トウギボウシ(オオバギボウシ)

  • 2013.07.22 Monday
  • 06:57
ギボウシ類のトップとして、トウギボウシの花が咲いてきました。30年前に今のところに住み始めた時、元の家にあった唯一の宿根草がこれだったので、今でも家の回りで大きく繁っています。事務所の隣の家は、昔庭を造ったうちなので、今でもよく相談に乗っていますが、ブロック造の建物の外側が殺風景なので、道路との際に家からギボウシを持ってきて植えてあげました。今では大きく育って来ています。
細田さん

本種は北海道西南部から九州まで分布しており、日本海側のものをトウギボウシ(Hosta sieboldiana)、太平洋側と北海道のものをオオバギボウシ(H.montana)とする説もあり、なんだかよく分かりません。今は、あまり細かく分けない方向にあるようです。沢沿いの湿ったところに自生することが多いのですが、松前の海岸で出会ったこともあります。崖から水がしたたり落ちているので、そんなところにまで進出したものでしょう。
江良の海岸
(松前町江良の海岸の岩場に自生するオオバギボウシ  2011.6.26)

大きく繁る葉に存在感があるので、結構好きな植物です。滝野公園のカントリーガーデンにもたくさん植えているので、涼しげな花を咲かせています。
オオバギボウシ
(カントリーガーデンのまきばのせせらぎで 2013.7.16)

道内ではほとんど食べられませんが、東北では山菜としての利用が大変多いといわれ、『うるい』として出回ってきます。少しぬめりのある、大変美味しい山菜の一つでしょう。
うるい
(うるいの酢味噌和え  2009.1.11)

オオバギボウシは‘寒河江(さがえ)’のように、わが国で昔から使われてきた品種もありますが、欧米にもたらされてから、たくさんの園芸品種の交配親になり、現在のホスタブームの立役者の一つといえるでしょう。
そんな中、江戸時代からある品種で、とてもユニークなのに、あんまり普及しないものに‘トクダマ’があります。独立種(H.tokudama)とされることもありますが、トウギボウシの変種(H.sieboldiana var.condensata)が妥当なところでしょう。
とくだま
(北大の圃場で咲いてきたトクダマ  2013.7.20)
葉が丸く、葉脈の中が大きく凹み、葉の色も銀色が強いのが特徴です。葉も花茎もあんまり伸びず、全体にガッチリしているため、鉢植えにもすることができます。なんで徳玉なのか不明ですが、家で植えるのならこの方がコンパクトで向いているでしょう。
コメント
我が家にある名称不明のギボウシの名前がわかって安心しました。
  • tomo
  • 2013/07/22 2:42 PM
tomoさま
雨が降らなくて困ってます…そろそろ雨乞いしなくては。
徳玉ってなんなんでしょうね?牧野図鑑でも語源不詳になってますが、花が開かない様子が、玉(ぎょく)に似ているからであろうと。では徳は?
普段気にしないものでも、調べてみると?と思うものが結構あります。
  • こまめ
  • 2013/07/23 7:07 AM
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