滝野公園の見どころ
- 2020.06.11 Thursday
- 05:55
札幌は、夜温が20℃前後と寝苦しく、気温が下がらないために夜中エゾハルゼミがシャワシャワ鳴き続けていました。今日は一日中、頭の中で鳴り続けているのでしょうか…(^^;) 今年は気温の乱高下が激しすぎます。今シーズンは、いまだに開園できないでいる滝野公園。せっかくですので、現在の見どころを紹介しておきましょう。
今年はどこも木の花着きがいいように感じますが、滝野公園でもライラックやベニバナトチノキ、セイヨウサンザシなどがたくさんの花を咲かせています。花のテラスのアーチにしているキングサリは、木が大きくなるにつれて日当たりが悪くなるのか、このところずっと花着きが悪くて困っていました。昨年思い切って枝抜きしてよく日が当たるようにしてから、秋にアーチに誘引したところ、今年は以前のような感じに咲いてくれました。
昔小別沢の山中で偶然見つけた斑入りオオイタドリ。いつも作業員に誤って刈り取られ、なかなか大きくならないでいたけれど、今年は草刈りの回数も減ったこともあって、すくすくと大きくなって来ました。今の時期が一番彩りも鮮やかで、よく目立つのですがねぇ。
あちこちにたくさん植えているオオデマリも、今年は特に見事な花着きですが、その中に一株、間違って紛れ込んでいたのがオオデマリの原種であるヤブデマリ。カンボクとテマリカンボクの関係と同じで、こちらの方が却って風情があります。間違えなければ手に入ることのないものだけに、とてもラッキーでした。
峠の庭では、春に補植したコマクサがたくさんの花を咲かせてきました。秋に補植するととても歩留まりが悪いので、昨年から春の補植にしたので、株が少し増えてきました。これでこぼれダネで増えてくれるようになればいいのですが。
エゾゴゼンタチバナは、かつてはヤマボウシやハナミズキと同じ属にされていたこともあり、同じ形の花を咲かせます。つまり白いのは花弁ではなく苞(ほう)で、中心に集まっているのが花です。ゴゼンタチバナの花は白っぽいのですが、エゾゴゼンタチバナは黒っぽいので見分けがつきます。
こもれびの庭に偶然自生していたサルメンエビネ。今年も3本の花茎を伸ばして、ちょうど満開になっていました。「唇弁が赤みを帯びてしわが寄っているのをサルの顔に見立てた」のでこの名があるそうですが、かなり無理があると思います。ここにあったということは、探せばまだあたりに生えているのでしょうね。
一株見つけたのがギンラン。近縁のクゲヌマランとは、花の下に距(きょ)という突起があることで区別されます。葉も少し幅が広いようです。そんなにたくさんは生えないのですが、毎年どこかに見つけることができます。
もともとは滝野公園に自生していなかったのがツマトリソウ。カントリーハウスの前に、開園時にミズナラの大木を十勝から運んできて植えたのですが、その根鉢にくっついていたものです。4弁5弁6弁はたくさんあるけれど、7弁というのは珍しい数です。かつてはサクラソウ科でしたが、新しい分類体系ではなんとヤブコウジ科に。なんだかピンと来ないなぁ…(^^;)
今年はどこも木の花着きがいいように感じますが、滝野公園でもライラックやベニバナトチノキ、セイヨウサンザシなどがたくさんの花を咲かせています。花のテラスのアーチにしているキングサリは、木が大きくなるにつれて日当たりが悪くなるのか、このところずっと花着きが悪くて困っていました。昨年思い切って枝抜きしてよく日が当たるようにしてから、秋にアーチに誘引したところ、今年は以前のような感じに咲いてくれました。
昔小別沢の山中で偶然見つけた斑入りオオイタドリ。いつも作業員に誤って刈り取られ、なかなか大きくならないでいたけれど、今年は草刈りの回数も減ったこともあって、すくすくと大きくなって来ました。今の時期が一番彩りも鮮やかで、よく目立つのですがねぇ。
あちこちにたくさん植えているオオデマリも、今年は特に見事な花着きですが、その中に一株、間違って紛れ込んでいたのがオオデマリの原種であるヤブデマリ。カンボクとテマリカンボクの関係と同じで、こちらの方が却って風情があります。間違えなければ手に入ることのないものだけに、とてもラッキーでした。
峠の庭では、春に補植したコマクサがたくさんの花を咲かせてきました。秋に補植するととても歩留まりが悪いので、昨年から春の補植にしたので、株が少し増えてきました。これでこぼれダネで増えてくれるようになればいいのですが。
エゾゴゼンタチバナは、かつてはヤマボウシやハナミズキと同じ属にされていたこともあり、同じ形の花を咲かせます。つまり白いのは花弁ではなく苞(ほう)で、中心に集まっているのが花です。ゴゼンタチバナの花は白っぽいのですが、エゾゴゼンタチバナは黒っぽいので見分けがつきます。
こもれびの庭に偶然自生していたサルメンエビネ。今年も3本の花茎を伸ばして、ちょうど満開になっていました。「唇弁が赤みを帯びてしわが寄っているのをサルの顔に見立てた」のでこの名があるそうですが、かなり無理があると思います。ここにあったということは、探せばまだあたりに生えているのでしょうね。
一株見つけたのがギンラン。近縁のクゲヌマランとは、花の下に距(きょ)という突起があることで区別されます。葉も少し幅が広いようです。そんなにたくさんは生えないのですが、毎年どこかに見つけることができます。
もともとは滝野公園に自生していなかったのがツマトリソウ。カントリーハウスの前に、開園時にミズナラの大木を十勝から運んできて植えたのですが、その根鉢にくっついていたものです。4弁5弁6弁はたくさんあるけれど、7弁というのは珍しい数です。かつてはサクラソウ科でしたが、新しい分類体系ではなんとヤブコウジ科に。なんだかピンと来ないなぁ…(^^;)