植物園の温室

  • 2020.01.27 Monday
  • 05:47
植物園配植図の中に、温室のあたりが切り貼りされているみたいです。現在の温室は3代目。1983(S58)年に建て替えられて公開されているので、それに合わせて図面を差し替えたものでしょう。

温室付近

初代温室は、もともと全日空ホテルの周辺にあった開拓使の苗圃の中に、ルイスベーマーによって建てられました。わが国初のガラス温室でしたが、隣にあった札幌農学校に取られてしまい、ベーマーはやむなく清華亭の裏に小さな花室(はなむろ)を建てて、苗の育苗や非耐寒性植物の越冬に使っていました。この温室は多分農学校の現在地への移転に合わせ、植物園内に移設されて、昭和の初めまであったようです。

1号2号温室

2代目の温室は1932(S7)年に廬(ろ) 貞吉氏の寄贈によって建てられ、1980(S50)年頃までありました。通路は狭かったけれど、まっすぐ伸びた廊下の右側にずらりと温室が並んでいて、ものすごくわくわく感がありました。私が持っている一番古いパンフレットには、その形状が遺されています。

配置図

そのパンフレットには当時の入園料が示されており、入園料が60円、温室が20円となっています。農学部の学生はタダだったのでお金を払ったことはありませんでしたが、こんなに安いんだとと思った記憶があります。当時は昼休みに近くのサラリーマンがたくさん入園して、芝生で昼寝をしていましたねぇ。その頃の入園者は確か15万人ほどあり、現在はその十分の一以下になってしまっているはずです。

入園料

先の図の温室の右端に、小さくカキと書かれているように(オレンジの枠)、温室の建て替えにもぎりぎり当たらず、このカキの木は生き延びてきました。形状からすると庄内柿のようですが、いつ誰が植えたのか、当時のことを知る人が生きているうちに、しっかりと聞いておけばよかったなぁ。
カキの木

現在は駐車場になっているところに、「マイクジャク」(赤い枠)と書かれていました。こんなところにハウチワカエデの‘舞孔雀’があったなんて。今度拡大図を持って。確認して歩いてみなければならないようです。(この舞孔雀は中島公園にあるものです。)

舞孔雀
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