イネ科GCP

  • 2019.02.16 Saturday
  • 06:00
北国のグラウンドカバープランツ  その11  イネ科などの植物たち

今回はイネ科のグラウンドカバープランツを。最も普及しているのは、なんといってもフウチソウでしょう。本種は本州中部に自生のあるウラハグサ(Hakonechloa macra)の黄縞斑(きしまふ)品種で、原種は属名の由来となった箱根に、特に多く自生しているのだそう。緑葉として使われるのは多分原種なんでしょうが、少し草丈が高くなるので、やや扱いにくくなります。このような縁取りにすると、雑草には絶対に負けないし、メンテナンスフリーの無敵の素材です。
フウチソウ

森のガーデンで見つけたのですが、稀に白縞斑のものがあり、層雲峡の滝に因んで『流星』と名付けました。うまく使い分けるといいかもしれません。
流星

黄金葉のものは、葉緑素が足りないのかいまいち生育がよくありません。暗いところならなんとかなるのかもしれませんが、日焼けしそうで扱いが難しいです。
黄金葉

フウチソウより葉の幅が広く、もっとがっちりしているのが「ササスゲ」の名で流通し始めているもので、本来の植物名は道内にも自生のあるタガネソウ(Carex siderosticta)です。これはイネ科ではなくカヤツリグサ科の植物ですが、形態的には同じ扱いになるので入れておきました。これは‘大宝錦’という品種で、森のガーデンには4品種が植えられており、黄斑や黄金葉など、半日陰地では極めて丈夫なグラウンドカバープランツとなっています。
ササスゲ

細長く涼しげな斑入り葉を繁らせるのがリボングラス。これにそっくりで、葉がなよっとして垂れ下がり、茎が少し立ち上がる斑入りクサヨシとは、なかなか見分けるのが大変です。ネットで調べても、外国ではどちらも‘Ribbon Grass’としているようで、なんだかよく分かりません。確実に見分けるのは、掘り上げて根を見れば、リボングラスは数珠状に肥大して根茎を持っています。
リボングラス

我が国にたくさん自生しているササの中でも、コグマザサが一番よく使われているでしょう。これもいろんな種が「コグマザサ」の名で流通しているようなので、なんだか面倒です。これは中島公園の日本庭園に植えられているもので、このような半日陰地のカバーとして使われることが多いのですが、最近マンションの外構に植えられているのをよく見かけます。
コグマザサ

これは近くのマンションのものですが、春先にはこのように葉が枯れて見苦しくなります。これは雪融け後すぐに地際できれいに刈り取ることにより、新芽がきれいに生えそろい、草丈が低く、より密なカバーにすることが出来るのですが、道内の植木屋はコグマザサの扱いを知らないらしく、葉が汚いまま新しい葉が広がってきて、きれいに維持されているのを見たことがありません。
春の姿

本州ではそんなに傷まないので、このクマザサのように縁が隈取りされるのでしょうが。道内でクマザサというと、「熊笹」だとみんな思ってしまいますが、本当は「隈笹」ですからね〜
クマザサ
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