札幌のセミ

  • 2013.01.29 Tuesday
  • 07:00
先週滝野公園に行った時に、パンフレットコーナーに「札幌市のセミ」というのを見つけました。とてもきれいで、ていねいに作られているのです。
表紙

札幌に生息するセミを、市民参加型の調査によって脱け殻を採集し、専門家の調査も平行させて、それぞれの分布図を調べていったものです。主催は「札幌市博物館活動センター」で、地味ながらとてもすばらしい成果だと思いました。
これを見ると、2008年〜2010年の3カ年で、市内では10種ものセミが確認されているのです。6月からシャワシャワうるさいエゾハルゼミや、夏のエゾゼミ、コエゾゼミとかの北方系種はともかくも、アブラゼミやニイニイゼミ、ミンミンゼミからヒグラシ、ツクツクボウシなどの南方系の種まで見つかっているのには、とてもびっくりしてしまいました。
セミの種類

10年ほど前に、うちのすぐ近くにある荒井山緑地の調査をやった時に、ミンミンゼミが鳴いているのを確認したことがあります。ミンミンゼミは、小樽付近までは分布が確認されており、あとは思い切り飛んで、屈斜路湖畔の和琴半島の発生地が北限として、国指定の天然記念物に指定されています。この調査では、定山渓温泉で脱け殻が二つ確認されているそうですが、ここも温泉地なので、地熱が高いからなのでしょうか。

分布図1

アブラゼミが、市内でこんなにいるのにもびっくりでした。故郷の松山では、アブラゼミとニイニイゼミが圧倒的に多く、庭から出てくるのもアブラゼミが一番多かったですからね。

分布図2

ツクツクボウシが真駒内公園近くの豊平川河畔林でとか、ニイニイゼミが北海道神宮と北大構内で、ヒグラシが神宮と円山公園で確認されているとか。うーーん。
少なくとも、ニイニイゼミとヒグラシは自然分布ではないのでは?と思いました。北海道神宮の境内には、献木と称して大量の樹木が植えられています。特にサクラ類が多いのですが、ここに多いソメイヨシノは、本州から苗木が持ち込まれてくるので、その根鉢の中にセミの幼虫が紛れ込んできたのでは?と思ったのです。セミのライフサイクルは長いので、たまたま孵化して鳴いていたとしても、ちゃんと卵を産むことができたかどうかは分かりません。円山ではこれまで、植物ばかり気にして歩いていましたが、これからはセミの鳴き声にも注意して歩かねば。これでまた、円山散策の楽しみが一つ増えました〜
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