イケマ(神の足)

  • 2013.10.16 Wednesday
  • 07:08
今朝は多分、5℃以下に下がっていたと思います。盤渓峠を越える辺りで、道端のササがサラサラいうのでよく見ると、ザラメのような氷の粒が音もなく降ってきていました。細かい雨粒が凍って、雪のように降ってきたものでしょう。いよいよそんな季節になった来たのですね〜

大雪森のガーデンは、上川町の市街から車で10分ほどの場所にありますが、そこは既に山親爺のテリトリーです。先日行った時にも、途中に出没していた個体が駆除されたばかりでした。このため、ガーデン全体を電気柵でがっちりと囲っているので、不安なく鑑賞できるようになっています。ところが、園路から近い場所に柵があると、柵自体がやたら目立つし、また柵越しに外の駐車場などが丸見えになるのも、どうもあんばいが悪いのです。
フェンス

そこで、このフェンスの支柱などを部分的に隠せるつるものはないかと、辺りを探してみました。まさかアサガオやホップを植える訳にはいかず、ヤマブドウやミヤママタタビのような木本性のものは、電牧の意味がなくなるので不適なのです。すると回りのヤブに、イケマが繁っているのを見つけました。イケマであれば夏につるを伸ばしても、秋には枯れてしまうので、フェンスも傷まないのです。
イケマ
(イケマのつるは繊細で、ふんわりとしたヤブを作ります。 上川公園で、2013.7.12)

イケマはガガイモ科の多年草で、道内ではよく見かける多年生のつるものです。ハート型の葉がかわいく、花も手まり状でいい雰囲気です。アイヌの霊草として大切に扱われ、名前もアイヌ語のままという、大変珍しい植物でもあるのです。よく似ているガガイモ科の代表であるガガイモは、どちらかというと雑草のイメージが強く、つるが太くて葉も肉厚、しかもやたらはびこって畑地雑草になり、嫌われ者になっているのとはえらい違いです。
ガガイモ
(あちこちでヤブを作ったり、フェンスに絡まるガガイモ。イケマよりかなり太い果実をつけ、大量の綿毛付きのタネを飛散させる。 北大構内で、2012.9.22)

先日作業に行った時に、既に枯れているつるを頼りにイケマを掘ってみたのです。するとゴボウのような太い根をたくさん伸ばしている株がゴロゴロ出てきました。私も根を掘ったのは初めてだったのです。アイヌの人達にとって、偉大な霊力を持つ草といっても、この根を見せられただけではピンと来ませんねぇ…
神の足

いつもの「コタン生物記」(更科源蔵/光著、法政大学出版局、1976)を見ると、もちろん様々な霊力のことは書かれていますが、最後のところに面白い記述が…『・・・嫌いな亭主の褌をこれをつけた水で洗うと、それきり役に立たなくなるともいわれている。さらにこれで男根を叩かれでもしたら、生涯ものの役に立たなくなると・・・』なるほどねぇ…
コメント
検索して
中弥彦十郎薬局のホームページから引用
「牛皮消根 (ごひしょうこん)
イケマ商陸として広く知られています。
日本各地、南千島などに分布するガガイモ科のつる性
多年草 イケマの根を用います。
イケマとはアイヌ語で大きな根を意味しアイヌの霊草です。
有毒植物ですが、アイヌは若苗や根を水にさらし、煮て食用にしていたほか、
薬用として食中毒や腹痛、感冒、切り傷の 治療に使っていた。
イケマの根には強心配糖体やその他の
配糖体が含まれ、強心 利尿作用がある。
茎を切ると白い樹液がでてきますが、このなかには
シナンコトキシンという有毒物質が含まれていますが、
この中に、プレグナン配糖体の含有が明らかにされ
免疫増強作用や抗腫瘍作用が発表されています。」

この有毒物質がふんどしから皮膚に浸透して??
インポテンツになるのかもしれません。
よく知りませんが。
毒にも薬にもなる多効能だから霊草なのでしょうか。
ゴキブリを薬にしている国もありますから。
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