植物園の温室(つづき)

  • 2019.12.06 Friday
  • 05:49
この時期は、植物の画像はなかなか見せられないので、もう少し紹介しておきます。真ん中の池にはオオオニバスが見当たらず、いつも咲いている熱帯スイレン(‘ディレクター GT ムーア’)だけが寂しそうに葉を広げていました。これも以前のような勢いがありません。植え替えなんかしてないんだろうな。
熱帯スイレン

窓際に変な果実を付けているのは、ソテツの仲間かな?とラベルを見ると、南アフリカ産のオオバシダソテツ(Stangeria eriopus)となっていました。確かに葉だけを見ればシダの仲間と間違えそうです。オーストラリアに近縁種があるので、ゴンドワナ大陸時代の生き残りかもしれません。
シダソテツ

恐ろしい棘のある木はトックリキワタ(Ceiba speciosa)。こんな恐ろしい木は、一度植えたら移植なんかできないでしょう。幹を囓られたくないから、こんな棘で武装するのでしょうか?
トックリキワタ

その横にある小さな木の花は、プルメリアによく似ていると思ったら、プルメリア・プディカ(Plumeria pudica)という低木性のプルメリアでした。時期が違うせいか、初めて見る花がずいぶんとあるような気がします。
プルメリア

木陰に地味な草があると思ったら、なんとグンネラでした。これと一緒に温室の隅に転がっていた株を、上川町長名の公文書を出してもらい、大雪森のガーデンに導入することができました。あちらは背丈よりも大きく育って結構話題になったのに、これじゃあんまりかわいそう。本来の環境に近い温室にある方が、いじけて小さいまんまというのも変な話ですが。
グンネラ

北側にはシダ室のみに緑があり、ここも生育地ごとに分けられたようですが、みんな似たような姿だから、何が変わったのかよく分かりませんが。壁際にポツンと鉢植えになっていたのがデンジソウ(Marsilea quadrifolia)。まるでクローバーですが、これもシダ植物です。ヨーロッパから日本まで広く自生があり、かつては水田雑草だったものが、最近では絶滅危惧種にもなっているそう。それにしても四つ葉の形ではなく、すき間の形から「田字草」と名付けるセンスはすごいです。
デンジソウ

かつてアナナスなどがあった真ん中の部屋は、研究紹介のパネルが並んでいて、ちょっと殺風景。大学付属の施設であることをアピールしたいのでしょうね。
パネル展示

一度外に出て向こうの温室に行くと、食虫植物と洋ランの部屋は変化がなかったけれど、一番奥の多肉植物室は、ずいぶんすっきりしていました。枝が落ちてきたらどうしようかと、ビクビクしていた棘だらけのヤブが整理され、まっすぐ向こうに行ける周回園路ができていました。あんな棘だらけの多肉を、がんばって整理してくれたのですね。目新しいものはなかったけれど、ラベルもしっかり付いて見やすくなってました。
多肉室

時期を変えていくと、初めて出会ったような花がたくさん見られて新鮮でした。公開される部屋が少なくなったのは寂しいけれど、この時期に楽しめる貴重な緑なので、目の保養になりました。
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