アイビー類の問題点

  • 2020.02.14 Friday
  • 06:00
北国のつるもの  その6 アイビー類の問題点

これまでナツヅタとフユヅタの仲間(広義のアイビー類)を見てきました。確かに付着力は強いし、成長も早く、短時間での壁面緑化が可能なので、最もたくさん使われていると思います。でもいいことばかりではありません。これは北大農学部の隣にある演習林棟。ワザと植えたものか勝手に生えてきたものかは定かではありませんが、ナツヅタの上にヤマブドウまでくっついて見事です。林業関係の研究室が入っているだけに、これだけツタに覆われても誰も文句は言わないでしょう。
演習林

このビルは、うどんのおか田のお隣さん。このあたりのビルには、すぐにツタが生えてくるらしく、あちこちで這い上がってきています。別におか田が植えた訳でもないのに、これだけくっついて窓を塞ぎ始めると、入居者から文句が出てこないのか、心配になってしまいます。あまりにも生命力・付着力が強すぎるのも、ちょっと困りものかもしれません。
おか田の隣

最近町中の街路樹の幹が、こんな風にツタに覆われてしまっているところが目立ちます。秋にブドウ果を食べた野鳥が、街路樹に止まってプリッとタネを落とすので、こんな風に広まっていくのです。一度くっついてしまうと、完全にはがすのはまず難しいので、どんどん増えていくことでしょう。
街路樹

とうとう電柱にまでくっつき始めているので、そろそろ北電でも問題になるのでは。無機質な電柱よりは見栄えがいいとしても、どんどん登っていって電線に絡めば、ショートしたり断線する危険性がありますから。
電柱

イングリッシュアイビーをグラウンドカバープランツとして使用したのは、25年前に整備したさとらんどでした。確かに少ない株数でもあっという間に広がってくれるので、広々とした場所のカバーには最適だったのです。実際、短期間で雑草など寄せ付けない、しっかりとしたカバーを形成してくれました。
さとらんど

ところがここで問題が生じてきました。勢い余って高木の幹に貼り付き始め、しょっちゅうこれをはがすのが大変だと文句を言われてしまったのです。付着性のないオカメヅタならこんなことは起きないのですが、丈夫さがあだになってしまいました。
這い上がり

今はなくなってしまった円山の建物も、常緑のつるが窓を塞ぎながら、これだけ厚くくっつき始めると、自分で植えたものだと思いますが、さすがに住んでいる方も焦ったことと思います。
アイビー

二日前に紹介した‘グレイシャー(Glacier)’がくっついている建物を、昨日の昼に散歩がてら見に行くと、きれいさっぱりはがされておりました。アイビー類を使う場合、歓迎される使い方をしっかりと見極めていく必要があるようです。
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