まちづくり会社

  • 2019.11.28 Thursday
  • 05:43
札幌駅前通まちづくり会社という組織があります。札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)が完成に近づいてきた2010年に設立され、完成と共に指定管理者として、チ・カ・ホの管理・運営を担ってきました。その後北3条広場(アカプラ)の完成と共に、こちらも付け加わったのです。そこから定期的に、数年分の年報が送られてきます。私は両方の整備の際に、デザイン監修委員として関わってきたので、今でもかなりつきあいがあります。
表紙

チ・カ・ホの完成は2011年3月。オープニングの記念式典を12日にやろうとしていたら、あの大地震が起きてしまいました。もちろんイベントは中止になり、その後何ごともなく利用されてきました。もうすっかり、札幌の町の風景になじんでいると思います。
チ・カ・ホ

チ・カ・ホの整備では、南北線と地表の間にどでかい構造物ができてしまうので、そこに樹木を植えるためにどんなことができるのか、技術的な課題が山ほどありました。それは私の専門分野なのでなんとかなったのですが、デザイン監修の対象は、構造物の意匠、照明や床材壁材、サインや色彩計画まで多岐にわたり、土木と建築の大家2人と共に、約8年間何十回もの委員会をこなしてきました。私にとってもいい勉強になったのです。
構造

その途中から北3条広場の整備の委員会が始まり、こちらは2014年7月にオープンしています。このパースが双方の関係性をよく表しているのですが、私はチ・カ・ホから大階段で広場に上がって行く案を主張したのですが、残念ながらボツにされてしまいました。チ・カ・ホにある壁を見るたびに、ここから空が見えたらなぁと思ってしまいます。
アカプラ

アカプラという愛称は、使われたのをほとんど聞いたことがありませんが、四季を通じてたいへんよく使われています。私に求められた使命は、このイチョウを保全し、できるだけ長生きさせることにあるのですが、今のところ順調に生育しているようでホッとしています。
カーペット

この報告書の最後には、いろんなデータ集が載っており、その中で最も画期的なデータは通行量の変化でしょう。開通前と比較して、平日で2.3倍、休日では2.9倍もの人が駅前通を利用しているのです。地上を歩く人は多少減っているものの、地下を利用する人がその上にドンと乗っかっているのです。これは9月の調査なので、冬季間ではまた違うパターンでしょうが、これだけたくさんの方が、地上と地下を行き来する空間になったことは、歓迎すべきことでしょう。
通行量
この会社は、ただイベントを引き込んでにぎわいづくりを行うだけでなく、都心の顔づくりや都心全体の活性化を図るための様々な施策を展開してきました。ここの取り組みは、これからもますます目が離せなくなってきてますよ〜
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