オオバナノエンレイソウ

  • 2013.05.20 Monday
  • 07:14
近くてすぐにも行けるのに、なかなか行けないところが結構あります。
昨日はようやくその一つ、花川の防風林にオオバナノエンレイソウを見に行きました。植木屋時代には、会社が手稲だったことや、お客さんが花川に何件もあったので、よく見に行きましたが、ここしばらく行けずじまいだったのです。

この防風林は、幹線防風林として開拓期に設定されたものなので、今でも国有林として管理されているはずです。花川の住宅地を斜めに横断し、海岸から札幌と接するところまでの間、幅70m、延長1.8kmにわたってヤチダモやカシワなどの巨木が残されています。ポプラなどが植えられている屯田防風林に比べると、かなり原生植生が残されているようです。
防風林

この林床には、ミズバショウやバイケイソウなどの湿生植物、オオウバユリ、マイヅルソウやオオアマドコロなどと共に、オオバナノエンレイソウが群生しているのです。密度の高いところを探すまでもなく、あちこちに真っ白な花が見え隠れしているので、適当なところで林内に入ってみました。
ミズバショウ

あきれるほどマイヅルソウが生えていましたが、その中に清楚なオオバナノエンレイソウが、そちこちに群落を作っています。北大構内に僅かに群生が残されていますが、札幌北部低地では、おそらくどこに行ってもこんな風景が見られたことでしょう。その意味からも、この防風林の貴重さは余りあるものがあるのです。
エンレイソウ

広尾の群生はまだ見たことがありませんが、あのあたりのオオバナノエンレイソウの花は特に大きく、花容が見事だということです。昔は植物園内に、道内各地の見本が植えられていましたが、そのうちに消えてしまっていました…日高方面の群生地は何度も見たことがありますが、日高のも結構見事です。
様似
(様似観音山で見た巨大輪オオバナノエンレイソウ 2005.6.4)

エンレイソウは見当たりませんでしたが、コジマエンレイソウが少しありました。エゾエンゴサクやキバナノアマナも全く見当たらず、植生がかなり片寄っているのでしょうか。じっくり見て歩けば面白いことでしょうね。それにしても林内はほぼすべてツタウルシに覆われているので、かぶれる方には厳しいところかもしれません。ゴミなどと共に侵入したスイセンなども目立ちますが、住宅地の中にある群生としては、よく保全されているといえるでしょう。これからも大切にしたいところです。
コジマ
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