ツルウメモドキ

  • 2020.03.09 Monday
  • 05:42
北国のつるもの  その13 ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus)は、ニシキギ科の落葉・つる性木本で、我が国では北海道から沖縄まで、東アジア一帯に広く分布しています。つるは他の樹木に絡まって覆い尽くしてしまうほど生育が旺盛で、林業では厄介な嫌がられる存在です。豊平公園のバラ園には、40年前に整備された時からアーチに絡ませていたため、暴れるツルの整理が大変でした。
豊平公園

これは町中で見かけた住宅の玄関先ですが、見たところ果実は着いていなかったので、これを植えてもなぁ…と思ってしまいましたが。大通公園の西2丁目には、ノウゼンカヅラ類の反対側(南側)のパーゴラに、雌株が植えられて毎年実が付いています。
玄関先

ツルウメモドキは雌雄異株のため、見どころの多い雌株でないと面白味がありません。実生で増やしたものでは雌雄が分からないため、ある程度の大きさになり、花が咲いたら見分けることが可能になります。雄花には雄しべだけしかなく、雌株では雄しべが退化して、真ん中に先が3つに分かれた雌しべが1本だけあります。
花の図
  (「北海道植物図譜」 滝田 謙譲著、同 発行、2001 より引用させていただきました。)

雌株では8〜9月には果実がびっしり付いてきます。果実が着いていない余分なつるは、この時に整理した方がすっきりします。
雌株

10月半ば過ぎると黄葉し、やがて落葉してから果皮が割れて真っ赤なタネが見えてきます。このコントラストがきれいなので、ドライフラワーやリースの材料にも使われます。 (つづく)
果実
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