ロートホルンの植え替え

  • 2014.11.12 Wednesday
  • 05:50
先週末の圃場整備最終日には、みんなが出てくる前に一仕事片付けようと早く行きました。わが研究室が世界に誇るユリである‘ロートホルン’の調子が悪いので、植え替えをしてやろうと思ったのです。ユリはそれほど頻繁に植え替えるものではなく、3〜4年おきで十分なくらいです。確かに二年前の写真を見ると、たくさんの花が咲いていました。
120721ロートホルン

このユリは、それまで交雑不可能と言われたユリの遠縁間での交雑を、花柱切断授粉法とバイテクによる胚培養によってクリアし、世界で初めて着色されたテッポウユリ系の品種としてデビューしたものです。この球根は昔ホームセンターで購入したものですが、最近では見かけなくなったので、今となっては入手が難しいものです。そんな貴重なユリなので、枯らすわけにはいきません。掘りあげてみてびっくりしたのは、茎がうねうねと曲がっており、やたらたくさんの木子(きご)が付いていたのです。
球根の掘りあげ

ユリの球根には、下に生えている下根(かこん)と、球根よりも上の茎から出る上根(じょうこん)とがあるので、他の球根よりも少し深く植えなければなりません。その地中の茎にできる小球根を木子といいます。地中にできる珠芽(むかご)のようなものです。
    模式図
それにしてもたくさん出来ているのにびっくり。親球は10球ほどなのに、無数の木子がボロボロと出てくるので、掘りあげるだけでも大仕事になってしまいました。親球が太るよりも、木子に栄養分が分散したので調子が悪かったのでしょうか…
木子

あとで二年前に植え替えた時の画像を見てみましたが、10球植え直した時に木子が付いていたのは一つだけ。種類によって付きやすいものや付きにくいものがあるので、これは付きにくいものだと思っていたのですが。
2年前

とにかく元の親球だけその場で植え直し、木子は別のところに植えることにしました。学生実習にはちょうどいいので、この品種の由来やユリの特性などをしっかりと教えながら、木子を植えてもらいました。これが順調に大きくなれば、とても楽しみではありますが。来年は親球からいい花が咲きますように〜
植え込み
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