イチョウの剪定指導

  • 2013.12.04 Wednesday
  • 07:04
道庁前のイチョウ並木は、来年夏には広場として解放され、札幌の新しいにぎわい空間が生まれる予定です。この広場の主役はもちろんイチョウ並木ですが、なにせ植栽してから約90年、健康なものばかりではなく、かなり傷みがひどい木もあります。今回の整備によって根も多少傷んでいるし、来年から解放されれば、落枝による被害は当然防止しなければならないので、この際思い切って剪定するようにお願いしていたのです。
とはいえ、じゃあ頼むね!って知らん顔するわけにもいかず、作業を始めるにあたり、どの木をどのくらい切るのか、現地で確認することにしました。すでに利用されている日生ビルと、現在建築中の三井ビルとの間に広がる広場なので、まさに高層ビルの谷間です。
広場全景

南側の道庁寄りの6本が、2004年の台風で梢をへし折られたり、幹に腐朽菌が入って中が空洞になったり、とても危険な状態になっているので、その扱いをどうするのかが大問題でした。下から見るだけではよく分からず、高所作業車に乗って確認しなければなりません。高所恐怖症なのであんまり気持ちよくはありませんが、樹木医のNさんと二人で上がってみました。
スカイマスター
私が一番心配している木は、樹高の真ん中あたりに大きな古傷があり、その古傷を巻き込むように新しい幹が上に伸びていたのです。これでは強風を受けると、付け根が支えきれずにボキッといきそうなので、その付け根の状態の確認がしたかったのです。上からのぞき込んで納得。やはりかなり危険な状態になっていました。
割れ口
新しく伸びている幹は健全なので、多少切り詰めても新しい幹をまた伸ばすことはできるので、負荷を減らすために思い切って切り下げることにしました。このような判断は、現場の作業員ではとても怖くてできないからです。公共の場では、利用者の安全確保は最大の使命なので、多少の見た目の問題なんて二の次にしなければなりません。
赤れんが
一番の懸念が片付いたので、私は地上に降ろしてもらうことに。赤れんが庁舎が朝日に映えているのに気付きましたが、下り初めてようやく周りを見る余裕ができたのです。やれやれ。

私はずっと付いているわけにはいかないので、判断の必要なものにマーキングしていくことに。二人で相談しながら、どうしても落とさなければならない枝に、ピンクテープでマーキングしていきました。
剪定
これをしてあげないと、作業員に判断を委ねるのはとても酷だし、迷いながらの作業になるとものすごく時間がかかってしまうのです。いつも駅前通りの街路樹の剪定をやっている方達なので、気心も通じるし、とても手際がいいので、そのあとは安心して任せることができるのです。もう一台の方では、早速指示された位置での剪定を進めていきました。
マーキング
2〜3年は少し寂しいでしょうが、また元気に芽を吹いてきてくれることでしょう。今回は根の養生もしっかりやっているので、できるだけ長く緑陰を提供してほしいと願っています。
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