スズランの調査

  • 2020.06.04 Thursday
  • 05:53
昨日は富丘西公園でスズランの調査を。例年は、自然観察会が終わってから午後に調査をやっていましたが、今年はコロナのために中止に。でも今年は中止になってよかった。というのは、ここ数年スズランを初めとする野生植物の花が早く咲き進み、全然見るものがなくなってしまったために、一週早めて24日に予定しました。今年はそれだとほとんど咲いていなかったのです。自然相手の仕事はなかなかうまくいかないものです。
調査は、1m×1mの方形枠を設置し、その中にあるスズランの株数と葉の数、開花の有無を調べるのです。気温が上がって汗がしたたり落ち、ずっとかがんでの仕事はなかなか大変でした。
方形区

スズランを見に来る方が結構いて、これから咲くのですか?今が満開ですか?どこで咲いてるのですか?とかいろいろと聞かれました。確かに木道の上から見れば、葉っぱしか見えないですからねぇ…(^^;) でも花の香りはかなり強く、甘い香りをかぎながらの調査となりました。
スズラン

生育エリアの調査もやるので、そちらを調べてもらっている間に、最近はびこり始めたフキの抜き取りを行いました。保全区域では、外来の帰化植物はもちろんのこと、オオヨモギやアキタブキのような大型草本も抜き取り対象にしています。
アキタブキ

とはいえ、このようなオオアマドコロやハエドクソウ、ヨツバヒヨドリなどもかなりはびこってきています。どれを抜いてどれを残すのか、なにが正解なのか分からない判断を常に迫られるのが「順応的管理」の難しいところです。
オオアマドコロ

調査の合間をぬって、保全区域内のアキタブキはとりあえずすべて抜き取りました。とはいえ、きれいに根茎まで抜けるのは全体の1/3程度。残りは付け根からちぎれてしまうので、しつこく抜き取りを進めるしかありません。
抜き取り

毎年追跡調査を続けている永久方形区4個と、ランダムに設置する方形区を14ヶ所調査して、かなりよれよれになってしまいましたが、なんとか昼過ぎに調査完了。スズランは圧倒的に2枚葉の個体が占めていて、1枚葉はほんの数%しかありません。ところが今回の調査では、3枚葉が2個体ありました。なかなか珍しいのです。
3枚葉

奥の保全区域では、スズランに混じってクゲヌマランがちらほら咲いていました。昔はもっとたくさんあったのに、最近はかなり珍しくなってしまいました。ギンランによく似て、距がないのが特徴で、神奈川県の鵠沼で最初に確認されたのでこの名があります。
クゲヌマラン

こちらでも生育エリア調査をやっている間、ここには抜き取るフキがないので、何か生えていないか今まで一度も入ったことのない場所にもぐり込みました。そうしたら、民地との境界のフェンスに沿って数株のオオヤマオダマキが!先日のポプラ通に続いて、こんな市街地内で見つかるとは。いろんな現場を歩いていると、珍しいものに出会うものです。
オオヤマオダマキ
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