雪の下

  • 2014.02.08 Saturday
  • 06:08
毎日凍てついた天気が続きます。今のアメダスは−13℃を下回っています。これだけ寒いと、雪像が融ける心配がなくて祭り関係者も安心でしょうが、ガードマンとか外に立ちっぱなしの人達は大変なことでしょう。
白いものは見飽きて来ているので、たまには緑の話題にとネタ探ししてみました。誕生花も全然季節と関係ないのではと思ったら、今日8日の花はユキノシタ(雪の下)。開花期は春ですが、まぁこの名前に免じて採用してあげましょう。
ユキノシタ

ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)は道内には自生がなく、本州以南から中国大陸にかけて自生があります。道内でも育つようですが、あんまり植えられているのを見かけません。常緑の葉を持つので、積雪下で傷みやすいのでしょうか。松山の実家では、建物の陰のじめじめしたところにひっそり生えていました。ちょうどこの時期に、この草にはとても世話になった思い出があります。というのは、子どもの頃の暖房装置といっても火鉢とコタツ程度で、足の指はしもやけだらけになり、むず痒くて大変でした。そこでこの葉を火鉢で炙り、よくもんでその汁を霜焼けに塗るのです。すると血行がよくなってますますむずがゆく、うまくいけば治ってくれるのです。
もう一つの思い出は、この葉の天ぷらを作ってもらったことが。少し風味があり、肉厚の葉には少し甘みがあったような気がします。

道内で最も近いのはダイモンジソウ(S.fortunei var.alpina)。ユキノシタの花は下の2弁が長く上の3弁は退化しているのに対し、ダイモンジソウではほぼ同じ長さなので、大の字に見えることからこの名があります。毎年行く渡島大島にはこれがたくさん生えている場所があり、秋に行くと花が満開でとてもきれいです。
ダイモンジソウ
(渡島大島の日方泊方面の岩隙地に自生するダイモンジソウ  2008.9.17)

ユキノシタの葉には銀色の模様が入りますが、ダイモンジソウの葉は普通の緑色で、特に面白みはありません。花も野生のものではただ白いだけ。それから一体どうやってこんな園芸品種を作っていくのか、日本人の根気強さが生み出した品種群には目を見張らされます。以前は秋に豊平公園で行われていたダイモンジソウ展。これにはびっくりさせられました。
展示
(ダイモンジソウ展は、最近はやっていないようですね。  2006.10.4)

自生のものに、いくらか赤味がある花があるのでしょうか?一体どうやってこんな品種を作っていくのか本当に不思議ですが、端正な自生種の花と共に、こんな世界があることも知っておいてほしいです〜
舞扇
(赤花の品種‘舞扇’  2006.10.4)
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM