられましたが、熱帯林破壊が問題になるにつれて使われなくなっていきました。
イペー
(まだ続きます。)
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