セイタカアワダチソウ

  • 2020.09.05 Saturday
  • 05:51
ことの発端は、2年前の11月24日に行われた高山植物保護ネットで、梅沢俊さんから西区の五天山公園に変なアワダチソウがあるという話題提供があったことです。五天山は近いので、数日後に早速行って見ました。すると霜枯れした風景の中に、ひとかたまりのアワダチソウが咲いていたのです。
五天山

富丘西公園で抜き取りをやっているオオアワダチソウ(Solidago gigantea var. leiophylla)は、花期はだいたい8月中で、花はほとんど終わっていました。オオアワダチソウは草丈があまり高くならず、花も黄色味が強いことや、なんといっても葉や茎に毛が生えておらず、触ればツルツルなのですぐに見分けがつきます。
オオアワダチソウ

これに対して葉を触ればガサガサしているし、花期が9月半ば以降とかなり遅く、花もややクリームイエロー気味なので、簡単に区別がつくのがセイタカアワダチソウだと、誰もが信じ切っていたのです。富丘西公園にも少し混生していて、これからようやく花が咲いてくる状態でした。
セイタカアワダチソウ

これまで撮りためた画像を見ても、セイタカアワダチソウの花のピークは9月下旬で、いくらなんでも11月なんてことはなかったのです。
9月20日頃

五天山で見つかったアワダチソウは、11月下旬でもまだ満開に至らず、円錐形の花序にはなっておりません。これについてさっそく野生植物の権威であるIさんが綿密な調査と検討を行い、その成果が北方山草の最新号で明らかになりました。
11月下旬

それによると、私たちがずっと「セイタカアワダチソウ」だと思い込んでいたものは、カナダアキノキリンソウの毛の生えるタイプであるケカナダアキノキリンソウ(Solidago canadensis var. gilvocanescens)だということに。こんな大どんでんが起きたのは、ちょっと記憶にありません。学者を含めてみんな信じ切っていたのです。決め手はこの頭花の長さなんだそう。セイタカだと思っていたカナダは、こんなに長く伸びないのだそうです。
頭花

今のところ真正のセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)は、道内ではこの五天山の一群だけということになっていますが、探していけばまだ見つかることでしょう。本州では一体どうなっているのか気になるところですが、こんなこともあるのですねぇ…(^^;)
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