夏の観察会

  • 2019.07.08 Monday
  • 05:48
昨日はポプラ通での夏の観察会。この時期に咲いている植物は少なく、あくまでここのシンボル的なオオウバユリについて解説する予定でしたが、肝心のオオウバユリはほとんど開花しておらず、ところどころに開いている株がある程度でした。春先の生育はものすごくよかったけれど、その後は降雨がほとんどなく、その割に天気もよくなかったので、やや遅れ気味に。花茎の高さも例年の1/2〜2/3程度だそうです。
オオウバユリ

目立つ花としては、キンミズヒキが咲いている程度。株はたくさんあるので、これからはミズヒキやミゾソバなどと共に道端を彩ることになりそうです。
キンミズヒキ

草姿や花がユニークなのがコヤブタバコ。初めて見た時に、誰かが芯を止めたので、このような枝分かれをしてしまったのかと思ったくらいです。不思議な分岐をして、枝先にキセルのような花を咲かせます。
コヤブタバコ

この時期だときれいな花も咲いていないし、天気もいいのでみなさんお出かけかな?と思っていたら、意外と参加者が集まり、スタッフ入れると40名以上の参加となりました。今回が初参加の方もいるので、一通りこことの関わりについて説明し、観察会に入りました。
初めの挨拶

列が長く伸びてしまうので、途中での解説は極力控え、ポイントポイントに移動しての解説としました。メインはあくまでオオウバユリなので、東端部の保全区域まで移動し、ここで20年前の調査結果を基に、現状がどうなっているかを解説。
解説

ちょうど20年前の1999年には、全域を2.5m角のメッシュに切って、そこに開花しているオオウバユリの本数を数えているのです。今回その中で最も多かったところに再度調査ラインを設定し、開花本数を数えていったのです。薄青のグラフが20年前の開花本数で、15本から25本もの開花が見られたのに対し、現状では赤の数本しか開花株がなく、緑色の未開花株すらほとんど見当たらなくなっているのです。

比較

その場所が現在どんなことになっているのか、みなさんによ〜く見ていただきました。すっかりササ藪になっているのです。

現状

かつてオオウバユリが群生したところがササに覆われてしまったため、ササから逃げるように手前に株が生えています。かつての群生地を囲うように立てたロープ柵が、今では群生の向こう側になっていて、昔は園路だったところにオオウバユリが生えているのです。
保全区域

オオウバユリは実生から開花株になるのに約8年もかかるので、今保全の取り組みを始めても、結果が出るのには10年以上もの年月がかかってしまいます。う〜んあんまり深く関わりたくないなぁ…(^^;)
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