剪定実習

  • 2013.11.29 Friday
  • 07:04
中の島にある寒地土木研究所は、構内に植えられているチシマザクラが名物になっています。このように遠目に見れば、とても見事なサクラに見えますが、よく見ていくと株の老朽化が著しく、病害でかなり傷んでいるので、今年の春からちょっと面倒を見ることになりました。改めてすべての木を調べると、テングス病やコブ病、胴枯病など、本当にボロボロの状態でした。開花時にはたくさんの見物客があるのですが、これでは確かに危機感を持つはずです。
チシマザクラ

あまりにひどいものは、そのまま放置すると他の木に伝染してしまうので、春に一度伐採を含む大掃除をやってもらいました。その後は、直営班で枯れ枝等の除去をやっていたのですが、ちゃんと教えておいたはずなのに、みんな切り残してしまっているので、ダメ出しをしていたのです。
切り残し
木の枝を切る時には、このような切り残しをすると枯れがどんどん進んでしまい、本体まで傷めてしまうのです。切断面を大きくせず、きれいに斜めにカットしてやる必要があります。
  枝の切り方
   (「北国のガーデニング」(改訂版)札幌商工会議所刊、2012より)

昨日は朝から湿雪が結構積もり、作業ができるか心配でしたが、午後からはなんとかみぞれにもならず、作業を進めることができました。
剪定実習
といっても、鋸で木を切った経験がほとんどない方達なので、なかなか大変。かなりバテ始めた頃に、直営の運転手さんが助っ人に来てくれたので、ようやくはかどるようになりました。
剪定
切り口にはトップジンMペーストを塗ってやり、殺菌と切り口の防護を図ります。サクラの衰退の原因の一つが、過去の剪定が乱雑だったことによる胴枯の進行なので、これでしっかりと切り方が分かったことと思います。
殺菌剤
植栽基盤の改善や枯れたものへの補植など、まだまだやらねばならないものはありますが、これだけの花の名所の維持に、少しでもお役に立てればと思っています。
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