町中の大木の存在感

  • 2014.02.11 Tuesday
  • 05:42
昨日の昼間は久しぶりに暖かい日差しに包まれました。お昼には最高気温が+0.4℃と、わずかながらも真冬日から脱出。こんな日差しがあるのならと、いつものうどん屋から南の方向に散歩することにしました。
店を出てすぐの角地。冬の前にずっと解体工事をやっていたその場所は、今はぽっかりと空き地になり、建築計画の看板が立っています。その建物がなくなった向こうに、今までは見えなかったプラタナスの大木が。まばゆいばかりの日光を浴び、ほとんど剪定されていないプラタナスの大木です。ちょっと感激するほどの美しい樹形でした。
プラタナス

このプラタナス。かなり昔から意識していました。本府の南1条通と、円山村の裏参道はかなりのずれがあり、多分昔はここで斜めに接続されていたものでしょう。市電が円山まで延長されたのが1923(T12)年のことなので、その時にまっすぐに道路を造り直し、斜めの道路が旧道になったためにこの三角地が生まれたのではと推測しています。それにしても、誰がここにプラタナスを植えたものなのか?4本のプラタナスは、電線にも影響されず、のびのびと枝を伸ばしてきたのです。
夏の姿

以前道新の連載をやっていた時に、真っ先にこのプラタナスを取り上げました。格子状の町並みでは珍しい、町のすき間に育つ大木の存在感は、札幌の町に最も欠けるものだからです。そのほかにも、扇状地の町札幌で起きている地下水位の低下を象徴する存在として、ビルの林立する都心部での緑のあり方について、町中の街路樹の管理について等、様々なことをこの木が伝えてくれているのです。
道新
(昔の道新の連載より  1997.8.16)

ちょうどそのころに活動していた研究会で、都市の緑と水の価値について再認識する必要があると、研究成果をまとめた130ページもの提言書を作りました。その中で、O座長はこの木にすっかり惚れ込んで、わざわざ実測までして提言のページを書かれているので、その一部を紹介しましょう。
緑のネットワーク
  (札幌都市域再生プロポーザル PART 2『緑のネットワークづくり』
   (社)北海道都市再開発促進協会 緑のオアシス研究会 1995.3より)

10階建てのビルにも負けない存在感は、あっぱれとしか言いようがありません。葉がない時でもこれだけの存在感があるのですから、葉が開けばいかに素晴らしいかお分かりのことと思います。
でもこの角地、マンションが建てばきっといろいろ苦情が出てくるのではと心配が。というのは、葉がザワザワいうのが気味悪いから、街路樹を切ってくれなんていう苦情が現実にいっぱいあるのです。これが杞憂に終わればいいのですが、私一人であちこちの緑に目を光らせているのも限界があるので、何かお気づきになったらすぐにご一報をお願いしたいです〜
冬の姿

※昨日のエゾシャクナゲ。冬の初めの葉の様子を追加しておきましたので、ご覧になって下さい。
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