ツルマサキ

  • 2020.03.10 Tuesday
  • 05:49
北国のつるもの  その14 ツルマサキ

ツルマサキ(Euonymus fortunei)は、北国では数少ない常緑性のつるもので、雪解け後の林内ではよく目立ちます。この写真は星置緑地にあるものですが、ここではヤチダモの木に、ツルアジサイ、ツタウルシ、ナツヅタなどと共に、ツルマサキがたくさんくっついています。北海道に来て間もないころには、地面近くにあるものでは葉の大きさは小指の爪程度しかなく、木に絡まっている大きな葉っぱのものとは、全く別の植物だと思っていたくらいです。
   雪解け後

付着根で木の幹を登っていき、条件のいい場所で競合するものがないと、四方に枝を伸ばし始め、まるでツルマサキの木になってしまいます。これは北大農学部前にあるもので、捉まって登った木が枯れていたのでこんなになってしまったけれど、木が腐って倒れてしまえば自分では支えきれません。最近見ないようだけど、雪が融けたら確認に行かなくては。
ツルマサキの木

以前ある先生が、北電にかけ合って電柱緑化を普及させたいと、自宅前の電柱で試験植栽をやったことがありました。ここは住宅地だからいいけれど、町中の電柱の足元に植栽可能な土があることは珍しいので、ちょっと難しいのでは…と思ってしまいましたが。
緑化電柱

ツルマサキには、外国で改良された園芸品種がグラウンドカバープランツとして導入されています。白斑のエメラルドガイティ(E. f. 'Emerald Gaiety')と黄斑のエメラルドゴールド(E. f. 'Emerald 'n' Gold')があちこちに植えられているけれど、ある程度つるを伸ばして這い上がってきても、ツルマサキのように大きな葉っぱにならないのが不思議です。
グラウンドカバー

最もつるものらしい使い方としては、知事公館の西側のフェンスに絡ませたものがピカイチでしょう。多分林務部か林業試験場の方が植えたのでしょうが、鉄のフェンスにしっかりとくっつき、毎年きれいに散髪しているので、とてもすっきりしています。
知事公館

生垣のように何度も刈り込む必要はないし、幅がないので雪対策もいらないし、常緑なのでずっと緑を楽しむことができます。
壁面

でも4〜5年に一度くらいに、寒波にやられて真っ赤になり、春に落葉してしまうことがあります。でもつるが枯れたわけではないので、すぐに芽吹いて元に戻るので、ほとんど気になりません。このような使い方をもっと普及させたいですねぇ。 (つづく)
寒風害
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM