地味ながら

  • 2019.05.23 Thursday
  • 05:48
この時期の滝野公園では、ど派手なチューリップにばかり目が行ってしまいますが、地味ながらあちこちに見どころがあります。こもれびの庭では、あの暴風でシラネアオイの花がみんな吹き飛んでしまったけれど、こんなエンレイソウが咲いています。本種はアメリカ原産のグランティフロールムというエンレイソウの八重咲き品種(Trillium grandiflorum 'Flore Pleno')で、大変丈夫でどんどん株が増えていきます。花期がかなり長いのも特徴の一つで、しばらくの間楽しめます。
八重咲エンレイソウ

メコノプシスはまだまだつぼみが出ないけれど、昨年補植した時に、2株おまけに付いてきたのが黄色い花を開くインテグリフォリア種(Meconopsis integrifolia)です。もうつぼみが上がってきているので、来週末には咲いているかもしれません。私も初めてなのでとても楽しみです。こもれびの庭を覗いて見て下さい。
黄色いメコノプシス

今年のこもれびの庭では、ムラサキケマン(Corydalis incisa)があちこちに咲いていました。これは単純に二年草かと思っていたら、もっと複雑な生活史を持っていました。花後にタネが落ちてもそのまま冬を越し、翌年発芽、生育するけれど、夏までに枯れて地中に球根を残します。これが秋に目覚めて葉を数枚伸ばし、そのまま越冬して春に開花して枯れてしまうのだそうです。タネからいえば、足かけ三年草ということに。
ムラサキケマン

こもれびの庭より奥には、ほとんど自然のままの「疎林の小径(こみち)」というエリアがあり、そこではベニバナイチヤクソウ(Pyrola asarifolia subsp. incarnata )がたくさん生えていて、かわいい花を咲かせてきました。昔は『紅鈴蘭』の名で、千歳空港の土産物屋で売られていたのだそうです。
ベニバナイチヤクソウ

山のお花畑に抜ける道端には、カントリーガーデンではここだけに見られるチゴユリ(Disporum smilacinum)が咲いていました。南区ではあちこちで見ていますが、この辺りにあるのはみんな10cmに満たない小さい株なのが不思議です。
チゴユリ

峠の庭では、いろんな山草や高山植物が咲いてきている中で、最も目立っているのがポリガラ・カマエブクス(Polygala chamaebuxus)でした。ヒメハギ科という珍しい仲間の植物で、本種はヨーロッパアルプスなどに生えているようです。こぼれダネでどんどん増えていき、ピンクや白花も出ています。親株は5年くらいで衰退してしまうので、自由気ままにあちこちに生えているものの方が元気です。
ポリガラ

こもれびの庭と棚田に植えられているのが、斑入りのオオイタドリ。小別沢の山中で偶然見つけたものを掘り取ってきたもので、市内でもあちこちに斑入り株が見られます。一番目立つのは北広島ICの周辺で、高速道路の法面や、36号の中央分離帯や植樹ますなど、あちこちに広がっています。芽出しの色がなんとも目立つものです。
斑入りオオイタドリ

収穫の谷のサイロの横で咲いている花が、バージニアウワミズザクラの‘カナダレッド’(Padus virginiana ’Canada Red’)です。開花期や雰囲気はエゾノウワミズザクラによく似ていますが、花穂はより長く、満開になるとシウリザクラのように垂れてしまいます。今は緑の葉をしているけれど、半月もしないうちに赤銅色の葉に変身してしまう、不思議な品種です。
カナダレッド

このような情報は、フラワーガイドボランティアならみんな知っているので、ガーデンツアーに参加するか、見かけたら声をかけて下さい〜
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