初夏の花

  • 2020.06.20 Saturday
  • 05:51
昨日はポプラ通の植物確認。基本的に月に2回、永久方形区での植生の変化と、特色ある植物の確認を行っています。この時期になると、展葉の遅いヤチダモの葉も厚く繁り、林内がすっかり暗くなってしまうので、開花しているものの数がぐんと減ってきます。そんな環境の中で目立つのが白い花。ちょうど見ごろになっていたのがノイバラ(Rosa multiflora)です。普通は棘だらけなのに、よく見ていくと稀に棘のない株があります。我が国では、バラの台木にはノイバラを使いますが、棘だらけだと作業もしづらいので、必ずトゲナシノイバラを使います。先人は、こういう株を見つけ出して使ってきたのでしょう。
ノイバラ

同じく棘だらけなのが、クマイチゴ(Rubus crataegifolius)。ノイバラよりはるかに強烈な棘に包まれていますが、花はとてもやさしいのです。
クマイチゴ

ちょうど咲き始めてきたのがオニシモツケ(Filipendula camtschatica)。背丈ほどにもなる草姿は存在感があり、ガーデンにも使われることがありますが、花期が短いのがちょっと残念なところです。
オニシモツケ

ふと見つけた近くの住宅の前の繁み。遠目に見てハコネウツギが咲いているのは分かったけれど、あとのモリモリは何かと思って近づいてみると、バイカウツギとヤマボウシでした。二階に届くほどの繁りようで、花時は素晴らしいけれど、花が終わったらどんな姿になるのやら…(^^;)
バイカウツギ

林内には、けっこう珍しい植物が見つかります。あちこちに生えているツヅラフジ科のコウモリカヅラ(Menispermum dauricum)は、市内でも珍しい植物です。雌雄異株の植物で、これには雄花が咲いていました。かなり昔に長沼で見て以来の再会です。
コウモリカヅラ

あちこちに群生しているオオハナウド(Heracleum lanatum)は、ほとんど花が終わってたくさんのタネが付いていますが、それを見ていて、真ん中の花序にだけタネが付いていて、周りの小さな花序には全く付いていないことに気付きました。
オオハナウド

真ん中の花序から花が咲いてくるので、それが結実するのは分かるのですが、そのあとから咲いてくるのは雄花ばかりで、いわば何の役にも立たないあだ花になってしまうのです。なんでこんな仕組みになっているのでしょうか??
飾り花

地味な白い花ばかりの中に、ひときわ目立つピンクの花が咲いていたのがキャンディタフト(Iberis umbelata)です。宿根性ではないので、こぼれダネで生えているのでしょうか。草が茂りすぎて危険だと、近所の人がせっせと庭の花を植えて、花畑にしているところがあちこちにあります。そんな利用の仕方も、都市公園ではないポプラ通の特色の一つになっているのです。
キャンディタフト
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