圃場の花

  • 2019.05.16 Thursday
  • 05:51
現場からの帰り道、先週見られなかった花の確認に北大に寄ってみました。するとハナカイドウは満開になっていたけれど、マルスはまだつぼみのまま。だいたい一緒に咲いているものなのですが、今年の開花状況はどこか変です。今年剪定した2本のハナカイドウはバッチリ咲いていて、6本すべてが咲きそろったので思わずにんまり。手入れをしてやると、正直に応えてくれるのは嬉しいものです。
ハナカイドウ

中に1本ズミが咲いているのは、台芽が伸びて大きくなったもの。つぼみが真っ赤なのはズミの特徴の一つです。
ズミ

圃場の反対側にエゾノコリンゴがあるので、そちらの様子も見に行くと、ほんの少しの枝にだけ開花した花が見られました。こちらのつぼみは真っ白ではないけれど、ほんのり赤くなる程度です。
エゾノコリンゴ

両者を並べてみると一目瞭然。エゾノコリンゴの花はかなり大きく、花弁の縁が波打っているし、花弁が重なっているので艶やかに見えます。でも真ん中の雄蕊は短くキュッと集まっているのも特徴の一つ。芽出しの頃は葉に欠刻が入らないので、葉っぱでは区別がつきません。
比較

いつも手稲の仕事を手伝ってくれる4年生が圃場に来ており、せっかくなのでいろんな植物の見方や見分け方、管理の仕方などを話していました。先日花の咲いていた原種チューリップの話になり、原種はたいてい球根が地中に逃げるので、掘り上げが大変だという話をしたのです。すると見てみたい!というので、ハーゲリ種が群生しているところを掘っていくと、出てくる出てくる。ドロッパー(垂下球)という新球が地中に逃げていく様子がよく分かりました。私が学生の頃には、何十種も原種などを栽培していたので、毎年の掘り上げが大変だったのです。
ドロッパー

先週まだ咲いていなかったムラサキヤシオ(右)とシロヤシオ(中)が咲いて来て、先に咲いたトウゴクミツバツツジと何ともいえない花の競演に。ツツジ好きにはこたえられません。
ツツジの競演

シロヤシオ(Rhododendron quinquefolium)は別名をゴヨウツツジといい、葉っぱを見れば納得します。種小名も「5枚の葉をもった」との意味なので、分かりやすいです。花は純白で小さいけれど、日本のツツジでは最も大きくなるというとおり、この株も既に2mを越えています。愛子さまのお印になったので、一時話題になりました。
シロヤシオ

その左に咲いているのはトウゴクミツバツツジ(R.wadanum)。その名の通り関東に多いミツバツツジで、ツツジらしい花の色をしています。ミツバツツジの雄しべが5本なのに対し、これは10本あるので区別しやすいです。耐寒性は強いけれど、道内ではほとんど見られないのがもったいないといつも思います。
トウゴクミツバツツジ
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