渡島大島

  • 2020.06.29 Monday
  • 05:55
私が渡島大島に関わって、今年で31年目になりました。渡島大島は松前沖に浮かぶ、我が国最大の無人島です。ここに避難漁港を造るというので、当時いたコンサルタントが環境調査の仕事を取り、お前が行ってこいと社長命令が下って以来のつきあいになりました。20年近く管理技術者として仕事を仕切っていましたが、会社を辞めた頃からこの事業を監督する委員会の委員になり、現在は学識経験者として関わっています。昔は1年に1冊近く野帳を使っていましたが、最近は5年に1冊程度になりました。
野帳

それでも、○月○日は○時○分からどんな作業をやったかとか、克明にメモをしているので、いつ何があったのかはきっちり再現できます。以前は現場で観察したことをメモしていましたが、この2年は日帰りでの調査になってしまったために、メモを取る暇がなく、ICレコーダーに吹き込むようにしています。
メモ

初めの5年くらいは、工事船に便乗したり、漁船に送迎を頼んだりしていましたが、この写真の近海号という交通船を借り上げて人員の往復に使うようになり、船足も速く、安全に往復できるようになりました。ところが、ずっと操船に当たっていた船長が突然亡くなり、そのせいなのか今年から近海号に載せてくれず、漁船を借り上げて往復することになったのです。
近海号

その漁船は、いつも泊まる民宿の船なのでよく知ってはいるものの、船室も狭く船縁が低いのでしぶきもかかりやすくなるため、あわてて釣具屋に走って、防水のバッグを買ってきました。
防水カバン

着手当初は、20年もかからずに完成している計画でしたが、水深二千m近くの海底から、羊蹄山を一回り大きくしたような火山が屹立している地形のため、建設工事も難航してしまっているのです。もう8〜9割は完成しているようですが、あと何年かかることやら・・・
海底地形図

この画像は7年ほど前のものですが、左側の防波堤は完成形、大型の工事船が港内に入れるよう、右側はあと20mほど残っています。現在は港内の護岸や桟橋の建設中ですが、それらが完成すれば、山腹を削って建設された宿舎などは撤去され、元の自然に帰さなければならないのです。その最後の仕事が私にかかっているので、いつまでも付き合わなければならないのです。
大島漁港

今年の調査に充てていた期間がそろそろ終わり、今週後半から来週はいろんな仕事をしなければなりません。その次の週を予備に空けているので、そこでまた島に渡ることになりそうです。この仕事を片付けると前半戦が終了となるのですが、今年もずるずると引きずってしまいそうです〜
全景
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