ビンカ・ミノール

  • 2019.01.10 Thursday
  • 05:58
本州の知人からの年賀状に、「植物をネットで調べると、たいていこのブログが出てくる。恐るべし。」とありました…(^^;) 7年近く、毎日あーだこーだと駄文を書き続ける訳にも行かず、時にはちゃんとした情報を流さなくてはと、植物の話題はしっかりと流してきました。最近サボり気味だし、連日仕事で引き籠もっていると目新しいこともないので、少しずつ植物ネタを書いていこうと思います。
大学の恩師が、芝生とグラウンドカバープランツが専門だったこともあり、すぐにはまっていきました。植木屋時代になると、いろんな種類を実際に使えることができるようになり、『北国の園芸』に紹介記事を書いたりしていると、それが本州の方に知られて、1986年には共同執筆でわが国初の専門書である『グラウンドカバープランツ』を出版することができました。なので、私にとっては、原点のような植物ジャンルかもしれません。

北国のグラウンドカバープランツ その1 ビンカ・ミノール

記念すべき第1号は、やはり最も利用されている「ビンカ・ミノール」(Vinca minor)でしょう。キョウチクトウ科の常緑草本で、ヨーロッパの中南部から西南アジアにかけてが原産地です。非常に密なカバーを作るので、最も早くからグラウンドカバープランツとして利用されてきました。
ビンカミノール

ツルをどんどん伸ばしながら広がることや、ツルが接地するとすぐに発根するので、より密なカバーを作ります。このため一度密生してしまうと、雑草がほとんど侵入できなくなります。陽陰を問わず生育できることも、本種の優れた特徴でしょう。ただ本来の緑葉では、半陰地ではどうしても陰気な雰囲気になってしまいます。
緑葉

このため、そういう場所では葉に斑が入っているものを使うと、かなり明るく感じます。一般的には黄斑のビンカが出回っています。
黄斑

白斑の品種もあるのですが、斑が葉の縁に細く入るので、あまり目立たないかもしれません。花は5月に入るとすぐに咲いてきて、濃紫色から赤紫、薄い紫、ピンク、白など多彩ですが、花期が短いので、あまり目立ちません。
白斑

ビンカ・ミノールは大変丈夫なので、ツルを切って挿しておけば、ほぼ100%活着するほどです。どこかで分けてもらうことができれば、ツルをつまんで20cmくらいにカットします。少し切り詰めることで、そのカバーもツルが更新できるので、却ってその方が元気よく復活します。カバーを作る時に、あまりにまばらに植えるとなかなかカバーができないし、雑草の侵入を許してしまいます。これはポットが植えられたものですが、あまりにケチってだめな例になってしまいました。
まずいやり方

これはある場所で試験植栽した時のものですが、ポット苗を植える場合だと、最低36pot/m2は必要です。カットしたつるを植える場合には、土壌改良した場所にこのくらいの密度でツルを配置し、上から土をふるいで軽くかけ、ツルが半分くらい土を被った状態にしておきます。乾かないよう灌水に注意しておけば、半月くらいで活着してくれるはずです。
正しいやり方

これはポット苗を植えて、ちょうど一ヶ月後の状態ですが、既にカバーが完成してきています。このくらい成長が早いのです。
一ヶ月後

さらに二ヶ月目の様子を見ると、より厚くカバーが完成してきており、こうなれば安心です。最も気をつけたいのは、初めの地拵えの際に、スギナやヒメスイバ、キレハノイヌガラシなど、地中に地下茎を張り巡らせる雑草を残さないことです。その場合は浸透移行性の除草剤でしっかり除草してからの方が、あとから後悔しなくて済むでしょう。
2ヶ月後
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