ビロードモウズイカ

  • 2013.07.11 Thursday
  • 07:06
事務所のすぐ向かいの駐車場では、ついひと月前にはミヤマオダマキが満開になっていたと思ったら、今ではビロードモウズイカ(Verbascum thapsus)の花茎がにょきにょきと。この花は、やっぱり異様な感じがします。
ビロードモウズイカ

ここは砂利敷きの駐車場なので、よほど居心地がいいと見え、とてもよく育つのです。軽く背丈を越えるほどの棍棒状の花茎を伸ばし、ぎゅうぎゅう詰めになった黄色い花が咲いています。ラムズイヤーが癒やし系ハーブとしてもてはやされるのに、なんでこの葉は気持ち悪がられるのか分かりませんが、手触りだけみれは全く同じですけれど。
花

この花茎は、ちょっとやそっとでは折れなくて、枯れて固くなったものなら、本当に棍棒として使えそうなくらい固いのです。バーバスカム(学名の読みはウェルバスクムですが、園芸的にはバーバスカム)は、ガーデニングの世界では結構人気者で、オープンガーデン巡りをすると、今時分はどこにも咲いているでしょう。大半は完全な二年草ですが、宿根性のものもあるようです。これをハンドルネームにした秋田のモウズイカさんは、この世界では超有名人で、バーバスカムの普及には大いに役立ったことでしょう。

帰化植物的に見ると、本種の分布は北日本の寒冷地中心で、道内では道南から道央に特に多く、道東道北にはまだ少ないようです。札幌近辺ではかなり厄介者になってきており、この近くのマンションの裏手など、あんまり手をかけないところでは、すぐにこんな状態になってしまいます。
近所

この植物を初めて強く意識したのは、今からもう33年も前になりますが、藤野の採石場に石を探しに行った時に、大群生を見てしまったのです。この年の春、当時藤野の国道脇にあった小さな植木屋に入り、現場に出始めた頃でした。この採石場では、藤ノ沢石の名で、ドライウォールに使うのにちょうどいい、平べったい石が取れていました。この時には、会社の仕事ではなく、私の大学の先生がドライウォールを積む石を探していて、一緒に石を見に行った時のことだったかと。
藤野採石場
(南区藤野の採石場に群生するビロードモウズイカ  1980.7.18)

あまりの見事な群生ぶりに、思わず撮したのがこの写真。当時からもうこんなに生えていたのですね。その後ドライウォールの石の積み方を伝授され、それ以来、私の得意技の一つになったということもあり、この時のビロードモウズイカは強く印象に残っています。
コメント
帰化植物に興味があります。
一冊購入したいので、購入・支払い方法等ご教示ください。
  • 安井 隆弘
  • 2017/07/13 2:53 PM
安井さま
ブログに来訪ありがとうございます。
北海道外来生物便覧 2015年版 のことでしょうか?

著者割は既に一年以上経っているので、多分もう無理かと。
通常の通販サイトや本屋経由での購入となってしまいます。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
  • こまめ
  • 2017/07/14 7:21 AM
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