とばっちり

  • 2020.07.29 Wednesday
  • 05:48
どうなるかさっぱり見通せないオリンピックですが、準備作業は着々と進められています。駅前通が競歩の周回コースになったために、中央分離帯のオオバボダイジュを1本どかさないといけなくなりました。本来は冬の間にやるはずが、コロナ禍でずるずる先送りされ、今になって実施することに。こんな真夏に樹木の移植をするなんて…!と、こめかみがひくついてしまったけれど、できるだけのことはしてやらなければなりません。8時前に現場に着くと、早朝から始めた掘り取りが着々と進められていました。
オオバボダイジュ

10年前に植えた木は、樹高約6m、幹周が30cm程度だったものが、今では樹高10m前後、この木で幹周は77cmにもなっていました。このサイズの木であれば、このくらいの根鉢が必要だというラインで掘っていたのですが、まず出てきたのが酸素管です。これをどうすれば?と私の顔を見るので、取るしかないっしょ!とゴーサインを出すのです。業者も役所も自分たちの判断では不安なので、ここの整備のいわば責任者だった私を呼び出して、一つ一つお墨付きをもらいたかったのでしょう。そりゃそうですよねぇ…(^^;)
根鉢

この酸素管は、今から35年前に東豊線の復元工事に合わせて、二番街にサクラとシナノキを植えた時に、道内で初めて導入したものでした。今では当たり前になったような資材や工法は、私が初めて入れたものが多かったのです。
酸素供給管

その次が大問題。中央分離帯の木には、すべて地下支柱が取り付けられていますが、固定するベルトはある程度経つと切断しますが、支柱そのものは埋め殺しになります。ところがその木を移植するとなれば、根鉢を固定している6枚のプレートをはずさなければなりません。
地下支柱

それを探ってなんとかはずしていくと、どんどん根鉢のサイズが小さくなってしまい、植えた当時のサイズに戻ってしまうのです。心配そうに私の顔を見上げるものだから、はずさないと木を動かせないんだから、どんどんやってよとまたゴーサイン。
鉢が小さく・・

結局のところ、植えた当初の根鉢に逆戻りしてしまいました。かなり枝葉を切り詰めたとはいえ、樹高は8mもあるのですから、活着してもかなり弱ってしまうことでしょう。来年終わってからまたここに戻すことになっていましたが、それはちょっと難しそうです。
掘り上げた鉢

大会組織委員会からも心配そうに見に来ていたけれど、彼等だって降って湧いたことに翻弄されているのですから、できるだけいい落としどころを見つけてあげなければ。根鉢が乾かないように、さっそく根巻きしていただきました。私の植木屋時代では、ワラムシロとワラ縄で根巻きをしていましたが、今では麻布を巻いて、太い麻ひもを2本使いにして巻き上げていくのです。ずいぶんとスマートになりました。
根巻き

さすが慣れたもので、たちまちきれいに根巻きが完了しました。日中は作業ができないので、21時以降の夜間作業で木を掘り上げ、圃場に植えてやることに。最悪の時期の移植ですが、なんとか活着してほしいです。
完了
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