ポプラ通の下見

  • 2019.05.07 Tuesday
  • 05:57
12日の10時からポプラ通の自然観察会をやるので、その下見に行ってきました。世間はまだ休みなので、道路はがら空きで、あっという間に到着。手伝ってもらうH氏と、東の方から確認していきました。まず出くわしたのが、紫ミツバ。これは47年前に北海道に来て、すぐ植物園に行った時に、灌木園の横手に生えていたのでよく覚えています。最近ガーデニングでも人気が出ているようで、立派に流通しています。それにしても、こんなに増えていいのかい…(>_<)
紫ミツバ

ポプラ通は両側が住宅地のため、地先の家からの持ち込みやゴミ捨てなどで、園芸植物が多数侵入していると思っていましたが、その量や種類は想像以上でびっくりしました。今回はそんな外来種を紹介しましょう。一面真っ青になっていると思ったら、ワスレナグサが満開に。地味な自生植物なんかより、きれいな花を植えたくなる気持ちは分からないでもありませんが、あまり無秩序に持ち込まれるのはねぇ…
ワスレナグサ

普通野生化したワスレナグサは、花が小型化して見栄えのしないことが多いけれど、ここのはびっくりするほど花が大きくてきれいでした。最近大輪種の‘ミオマルク’などが出回っているので、そんなものが逃げ出しているのでしょうか。
大輪ワスレナグサ

林内に白い花が咲いていたので、アズマイチゲにしては遅いし、ニリンソウかな?と近づいてみると、八重咲のアネモネ・ネモローサ(Anemone nemorosa 'Flore Pleno')でした。別のところには大株も生えていたので、拡散しているのかもしれません。
八重ヤブイチゲ

その近くに小さな黄色い花が咲いていて、これは確かヒメリュウキンカの名前で売られているものでは?と思ったら、戻って調べて見るとその通りでした。リュウキンカと付けられているけれど、その仲間ではなく、かつてはラヌンクルス・フィカリア(Ranunculus ficaria)、現在ではフィカリア・ウェルナ(Ficaria verna)という名前になっていました。リュウキンカと違って、乾いたところでも生育できるため、ここでも増えていきそうです。
ヒメリュウキンカ

最近急速に増えている外来種のヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)ですが、ここではまだおとなしい方で、自生種のオドリコソウの方がはるかに優勢でした。薄暗い林内を苦手としているからでしょう。ここでは久しぶりに白花品を見つけました。昔円山墓地で見つけて以来のご対面。
白花ヒメオドリコソウ

ここで最も広範囲に広がっている外来種は、ニオイスミレ(Viola odorata)でしょう。昔からいろんなところで広まってきていましたが、ここでは在来種だと思われていた節があり、ロープで保護されている区域がありました。しかも大部分が真っ赤な花で、ちょうど満開だったことから、壮観と言ってもいいくらい。これを今後どうしていけばいいのでしょうか。
ニオイスミレ

ニオイスミレがヨーロッパから来たのに対し、近年急速に広まっているのが、アメリカから導入されたアメリカスミレサイシン(Viola sororia)でしょう。紫の基本種と白花品(V.sororia 'Albiflora')があちこちに広まってきており、いずれ大変なことになっていきそうです。
アメリカスミレサイシン

全域を見て歩いて、予想以上に在来種が少なく、エンレイソウはわずか2株、オオバナノエンレイソウも数十株程度、アズマイチゲやニリンソウも数地点での確認に留まりました。その反面、スイセンやチューリップ、スノーフレークなどの球根類は無数に咲き誇っているし、このような外来種があちこちに広がりつつあります。このような場所で、今後どうやっていけばよいのか、簡単に結論を引き出すのは難しそうですねぇ…(>_<)
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