最後の作業

  • 2019.10.30 Wednesday
  • 05:49
今年の滝野も、昨日が最後の作業日。カントリーガーデンと渓流ゾーンの作業は計11回設定されており、参加者はほぼ固定されているものの、毎回熱心な参加があって本当に助かります。カントリーガーデンでは、メコノプシスのようなデリケートな管理が必要なものでは、残念ながら業者に任せることができないのです。

久しぶりに園内に入ると、木の葉がかなり落ちている中で、洋種の樹木類ではまだ紅葉が真っ盛りという感じ。右の濃い黄色のカエデはヨーロッパ原産のノルウェーカエデで、樹形がほうき状になる‘コルムナーレ’(Acer platanoides 'Columnare')です。真ん中の紅葉しているのはアメリカ原産のルブルムカエデ‘モルガン’(A. rubrum 'Morgan')、左のクリーム色に黄葉してきているのは、やはりアメリカ原産のギンヨウカエデ(A. saccharinum)です。
カエデ類

アカナラが真っ赤になり、ようやくその名の意味が分かるようになってきました。学名も Quercus rubra なので、赤い-ナラとなっているけれど、ふだんの姿からはどこが赤いの?と思われてしまいます。
アカナラ

最後の作業は、毎年メコノプシスの植え替えと補植をやって来ました。ところが、今年は補植する苗が生産者のところで暑さのため全滅してしまったために、植え替えと株分けを行うことにしました。まずはすべての株を掘り上げ、株分けできそうな大株と、まだ小さな株とに分けました。
掘り上げ

メコノプシスはうまく夏を越させると株がどんどん大きくなっていきます。ところが、4〜5年すると小さな株ばかりの集合体になってしまうので、思い切って株分けして元気を取り戻してもらうことに。
株分け

土壌改良の方は、たっぷり堆肥をすき込むのですが、今年はさらにピートモスを混ぜて、土壌の膨軟化と酸性化を狙うことにしました。メコノプシスの花は、アルカリに傾くと赤く濁って鑑賞価値が下がるため、毎年春にピートモスのマルチングをやっています。でも効き目が悪いのか、少し濁る株が出てきてしまうので、土壌中にもすき込むことにしたのです。
土改

植え込みが一番大切な作業なので、しっかりと手本通りにやっているか目を光らせます。根が繊細なので、周りに無理なく広げた上にそっと土をかけていくのが基本です。
植え込み

無事に植え込みが完了すると、これまで侵入防止に挿していた根曲竹で、がっちり養生をしておきました。以前雪が少し積もってから、冬囲いや伐採作業をしていた作業員に、植栽地を踏み荒らされてしまったことがあったのです。
養生

ただ補植するだけならそんなに時間はかからなかったけれど、今回は株分けをして植え戻すため、意外と時間がかかってしまい、こもれびの庭だけでお昼になってしまいました。今までも何度か苗が入らず、そのまま冬を越させたことがありますが、今回は大株を40株以上株分けしてあります。これで来年どこのくらい開花してくれることでしょうか。
完了

午後からは、もう1箇所残っているメコノプシスの植え替えと、いただいた貴重な山草の植え込み、原種系のチューリップの植え込みなど、手分けしながら進めたので、1時間弱ですべての作業を終えることができました。道具類を洗って片付け、今年の作業も無事終了。今年は2回も閉園するイレギュラーな年でしたが、ガイドに作業にと一年間本当にお疲れさまでした〜
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