スイセンの縁

  • 2013.06.08 Saturday
  • 06:55
昨日の午後、道新連載の担当だった編集委員から電話がありました。読者から手紙をいただいたのですが、私どもでは答えられないので、お願いできないだろうかと。連載が終わって二ヶ月半も経ったのに、今頃なんだろうと話を聞くと、ちょっとびっくりな内容でした。
最終回の3月16日の記事に使ったスイセンの写真を見て、何十年も探し続けていた品種に出会ったというのです。
道新記事

その方は、先月今金であった講習会の折、立ち寄った北檜山の丹羽地区の方で、私が整備に関わった「晩翠の森」の向かいに住んでおられるとのこと。この地区の開拓を行った、元会津藩士の丹羽五郎氏が、所用で四国の阿南に行った時に、そこで咲いていたスイセンを気に入り、分けてもらってきて庭で増やしたものを、昭和2年に玉川神社の参道に植えたとの記録が、小学校に残っているそうです。それを地区のみんなで少しずつ増やしていき、町内の家庭でも必ずといっていいほど、この八重咲のスイセンを「丹羽スイセン」と呼んで大切に育てていたとのこと。
ファンシィオン
(晩翠の森に接した、農家の納屋の裏に咲いていた丹羽スイセンの花  2013.5.10)

その後、そのスイセンが少し名物になっていたのを、町が公園整備の名の元に30品種ものスイセンを新たに植えて、今のスイセンの名所玉川公園になったようです。でもその方にとっては、この地区の開祖であった丹羽氏が大切にしていたこのスイセンこそ、もっと知られるようにしたい。でも素性も名前も分からず、困り果てていたということでした。
玉川公園
(元からあった八重咲スイセンは隅に追いやられ、新しい品種ばかりが目立っていました。)

夕方電話すると、ようやく糸口がつかめたと心底喜んでいただいたのですが、この‘Van Sion (ファン シィオン)’は、400年も前からある品種であることや、本来‘Telamonius Plenus’という名前で、イギリスではテラモニウス、オランダではファンシィオンと呼ばれていた品種が八重化したものだろう、くらいのことしか分かりません。vanは、オランダ語の〜の出身という接頭語なので、Sionがスイスの地名なのか、エルサレムの古名なのかも分からないのです。まして、どのような経路でわが国にもたらされたかまでは…
実は、開拓使の御雇い外国人が、アメリカから大量の花卉を導入した際に、一年草だけでなく、球根や宿根草も入ってきているようなのです。その記録が残っていればと思っていたところだったので、これは本腰を入れて探さなければならなくなりました。先月現地で私が見たスイセンが、そんな由来を持っていたとは。不思議な縁を感じると共に、私が送った東北にも、新たな縁が生まれたような気がしました。
コメント
シロウトですが
イスラエルの失われた10支族は
一時ギリシャにいたのは間違いない。

その1支族がシルクロードづたいに日本に来たというのが
日ユ同祖論。

証拠は伊勢神宮や鞍馬寺。

地中海周辺の古代エジプトでもあったらしいから
ギリシャでは
懐かしさから
van sion と言っていたかもしれない。

語源 narci
ギリシャ語 narke
トルコ語 nargi
ペルシャ語 nargi
中国の本草綱目 ナイギ(漢字は表記不能)

とかなんとか・・。

  • ケヤキの向こう
  • 2013/06/08 8:24 PM
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM