森ヒロコさん

  • 2019.12.15 Sunday
  • 05:55
先日打合せに行った場所から、ふと森ヒロコさんのことを思い出してしまいましたが、仕事の資料を探してキャビネットをさまよっていたら、あるファイルの中から、45年前の森さんの個展のリーフレットが出てきたのです!
個展1

「森ヒロコ銅版画展」は、1974年9月2日から約4週間、NDA画廊で行われています。74年は大学3年生で、農学部に移行して圃場に通い詰めだった頃です。実はこの年の4月にあの『エルフィンランド』が開店して、学生の身ながら連日通い詰めていました。その中には、普通の学生生活をやっていれば絶対に会えないような、実にいろんな人と知り合ったり、飲み交わしたり、ワイワイと過ごしていた中に、大柄で声が太く、しゃべり出したら止まらない、二十歳過ぎの若造から見れば、とってもおっかないおじさんがおりました。それが長谷川洋行さんで、NDA画廊をやっていたのです。
個展2

森さんのことは当然知らなかったので、長谷川さんに誘われて行ったのでしょう。それが森ヒロコさんの作品との出合いでした。森ヒロコ・スタシス美術館のHPを見ると、ここで個展をやったのはこれが初めてで、翌年お二人は結婚されているので、運命の出合いだったのかもしれません。

個展歴
 (森ヒロコ・スタシス美術館 HPより)

それから10年後、私は植木屋にいて造園工事や庭園管理など、毎日楽しく仕事をしていました。大学にもよく顔を出していたので、当時の3代目になるT教授にもいろいろと可愛がられていました。先生は花が専門だったので、相性がよかったのかもしれません。先生の奥様にもえらく世話になったのは、お子様がいらっしゃらなかったせいもあったのでしょうか。ある時友達の庭先をきれいにしてほしいのでと、仕事を紹介してくれました。やはり農学部の先生のお宅で、いろいろ話をしているうちに、そこの奥様がなんと森ヒロコさんのお姉さんだということが分かってびっくり。そして、その年の12月に結婚することが分かると、ぜひお祝いを受け取ってほしいと、T教授夫妻からいただいたのがこの作品でした。

筒井先生

森さんのどんなのが好きなの?と聞かれて、作品としてはキリッとしているのがいいけれど、我が家に置くのであればかわいいネコの作品が…と言ったら、これを選んでくれたのです。

夕暮れ

これは「夕暮れ」という作品で、我が家でも一番目立つところに掛けています。T先生も数年前に亡くなられてしまいましたが、長谷川さんも2016年に、森さんも後を追うように2017年に亡くなられてしまいました。かみさんの友達は、ずっと森さんの所で仕事を手伝っていたのですが、目を患ってほとんど失明してしまい、制作から離れざるを得なくなりました。なので、森さんの作品にはいろいろと思い入れが強いようです。美術館は来年再開するようなので、あの素晴らしい作品に会いに行ってみようかな。
再開の報
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