チシマザクラ 競演

  • 2014.05.02 Friday
  • 06:06
昨日はほんのお湿り程度でしたが、ぱらぱらと雨模様。雪解け後全く雨が降らず、とてもほこりっぽくて困っていたので、少しはきれいになったでしょうか。
どんよりと曇り空の中、中の島にある寒地土木研究所の、チシマザクラの様子を見に行きました。研究所としても、昨年の調査を受けてかなり危機感を持たれたようで、職員のボランティア活動も含めてチシマザクラの環境改善や勢力の回復に取り組むことになったのです。その元締めになったのが旧知のYさんだったのは幸いでした。20数年前から、いろんな仕事でおつきあいをしてきた方で、緑に関しても造詣が深いのです。

チシマザクラ
曇り空ながら、満開のサクラはなかなか見事。昨年病気の枝や枯れ枝をかなり切ったので、却ってすっきりしたとの評判もあるとか。これから連休にかけて、きっとたくさんの人が押し寄せることでしょう。

満開
ここの敷地の真ん中を精進川が流れています。ほどよい流れなので、両側に咲くサクラと相まって、特に雰囲気がよく写ります。曇天ながら、たくさんの方が写真を撮していましたが、ふつーのおばさま二人連れがタブレットを掲げて写真を撮しているのにはびっくり。写メが流行った時にもそんな気持ちになりましたが、日本人はこういう機械を使いこなすのがうまいのでしょうかねぇ…
Yさんと一通り花を確認しながら歩きましたが、一本として同じ形質のものがありません。これらの木はちょうど30年前に、霧多布で育成されていた苗木を植えたものだといわれています。当然タネを播いて苗木を作っていたので、形質がばらつくのは当然ですが、じっくり見ていくと結構いいものがたくさんあります。

通常チシマザクラは、エゾヤマザクラよりも花が小振りで白っぽいものが多い傾向があります。いかにも寒さの厳しい地域の原産という感じがしてしまいますが。
白っぽい花
中には、エゾヤマザクラよりも濃いピンクのものが混じっています。こうなると樹形で区別しないと、花だけ見ているとよく分からなくなってしまいます。
ピンクの花
よく見るとこれはモモの花?と思ってしまうほどの、底紅複色花の個体もありました。今はバイオで栄養繁殖できるので、こういうものから品種固定していけば面白いのですが。
複色系

昨年の調査で、あまりにも衰退木が多いことから、更新用の苗木を自分たちで作っておこうと、タネを取って播きつけてあります。すると頭にサクランボの殻を被ったかわいい芽が、播き床からたくさん顔を出していました。今年はこれをポット植えにして育てるか、苗床に移植してしまうか、ぼちぼちと決めていかなければなりません。チシマザクラの名所を維持するために、しばらくお守り役をすることになりそうです。
タネの発芽

ここのチシマザクラは、5月3日(土)〜5月11日(日)の間、9時から19時まで構内が解放となります。先日の異常高温で目算より4〜5日早まってしまったので、ちょうど連休中が見頃になるでしょう。でも桜の一番の見どころは散り際にあると思いますので、まだまだ楽しめると思います。研究機関ですので、平日の鑑賞には警備員の指示に従い、十分注意して楽しんで下さいね〜
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