エゾノレイジンソウ…その後

  • 2012.06.18 Monday
  • 07:18
日曜の雨は、行楽地には残念な雨になったかもしれませんが、植物には恵みの雨になりました。そろそろ芝も傷んできており、本当はもっとしっかり降ってほしかったです。

新得で見たレイジンソウがどうにも気になったので、盤渓にある自生地のものを確認してきました。

ばんけい
盤渓で咲いているエゾノレイジンソウ(?) (2012.6.17)

やはり新得で見たものと違い、花がかなり白くなるのと、草丈が倍以上大きくなり、1m以上あるものがたくさんありました。新得のものは、生育環境にもよるのでしょうが、草丈はせいぜい50センチ、花の色もほとんど黄緑色でした。

新得
新得山で見た株 (2012.6.15)

新得のものは花の中まで調べなかったのですが、盤渓のものは花を一つもらってきて、さっそく分解してみました。
キンポウゲ科の植物の多くは、花弁状になっているガクが着色しています。この花にも5枚のガク片があり、烏帽子状の上ガク片の中に花弁があり、その大きさと形が問題になるようです。

花器
盤渓のものを分解してみました

図解が最も分かりやすい滝田謙譲氏の『北海道植物図譜』(2001年発行)から引用させていただきました。

解説図
A、B、Cがエゾノレイジンソウ、D、E、Fがオオレイジンソウ

上ガク片の中に隠れている花弁の形が、エゾノレイジンソウでは長さが3.5〜4.0mm、距(きょ)の部分は0.5〜2.0mmであり、オオレイジンソウでは花弁の長さが7〜8mm、距の部分が3〜4mmで、距の先が巻くようです。
盤渓のものでは、花弁の長さが約8mm、距の部分が4mmであり、この記載からではオオレイジンソウと言うことになります。しかし距の形が巻いているかどうか?という点では判断できません。

レイジンソウを含むトリカブト属は、分類が大変面倒なグループです。道内では梅沢さんによってハゴロモレイジンソウとマシケレイジンソウが‘発見’されていましたが、今年には梅沢さんと五十嵐さんによって、コンブレイジンソウ、オシマレイジンソウ、カムイレイジンソウ、ニセコレイジンソウが新たに新種として登録されたばかりです。私たちが見慣れているものの中にも、この様なものが隠れているのかもしれません。
コメント
うちのは、50cmくらい新得山のと似ているような
気がします。咲いたら私のブログにUPします
  • YOU
  • 2012/06/19 12:07 AM
YOUさま

あまり分類に深入りしたくないところですが、地方によって変異がある植物は、いろいろと見比べてみたいです。咲いたらぜひ教えて下さい〜
  • こまめ
  • 2012/06/19 7:15 AM
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