調査区の設置

  • 2020.04.25 Saturday
  • 05:51
私の現場は3密とは無縁なところばかりだし、この時期特有の「必要至急」な作業が目白押し。
昨日はポプラ通で、昨年秋にササ刈りをしたところに永久方形区を設置し、その現況を調査してきました。まずはオオバナノエンレイソウが残されているエリアに2m×2mの方形区を決めて杭を打ちます。
方形区

そのままでは記録するのが大変なので、1m×1mの調査枠を置き、それには半分に区切る水糸を張っているので、50cm×50cmの区画ごとに、出現植物の種類と位置関係を記録していきます。1区あたりそれが16個あるので、数が多いとなかなか大変な作業です。
調査

意外だったのは、かなり乾いている場所なのに、湿り気を好むヒメザゼンソウがかなりたくさん生えていたことです。昔はもっと水位が高く、創成川から水田に水を供給する水路が流れていたわけですから、その名残なんでしょう。
ヒメザゼンソウ

肝心のオオバナノエンレイソウは、範囲としては限られているものの、株数はかなりたくさんあることが分かりました。タネが落ちて一斉に発芽生育したと考えられる、密生した小さな株があちこちに見つかったのです。タネからの株の再生産が行われていることが確認できたことは、環境改善によって群落が復活する見込みがあるということになり、希望が持ててよかったです。
オオバナノエンレイソウ

オオウバユリ群生地にも永久方形区を2個設置しました。かつてはロープ柵まで、左奥にあるようササ薮に覆われていたのですが、密生するヤマグワを伐採し、ササを刈るとオオウバユリがたくさん見えてきました。
ササ刈りエリア

ここには今年開花する大きな株から、発芽して2年くらいまでの株まで各世代が揃っているので、環境改善によって生き残れる歩留まりがよくなれば、かつてのような群落が復活できる可能性が高まります。
方形区

オオウバユリは開花するとその株は枯れてしまい、散布されたタネから8年前後かかってまた開花するという生活史を持っています。ところが、枯れた茎の周りに小さな株(これを娘(じょう)鱗茎といいます)が発生しているものが稀にあります。比率的には20〜30株に一つくらいですが、タネから生育するよりはるかに早く確実に成熟するので、株の再生産には有効な方法です。この比率を高くすればいいけれど、どうやったらいいものか、どこにも書かれていないので、様子を見ていくしかなさそうです〜(>_<)
娘鱗茎
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