切り抜きの桜

  • 2019.08.20 Tuesday
  • 05:57
新聞の切り抜きをやり続けて40年以上になりました。初めの頃は自分の興味本位で、コンサルに勤めている時は仕事に関係する話題を中心に切り抜いていたので、かなりのボリュウムに。溜め込むと大変なので、毎週末に切り抜いていました。その頃からパソコンが自由に使えるようになり、スキャンしてデータ化していったので、場所は取らなくなったし、検索も容易になりました。ネットでなんでも情報が手に入る時代に、なんで切り抜きなんかしているのか不思議に思われるかもしれませんが、一度読んで気になるところに付箋を付けておき、再度内容を確認しながら切り抜いているうちに、その情報がしっかり頭の中に染みこんでいくのです。多分これは一生続けていくのでしょうね。

お盆の合間に、溜め込んでいた切り抜きを読み直しながら、データ化していました。ちょうど3月から5月にかけての切り抜きなので、桜に関するものが次々と。4月3日の朝日新聞夕刊では、トップに「日本のSAKURA 人気満開」「花見の訪日客で1600億円 地方に波及効果」という記事があります。上野公園では、訪問客の半分近くが外国人になっており、サインや警備の対応が大変になっているそうです。人気の要因は、1.桜の木が集まって咲く「群桜」 2.酒とつまみの「飲食」 3.大人数で蒸れる「群集」の三つが揃った花見は日本にしかないと、白幡洋三郎先生の見解が示されておりました。桜を追って北に上がっていくことから、東北地方などにも波及効果が広がっているそうです。
日本のSAKURA

4月5日には、「半兵衛が残した白紅桜」という記事も。三島にある遺伝研は、大先輩の木原均さんが設立したところで、学生時代の研修旅行で行ったことがあります。農学科には5つの研究室があり、それぞれの関係する研究所を回っていくので、作物育種研究室の関係する遺伝研に行ったのです。そこで桜の研究をやっていた竹中要博士が残した桜に、その名にちなんで「半兵衛白紅桜(しろべにざくら)」と名付け、大切に育てているという記事でした。私たちが行ったのは3月初めだったので、まだ桜の季節ではなかったのが残念でした。
半兵衛桜

翌日にもまた桜の記事が。「ソメイヨシノの祖先 分かれてまた一つに」とあり、ソメイヨシノのゲノム約3億5千万塩基対を解析することに成功したと。その結果、通説通りエドヒガンとオオシマザクラを祖先に持つ可能性が分かったけれど、552万年前にいったんそれぞれの種に別れた後、百数十年前に再び一つになって、ソメイヨシノが生まれたことが分かったそうです。なんか夢のような話ではありますが、コムギのゲノムは木原先生が、イネのゲノムは作物育種研究室の長尾先生と高橋先生が先駆的研究を進めたので、わりと身近に感じます。
ソメイヨシノの起源

木原先生の残した言葉には、「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある。」とあるそうなので、そのうちいろんなことが分かっていくことでしょう。
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