さっぽろ文庫

  • 2019.08.12 Monday
  • 06:00
先月の朝日新聞に、興味深い記事がありました。「文化育てたさっぽろ文庫」という記事で、毎年4冊ずつ発行され、25年でちょうど百冊の本になったさっぽろ文庫が紹介されていました。

新聞記事

私はその中で、3冊に文章を書かせていただきました。最初に声がかかったのは1991年発行の56号『花ある風景』です。この巻の編集長は鮫島淳一さんで、私も編集委員として呼ばれ、「街を彩る花」と「花風景の広がり」という二つの文章を書いております。

文庫

文章は大したことはないのですが、一つだけこっそり自慢にしていることがあります。カラーページの最後にこの巻にふさわしい絵を入れたいと木原さんに相談され、迷うことなく八木伸子さんを推薦しました。八木さんは家もすぐ近くでも、普段は挨拶する程度だけど、私は大ファンだったのです。本が送られてきた時にこの絵を見て、とてもうれしかった。『花ある風景』にピッタリの絵だと思います。八木さんには、会うたびにお礼を言われましたが、この絵はほしかったなぁ…(^^;)
  八木さん
その何年後だったか、なにかの席で鮫島さんにバッタリ会った時に、ちょうどよかった。書く人がいなくて困っているのが二つある。あんたならなんとかしてくれそうなので頼むよ!と押しつけられたのが、74号『わが街新風景』の三吉神社と西野緑道でした。境内で一時間くらいうろうろしながら構想を練り、一気に書き上げたのがこの文章でした。
  三吉さん

そして2002年には、いよいよ100号の完結編『北都、その未来』では、緑に関して好きなことをいてほしいとの依頼があったので、「町角の緑 市民の財産をつくろう」という8ページほどの文章を書きました。「緑から見た札幌の特性」、「緑は町の記憶」、「五感で感じる緑」と書き進んで、最後に「緑の聖域づくりを」提唱しています。格子状の街路に四角いビルを詰め込めば、まとまった緑は造ることができません。再開発のようなまとまった造成をする機会があれば、その一角に今後手を付けない空間を設定し、ハルニレのような何百年も生きる木によって緑の聖域(サンクチュアリ)を造れば、次の世代も繋がるものになるだろうと、後のハルニレプロジェクトに繋がる提案をしていました。

     緑の聖域
こういう場で提案したことが、実現することはないとしても、その時の自分の立ち位置をはっきりさせたという意味で、文庫は私の背中を押してくれたといえるでしょうか。「さっぽろ文庫」は図書館などには必ず常備されているし、電子本でも読めるので、興味のあるテーマを是非読んでいただきたいです。
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