道路緑化の現状
- 2019.03.23 Saturday
- 05:50
今朝はまた冬に逆戻り。家の辺りだと10cmほども積もっていて、雪かきをしなければならないほどでした。行きつ戻りつ、春の足踏みはこれからも続くのでしょうか。
このところ立て続けにコメントのあった道路緑化について。釧路の現場を google ストリートビューで見てみると、(本当に便利になったものですねぇ…)幅の広い中央分離帯にプンゲンストウヒやモンタナマツが植えられ、かなり大きく育っていました。これらの樹木が撤去され、芝生も剥がされてアスファルトで固められてしまったそうです。ここは国道なので北海道開発局の管理下であり、どこも同じく予算がない…ということでしょう。滝野公園も国の管理下で、低木管理は予算がかかるので、この冬の間にほとんど伐採されてしまっているようです。雪が融けてカントリーガーデンに行くと、びっくりすると思います。トランプにシッポを振り振り、イージスアショアに六千億もの血税を大盤振る舞いしているのに対し、身近なところで何が起きているのか、現実をよ〜く見て下さい。
もう一つのコメントにあった場所は定かではありませんが、札幌市の管理する道路では、こうしたことはあちこちで起こっています。これは多分、国道の場合とは理由が異なっていると思います。歩道幅員は本来3.5m必要で、そこに街路樹を植える植えますは幅1.5m確保することが原則です。ところが、高度成長期に緑化の推進にハッパがかかり、本来植えてはいけなかった狭い歩道に、無理して植えたところがあちこちにありました。北国では歩道も除雪しなければならないけれど、歩道除雪車が通れない。バリアフリーが求められているのに、夏でも車椅子が通れない。狭い植樹桝にプラタナスのような大木になる木を植えたために、歩道を壊している。などといった問題があちこちで噴出しておりました。そこで、あまりにも問題の大きな路線から、街路樹を撤去しているのです。こういう後始末は致し方ないと言えるでしょう。私が毎度ボランティアに行っている白石駅前の道路でも、街路整備に合わせて街路樹が撤去されています。
ところが、市内であちこち工事が進められている、道路拡幅に合わせた電線地中化工事では、謳い文句では「電線がなくなれば、街路樹ものびのびと枝を伸ばすことができるので、うるおいのあるまちづくりに貢献できます。」なんていっているけれど、現実には街路樹そのものが姿を消してしまっているのです。事務所近くの北1条通では、表参道にふさわしい立派なイチョウ並木が十年ほど前に姿を消してしまいました。
その代わりに植えられた街路樹は申し訳程度。地先の地権者は、拒否できないのに目の前の街路樹を嫌がるし、担当は土木屋なものだから面倒なことに付き合いたくないので、すぐに引き下がってしまうのです。これではこれらの木がいくら大きくなっても、表参道なんてとても言えない貧相な道路でしかありません。
そろそろ最後の工区が完成する北5条通でも、かつてあった珍しいハクウンボクの街路樹がほとんど姿を消してしまいました。
ここは表参道のような洒落た道路名もなかったので、街並み景観なんて誰も考えなかったのでしょう。区間によっては一本あるかないか、全くみすぼらしい道路になってしまっているのです。ここにハクウンボクを植えたYさんが生きていたら、土木部に怒鳴り込んでいたかもしれませんねぇ…
せっかくだから、あんまりみすぼらしくて、できるだけ通りたくない国道36号の状況を見て下さい。豊平橋から札幌ドームまで、街路樹がほとんど撤去されてもう20年くらいになるでしょうか。月寒区間には1本も残っていないはずです。これが現実なのです。
日本の幸福度は世界の58位というニュースがあったけれど、何も驚く必要はありません。指標は異なっているけれど、行政も住民もそんな程度のレベルだと言うことに、なぜ気がつかないのでしょうねぇ…
このところ立て続けにコメントのあった道路緑化について。釧路の現場を google ストリートビューで見てみると、(本当に便利になったものですねぇ…)幅の広い中央分離帯にプンゲンストウヒやモンタナマツが植えられ、かなり大きく育っていました。これらの樹木が撤去され、芝生も剥がされてアスファルトで固められてしまったそうです。ここは国道なので北海道開発局の管理下であり、どこも同じく予算がない…ということでしょう。滝野公園も国の管理下で、低木管理は予算がかかるので、この冬の間にほとんど伐採されてしまっているようです。雪が融けてカントリーガーデンに行くと、びっくりすると思います。トランプにシッポを振り振り、イージスアショアに六千億もの血税を大盤振る舞いしているのに対し、身近なところで何が起きているのか、現実をよ〜く見て下さい。
もう一つのコメントにあった場所は定かではありませんが、札幌市の管理する道路では、こうしたことはあちこちで起こっています。これは多分、国道の場合とは理由が異なっていると思います。歩道幅員は本来3.5m必要で、そこに街路樹を植える植えますは幅1.5m確保することが原則です。ところが、高度成長期に緑化の推進にハッパがかかり、本来植えてはいけなかった狭い歩道に、無理して植えたところがあちこちにありました。北国では歩道も除雪しなければならないけれど、歩道除雪車が通れない。バリアフリーが求められているのに、夏でも車椅子が通れない。狭い植樹桝にプラタナスのような大木になる木を植えたために、歩道を壊している。などといった問題があちこちで噴出しておりました。そこで、あまりにも問題の大きな路線から、街路樹を撤去しているのです。こういう後始末は致し方ないと言えるでしょう。私が毎度ボランティアに行っている白石駅前の道路でも、街路整備に合わせて街路樹が撤去されています。
ところが、市内であちこち工事が進められている、道路拡幅に合わせた電線地中化工事では、謳い文句では「電線がなくなれば、街路樹ものびのびと枝を伸ばすことができるので、うるおいのあるまちづくりに貢献できます。」なんていっているけれど、現実には街路樹そのものが姿を消してしまっているのです。事務所近くの北1条通では、表参道にふさわしい立派なイチョウ並木が十年ほど前に姿を消してしまいました。
その代わりに植えられた街路樹は申し訳程度。地先の地権者は、拒否できないのに目の前の街路樹を嫌がるし、担当は土木屋なものだから面倒なことに付き合いたくないので、すぐに引き下がってしまうのです。これではこれらの木がいくら大きくなっても、表参道なんてとても言えない貧相な道路でしかありません。
そろそろ最後の工区が完成する北5条通でも、かつてあった珍しいハクウンボクの街路樹がほとんど姿を消してしまいました。
ここは表参道のような洒落た道路名もなかったので、街並み景観なんて誰も考えなかったのでしょう。区間によっては一本あるかないか、全くみすぼらしい道路になってしまっているのです。ここにハクウンボクを植えたYさんが生きていたら、土木部に怒鳴り込んでいたかもしれませんねぇ…
せっかくだから、あんまりみすぼらしくて、できるだけ通りたくない国道36号の状況を見て下さい。豊平橋から札幌ドームまで、街路樹がほとんど撤去されてもう20年くらいになるでしょうか。月寒区間には1本も残っていないはずです。これが現実なのです。
日本の幸福度は世界の58位というニュースがあったけれど、何も驚く必要はありません。指標は異なっているけれど、行政も住民もそんな程度のレベルだと言うことに、なぜ気がつかないのでしょうねぇ…
よくわかりました。
そして36号線の件も、、、
確かにあの辺りは街路樹ないですね。
ドームや羊ヶ丘の緑に眼を向けるしかないです。
はぁ〜日本はどこに向かっているのでしょう。