アズキナシ

  • 2013.10.31 Thursday
  • 07:10
先日の富丘西公園では、保全区域にあるアズキナシ(Sorbus alnifolia)が、今年は紅葉もさっぱりだし、実付きもいまいちなんだなぁ…って見てました。今年は、いろんな樹木の花着き実付きがよかったし、紅葉も綺麗だと言われているのにどうしたんだろうと。
今年のアズキナシ

というのは、2年前には見事な実の付き方で、本当に溜息が出るほど綺麗だったのです。そして昨年はほとんど付かないくらいの裏年だったので、今年はいいかなと期待していたのです。
2年前のアズキナシ
(2年前のアズキナシは本当に綺麗でした!!  富丘西公園で、2011.11.10)

アズキナシ(小豆梨)という名は、その実をよく見ればすぐに納得してくれるでしょう。左のナナカマド(S.commixta)は、おなじソルブス(Sorbus)属の仲間。(このうちアズキナシのような単葉のものは、アリア(Aria)属として分けられることもある。)でも、ナナカマドの実はまん丸なのに対し、アズキナシの実は本当に小豆のような俵型になっています。
実の比較

アズキナシの別名は、カタスギやハカリノメなどがあります。カタスギとは堅杉で、樹木としての名前ではなく、材としての名前のようです。そんなに堅い材のようではありませんが、材としての流通はあるようですね。
ハカリノメという名前は、枝などに点々とある白い皮目が、竿秤の目盛りのようだということらしいですが、竿秤を使ったことがないので、意味が通じません。幹には大きな菱形の皮目ができるので、葉が落ちても容易に見分けることができるでしょう。
ハカリノメ

道内では、ナナカマドもアズキナシも山野に普通に見られますが、緑化樹として使われるのは圧倒的にナナカマドばかり。ナナカマドは確かに特徴的ではありますが、いたって材が腐朽しやすく、街路樹などではすぐにボロボロになってしまいます。それに対してアズキナシは、華やかさこそ少ないものの、がっちりとした綺麗な樹形をしていて、とても魅力的な緑化樹だと思います。
花

アズキナシとナナカマドは、自然状態で交雑すると言われます。それがカワシロナナカマドという名前の樹木で、植物園のライラックウォークの横に植えられています。羽状複葉のナナカマドと、単葉のアズキナシの微妙な交雑ぶりが、葉の形に表れていますねぇ…
カワシロナナカマド
コメント
先日は、中島公園の花壇についてお言葉をありがとうございました。笠先生からお褒めをいただけるなんて・・・(ダメダメは覚悟のうえ)とメンバーは、感激しておりました。これも、先生のご指導の賜物と感謝しております。これからも精進してまいりますのでご指導お願い致します。遠くからでも目立つらしく、随分見学の方が増えました。さて、その花壇の背後に、赤い実を付けているのはズミ?カイドウ?正確な名前を教えて下さい。
  • suuchan
  • 2013/10/31 10:06 AM
suuchanさま
本当に綺麗になりました。
でもご存じの通り、シオンは大変お行儀が悪い植物です。地下茎の処理は早め早めにやらないと、大変なことになりますよ〜
うしろの木はズミです。いろんなタイプがあるので、本当に厄介です…
  • こまめ
  • 2013/11/02 10:33 AM
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