生き物ミニ図鑑

  • 2019.02.07 Thursday
  • 05:49
札幌市が発行した、『さっぽろ生き物ミニ図鑑』が送られてきました。これは昨年実施された「さっぽろ生き物さがし」の結果をまとめた小冊子です。
  表紙

生き物とあるので、野鳥、昆虫、植物、水辺の生物としてカエルや魚類などが、分かりやすく整理されています。うちの子供たちなら、クワガタの見分け方はお手のものでしたが、どこがポイントなのかを正確に示してくれていました。
クワガタ

以前話題にしたセミについても、見開きでコンパクトにまとめられており、大変見やすくなっています。
セミ

なんで私のところに送られてきたかというと、スズランの見分け方をアドバイスしたのでした。この生き物さがしは2015年からやられていたのですが、札幌市のシンボルフラワーであるスズランはカヤの外。2年前に富丘西公園で新聞の取材を受けたときに、そのあたりをチクチクと指摘したのです。「より保全を優先すべき絶滅危惧種がほかに多くある」として、市内全域の調査を行うことは考えていない。という市に対し、「レッドリストに載せるからには、市内の自生状況をきちんと調べ、群生地が見つかれば保全する方法を考えるべきだ」と指摘していたのです。
スズラン

ところが、市内にはドイツスズランはたくさん植えられているけれど、自生のスズランを目にすることはまずありません。双方の見分け方は、花がなくても葉の裏を見れば一目瞭然、ドイツスズランの葉裏はテカテカと輝き、スズランの葉裏は光沢がなくざらっとしているのです。これを元に市民調査員の方にも全市で探してもらったのですが、やはり情報はほとんどありませんでした。
比較

かつては市内至る所で見られたというスズランは、都市化の波に呑み込まれ、本当に姿を消してしまったのです。富丘西公園以外には、もみじ台近辺でわずかに数株が見つかった程度。こんなに生物種の存亡基盤は脆弱なものなのでしょうか。改めて考えさせられてしまいました。
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