天空の農園

  • 2018.11.19 Monday
  • 05:56
梅田にあるJR大阪駅周辺には、たくさんの屋上緑化されたビルがありますが、駅の北側に建てられているサウスゲートビルには、いろんなフロアに屋上緑化がありました。その中で一番広い、11階フロアにある風の広場の一角に、天空の農園入り口の案内がありました。
天空の農園

天空の農園は14階の屋上にあるので、3階分の階段を上っていくしか方法がありません。(実際には4階上がって1階近く降りるので、結構大変。) 階段にはたくさんの注意書きが書かれてあり、確かに大阪の真夏であれば、ちょっと尻込みしてしまうかもしれません。
階段

無機質な階段空間を少しでも和らげようと、壁面緑化に様々な植物が飾られており、見ながらいくと段数が気にならなくなります。せめて植物の名前とか、特徴とかを書いていてくれれば、もっと楽しくなったのに…
まだ階段

ようやく階段を上り詰めると、エアコンの排気口がずらりと並んでいるフロアで、目隠しのフェンスには様々なつるものが絡んでいました。さすがに落葉性のものは使わず、常緑性のクレマチスやムベ、ジャスミン類などが使われています。コスモスがまだ満開で、その先を左に曲がったところには、狭いながらも水田がありました。
屋上

天空の農園は、そこから半階分くらい下がったところにあります。その落差を利用してブドウ棚が設けられ、ナイヤガラやデラウェアなど、いろんな種類のブドウが。大阪にもブドウの産地がありますからね。
ブドウ棚

畑は一坪くらいの大きさに、整然と区切られていました。作業のしやすさだけでなく、連作障害を回避するために、輪作体系を回転しやすいので、このようなスタイルになっているのでしょう。
畑

栽培されている野菜を見ていくと、一般的なものを中心にしているけれど、なにわの伝統野菜(現在18種類が登録)がいくつか混じっていました。ちょうどハクサイやブロッコリなどのアブラナ科の野菜が最盛期。きれいな葉っぱをしているので、ここなら青虫は着かないんでしょうか?とスタッフの方に聞いたら、全然そんなことはありません。毎度しっかりと取っていないと、たちまち穴だらけになります、とのこと。意外とチョウチョも飛んでくるのですね。
輪作

スタッフがニンジンの間引きをしていたので、収穫物はどうするのですか?聞いてみました。出来るだけイベントで活用したり、来園者にお分けしているとのこと。タイミングが合えば、ホームの上空にある「時空(とき)の広場」のカフェで食べることも出来るのだそう。美味しそうな間引きニンジンですね、言ったところ、どうぞお持ちください。美味しいですよ〜と言われてしまいました。(残念)
間引きニンジン

大きな黄色い実はカリンでした。この木は少し成りすぎで実が小さいけれど、手前の木はでっかいカリンらしい実になっていました。サクランボやアンズなどもあるので、春には花も楽しめそうです。そういえば、カキが見当たらなかったなぁ?
カリン

農園を含むグリーンの管理をしているスタッフが、きめ細かく情報を流しているので、行く前にはここをチェックしておくことをおすすめします。四季を通じて維持していくのは大変そうだけど、てきぱきと作業しているスタッフたちの、元気な笑顔が印象的でした。
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