ツルアジサイとイワガラミ
- 2012.07.05 Thursday
- 07:23
昨日は蒸し暑い中、滝野公園で一日仕事してました。
仕事の中ではいろんなことがあり、思い切り凹むこともありましたが、夕方梅木さんを尋ねて金子明人さんが来園され、クレマチスやいろんな植物のお話を聞くことができて、すっかり元気を取り戻しました。以前趣味の園芸の公開放送の収録をやったときに、柳生さんと共に来園して以来でした。
公園内にも、様々なつるものがありますが、中でもツルアジサイとイワガラミは、最も華やかなものでしょう。ツルアジサイは中央口の案内書や滝の周辺にたくさん植えられ、花を咲かせてきています。
この二種は、いずれもアジサイ科(旧ユキノシタ科)に属し、姿はよく似ていますが別々の属になっています。ツルアジサイ(Hydrangea petiolaris)は別名ゴトウヅル、アジサイやノリウツギと同じくヒドランゲア(アジサイ)属の植物です。これに対してイワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)は、スキゾフラグマ(イワガラミ)属で、従兄弟くらいの縁戚関係でしょうか。
以前柳生真吾さんと公園でトークショーをやったときに、園内を案内しながら、びっくりしたことがありました。道内では圧倒的にツルアジサイが多くて、イワガラミはかなり希少な存在ですと言ったら、柳生さんがびっくりしたのです。山梨あたりでは、至る所イワガラミだらけで、ツルアジサイが見つかったら大騒ぎになるくらいだと…所変われば…ですねぇ。
装飾花にはガク片が4枚あるツルアジサイ
といっても、カントリーガーデンでは、疎林の小径という新しく切り開いたエリアでは、地面や木に絡まっているものすべてがイワガラミという不思議なところもあります。
この二種の区別は、花が咲けばいとも簡単です。ツルアジサイの装飾花には4枚のガク片があるのに対し、イワガラミでは1枚しかないのです。
ガク片が1枚のイワガラミ
でも、これらは花が咲かないものが圧倒的に多く、ただ地面を這っているだけではなかなか区別しづらいのですが、葉をよく観察すると簡単に見分けられるのです。ツルアジサイの鋸歯はノコギリのような細かいギザギザであるのに対し、イワガラミの方は、大きくカーブした丸みを帯びた鋸歯を持っています。
(左)丸く大きな鋸歯のイワガラミ、(右)細かいギザギザの鋸歯のツルアジサイ
この区別点を知っておくと、間違いなくこの二種を区別できるでしょう。
仕事の中ではいろんなことがあり、思い切り凹むこともありましたが、夕方梅木さんを尋ねて金子明人さんが来園され、クレマチスやいろんな植物のお話を聞くことができて、すっかり元気を取り戻しました。以前趣味の園芸の公開放送の収録をやったときに、柳生さんと共に来園して以来でした。
公園内にも、様々なつるものがありますが、中でもツルアジサイとイワガラミは、最も華やかなものでしょう。ツルアジサイは中央口の案内書や滝の周辺にたくさん植えられ、花を咲かせてきています。
この二種は、いずれもアジサイ科(旧ユキノシタ科)に属し、姿はよく似ていますが別々の属になっています。ツルアジサイ(Hydrangea petiolaris)は別名ゴトウヅル、アジサイやノリウツギと同じくヒドランゲア(アジサイ)属の植物です。これに対してイワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)は、スキゾフラグマ(イワガラミ)属で、従兄弟くらいの縁戚関係でしょうか。
以前柳生真吾さんと公園でトークショーをやったときに、園内を案内しながら、びっくりしたことがありました。道内では圧倒的にツルアジサイが多くて、イワガラミはかなり希少な存在ですと言ったら、柳生さんがびっくりしたのです。山梨あたりでは、至る所イワガラミだらけで、ツルアジサイが見つかったら大騒ぎになるくらいだと…所変われば…ですねぇ。
装飾花にはガク片が4枚あるツルアジサイ
といっても、カントリーガーデンでは、疎林の小径という新しく切り開いたエリアでは、地面や木に絡まっているものすべてがイワガラミという不思議なところもあります。
この二種の区別は、花が咲けばいとも簡単です。ツルアジサイの装飾花には4枚のガク片があるのに対し、イワガラミでは1枚しかないのです。
ガク片が1枚のイワガラミ
でも、これらは花が咲かないものが圧倒的に多く、ただ地面を這っているだけではなかなか区別しづらいのですが、葉をよく観察すると簡単に見分けられるのです。ツルアジサイの鋸歯はノコギリのような細かいギザギザであるのに対し、イワガラミの方は、大きくカーブした丸みを帯びた鋸歯を持っています。
(左)丸く大きな鋸歯のイワガラミ、(右)細かいギザギザの鋸歯のツルアジサイ
この区別点を知っておくと、間違いなくこの二種を区別できるでしょう。